| (1) 設置 移動式クレーンを設置する地盤は、水平堅固な地盤に機体が水平になるように配置し、アウトリガー(クローラークレーンでは走行フレームの拡張)を左右均等に最大に張り出す。もし、地盤が軟弱な場合には、鉄板を敷く等適切な補強を行うことが必要である。 (2) 運転操作 移動式クレーンは、ジブを倒すと作業半径が大きくなり転倒モーメントが大きくなって安定が悪くなることはいうまでもない。特に、定格総荷重に近い荷を吊ってジブを倒す場合は、モーメントリミッターの表示数値、警報などに注意して運転する必要がある。 また、荷を吊って自由降下の途中、急激にブレーキを掛けると衝撃荷重がジブに加わり、ジブの角度次第ではジブの破損、又は機体の転倒のおそれがある。吊り荷の巻き下げは自由降下をさけ、動力降下での慎重な運転が安全である。 つぎに、移動式クレーンのジブの旋回速度を早くすると、吊り荷に遠心力が働いて吊り荷は外側に飛び出し、その分だけ作業半径が大きくなり、機体の安定が悪くなる。 従って、旋回操作は慎重に行わなければならない。 |