職場のあんぜんサイト

ビルメンテナンス業におけるリスクアセスメントのすすめ方

7.リスクアセスメントの導入・実施手順


4.危険性又は有害性の特定

(1)新しい現場で作業を開始するとき

新しい作業現場で計画されている作業手順書(作業標準)等をもとに作業手順のステップに沿って、どのような危険性又は有害性が潜んでいるかを予測して特定します。

(2)継続中の作業現場でリスクに変化が生じるとき

作業現場でリスクに変化が生じるとき(作業手順を新規採用・変更するとき、設備を新規採用・変更するとき、労働災害が発生したとき、従業員が入れ替わるときなど)に作業手順書等をもとに危険性又は有害性を特定します。

危険性又は有害性を特定するに当たっては、「5.リスクの見積り」におけるバラツキや誤差を小さくするために、労働災害に至る流れを想定しながら次のように具体的に表現します。

1. 「〜に、〜と」
(危険性又は有害性)
2. 「〜が」
(人)
3. 「〜するとき、〜するため」
(危険性又は有害性と人が接触する状態)
4. 「〜なので、〜がないので」
(安全衛生対策の不備)
5. 「(事故の型)+(体の部位)を〜にする、〜する」
(負傷又は疾病の状況)

例)作業者が、階段の清掃をしているとき、同じ階段上に両足を揃えていたので、足を踏みはずして転落し、足を骨折する。

イメージイラスト

このページのトップへ戻る

このページを閉じる