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安全データシート
三酸化砒素
作成日2002年11月15日
改定日2006年03月15日

1.化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称: 三酸化砒素
製品コード: ○○○
会社名: ○○○○株式会社
住所: 東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号: 03-1234-5678
緊急連絡電話番号: 03-1234-5678
FAX番号: 03-1234-5678
メールアドレス:
推奨用途及び使用上の制限: 触媒、農薬(ヒ酸鉛、ヒ酸石灰)、ガラスの脱色用、脱硫剤、殺ソ剤、顔料(エメラルド緑)、染料製造、媒染剤、魚網・皮革の防腐剤、医薬品、金属ヒ素・ヒ素化合物の製造、散弾用鉛の硬化剤、半導体製造(ドーピング)。結晶育成原料

2.危険有害性の要約
GHS分類
物理化学的危険性 火薬類 分類対象外
可燃性・引火性ガス 分類対象外
可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
引火性液体 分類対象外
可燃性固体 区分外
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 分類対象外
自然発火性固体 区分外
自己発熱性化学品 区分外
水反応可燃性化学品 区分外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 区分外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性 急性毒性(経口) 区分2
急性毒性(経皮) 分類できない
急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
急性毒性(吸入:粉じん、
ミスト)
分類できない
皮膚腐食性・刺激性 分類できない
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分2A-2B
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 区分2
発がん性 区分1A
生殖毒性 区分1A
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露)
区分1(消化管、心臓、骨格筋、呼吸器)
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露)
区分1(中枢神経系、末梢神経系、免疫系、呼吸器、肝臓、腎臓、皮膚、血管)
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 水生環境急性有害性 区分3
水生環境慢性有害性 区分3
ラベル要素
絵表示又はシンボル: どくろ 健康有害性
注意喚起語: 危険
危険有害性情報: 飲み込むと生命に危険(経口)
強い眼刺激
遺伝性疾患のおそれの疑い
発がんのおそれ
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
消化管、心臓、骨格筋、呼吸器の障害
長期又は反復ばく露による中枢神経系、末梢神経系、免疫系、呼吸器、肝臓、腎臓、皮膚、血管の障害
水生生物に有害
長期的影響により水生生物に有害
注意書き: 【安全対策】
  すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
使用前に取扱説明書を入手すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
保護眼鏡、保護面を着用すること。
粉じん、ヒュームを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
【応急措置】
眼に入った場合:水で数分間、注意深く洗うこと。コンタクトレンズを容易に外せる場合には外して洗うこと。
ばく露又はその懸念がある場合:医師の診断、手当てを受けること。
飲み込んだ場合:直ちに医師の診断、手当てを受けること。口をすすぐこと。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
【保管】
施錠して保管すること。
【廃棄】
内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。
国/地域情報

3.組成、成分情報
物質
化学名又は一般名: 三酸化砒素 (Arsenic trioxide)
別名: 亜ヒ酸
三酸化ヒ素
三酸化二砒素 (Diarsenic trioxide)
酸化ヒ素(III) (Arsenic(III) oxide)
無水亜ヒ酸 (Arsenious acid anhydride)
化学式: As2O3
化学特性
(化学式又は構造式):
化学式又は構造式
CAS番号: 1327-53-3
官報公示整理番号
(化審法・安衛法):
(1)-35
分類に寄与する不純物及び安定化添加物: 情報なし
濃度又は濃度範囲: 情報なし

4.応急措置
吸入した場合: 新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
医師の診断を受けること。
皮膚に付着した場合: 直ちに、すべての汚染された衣類を脱ぎ取り去ること。
皮膚を速やかに洗浄すること。
医師の診断を受けること。
脱いだ衣類を再使用する前に洗濯し汚染除去すること。
目に入った場合: 直ちに水で数分間、注意深く洗うこと。
コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。洗浄を続けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
飲み込んだ場合: 速やかに口をすすぎ、医師の診断を受けること。
予想される急性症状及び遅発性症状: 皮膚の乾燥、発赤、痛み、皮膚熱傷、水泡、結膜炎、灼熱感、咳、息切れ、喘息、頭痛、咽頭痛、めまい、脱力感、吐き気、嘔吐、腹痛、胃痙攣、下痢、筋痙攣、ショック。 遅発性症状:内臓(腎臓、肝臓)、心血管系、神経系、造血系への影響、死。
最も重要な兆候及び症状:
応急措置をする者の保護: 救助者は、状況に応じて適切な保護具を着用する。
医師に対する特別注意事項: この物質により中毒を起した場合は、特別の措置が必要である。
指示の下に適切な手段を取れるようにしておく。胃洗浄の際は、塩化鉄にアンモニア水を加えて新たに沈殿させた水酸化鉄を用いる。

5.火災時の措置
消火剤: 小火災:粉末消火剤、二酸化炭素又は散水
大火災:散水、噴霧水又は一般の泡消火剤
使ってはならない消火剤: 棒状注水
特有の危険有害性: 火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガス及びヒュームを発生するおそれがある。
加熱により容器が爆発するおそれがある。
特有の消火方法: 危険でなければ火災区域から容器を移動する。
移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
消火を行う者の保護: 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: 作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触やガスの吸入を避ける。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器あるいは漏洩物に触れてはいけない。
関係者以外の立入りを禁止する。
風上に留まる。
低地から離れる。
環境に対する注意事項: 環境中に放出してはならない。
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
回収、中和: プラスチックシートで覆いして、散乱を防ぐ。
乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あるいは覆って空容器に回収する。後で廃棄処理する。
封じ込め及び浄化の方法・機材: 危険でなければ漏れを止める。
飛散物を空容器に回収後、硫酸第ニ鉄の水溶液を散布し、消石灰、ソーダ灰等の水溶液で処理した後、大量の水を用いて清掃する。
二次災害の防止策: 排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行なう。
安全取扱い注意事項: 接触、吸入又は飲み込んではならない。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
粉じん、ヒューム、ミストを吸入しないこと。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
意図的な使用でない場合、環境への放出を避けること。
接触回避: 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管
技術的対策: 特別に技術的対策は必要としない。
保管条件: 容器を密閉して換気の良い冷所で保管すること。
施錠して保管すること。
混触危険物質: 「10.安定性及び反応性」を参照。
容器包装材料: 国連輸送法規で規定されている容器を使用する。

8.ばく露防止及び保護措置
管理濃度: 0.003mg/m3(ヒ素として)
許容濃度(ばく露限界値、生物学的
ばく露指標):
日本産業衛生学会(2005年版) 3μg/m3(評価値:ヒ素として)
ACGIH(2005年版) TLV-TWA 0.01mg/m3(無機化合物のヒ素として)
設備対策: 空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気用の換気を行なうこと。
高熱工程で粉じん、ヒューム、ミストが発生するときは、空気汚染物質を管理濃度以下に保つために換気装置を設置する。
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
保護具
呼吸器の保護具: 適切な呼吸器保護具(有機ガス用防毒マスク、高濃度の場合:送気マスク又は空気呼吸器等)を着用すること。
手の保護具: 適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具: 適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具: 適切な顔面用の保護具、衣類及び防護靴等を着用すること。
衛生対策: この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
作業衣を家に持ち帰ってはならない。

9.物理的及び化学的性質
物理的状態、形状、色など: 白色〜透明な固体 5) あるいは結晶性粉末。
臭い: 情報なし
pH: データなし
融点・凝固点: 275-313℃(昇華点193℃) 5) 313℃(Claudetite)、274℃(Arsenolite) 6)
沸点、初留点及び沸騰範囲: 457-465℃ 5) 460℃ 6) 465℃ 1)
引火点: データなし
爆発範囲: データなし
蒸気圧: 0.0329Pa(0.000247mmHg)(25℃) 6)
蒸気密度(空気 = 1): 6.82(空気=1)(計算値)
比重(密度): 3.74g/cm3(20℃、Claudetite)、3.86g/cm3(20℃、Arsenolite)(密度) 4)
溶解度: 1.2-3.7g/100mL 水(20℃) 5) 17g/L 水(16℃) 6) 15partsの沸騰水に溶解。 1)
アルコール、クロロホルム、エーテルに実質的に不溶。グリセリンに可溶。 6)
オクタノール/水分配係数: データなし
自然発火温度: データなし
分解温度: データなし
臭いのしきい(閾)値: データなし
蒸発速度(酢酸ブチル = 1): データなし
燃焼性(固体、ガス):  不燃性
粘度: データなし

10.安定性及び反応性
安定性: 昇華性がある。強熱されると強い溶血作用を持つ酸化ヒ素(III)の煙霧を発生する。
危険有害反応可能性: 水溶液は弱酸であり、還元剤と反応して非常に有毒なガス(アルシン)を生ずることがある。
避けるべき条件: 高温、混触危険物質との接触。
混触危険物質: 強還元剤、酸、ハロゲン、アルミニウム、亜鉛。
危険有害な分解生成物: 燃焼により、酸化ヒ素(III)。

11.有害性情報
急性毒性: 血液、心血管系、神経系、肝臓に影響を与える。ばく露すると死に至ことがある。
経口 ラット LD50 20mg/kg 9)
188mg/kg 9)
385mg/kg 9)
ヒト(男) LDL0 29mg/kg 2)
286mg/kg 2) 
飲み込むと生命に危険(区分2)
皮膚腐食性・刺激性: データなし
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性: ウサギを用いた眼刺激性試験で、眼瞼の浮腫、角膜の損傷及び混濁がみられた。 15)
強い眼刺激(区分2A) 区分2A-2Bとしたが、安全性の観点から2Aとした方が望ましい。
呼吸器感作性又は皮膚感作性: データなし
生殖細胞変異原性: 経世代変異原性試験(優性致死試験)で陰性、生殖細胞 in vivo 変異原性試験(染色体異常試験)で陰性、体細胞 in vivo 変異原性試験(染色体異常試験)で陽性、生殖細胞in vivo 遺伝毒性試験データはない。 しかし、染色体異常試験の陽性結果は疫学調査において得られた結果であり、ばく露物質が当該物質と特定されたわけではない。 7) ,8) ,15)
遺伝性疾患のおそれの疑い(区分2)
発がん性: 無機化合物のヒ素として、IARCはグループ1(ヒト発がん性がある物質)。ACGIHはグリープA1(ヒト発がん性が確認された物質)。NTPはグループK(ヒト発がん性が知られている物質)。日本産業衛生学会はグループ1(人間に対して発がん性がある物質)。
発がんのおそれ(区分1A)
生殖毒性: 複数の疫学調査において、ヒ素のばく露と生殖能力に対する悪影響(胎児、新生児、出生児の死亡率の増加、出生時体重の減少、自然流産、死産の頻度増加、先天性奇形の発生増加)に相関がみられている。 9) ,15) また、シリアンハムスターを用いた催奇形性試験において、母体毒性が示されない用量で胎児に頭蓋裂、腎臓欠損を含む奇形がみられており、マウスの催奇形性試験においても母体毒性に関する記述はないが、胎児数減少と骨格奇形がみられていることから区分1とした 9) ,15) 。しかし疫学調査の結果に関して交絡因子となる要素についての情報に不足があるため、注意が必要である。
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ(区分1)
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露):
ヒトで、嘔吐、下痢をともなう激しい消化管症状、筋痙攣と心臓異常、鼻腔粘膜刺激(鼻中隔欠損に進展することもあり)、咽頭、気管支刺激がみられた。 13) 実験動物で、空嘔吐や腸管出血がみられた。 9) 標的臓器は消化管、心臓、骨格筋、呼吸器とした。
消化管、心臓、骨格筋、呼吸器の障害(区分1)
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露):
ヒトで、リンパ球数の顕著な減少、肝肥大、食欲不振、上気道症状、皮膚病変、抹消神経障害、明らかな肝臓、腎臓障害がみられた。 13) 末梢血管障害により壊疽が起きている。15) 台湾の例では数年に亘るばく露の総量はヒ素として約20 g と計算され、烏脚病を引き起こしている。15) 三酸化二ヒ素による影響として体表、皮膚、結膜、鼻粘膜への刺激性が報告され、鼻腔の穿孔が報告された。15) 実験動物で、脱毛、湿疹、表皮の扁平上皮過形成、角化亢進、皮膚の潰瘍及び痂皮形成、肺胞上皮、気管上皮、気管支上皮の化生がみられた。15) 標的臓器は中枢神経系、末梢神経系、免疫系、呼吸器、肝臓、腎臓、皮膚、血管とした。
長期又は反復ばく露による中枢神経系、末梢神経系、免疫系、呼吸器、肝臓、腎臓、血管の障害(区分1)
吸引性呼吸器有害性: データなし

12.環境影響情報
生態毒性 長期的影響により水生生物に有害である。
ニジマス LC50 20.2mg/L/96H 15)
水生生物に有害(区分3)
残留性・分解性 金属化合物
生体蓄積性 BFC=5 から生物蓄積性は低いと推定される。18)
急性毒性が区分3、生物蓄積性が低いものの、金属化合物であり水中の挙動が不明である。
長期的影響により水生生物に有害(区分3)

13.廃棄上の注意:
残余廃棄物: 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。
廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。
沈殿隔離法 水酸化ナトリウム水溶液を加えて完全に可溶性といた後、希硫酸を加えて酸性にする。この溶液に、含有するヒ素の化学当量の4倍以上の硫酸第二鉄の水溶液を加えて混合攪拌した後、消石灰、ソーダ灰等の水溶液を加えて処理し、更にセメントを用いて固化し、溶出試験を行い、溶出量が判定基準以下であることを確認して埋立て処分する。
汚染容器及び包装: 容器は、関連法規ならびに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報 IMOの規定に従う。
UN No.: 1561
Proper Shipping Name: ARSENIC TRIOXIDE
Class: 6.1
Sub Risk:
Packing Group: II
Marine Pollutant: Not applicable
航空規制情報 ICAO/IATAの規定に従う。
UN No.: 1561
Proper Shipping Name: Arsenic trioxide
Class: 6.1
Sub Risk:
Packing Group: II
国内規制
陸上規制情報 毒物劇物取締法の規定に従う。
海上規制情報 船舶安全法の規定に従う。
国連番号: 1561
品名: 三酸化ヒ素
クラス: 6.1
副次危険
容器等級: II
海洋汚染物質: 非該当
航空規制情報 航空法の規定に従う。
国連番号: 1561
品名: 三酸化ヒ素
クラス: 6.1
副次危険
容器等級: II
特別の安全対策 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
重量物を上積みしない。
移送時にイエローカードの保持が必要。

15.適用法令
労働安全衛生法: 名称等を表示すべき危険有害物(法第57条、施行令第18条別表第9)
名称等を通知すべき危険有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)
リスクアセスメントを実施すべき危険有害物(法第57条の3)
特定化学物質第2類物質、管理第2類物質
(特定化学物質障害予防規則第2条第1項第2,5号)
特定化学物質特別管理物質
(特定化学物質障害予防規則第38条の3)
化学物質排出把握管理促進法
(PRTR法)
第1種指定化学物質
(法第2条第2項、施行令第1条別表第1)
(政令番号 第252号)
毒物劇物取締法 毒物
(指定令第1条)
船舶安全法: 毒物類
(危規則第2,3条危険物告示別表第1)
航空法 : 毒物類・毒物
(施行規則第194条危険物告示別表第1)

16.その他の情報
参考文献
1)Merck (13th, 2001)
2)RTECS (CD-ROM)
3)化学辞典 (1994)
4)Lide (84th, 2003)
5)ICSC (1999)
6)HSDB (Access on Oct 2005)
7)DFGOTvol.21 (2005)
8)産衛学会勧告 (2000)
9) EHC 224 (2001)
10)NTP DB (Access on Dec 2005)
11)IARC (1987)
12)ACGIH (7th, 2001)
13)IARC 23 (2004)
14)ATSDR (1990)
15)CERIハザードデータ集 2001-8 (2001)
16)化学物質の危険・有害性便覧 中央災害防止協会 (1992)
17)環境省リスク評価第3巻 (2004)
18)通産省公報「既存化学物質の安全性点検結果」 (1979.12.20)
19)発がん性物質の分類とその基準第6版 日本化学物質安全・情報センター (2004)
20) GHS分類結果 (NITE)
21)日化協「緊急時応急措置指針、容器イエローカード(ラベル方式)」
22)日化協「化学物質法規制検索システム」(CD-ROM) (2005)
23)日本ケミカルデータベース(株)「化学品総合データベース」 (2005)
24)環境省生態毒性試験報告 (2002)
25)Amoore,J.E.and Haulate,E.(1983) Journal of Applied Toxicology,3(6) 272
26)Handbook of Environmental Data on Organic Chemicals
27)NIOSH:Pocket Guide to CHEMICAL HAZARDS (1997)
災害事例
(1) 港湾荷役作業でドラム缶を揚荷中、1個のドラム缶が破損し三酸化ヒ素の結晶が床にこぼれ、作業者が頭痛、吐き気、嘔吐を訴えた。
(2) ガラス繊維製造工場において、鼻炎、気管支炎などの症状のほか、顔、くび、頭部などの皮膚炎の発生をみた。
(3) コンテナで三酸化ヒ素入りドラム缶を運搬中、ドラム缶のふたが外れ、内装ビニル袋の外側に付着していた三酸化ヒ素の粉じんを吸入し、中毒した。