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産業廃棄物処理業におけるリスクアセスメント〜災害ゼロをめざして!!〜

9.リスクアセスメントの導入・実施手順

5 リスクの見積り

リスクの見積り方法(数値化による方法の例)

ここでは、「リスクが発生する頻度」「リスクが発生したときに負傷又は疾病になる可能性」「負傷又は疾病の重篤度(災害の程度)」という3つの要素による『加算方式』でリスクを見積もります。

「頻度」の解釈を誤らないようにしましょう。ここでいう「頻度」とは、作業回数ではなくリスクが発生する頻度です。

例えば、高濃度の廃酸の運搬作業を考えた場合、リスクが発生する頻度は、高濃度の廃酸をこぼす頻度です。ところが、運搬作業を「リスクが発生する頻度」と考えてしまうと作業回数が「リスクが発生する頻度」となり、運搬作業は毎日実施されることから「リスクが発生する頻度」は低下しないことになります。

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