安全データシート
塩化ベンゾイル
作成日2002年 3月19日
改定日2006年10月15日

1.化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称: 塩化ベンゾイル
製品コード: ○○○
会社名: ○○○○株式会社
住所: 東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号: 03-1234-5678
緊急時の電話番号: 03-1234-5678
FAX番号: 03-1234-5678
メールアドレス:
推奨用途及び使用上の制限: 有機過酸化物原料、染料、その他有機合成用、香料、ベンゾイル基導入剤

2.危険有害性の要約
GHS分類
物理化学的危険性 火薬類 分類対象外
可燃性・引火性ガス 分類対象外
可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
引火性液体 区分4
可燃性固体 分類対象外
自己反応性化学品 区分外
自然発火性液体 区分外
自然発火性固体 分類対象外
自己発熱性化学品 分類できない
水反応可燃性化学品 分類対象外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 分類対象外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
人健康有害性 急性毒性(経口) 区分4
急性毒性(経皮) 区分3
急性毒性(吸入:気体) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 区分2
急性毒性(吸入:粉じん) 分類対象外
急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
皮膚腐食性・刺激性 区分1A-1C*注1
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分1
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 区分外
生殖毒性 分類できない
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露)
区分2(呼吸器系)
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露)
区分1(呼吸器系)
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境有害性 水生環境急性有害性 区分1
水生環境慢性有害性 区分外
*注1 本シートでは、安全サイドより、区分1Aとして取り扱う。
GHSラベル要素
絵表示又はシンボル: どくろ 腐食性 健康有害性 環境
注意喚起語: 危険
危険有害性情報: 可燃性液体
飲み込むと有害(経口)
皮膚に接触すると有毒(経皮)
吸入すると生命に危険(蒸気)
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
重篤な眼の損傷
呼吸器系の障害のおそれ
長期又は反復ばく露による呼吸器系の障害
水生生物に非常に強い毒性
注意書き: 【安全対策】
炎及び高温のものから遠ざけること。
適切な呼吸用保護具を着用すること。
適切な保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。
使用中に吸入されうる粒子が発生するかもしれない場合は、粉じんを吸入しないこと。
使用中に吸入されうる粒子が発生するかもしれない場合は、ミストを吸入しないこと。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
【応急措置】
直ちに、すべての汚染された衣類を脱ぐこと、又は取り除くこと。
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
皮膚又は毛に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぎ又は取り除くこと。皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
皮膚に付着した場合、眼に入った場合、飲み込んだ場合、吸入した場合は、直ちに医師に連絡すること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
漏出物は回収すること。
【保管】
換気の良い冷所で保管すること。
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。
施錠して保管すること。
【廃棄】
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。
国・地域情報:

3.組成、成分情報
化学物質
化学名又は一般名: 塩化ベンゾイル(Bennzoyl chloride)
別名: ベンゼンカルボニルクロライド(Benzene carbonyl chloride)
α-クロロベンズアルデヒド(α-Chloro benzaldehyde)
化学式: C6H5COCl
化学特性(化学式又は構造式): 化学式又は構造式
CAS番号: 98-88-4
官報公示整理番号
(化審法・安衛法):
(3)-1387
分類に寄与する不純物及び安定化添加物: 情報なし
濃度又は濃度範囲: 情報なし

4.応急措置
吸入した場合: 被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
直ちに医師に連絡すること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
皮膚に付着した場合: 直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去ること。
直ちに医師に連絡すること。
皮膚を速やかに洗浄すること。
多量の水と石鹸で洗うこと。
皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
目に入った場合: 直ちに医師に連絡すること。
水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
飲み込んだ場合: 直ちに医師に連絡すること。
口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
予想される急性症状及び遅発性症状: 吸入:灼熱感、咳、息切れ、咽頭痛、息苦しさ。症状は遅れて現われることがある。
皮膚:発赤、皮膚熱傷、灼熱感、痛み、水疱。
眼:発赤、痛み、重度の熱傷。
経口摂取:灼熱感、腹痛、ショック又は虚脱。他の症状については「吸入」参照。
最も重要な兆候及び症状:
医師に対する特別注意事項: 肺水腫の症状は2〜3時間経過するまで現れない場合が多く、安静を保たないと悪化する。従って、安静と医学的な経過観察が必須である。

