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労働災害原因要素の分析
平成9年 陸上貨物運送業,港湾荷役業,林業
参考資料


労働災害原因統計分析調査実施要領
(陸上貨物運送業,港湾荷役業,林業)

1 目的
 この調査は、陸上貨物運送事業、港湾荷役業及び林業において発生した災害について、その原因要素及
びそれら相互関係を統計的に明らかにすることにより、労働災害原因を科学的に究明し、今後の労働災害
防止対策の樹立に資することを目的とする。

2.調査事項
 調査事項は、次のとおりとする。なお、詳細は、「労働災害原因要素分類コード表」(略)による。
調査事項 説  明 備  考
(1) 局名    
(2) 事業の種類   林業においては省略
(3) 事業場の規模    
(4) 被災者の性別    
(5) 被災者の年齢    
(6) 職種    
(7) 被災者の経験    
(8) 傷病性質 負傷又は疾病の医学的性質
又はその種類を表すもので、
第10回ILO国際労働統計家
会議で採択された分類に準
ずる。
 
(9) 傷病部位 負傷又は疾病におかされた
身体の部分を表すもので前
記同様ILOの分類に準ずる。
 
(10) 傷病程度    
(11) 作業の種類    
(12) 事故の型 疾病を受けるもととなった起
因物が関係した現象をいう。
 
(13) 起因物 事故をもたらすもととなった
機械、装置及びその他の
もの又は環境等をいう。
 
(14) 起因物の部分 起因物の一部(主として機械)
について、それが事故に関
係した部分をいう。
 
(15) 不安全な状態 起因物が事故に関係するに
至ったことについて、現存し、
または介在した客観的な
不安全要素をいう。
 
(16) 不安全な行動 事故をもたらすこととなった
作業者自身の行動について
の不安全な要素をいう。
 
3.調査の対象
 平成9年1月1日から12月31日までに発生した災害に係る労働者死傷病報告のうち、「陸上貨物運送事業
(道路貨物運送業及び陸上貨物取扱業)」、「港湾荷役業」及び「林業(製材業を除く。)」に係るものにつ
いて、別に定める抽出率により抽出したものを調査の対象とする。

4.調査の方法及び時期
 調査の対象となった労働者死傷病報告の記載事項について、「労働災害原因要素調査票の記入手順と解
説」(略)に従い、労働災害原因要素分類コード表(略)に基づいてコード化し、これを「労働災害原因要素
調査票」(略)に記入する。

5.集計等の方法
 本省において、記入済調査票に基づき機械処理を行い、演算及び製表を行うとともに、その後必要に応
じ多数の原因要素及びその相互関係について分析を行う。