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4-6.危険性又は有害性の特定 別表1
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別表1
危険性又は有害性の特定の着眼点
浸炭炉への加工材装入・装出作業
扉開閉時にフレームカーテンへ着火せず、扉付近に充満したガスが爆発する危険性はないか
フレームカーテンの炎が加工材、および治具に着火して、作業者が火傷する危険性はないか
ガス浸炭焼き入れ作業
浸炭炉が負圧となってエアーを吸い込み、ガスと混合して爆発し火傷する危険性はないか
浸炭炉の加熱装置が故障して炉内温度が低下し、エアーが混合した時にガスが爆発する危険性はないか
変成炉からガスが洩れ、周辺の作業者がCO ガス中毒になる危険性はないか
油槽用エレベーターが降下する時に、加工材が途中で引っかかって油面の温度が上昇し、火災が発生する危険性はないか
加工材を密に詰めたため焼き入れ時に激しく燃焼し、作業者が火傷する危険性はないか
油の中に水分が混入して、焼き入れ時に沸騰爆発し火傷する危険性はないか
機械の点検・修理作業
炉内での保全工事中に、使用量のガスが洩れていてガス中毒になる可能性はないか
長期連休中の保全作業にて、間違った手順で作業して怪我が発生する危険性はないか
洗浄作業
炭化水素系洗浄油が屋外に漏洩し、周辺にある高温物に着火して火災が発生する危険性はないか
洗浄油が引火点以上に加熱され、火災が発生する危険性はないか
焼き戻し作業
洗浄時に加工材に残った油が焼き戻し加熱時に着火して爆発する危険性はないか
焼き戻しが終了した高温の加工材に触れ、作業者が手指を火傷する危険性はないか
ショット作業
ショット機の回転テーブルと接触して、作業者が機械に巻き込まれ負傷する可能性はないか
ショット機から飛散するショット粒が目に当たり負傷する危険性はないか
ショット粒が床目にこぼれ、作業者が滑って負傷する危険性はないか
その他
機械の運転を無理に継続しようとして不適切な行動をとることがないか
決められた作業手順を独自の判断で省略した行動をとることはないか
機械の使用法は、設計者の意図を十分に反映しているかか(この検証のため取扱説明書が必要)
災害時(地震・火災等)の対策はできているか
作業環境(換気・照明・安全通路等)は整っているか
誤操作、又は不意に作動するような機械・設備はないか