製品安全データシート
ヘキサメチレンジアミン
作成日2002年11月21日
改定日2006年10月30日

1.化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称: ヘキサメチレンジアミン
製品コード: ○○○
会社名: ○○○○株式会社
住所: 東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号: 03−1234−5678
緊急連絡電話番号: 03−1234−5678
FAX番号: 03−1234−5678
メールアドレス:
推奨用途及び使用上の制限: ポリアミドの製造(ナイロン66の原料)、界面活性剤

2.危険有害性の要約
GHS分類
物理化学的危険性 火薬類 分類対象外
可燃性・引火性ガス 分類対象外
可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
引火性液体 分類対象外
可燃性固体 区分外
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 分類対象外
自然発火性固体 区分外
自己発熱性化学品 分類できない
水反応可燃性化学品 分類対象外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 分類対象外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
人健康有害性 急性毒性(経口) 区分4
急性毒性(経皮) 区分4
急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
急性毒性(吸入:粉じん) 分類できない
急性毒性(吸入:ミスト) 分類対象外
皮膚腐食性・刺激性 区分1A
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分1
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 区分1
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 分類できない
生殖毒性 区分2
特定標的臓器・全身毒性 区分2(神経系、呼吸器、腎臓)
(単回ばく露)
区分1(呼吸器、肝臓)
特定標的臓器・全身毒性 区分2(血液系、腎臓)
(反復ばく露)
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境有害性 水生環境急性有害性 区分3
水生環境慢性有害性 区分外
ラベル要素
絵表示又はシンボル: 感嘆符 腐食性 健康有害性
注意喚起語: 危険
危険有害性情報: 飲み込むと有害(経口)
皮膚に接触すると有害(経皮)
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
重篤な眼の損傷
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い
神経系、呼吸器、腎臓の障害のおそれ
長期又は反復ばく露による呼吸器、肝臓の障害
長期又は反復ばく露による血液系、腎臓の障害のおそれ
水生生物に有害
注意書き: 【安全対策】
使用前に取扱説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
適切な保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。
必要に応じて個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
使用中に吸入されうる粒子が発生するかもしれない場合は、粉じんを吸入しないこと。
粉じん、ヒュームを吸入しないこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
【応急措置】
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
吸入した場合は、直ちに医師に連絡すること。
皮膚又は毛に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぎ又は取り除くこと。皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。
皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
皮膚に付着した場合、直ちに医師に連絡すること。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
眼に入った場合、直ちに医師に連絡すること。
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
飲み込んだ場合、直ちに医師に連絡すること。
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。
漏出物は回収すること。
【保管】
施錠して保管すること。
【廃棄】
内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務を委託すること。
国・地域情報 国内法は第15章適用法令を参照のこと。

3.組成、成分情報
化学物質
化学名又は一般名: ヘキサメチレンジアミン(Hexamethylenediamine)
別名: 1,6-ジアミノヘキサン(1,6-Diaminohexane)
1,6-ヘキサメチレンジアミン(1,6-Hexamethylenediamine)
化学式: C6H16N2
化学特性(化学式又は構造式): 化学式又は構造式
CAS番号: 124-09-4
官報公示整理番号 (2)-153
(化審法・安衛法):
分類に寄与する不純物及び安定化添加物: 情報なし
濃度又は濃度範囲 99%以上

4.応急措置
吸入した場合: 被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
直ちに医師の手当、診断を受けること。
皮膚に付着した場合: 直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去ること。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。
多量の水と石鹸で洗うこと。
直ちに医師の手当、診断を受けること。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
目に入った場合: 水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
直ちに医師の手当、診断を受けること。
飲み込んだ場合: 直ちに医師の手当、診断を受けること。
口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
予想される急性症状及び遅発性症状: 吸入:眼・気道の刺激、咳、息苦しさ、息切れ、咽頭痛、肺水腫。               症状は遅れて現れることがある。
皮膚:発赤、痛み、水泡、重度の熱傷。
眼:発赤、痛み、ただれ。
経口摂取:胃痙攣、腹痛、ショック又は虚脱。
最も重要な兆候及び症状:
応急措置をする者の保護: 救助者は、状況に応じて適切な保護具を着用する。
医師に対する特別な注意事項: 安静と症状の医学的な経過観察が必要。

