1.化学品及び会社情報 | |||
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化学品の名称 | 1,3-ジイソプロピルベンゼン (1,3-Diisopropylbenzene) | ||
製品コード | 23A5012 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
推奨用途及び使用上の制限 | ポリオレフィンの架橋剤、溶媒 | ||
2.危険有害性の要約 | ||||
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GHS分類 | ||||
分類実施日 | H24.1.31、政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7月版)を使用 | |||
環境に対する有害性はGHS改訂4版を使用 | ||||
物理化学的危険性 | 引火性液体 | 区分4 | ||
注) 上記のGHS分類で区分の記載がない危険有害性項目については、政府向けガイダンス文書で規定された「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」に該当する。なお、健康有害性については後述の11項に、環境有害性については12項に、「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」の記述がある。 | ||||
GHSラベル要素 | ||||
絵表示 | − | |||
注意喚起語 | 警告 | |||
危険有害性情報 | 可燃性液体 | |||
注意書き | ||||
安全対策 | 炎や高温のものから遠ざけること。 | |||
保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | ||||
応急措置 | 火災の場合には、火元への燃焼源を断ち、適切な消火剤を使用すること。 | |||
保管 | 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 | |||
廃棄 | 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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単一製品・混合物の区別 | 単一製品 | ||
化学名又は一般名 | 1,3-ジイソプロピルベンゼン | ||
別名 | m−ジイソプロピルベンゼン、1,3-ビス(1-メチルエチル)ベンゼン、アルカゼン12、m-Diisopropylbenzene、1,3-Bis(1-methylethyl)benzene、Alkazene 12 | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
分子式 (分子量) | C12H18 (162.28) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 99-62-7 | ||
官報公示整理番号(化審法) | (3)-25 | ||
官報公示整理番号(安衛法) | (3)-25 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし。 | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪いときは医師に連絡すること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 多量の水と石けんで洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | ||
飲み込んだ場合 | 気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。 | ||
予想される急性症状及び遅発性症状の最も重要な兆候及び症状 | データなし。 | ||
応急措置をする者の保護 | データなし。 | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし。 | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素、砂 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状水 | ||
特有の危険有害性 | 燃焼ガスには、一酸化炭素などの有毒ガスが含まれるので、消火作業の際には、煙の吸入を避ける。 | ||
特有の消火方法 | 消火作業は、風上から行う。 | ||
周辺火災の場合に移動可能な容器は、速やかに安全な場所に移す。 | |||
火災発生場所の周辺に関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
関係者以外は安全な場所に退去させる。 | |||
火災の場合:消火に粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素、砂を使用すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 消火作業では、適切な保護具(手袋、眼鏡、マスク等)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 作業には、必ず保護具(手袋・眼鏡・マスクなど)を着用する。 | ||
多量の場合、人を安全な場所に退避させる。 | |||
必要に応じた換気を確保する。 | |||
環境に対する注意事項 | 漏出物を河川や下水に直接流してはいけない。 | ||
封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 少量の場合、吸着剤(土・砂・ウエスなど)で吸着させ取り除いた後、残りをウエス、雑巾などでよく拭き取る。大量の水で洗い流す。 | ||
多量の場合、盛り土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いてからドラムなどに回収する。 | |||
付近の着火源となるものを速やかに除くとともに消火剤を準備する。 | |||
床に漏れた状態で放置すると、滑り易くスリップ事故の原因となるため注意する。 | |||
漏出物の上をむやみに歩かない。 | |||
火花を発生しない安全な用具を使用する。 | |||
回収物の収納容器は、内容物の処分を行うまで密封しておく。 | |||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 取扱い場所の近くに、洗眼及び身体洗浄のための設備を設置する。 | ||
炎や高温のものから遠ざけること。 | |||
安全取扱い注意事項 | 炎や高温のものから遠ざけること。 | ||
保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | |||
火気厳禁 | |||
衛生対策 | 取扱い後はよく手などを洗うこと。 | ||
保管 | |||
安全な保管条件 | 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 | ||
火気厳禁 | |||
容器包装材料 | データなし。 | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 | |||
日本産衛学会(2010年度版) | 未設定 | ||
ACGIH(2011年版) | 未設定 | ||
設備対策 | 蒸気またはヒュームやミストが発生する場合は、局所排気装置を設置する。 | ||
取扱い場所の近くに、洗眼及び身体洗浄のための設備を設置する。 | |||
機器類は防爆構造とし、設備は静電気対策を実施する。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 必要に応じて、適切な呼吸器用保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 保護眼鏡、保護面を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 液体 (SIDS (Access on Dec. 2010)) | ||
色 | 無色 (SIDS (Access on Dec. 2010)) | ||
臭い | 刺激臭 (GESTIS (Access on Dec. 2010)) | ||
臭いのしきい(閾)値 | データなし。 | ||
pH | データなし。 | ||
