労働災害原因統計分析調査実施要領
（製造業）

1.目的
　本調査は、製造業において発生した労働災害について、その原因要素及びそれらの相互関係を統計的に
分析することにより、労働災害の原因を科学的に究明し、今後の労働災害防止対策の確立に資することを
目的とする。

2.調査事項
  調査事項は次に示すとおりとする。なお、詳細については、「労働災害原因要素分類コード表（製造業）」
（省略）によるものとする。
　(1)　都道府県労働局名
　(2)　事業の種類
　(3)　事業場の規模
　(4)　被災者の性別
　(5)　被災者の年齢
　(6)　被災者の経験
　(7)　傷病部位
　(8)　傷病性質
　(9)　傷病程度
　(10)　事故の型
　(11)　起因物
　(12)　起因物の部分
　(13)　自動化の状態
　(14)　不安全な状態
　(15)　不安全な行動
　(16)　作業の種類
　(17)　構内下請、派遣の有無

3.調査の対象
　平成16年1月1日から平成16年12月31日までの一年間に製造業で発生した死亡災害及び休業4日以上の労
働災害について、労働者死傷病報告のうちから別に定める抽出方法により抽出したものを調査の対象とす
る。

4.調査の方法
　調査対象とした労働者死傷病報告の記載事項について、「労働災害原因要素調査票の記入手順と解説」
（省略）に従って、「労働災害原因要素分類コード表（製造業）」（省略）等に基づいてコード化し、こ
れを「労働災害原因要素調査票」（省略）に記入するものとする。

5.集計等の方法
　提出された調査票に基づき電算処理を行い、必要な統計を作成するとともに、必要に応じ、多数の原因
要素及びその相互関係について分析を行う。