5.火災時の措置
消火剤: 小火災:粉末消火剤、二酸化炭素、散水
大火災:散水、水噴霧、耐アルコール性泡消火剤
使ってはならない消火剤: 棒状注水
特有の危険有害性: 加熱により容器が爆発するおそれがある。
火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。
加熱により蒸気が空気と爆発性混合気を形成するおそれがある。
特有の消火方法: 危険でなければ火災区域から容器を移動する。
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火する。
容器内に水を入れてはいけない。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
消火を行う者の保護: 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣(耐熱性)を着用すること。

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
関係者以外の立入りを禁止する。
作業者は適切な保護具(8.ばく露防止及び保護措置の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。
適切な防護衣を着けていないときは破損した容器あるいは漏洩物に触れてはいけない。
風上に留まる。
低地から離れる。
密閉された場所に立入る前に換気する。
環境に対する注意事項: 環境中に放出してはならない。
河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
回収、中和: 漏洩物を掃き集めて空容器に回収する。
封じ込め及び浄化の方法・機材: 危険でなければ漏れを止める。
二次災害の防止策: すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。
容器内に水を入れてはいけない。

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気・全体換気を行なう。
安全取扱い注意事項: 使用前に使用説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。
接触、吸入又は飲み込まないこと。
空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気用の換気を行うこと。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
接触回避: 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管
技術的対策: 保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。
混触危険物質: 「10.安定性及び反応性」を参照。
保管条件: 熱、火花、裸火のような着火源から離して保管すること。−禁煙。
混触危険物質から離して保管すること。
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。
施錠して保管すること。
容器包装材料: 国連輸送法規で規定されている容器を使用する。

8.ばく露防止及び保護措置
管理濃度: 未設定
許容濃度(ばく露限界値、生物学的
ばく露指標):
日本産業衛生学会(2005年版) 未設定
ACGIH (2005年版) TLV-TWA 0.5ppm
設備対策: 粉じんが発生する場合は、局所排気装置を設置する。
高熱工程で粉じん、ヒュームが発生するときは、空気汚染物質を管理濃度・許容濃度以下に保つために換気装置を設置する。
この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
保護具
呼吸器の保護具: 適切な呼吸器保護具を着用すること。
防毒マスク、送気マスク、空気呼吸器
手の保護具: 適切な保護手袋を着用すること。
二トリルゴム及び塩ビは適切な保護材料ではない。ネオプレンが推奨される。
飛沫を浴びる可能性のある時は、全身の化学用保護衣(耐酸スーツ等)を着用する。
眼の保護具: 適切な眼の保護具を着用すること。
化学飛沫用のゴーグル及び適切な顔面保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具: 適切な保護衣、顔面用の保護具、保護靴等を着用すること。
一切の接触を防止するにはネオプレン製の、手袋、エプロン、ブーツ、又は全体スーツ等の不浸透性の防具を適宜着用すること。
衛生対策: この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。

9.物理的及び化学的性質
物理的状態、形状、色など: 吸湿性のペレット又は薄片状固体。
臭い: 特異臭(アンモニア類似臭)
pH: データなし
融点・凝固点: 23-41℃(融点) 1)
沸点、初留点及び沸騰範囲: 199-205℃(沸点) 1)
引火点: 85℃(密閉式) 1)
爆発範囲: 下限  0.9 vol %   上限  7.6 vol % 1)
蒸気圧: 200 Pa(50℃) 1)
蒸気密度(空気 = 1): 3.8 1)
比重(密度): 0.93(密度) 1)
溶解度: 水に可溶。 1)   アルコール、ベンゼンに微溶。
オクタノール/水分配係数: log Kow = 0.35 13)
自然発火温度: 305℃
分解温度: データなし
臭いのしきい(閾)値 データなし
蒸発速度(酢酸ブチル = 1): データなし
燃焼性(固体、ガス):  可燃性 1)
粘度: データなし

10.安定性及び反応性
安定性: 吸湿性がある。
空気中の二酸化炭素を吸収し、炭酸塩を生成する。
危険有害反応可能性: 酸と激しく反応し、腐食性を示す。
酸化剤と反応する。
避けるべき条件 水の存在で、多くの金属を侵す。熱源、裸火、混触危険物質との接触。
混触危険物質: 酸化剤、酸。
危険有害な分解生成物: 燃焼により、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物、有毒なヒュームなどを生成する。

11.有害性情報
急性毒性: 経口 ラットを用いた経口投与試験のLD50 980mg/kg 2)  1127mg/kg 3)  750mg/kg 6)  800mg/kg 2) から、計算式を用いて得られたLD50  772mg/kgから、区分4とした。
飲み込むと有害(経口)
経皮 ウサギを用いた経皮投与試験のLD50  1110mg/kg 9) から、区分4とした。
皮膚に接触すると有毒(経皮)
吸入(ガス) GHSの定義による固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
吸入(蒸気) データ不足のため、分類できないとした。
吸入(ミスト) データ不足のため、分類できないとした。
皮膚腐食性・刺激性: 4時間適用試験ではないが、複数のウサギを用いた皮膚刺激性試験結果にて、「腐食性がある」 3) との報告が得られたこと。又、ヒトへの健康影響で「本物質は眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。」 6) という報告から、腐食性を有すると考えられ、区分1A-1Cとした。細区分の必要がある場合は、安全性の観点から、1Aとした方が望ましい。
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷
眼に対する重篤な損傷・刺激性: ウサギを用いた眼刺激性試験結果にて、「腐食性がある」 3) との報告が得られたこと。又、ヒトへの健康影響の記述「本物質は眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。」 6) から、腐食性を有すると考えられ、区分1とした。
重篤な眼の損傷
呼吸器感作性又は皮膚感作性: 呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性: モルモットを用いた皮膚感作性試験では感作性を示さないが、ヒトへのばく露影響では、「皮膚感作性を有する」「皮膚にアレルギー性皮膚炎を生じる」 2) , 3) などの記述があることから、ヒトに対して皮膚感作性を有すると考えられるため、区分1とした。
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ
生殖細胞変異原性: 経世代変異原性試験なし、生殖細胞 in vivo 変異原性試験なし、体細胞 in vivo 変異原性試験(染色体異常試験)で陰性 2) , 7) であることから、区分外とした。
発がん性: 既存分類がないことに加え、分類を行うのに十分な情報がないため、分類できないとした。
生殖毒性: 親動物に一般毒性のみられる用量で、次世代に産児数の減少や骨化遅延がみられている 3) , 6) , 9) ことから、区分2とした。
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い
特定標的臓器・全身毒性 ヒトについては、「眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。吸入すると、肺水腫を起こすことがある。」 10) 等の記述、実験動物については、「自発運動の低下、流涎、下痢及び振戦、剖検では腎臓の充血」 13) 「運動低下、過呼吸、振戦」 3) 等の記述があることから、呼吸器、神経系、腎臓が標的臓器と考えられる。なお、ヒトについてのICSC 10) の記述に関しては、短期ばく露の項に記載があるが、ICSC 10) はPriority 2であり、この症状に対する事例等も得られておらず、単回ばく露である確証も得られていないため、区分2とした。又、実験動物に対する影響は、区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。以上より、分類は、区分2(呼吸器、神経系、腎臓)とした。
(単回ばく露):
呼吸器、神経系、腎臓の障害のおそれ
特定標的臓器・全身毒性 ヒトについては、「結膜及び上部気道における刺激性がみられ、急性肝炎をおこした」 2) 等の記述、実験動物については、「鼻腔では多量の炎症細胞、呼吸上皮の扁平上皮化生、気管では扁平上皮化生及び上皮下の炎症細胞浸潤、肺では肺胞の崩壊、間質の線維化、炎症細胞の浸潤」 2) 「くしゃみ、鼻炎、ラ音」、「白血球減少を伴う貧血、腎臓及び肝臓における退行性変化」 3) 等の記述があることから、呼吸器、肝臓、血液系、腎臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響は区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられた。以上より、分類は、区分1(呼吸器、肝臓)、区分2(血液系、腎臓)とした。
(反復ばく露):
長期又は反復ばく露による呼吸器、肝臓の障害
長期又は反復ばく露による血液系、腎臓の障害のおそれ
吸引性呼吸器有害性: データなし

