安全データシート
一酸化炭素
作成日2002年 11月 26日
改定日2006年8月 18日

1.化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称: 一酸化炭素
製品コード: ○○○
会社名: ○○○○株式会社
住所: 東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号: 03−1234−5678
緊急連絡電話番号: 03−1234−5678
FAX番号: 03−1234−5678
メールアドレス:
推奨用途及び使用上の制限: 金属カーボニル、メタノール、アンモニア原料。冶金(ニッケルのモンド法)、有機合成(フィッシャー・トロプシュ法)に使用される。多くの工業的用途では窒素や水素との混合物のままで使用される

2.危険有害性の要約
GHS分類
物理化学的危険性 火薬類 分類対象外
可燃性・引火性ガス 区分1
可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 区分外
高圧ガス 圧縮ガス
引火性液体 分類対象外
可燃性固体 分類対象外
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 分類対象外
自然発火性固体 分類対象外
自己発熱性化学品 分類対象外
水反応可燃性化学品 分類対象外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 分類対象外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
人健康有害性 急性毒性(経口) 分類対象外
急性毒性(経皮) 分類できない
急性毒性(吸入:気体) 区分3
急性毒性(吸入:蒸気) 分類対象外
急性毒性(吸入:粉じん) 分類対象外
急性毒性(吸入:ミスト) 分類対象外
皮膚腐食性・刺激性 区分外
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分外
呼吸器感作性 区分外
皮膚感作性 区分外
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 区分外
生殖毒性 区分1A
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露)
区分1(吸入:循環器、神経)
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露)
区分2(吸入:心臓、血液)
吸引性呼吸器有害性 分類対象外
環境有害性 水生環境急性有害性 分類できない
水生環境慢性有害性 分類できない
ラベル要素
絵表示又はシンボル:  炎 ガスボンベ どくろ 健康有害性
注意喚起語: 危険
危険有害性情報: 極めて可燃性・引火性の高いガス
加圧ガス:熱すると爆発のおそれ
吸入すると有毒(気体)
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
吸入ばく露による循環器、神経の障害
長期又は反復吸入ばく露による心臓、血液の障害のおそれ
注意書き: 【安全対策】
すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
使用前に取扱説明書を入手すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。
個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
ガスを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
【応急措置】
漏洩ガス火災:漏洩が安全に停止されない限り消火しないこと。安全に対処できるならば着火源を除去すること。
吸入した場合、空気の新鮮な場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
ばく露又はその懸念がある場合、医師の診断、手当てを受けること。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
【保管】
日光から遮断して容器を密閉して換気の良い場所で施錠して保管すること。
【廃棄】
内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。
国・地域情報:

3.組成、成分情報
化学物質
化学名又は一般名: 一酸化炭素 (Carbon monoxide)
別名:
化学式: CO
化学特性(化学式又は構造式):  
CAS番号: 630-08-0
官報公示整理番号
(化審法・安衛法):
(1)-168
分類に寄与する不純物及び安定化添加物: 情報なし
濃度又は濃度範囲: 情報なし

4.応急措置
吸入した場合: 被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
医師の手当、診断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
呼吸に関する症状が出た場合には、医師に連絡すること。
皮膚に付着した場合: 皮膚を速やかに洗浄すること。
水と石鹸で洗うこと。
医師の手当、診断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
目に入った場合: 水で数分間注意深く洗うこと。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
医師の手当、診断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
飲み込んだ場合: 口をすすぐこと。
医師の手当、診断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
予想される急性症状及び遅発性症状: 吸入した場合:錯乱、めまい、頭痛、吐き気、意識喪失、脱力感。
最も重要な兆候及び症状:

