「2 実施時期」で義務づけられている単位(機械・設備、化学物質、作業環境、作業方法などの単位)で、作業標準、作業手順書等をもとに危険性又は有害性を特定します。
全てを対象として実施することは現実的に困難なことから、リスクアセスメントの実施が必要と認められる単位(職場、作業、機械・設備など)から、作業標準、作業手順書等をもとに危険性又は有害性を特定します。
危険性又は有害性を特定するに当たっては、「5 リスクの見積り」におけるバラツキや誤差を小さくするために、労働災害に至る流れを想定しながら次のように具体的に表現します。
@ 「〜に、〜と」 | (危険性又は有害性) |
A 「〜が」 | (人) |
B 「〜するとき、〜するため」 | (危険性又は有害性と人が接触する状態) |
C 「〜なので、〜がないので」 | (安全衛生対策の不備) |
D 「(事故の型)+(体の部位)を〜になる、〜する」 | (負傷又は疾病の状況) |
例)廃棄物を選別しているとき、作業者が皮手袋をしていないので、廃棄物に混入している金属片で手を切る