12.環境影響情報
水生環境急性有害性: 藻類(セレナストラム)の72時間EC50 = 19mg/L 11) 他から、区分3とした。
水生生物に有害
水生環境慢性有害性: 急速分解性があり(TOCによる分解度:96.9%) 14) かつ生物蓄積性が低いと推定される(log Kow = 0.35) 13) ことから、区分外とした。

13.廃棄上の注意:
残余廃棄物: 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。
都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。
廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。
燃焼法 可燃性の溶剤等と共に、アフターバーナ及びスクラバ付き焼却炉の火室へ噴霧し、焼却する。
汚染容器及び包装: 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報 IMOの規定に従う。
UN No.: 2280
Proper Shipping Name: HEXAMETHYLENEDIAMINE, SOLID
Class: 8
Packing Group: III
Marine Pollutant: Not applicable
航空規制情報 ICAO/IATAの規定に従う。
UN No.: 2280
Proper Shipping Name: Hexamethylenediamine, solid
Class: 8
Packing Group: III
国内規制
陸上規制情報 火災予防条例の規定に従う。
海上規制情報 船舶安全法の規定に従う。
国連番号: 2280
品名: ヘキサメチレンジアミン(固体)
クラス: 8
容器等級: III
海洋汚染物質: 非該当
航空規制情報 航空法の規定に従う。
国連番号: 2280
品名: ヘキサメチレンジアミン(固体)
クラス: 8
容器等級: III
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
他の危険物や燃えやすい危険物に上積みしない。
他の危険物のそばに積載しない。
移送時にイエローカードの保持が必要。

15.適用法令
労働安全衛生法: 名称等を通知すべき有害物
(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)
(政令番号 第518号)
化学物質排出把握管理促進法 第1種指定化学物質
(PRTR法) (法第2条第2項、施行令第1条別表第1)
(政令番号 第292号)
消防法 指定可燃物、可燃性固体類
(法第9条の3、危険物規制令別表第4)
船舶安全法 腐食性物質
(危規則第2,3条危険物告示別表第1)
航空法 腐食性物質
(施行規則第194条危険物告示別表第1)

16.その他の情報
参考文献
1) ICSC (2004)
2) CERIハザードデータ集 98-6 (1999)
3) SIDS(1996)
4) IARC 71 (1999)
5) ATSDR(2000)
6) 環境省リスク評価 第3巻 (2004)
7) NTP DB (Acess on March 2006)
8) IUCLID (2000)
9) ACGIH (2001)
10) NTP TR 470(2000)
11) 環境省生態影響試験 (2002)
12) CERIハザードデータ集 (2002)
13) PHYSPROP DB (2005)
14) 日本化学物質安全・情報センター化審法既存化学物質安全性点検データ集
15) 化学物質の危険・有害性便覧 中央災害防止協会 1992
16) GHS分類結果(NITE)
17) 日化協緊急時応急措置指針、容器イエローカード(ラベル方式)
18) 日化協化学物質法規制検索システム(CD-ROM) (2005)
19) 日本ケミカルデータベース(株)化学品総合データベース(2005)
20) Amoore,J.E. and Haulata,E. Jouranal of Applied Toxicology, 3(6) 272 (1983)
21) ACGIH (2005)
災害事例
情報なし