5.火災時の措置
消火剤: 小火災:二酸化炭素、粉末消火剤、散水、耐アルコール性泡消火剤
大火災:散水、噴霧水
特有の危険有害性: 容易に発火するおそれがある。
加熱により容器が爆発するおそれがある。
破裂したボンベが飛翔するおそれがある。
火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。
特有の消火方法: 漏洩が安全に停止されない限り消火しないこと。
安全に対処できるならば着火源を除去すること。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
漏洩部や安全装置に直接水をかけてはいけない。凍るおそれがある。
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火する。
損傷したボンベは専門家だけが取り扱う。
ガス漏れを止められないときは、漏洩ガスの火災は消火しない。
粉末消火器を用いて初期消火に努める。この際防毒マスク等を着用する。
消火を行う者の保護: 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: 漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
関係者以外の立入りを禁止する。
作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触やガスの吸入を避ける。
漏洩しても火災が発生していない場合、密閉性の高い、不浸透性の保護衣を着用する。
密閉された場所に立入る前に換気する。
気体が消えるまで区域を隔離する。
風上に留まる。
低地から離れる。
環境に対する注意事項: 河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
環境中に放出してはならない。
回収、中和: 少量の場合、乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あるいは覆って密閉できる空容器に回収する。
大量の場合、盛土で囲って流出を防止し、ポンプで汲み取る。
封じ込め及び浄化の方法・機材: 危険でなければ漏れを止める。
可能ならば、漏洩している容器を回転させ、液体でなく気体が放出するようにする。
蒸発を抑え、蒸気の拡散を防ぐため散水を行う。
二次災害の防止策: すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行う。
安全取扱い注意事項: 使用前に使用説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。
加圧ガスを含有し、熱すると爆発のおそれがある。
容器は丁寧に取り扱い、衝撃を与えたり、転倒させない。
容器の取り付け、取り外しの作業の際は、漏洩させないよう、十分注意する。
使用後は、バルブを完全に閉め、口金キャップを取り付け、保護キャップを付ける。
漏洩すると、発火、爆発する危険性がある。
空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気用の換気を行うこと。
接触、吸入又は飲み込まないこと。
吸入すると、死亡する危険性がある。
目や口に入ると刺激を受けることがあり、使用の際には十分気を付けること。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
取り扱い後は手を洗う。
接触回避: 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管
技術的対策: 容器は保安上使用開始後1年以内に、速やかに販売事業者に返却すること(高圧ガス保安協会指針)。
混触危険物質: 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管条件: 熱、火花、裸火のような着火源から離して保管すること。−禁煙。
着火源から離して保管すること。
換気の良い場所で保管すること。
酸化剤、酸素、爆発物、ハロゲン、圧縮空気、酸、塩基、食品化学品等から離して保管する。
容器は直射日光や火気を避け、40℃以下の温度で保管すること。
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。
施錠して保管すること。
容器包装材料: 高圧ガス保安法及び国連輸送法規で規定されている容器を使用する。

8.ばく露防止及び保護措置
管理濃度: 設定されていない。
許容濃度(ばく露限界値、生物学的
ばく露指標):
日本産業衛生学会(2005年版) 50ppm 57mg/m3
ACGIH (2005年版) TLV-TWA 25ppm BEI
設備対策: 防爆仕様の局所排気装置を設置する。
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
完全密閉系及び完全密閉装置でのみ取り扱うこと
気中濃度を推奨された管理濃度・許容濃度以下に保つために、工程の密閉化、局所排気、その他の設備対策を使用する。
高熱工程でガスが発生するときは、空気汚染物質を管理濃度・許容濃度以下に保つために換気装置を設置する。
保護具
呼吸器の保護具: 適切な呼吸器保護具を着用すること。
必要に応じて適切な呼吸器保護具を使用すること。
手の保護具: 必要に応じて適切な保護手袋を使用すること。
眼の保護具: 必要に応じて個人用の眼の保護具を使用すること。
皮膚及び身体の保護具: 必要に応じて適切な保護衣、保護面を使用すること。
衛生対策: 取扱い後はよく手を洗うこと。

9.物理的及び化学的性質
物理的状態、形状、色など: 無色、無味の圧縮ガス 14)
臭い: 無臭 14)
pH: データなし
融点・凝固点: -205.0℃(融点) 2)
沸点、初留点及び沸騰範囲: -191.5℃(沸点) 2)
引火点: 該当しない 19)
爆発範囲: 下限  12.5vol%、上限  74.2vol% 29)
蒸気圧: 30609hPa-143 ℃) 9)
蒸気密度(空気 = 1): 0.97 1)
比重(密度): 0.814 (liq. -195 ℃/4℃) 2)
溶解度: 2.3 mL/100 mL (20 ℃)(水) 2)
酢酸、メタノール、エタノールに溶 15) 、 酢酸エチル、クロロホルム、酢酸にかなり溶 2)
オクタノール/水分配係数: log Pow = 1.78 (推定値) 5)
自然発火温度: 605 ℃ 1)
分解温度: データなし
臭いのしきい(閾)値 データなし
蒸発速度(酢酸ブチル = 1): データなし
燃焼性(固体、ガス):  データなし
粘度: 粘度(ガス) 16.62 uN s/m2 (at 273K) 6)

10.安定性及び反応性
安定性: 安定である。
危険有害反応可能性: 強酸化剤と反応し、火災、爆発の危険性をもたらす。
細かく拡散した金属粉が存在すると、有毒で引火性のカルボニルを生成する。
酸素、アセチレン、塩素、フッ素、亜酸化窒素と激しく反応することがある。
避けるべき条件: 加熱。
中毒濃度に達していても、臭気として感じないので注意すること。
混触危険物質: 強酸化剤、金属粉、酸素、アセチレン、塩素、フッ素、亜酸化窒素。
危険有害な分解生成物: 燃焼した時、有害ガス二酸化炭素を発生する。

