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製品組立作業におけるリスクアセスメントのすすめ方

4.リスクアセスメントの実施手順


7.リスクの見積り

リスクの見積り方法(マトリクス法の例)
1.負傷又は疾病の重篤度の区分
重篤度(災害の程度) 災害の程度・内容の目安
致命的・重大
×
死亡災害や身体の一部に永久的損失を伴うもの
休業災害(1ヵ月以上のもの)、一度に多数の被災者を伴うもの
中程度
休業災害(1ヵ月未満のもの)、一度に複数の被災者を伴うもの
軽度
不休災害やかすり傷程度のもの
2.負傷又は疾病の発生の可能性の区分

危険性又は有害性への接近の頻度や時間、回避の可能性等を考慮して区分します。

発生の可能性の度合い 内容の目安
高いか比較的高い
×
毎日頻繁に危険性又は有害性に接近するもの
かなりの注意力でも災害につながり、回避困難なもの
可能性がある
故障、修理、調整等の非定常的な作業で、危険性又は有害性に時々接近するもの
うっかりしていると災害になるもの
ほとんどない
危険性又は有害性の付近に立ち入ったり、接近することは滅多にないもの
通常の状態では災害にならないもの
3.リスクの見積り

重篤度と可能性の組合せからリスクを見積もる。(マトリクス法)

リスクの見積表
  負傷又は疾病の重篤度
致命的・重大
×
中程度
軽度
負傷又は疾病の発生の可能性 高いか比較的高い
×
L L K
可能性がある
L K J
ほとんどない
K J J
4.優先度の決定
リスクの程度 優先度
L 直ちに解決すべき、又は重大なリスクがある。 措置を講ずるまで作業を停止する必要がある。
十分な経営資源(費用と労力)を投入する必要がある。
K 速やかにリスク低減措置を講ずる必要のあるリスクがある。 措置を講ずるまで作業を行わないことが望ましい。
優先的に経営資源(費用と労力)を投入する必要がある。
J 必要に応じてリスク低減措置を実施すべきリスクがある。 必要に応じてリスク低減措置を実施する。

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