5.火災時の措置
消火剤: 小火災:二酸化炭素、粉末消火剤、散水
大火災:散水、噴霧水、通常の泡消火剤
使ってはならない消火剤: 棒状注水
特有の危険有害性: 可燃性物質:燃えるが、容易に発火しない。
加熱により容器が爆発するおそれがある。
火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。
特有の消火方法: 引火点が極めて低い:散水以外の消火剤で消火の効果がない大きな火災の場合には散水する。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
消火を行う者の保護: 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: 密閉された場所に立入る前に換気する。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
関係者以外の立入りを禁止する。
作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。
風上に留まる。
低地から離れる。
環境に対する注意事項: 環境中に放出してはならない。
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
回収、中和: 少量の場合、乾燥土、砂や不燃材料で吸収し、あるいは覆って密閉できる空容器に回収する。
大量の場合、盛土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いて回収する。
酢酸等の弱酸で流出物を中和する。
封じ込め及び浄化の方法・機材: 危険でなければ漏れを止める。
二次災害の防止策: すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行う。
安全取扱い注意事項: 火気注意。
接触、吸入又は飲み込まないこと。
空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気用の換気を行うこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
接触回避: 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管
技術的対策: 保管場所は屋根を不燃材料で作るとともに、金属板その他の軽量な不燃材料でふき、かつ天井を設けないこと。
保管場所の床は、床面に水が浸入し、又は浸透しない構造とすること。
保管場所の床は、危険物が浸透しない構造とするとともに、適切な傾斜をつけ、かつ、適切なためますを設けること。
保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
混触危険物質: 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管条件: 炎及び熱表面から離して保管すること。
冷所、換気の良い場所で保管すること。
酸化剤から離して保管する。
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。
施錠して保管すること。
容器包装材料: 消防法及び国連輸送法規で規定されている容器を使用する。

8.ばく露防止及び保護措置
管理濃度: 設定されていない。
許容濃度(ばく露限界値、生物学的
ばく露指標):
日本産業衛生学会(2006年版) 設定されていない。
ACGIH (2006年版) TLV-STEL C 0.5ppm A4
設備対策: この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
気中濃度を推奨された許容濃度以下に保つために、工程の密閉化、局所排気、その他の設備対策を使用する。
高熱工程でミスト、ガスが発生するときは、空気汚染物質を許容濃度以下に保つために換気装置を設置する。
保護具
呼吸器の保護具: ばく露の可能性のあるときは、送気マスク、空気呼吸器、又は酸素呼吸器を着用する。
防毒マスクにはハロゲンガス用吸収缶を使用する。
手の保護具: 適切な保護手袋を着用すること。
二トリルゴム及び塩ビは適切な保護材料ではない。ネオプレンが推奨される。
飛沫を浴びる可能性のある時は、全身の化学用保護衣(耐酸スーツ等)を着用する。
眼の保護具: 適切な眼の保護具を着用すること。
化学飛沫用のゴーグル及び適切な顔面保護具を着用すること。
安全眼鏡を着用すること。撥ね飛び又は噴霧によって眼及び顔面接触が起こりうる時は、包括的な化学スプラッシュゴーグル、及び顔面シールドを着用すること。
皮膚及び身体の保護具: 適切な保護衣、顔面用の保護具を着用すること。
一切の接触を防止するにはネオプレン製の、手袋、エプロン、ブーツ、又は全体スーツ等の不浸透性の防具を適宜着用すること。
しぶきの可能性がある場合は、全面耐薬品性防護服(例えば、酸スーツ)及びブーツが必要である。
衛生対策: この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。

9.物理的及び化学的性質
物理的状態、形状、色など: 発煙性の無色の液体 1)
臭い: 刺激臭 1)
pH: データなし
融点・凝固点: −1℃(融点) 1)
沸点、初留点及び沸騰範囲: 197.2℃(沸点) 1)
引火点: 72℃(密閉式) 1)
爆発範囲: 下限 2.5vol% 上限 27vol% 1)
蒸気圧: 50 Pa (20℃) 1)
蒸気密度(空気 = 1): 4.88 1)
比重(密度): 1.21 1)
溶解度: 水と反応する 1)
オクタノール/水分配係数: log Pow = 1.44 13)
自然発火温度: 197.2℃ 1)
分解温度: データなし
臭いのしきい(閾)値 データなし
蒸発速度(酢酸ブチル = 1): データなし
燃焼性(固体、ガス):  該当しない
粘度: データなし

10.安定性及び反応性
安定性: 熱に不安定で分解する。
アルカリ、アルコール、アミン、ジメチルスルホキシド、金属塩との接触により急速に分解する。
危険有害反応可能性: 水や水蒸気と反応する。
強酸化剤と激しく反応する。
多くの金属を侵す。
避けるべき条件: 加熱、裸火
混触危険物質: アルカリ、アルコール、アミン、ジメチルスルホキシド、金属塩、金属、強酸化剤、水との接触
危険有害な分解生成物: 加熱や炎に触れると分解し、非常に有毒で刺激性のガス(ホスゲン、塩化水素)を生成する。
アルカリ、アルコール、アミン、ジメチルスルホキシド、金属塩、金との接触して引火性の水素を精製する。
水や水蒸気と反応し、熱や腐食性のヒューム(塩化水素)を生成する。

11.有害性情報
急性毒性: 経口:対象となった複数のラットLD50 値:1140-2618mg/kg(性別不明) 3) 、3619mg/kg(雄)と1900(雌) 4) のいずれも排他すべき理由がないので、統計計算を行い計算値として1453mg/kg を得た。分類基準に基づき区分4とした。
飲み込むと有害(経口)
経皮:ウサギ LD50 = 790 〜 >2000mg/kg 3) より、低い値 790mg/kg に基づき区分3とした。
皮膚に接触すると有毒(経皮)
吸入(蒸気):ラット LC50 (4h) = 247ppm 〜 >377ppm 3) より低い値247ppmを採り、気体の区分基準値を適用し区分2とした。
吸入すると生命に危険(蒸気)
吸入(ミスト):データなし
皮膚腐食性・刺激性: ウサギを用いた試験結果では"extremely irritating"あるいは"corrosive"と判定され 3) , 5) 、また、ヒトでも皮膚へのばく露による熱傷や水疱の記載がある 6) 。したがって、皮膚に対し不可逆的な損傷を起こすと考えられるので区分1A-1Cとした。本シートでは、安全サイドより区分1Aとして取り扱っている。
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
眼に対する重篤な損傷・刺激性: ウサギを用いた試験結果では"extremely irritating"あるいは"corrosive"と評価され 3) ,5) , 7) 、また、ヒトでも眼へのばく露による重度の熱傷の記載がある 6) 。したがって、眼に対し重篤な損傷を起こすと考えられるので区分1とした。
重篤な眼の損傷
呼吸器感作性又は皮膚感作性: 呼吸器感作性:データなし
  皮膚感作性:データなし
生殖細胞変異原性: 体細胞 in vivo 変異原性試験(マウス骨髄赤芽球を用いた小核試験)における陰性結果 8) に基づきで区分外とした。
発がん性: ACGIHによりA4 9) に分類されていることに基づき区分外とした。
生殖毒性: データなし
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露):
ヒトでは吸入ばく露により咳、努力呼吸、咽頭痛などの症状 8) 、粘膜刺激性 3) に加え、気道に腐食性がある 6) , 10) と記述されている。また、重篤な結果を招くおそれのある肺水腫を起こす 6) , 10) とも記述されている 。以上の事実に基づき区分2(呼吸器系)とした。
呼吸器系の障害のおそれ
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露):
ヒトの職業ばく露で慢性咽頭炎、慢性副鼻腔炎、嗅覚障害などの症状が報告 3) , 8) され、さらにマウスの反復ばく露試験で著しい気道刺激性、軽度の扁桃腺腫大が認められている 3) , 5) ことに基づき区分1(呼吸器系)とした。
長期又は反復ばく露による呼吸器系の障害
吸引性呼吸器有害性: データなし

12.環境影響情報
水生環境急性有害性 甲殻類(グラスシュリンプ)の96時間LC50 = 0.12mg/L 11) から、区分1とした。
水生生物に非常に強い毒性
水生環境慢性有害性 急速分解性があり(加水分解して安息香酸(BODによる分解度:85%)を生成 12) )、かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Pow = 1.44 13) )ことから、区分外とした。

13.廃棄上の注意:
残余廃棄物: 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。
廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。
汚染容器及び包装: 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
スプレー缶を廃棄する場合は、自治体により廃棄方法が異なるので該当する自治体の規定に従うこと。

14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報 IMOの規定に従う。
UN No.: 1736
Proper Shipping Name: BENZOYL CHLORIDE
Class: 8
Packing Group: II
Marine Pollutant: Not applicable
航空規制情報 ICAO/IATAの規定に従う。
UN No.: 1736
Proper Shipping Name: Benzoyl chloride
Class: 8
Packing Group: II
国内規制
陸上規制情報
海上規制情報 船舶安全法の規定に従う。
国連番号: 1736
品名: 塩化ベンゾイル
クラス: 8
容器等級: II
海洋汚染物質: 非該当
航空規制情報 航空法の規定に従う。
国連番号: 1736
品名: 塩化ベンゾイル
クラス: 8
等級: II
特別の安全対策 危険物は当該危険物が転落し、又は危険物を収納した運搬容器が落下し、転倒もしくは破損しないように積載すること。
危険物又は危険物を収納した容器が著しく摩擦又は動揺を起こさないように運搬すること。
危険物の運搬中危険物が著しく漏れる等災害が発生するおそれがある場合には、災害を防止するための応急措置を講ずると共に、もよりの消防機関その他の関係機関に通報すること。
移送時にイエローカードの保持が必要。
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
他の危険物や燃えやすい危険物に上積みしない。
他の危険物のそばに積載しない。

15.適用法令
労働安全衛生法: 名称等を表示すべき危険有害物(法第57条、施行令第18条別表第9)
名称等を通知すべき危険有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)
リスクアセスメントを実施すべき危険有害物(法第57条の3)
消防法: 第4類引火性液体、第三石油類非水溶性液体
(法第2条第7項危険物別表第1)
船舶安全法: 腐食性物質
(危規則第2,3条危険物告示別表第1)
航空法 : 腐食性物質
(施行規則第194条危険物告示別表第1)

16.その他の情報
参考文献
1) ICSC (J) (2000)
2) JCDB Chem.DB (2006)
3) ACGIH (7th, 2001)
4) DFGOT vol.6 (1994)
5) IUCLID (2000)
6) ICSC (2002)
7) HSDB (2000)
8) HSDB (2005)
9) ACGIH (1995)
10) SITTIG (47th, 2002)
11) ECETOC TR91 (2003)
12) 既存化学物質安全性点検データ
13) PHYSPROP Database (2005)
14) ACGIH (2006)
災害事例
情報なし