11.有害性情報
急性毒性: 経口:水に溶けにくいガスであるから、経口投与できない。
経皮:実験データがないので分類できない。
吸入(気体):ラットLC50(4H) 1805ppm 9) 、1659ppm 11) のデータから区分3とした。
吸入すると有毒(気体)(区分3)
皮膚腐食性・刺激性: 無味・無臭のガスといわれている 2)
眼に対する重篤な損傷・刺激性: 無味・無臭のガスといわれている 2)
呼吸器感作性又は皮膚感作性: 呼吸器感作性:喫煙者など日常的に吸入しているが、感作の情報はない。
皮膚感作性:感作の情報はない。
生殖細胞変異原性: WHOの評価レビューから「区分外」とした 9)
発がん性: WHOの評価レビューから「区分外」とした 9)
生殖毒性: 多くの動物実験で、胎児への影響が観察されており 10) , 35) 、ヒトについても母親の喫煙の影響が示唆されている 10) , 35) ので「区分1Aとした。
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ(区分1A)
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露):
吸入ばく露で、血液中にカルボキシヘモグロビンが増加し、ヒト及び動物で神経系、循環器系に影響し、知力、運動能力、聴力なども低下する 11) , 20) , 8) , 10) , 35) ので区分1とした。
吸入ばく露による循環器、神経の障害(区分1)
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露):
動物の反復吸入実験で、心臓、血液系に影響が認められ 11) , 20) , 9) , 35) 。ばく露濃度は50-250ppmなので区分2とした。
長期又は反復吸入ばく露による心臓、血液の障害のおそれ(区分2)
吸引性呼吸器有害性: 常温気体であり、分類対象外である。

12.環境影響情報
水生環境急性有害性: データ不足のため分類できない
水生環境慢性有害性: データ不足のため分類できない

13.廃棄上の注意:
残余廃棄物: 高圧ガスを廃棄する場合は、高圧ガス保安法一般高圧ガス保安規則の規定に従うこと。
汚染容器及び包装: 高圧ガスの容器を廃棄する場合は、製造業者等専門業者に回収を依頼すること。

14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報 IMOの規定に従う。
UN No.: 1016
Proper Shipping Name: CARBON MONOXIDE, COMPRESSED
Class: 2.3
Sub Risk: 2.1
Marine Pollutant: Not applicable
航空規制情報 ICAO/IATAの規定に従う。
UN No.: 1016
Proper Shipping Name: Carbon monoxide, compressed
Class: 2.3
Sub Risk: 2.1
国内規制
陸上規制情報 高圧ガス保安法の規定に従う。
海上規制情報 船舶安全法の規定に従う。
国連番号: 1016
品名: 一酸化炭素(圧縮されているもの)
クラス: 2.3
副次危険: 2.1
海洋汚染物質: 非該当
航空規制情報 航空法の規定に従う。
国連番号: 1016
品名: 一酸化炭素
クラス: 2.3
副次危険: 2.1
特別の安全対策 移動、転倒、衝撃、摩擦などを生じないように固定する。
運搬時には容器を40℃以下に保ち、特に夏場はシートをかけ温度上昇の防止に努める。
火気、熱気、直射日光に触れさせない。
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
鋼材部分と直接接触しないようにする。
重量物を上乗せしない。
移送時にイエローカードの保持が必要。

15.適用法令
労働安全衛生法: 名称等を表示すべき危険有害物(法第57条、施行令第18条別表第9)
名称等を通知すべき危険有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)
リスクアセスメントを実施すべき危険有害物(法第57条の3)
危険物・可燃性のガス
(施行令別表第1第5号)
特定化学物質第3類物質
(特定化学物質障害予防規則第2条第1項第6号)
大気汚染防止法: 特定物質
(施行令第10条)
高圧ガス保安法: 圧縮ガス
(法第2条1)
船舶安全法: 高圧ガス
(危規則第2,3条危険物告示別表第1)
航空法: 高圧ガス
(施行規則第194条危険物告示別表第1)

16.その他の情報
参考文献
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51) 既存化学物質安全性点検データ
52) CERI・NITE有害性評価書 No.12 (2004)
53) NFPA(13th,2001)
54) NITE初期リスク評価書No.16 (2005)
55) ACGIH-TLV (2005)
56) Dean(15th Ed.)
災害事例
(1)建設業の作業者が直径1.2m、深さ12mの井戸の排水をするため、石油エンジン付きポンプを井戸内で駆動したところ、井戸内で中毒し倒れた。
(2)鋳物工場でキューポラの修理作業中、部より吹上げたガスを吸入した。
(3)建設業の作業者が、コクリート打ちを終えたし尿貯槽を乾燥するため、槽内に炭火を入れてあったが、その補充にはいった者が昏倒し、救出者も中毒した。換気を行わず、防毒マスクも使用しなかった。
(4)自動運転用の弁のセンサーを点検補修した際に取付けを誤ったため,自動制御が暴走してガスタービンが破損。ガスが噴出したため、ガス中の一酸化炭素が着火爆発した。
(5)コークス炉のホッパー内で作業中、トラップのパッキン損傷部から炉内の可燃性ガス(一酸化炭素,水素)が漏洩。空気と混合して赤熱コークス粉より着火燃焼し、4名が火傷を負った。
(6)高炉の上部にて修理作業中、高炉ガス中の一酸化炭素により被災した。