融点・凝固点 | -63.1℃ (Ullmanns(E) (6th, 2003)) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 203.18℃ (Ullmanns(E) (6th, 2003)) | ||
引火点 | 76℃ (Lange (16th, 2005)) | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし。 | ||
燃焼性(固体、気体) | データなし。 | ||
燃焼又は爆発範囲 | データなし。 | ||
蒸気圧 | 0.393mmHg(25℃) (Howard (1997)) | ||
蒸気密度 | データなし。 | ||
密度 | 0.8559 (25℃)g/cm3 (Ullmanns(E) (6th, 2003)) | ||
溶解度 | 水:72.0 ug/L (25℃) (SIDS (Access on Dec. 2010)) | ||
アルコール、エーテル、アセトン、ベンゼンに溶解 | |||
n-オクタノール/水分配係数 | 5.13 (SIDS (Access on Dec. 2010)) | ||
自然発火温度 | 449℃ (GESTIS (Access on Dec. 2010)) | ||
分解温度 | データなし。 | ||
粘度(粘性率) | データなし。 | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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反応性 | 情報なし。 | ||
安定性 | 情報なし。 | ||
危険有害反応可能性 | データなし。 | ||
避けるべき条件 | データなし。 | ||
混触危険物質 | データなし。 | ||
危険有害な分解生成物 | データなし。 | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットのLD50値が3件(7400 mg/kg、>5000mg/kg(以上 SIDS (Access on Dec. 2010))、>5000 mg/kg(US EPA/HPV (2003)))報告されている。GHS分類:区分外 | ||
経皮 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
吸入:ガス | GHSの定義における液体である。GHS分類:分類対象外 | ||
吸入:蒸気 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
吸入:粉じん及びミスト | データなし。GHS分類:分類できない | ||
皮膚腐食性及び刺激性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | ウサギ6匹に試験物質原液0.1mLを適用した試験(OECD TG 405; GLP)において、各動物とも角膜および虹彩に影響なく、結膜にのみ僅かな発赤と浮腫が認められたが、適用後2〜7日で完全に回復し、MMAS(AOIに相当する刺激指数)が2/110であった(ECETOC TR 48 (1998))との報告がある。GHS分類:区分外 | ||
呼吸器感作性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
皮膚感作性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
生殖細胞変異原性 | in vivo試験データがなく、分類できない。なお、混合比が不明な異性体混合物について、in vitro試験では、エームス試験およびCHL/IU細胞を用いた染色体異常試験のいずれも陰性結果(厚労省報告(Access on Dec. 2010))が報告されている。GHS分類:分類できない | ||
発がん性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
生殖毒性 | データ不足。なお、吸入ばく露により、ラットまたはマウスで受胎能の低下や流産の誘発、また、ラットでは性周期の乱れ、妊娠能の低下や仔数の減少などが報告されている(SIDS (Access on Dec. 2010))。しかし、これらのデータは1970年代のロシアの文献で詳細を入手できないので信頼性が不確かである(SIDS (Access on Dec. 2010))との記載がある。また、異性体混合物について、ラットに経口投与した簡易生殖毒性試験(OECD TG 421;GLP:)で雌雄親動物、児動物とも影響は認められなかった(厚労省報告(Access on Dec. 2010))との報告がある。GHS分類:分類できない | ||
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | ラット1群雌雄各5匹を用い、1250、2500および5000 mg/kgを経口投与した急性毒性試験において、各用量とも死亡はなく、症状および剖検で変化は認められず、全例が体重増加を示した結果、本物質は事実上毒性はない(US EPA/HPV (2003))と述べられている。経口経路では区分外相当であるが、他経路のデータがなく、特定標的臓器毒性(単回暴露)の分類としてはデータ不足である。GHS分類:分類できない | ||
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | ラットに100、300および1000 mg/kgを29日間経口投与した試験(OECD TG 407; GLP)による主要な影響は胃の刺激性と肝臓の重量増加であった(US EPA/HPV (2003))。前胃における角質増殖や浮腫などの所見は直接の局所刺激で全身性の影響ではなく、分類根拠とならない。肝臓重量の増加も悪影響ではなく、高用量投与による適応性の代謝酵素誘導の結果であるとも記されており(US EPA/HPV (2003))、分類根拠とならない。以上より、ガイダンス値範囲の上限を超える最高用量の1000 mg/kg/day(90日補正:322 mg/kg/day)でも悪影響が認められなかったことになり、経口経路では区分外相当となるが、他経路のデータがないため、特定標的臓器毒性(反復ばく露)の分類としては、データ不足である。GHS分類:分類できない。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性) | データなし。GHS分類:分類できない | ||
水生環境有害性(長期間) | データなし。GHS分類:分類できない | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。GHS分類:分類できない | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報に基づく修正の必要がある。 | ||||
国際規制 | 海上輸送はIMOの規則に、航空輸送はICAO/IATAの規則に従う。 | |||
(危規則およびIMDGの環境有害物質リストより、下記に該当。) | ||||
国連番号 | 3082 | |||
国連品名 | 環境有害物質(液体) | |||
国連危険有害性クラス | 9 | |||
容器等級 | L | |||
海洋汚染物質 | 該当 | |||
MARPOL73/78附属書K及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 有害液体物質(X類物質) | |||
国内規制 | ||||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | |||
航空規制情報 | 航空法の規定に従う。 | |||
陸上規制情報 | 消防法の規定に従う。 | |||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | |||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | ||||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | ||||
重量物を上積みしない。 | ||||
緊急時応急措置指針番号 | 171 | |||
15.適用法令 | ||||
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法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
消防法 | 第4類引火性液体、第三石油類非水溶性液体 | |||
船舶安全法 | 有害性物質 | |||
航空法 | その他の有害物件 | |||
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |