1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | オイゲノール、(Eugenol) | ||
製品コード | 22A4107 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | 主たる用途は芳香剤および香味剤である[IARC 36 (1985)]。 | ||
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 | H23.3.15、政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7月版)を使用 | ||
物理化学的危険性 | |||
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分4 | |
皮膚腐食性・刺激性 | 区分2 | ||
皮膚感作性 | 区分1 | ||
生殖細胞変異原性 | 区分外 | ||
環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 区分3 | |
水生環境慢性有害性 | 区分3 | ||
注) 上記で区分の記載がない危険有害性は政府向けガイダンス文書で規定された[分類対象外]、[区分外]または[分類できない]に該当するものであり、後述の該当項目の説明を確認する必要がある。 | |||
ラベル要素 | |||
絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 警告 | ||
危険有害性情報 | 飲み込むと有害 | ||
皮膚刺激 | |||
アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ | |||
水生生物に有害 | |||
長期継続的影響により水生生物に有害 | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
取扱後は手をよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
適切な保護手袋を着用すること。 | |||
ミスト、蒸気、スプレーの吸入を避けること。 | |||
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 | |||
環境への放出を避けること。 | |||
【応急措置】 | |||
飲み込んだ場合:気分が悪い時は医師に連絡すること。 | |||
口をすすぐこと。 | |||
皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で優しく洗うこと。 | |||
皮膚刺激が生じた場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 | |||
【保管】 | |||
ー | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
国・地域情報 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | オイゲノール | ||
別名 | 2‐メトキシ‐4‐(2‐プロペニル)フェノール、(2-Methoxy-4-(2-propenyl)phenol)、4‐アリル‐2‐メトキシフェノール、(4-Allyl-2-methoxyphenol)、4‐アリルグアイアコール、(4-Allylguaiacol) | ||
分子式 (分子量) | C10H12O2(164.204) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 97-53-0 | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | (3)-637 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 多量の水と石鹸で優しく洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
予想される急性症状及び遅発性症状 | 吸入 : データなし | ||
皮膚 : データなし | |||
眼 : データなし | |||
経口摂取 : データなし | |||
最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
応急措置をする者の保護 | データなし | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | データなし。 | ||
特有の危険有害性 | 引火性の高い液体および蒸気。 | ||
消火後再び発火するおそれがある。 | |||
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
容器が熱に晒されているときは、移動しない。 | |||
安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 全ての着火源を取り除く。 | ||
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | |||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
環境に対する注意事項 | 環境に放出しないこと。 | ||
回収・中和 | 不活性材料(例えば、乾燥砂又は土等)で流出物を吸収して、化学品廃棄容器に入れる。 | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | 危険でなければ漏れを止める。 | ||
二次災害の防止策 | すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 | ||
排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。 | |||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 消防法の規制に従う。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱後は手をよく洗うこと。 | ||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
適切な保護手袋を着用すること。 | |||
ミスト、蒸気、スプレーの吸入を避けること。 | |||
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 | |||
接触回避 | データなし。 | ||
保管 | |||
技術的対策 | 消防法の規制に従う。 | ||
保管条件 | 使用したP400シリーズのフレーズを転記 | ||
容器包装材料 | データなし。 | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会 | 未設定 | ||
ACGIH | 未設定 | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には,適切な洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
ばく露を防止するため、作業場には適切な全体換気装置、局所排気装置を設置すること。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 液体 : Merck (14th, 2006) | ||
色 | 淡黄色 : Merck (14th, 2006) | ||
臭い | クローブ臭 : Merck (14th, 2006) | ||
pH | データなし | ||
融点・凝固点 | -7.5 ℃ : Lide (90th, 2009) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 255 ℃ : Merck (14th, 2006) | ||
引火点 | 104 ℃: HSDB (2010) | ||
自然発火温度 | データなし | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | 可燃性 : HSDB (2010) | ||
蒸気圧 | 0.0226 mmHg (25℃(ext)) : Howard (1997) | ||
蒸気密度 | データなし | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | 1.0664 (20℃) g/cm3 : Merck (14th, 2006) | ||
溶解度 | 0.0398 moles/L : HSDB (2010) | ||
miscible in EtOH, ether; soluble in chloroform, HOAc, oil : Lide (90th, 2009) | |||
オクタノール・水分配係数 | 2.27 : HSDB (2010) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | データなし | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | データなし | ||
避けるべき条件 | データなし | ||
混触危険物質 | データなし | ||
危険有害な分解生成物 | データなし | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | 2件のラットLD50値(1930 mg/kgおよび2680 mg/kg)(IARC 36 (1985))。(GHS分類:区分4) | ||
経皮 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
吸入 | 吸入(ガス): | GHS定義における液体である。(GHS分類:分類対象外) | |
吸入(蒸気): | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
吸入(粉じん・ミスト): | ラットのLC50値は >2.58 mg/L/4h(RTECS (2010))。但し、試験濃度(2.58 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(0.20 mg/L)を超えているので、ミストの基準値が適用される。(GHS分類:データ不足で分類できない) | ||
皮膚腐食性・刺激性 | ウサギに本物質0.5 mLを希釈せず4時間適用した試験(OECD TG 404; GLP)で、皮膚一次刺激指数は2.92(ECETOC TR 66 (1995))。(GHS分類:区分2) | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
皮膚感作性:モルモットを用いたマキシマイゼーション試験、マウスを用いた局所リンパ節増殖試験(LLNA法)、およびモルモットを用いたOptimization testでいずれも陽性の結果(ECETOC TR 77 (1999))があり、ヒトでは皮膚炎を訴えた化粧品使用者の155人中4人、および歯科患者の18人中16人がパッチテストで陽性を示した(ECETOC TR 77 (1999))ことに加え、本物質はヒトおよび動物に対し皮膚感作性物質であると結論付けられている(ECETOC TR 77 (1999))。なお、本物質は感作性物質としてContact Dermatitis (Frosch)(4th, 2006)に掲載されている。 (GHS分類:区分1) | |||
生殖細胞変異原性 | マウスに腹腔内投与後の骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)の陰性(NTP DB (Access on Oct 2010))。なお、マウスに腹腔内投与による骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)の結果は曖昧であり、姉妹染色分体交換試験は陽性であった(NTP DB (Access on Oct 2010))。一方、in vitro試験として、エームス試験の陰性、染色体異常試験の陰性〜弱陽性、マウスのリンパ腫試験の陽性の結果がそれぞれ報告されている(NTP DB (Access on Oct 2010)。 (GHS分類:区分外) | ||
発がん性 | IARCによる発がん性評価においてグループ3に分類されている(IARC Supplement 7 (1987))。なお、ラットおよびマウスに2年間混餌投与した試験において、ラットでは雌雄とも投与に関連する発がん性の証拠は見出されなかったが、マウスで雄の低用量群で肝臓の癌腫と腺腫の発生率が増加し、雌で肝細胞癌腫または腺腫の合計発生率が有意に増加したことから、発がん性について曖昧な証拠がある(NTP TR 223 (1983))。(GHS分類:分類できない) | ||
生殖毒性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | ラットおよびマウスに13週間混餌投与により、それぞれ最高用量の12500 ppm(625 mg/kg/day)および6000 ppm(900 mg/kg/day)において、ラットで体重低下が見られたものの両動物種とも投与に関連する影響は観察されなかった(NTP TR 223 (1983))。また、ラットの28日間混餌投与試験は飼料中濃度として2%(90日換算:622 mg/kg/day)で影響なく(JECFA WHO FAS 56 (2006))、別の19週間混餌投与試験は10000 ppm(500 mg/kg/day)で影響を示さなかった(JECFA WHO FAS 56 (2006))。以上より複数の混餌投与試験において、ガイダンス値範囲を超えた用量で影響が認められなかったことから、経口経路では区分外相当となるが、他の投与経路についてはデータがなく、影響は不明である。。 (GHS分類:分類できない) | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性有害性) | 魚類 (ファットヘッドミノー) の96時間LC50 = 24.0 mg/L (AQUIRE, 2011)。(GHS分類:区分3) | ||
水生環境有害性(長期間有害性) | 急性毒性区分3であり、急速分解性がない (BIOWIN)。 (GHS分類:区分3) | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。(GHS分類:分類できない) | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報に基づく修正の必要がある。 | ||||
国連番号 | 特定できず | |||
国際規制 | 海上規制情報 | 特定できず | ||
航空規制情報 | 特定できず | |||
国内規制 | 陸上規制情報 | 消防法の規定に従う。 | ||
海上規制情報 | 特定できず | |||
航空規制情報 | 特定できず | |||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | |||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | ||||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | ||||
重量物を上積みしない。 | ||||
緊急時応急措置指針番号 | − | |||
15.適用法令 | |||
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消防法 | 第4類引火性液体、第三石油類非水溶性液体(法第2条第7項危険物別表第1) | ||
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |