1.化学品及び会社情報 | |||
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化学品の名称 | 2-tert-ブチルフェノール (2-tert-Butylphenol) | ||
製品コード | 24A6065 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
推奨用途及び使用上の制限 | 農薬・香料・樹脂原料 | ||
2.危険有害性の要約 | ||||
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GHS分類 | ||||
分類実施日 | 平成24年。政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7版)を使用 | |||
GHS改訂4版を使用 | ||||
物理化学的危険性 | 引火性液体 | 区分4 | ||
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分4 | ||
急性毒性(経皮) | 区分3 | |||
急性毒性(吸入:粉じん及びミスト) | 区分4 | |||
皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 | |||
眼に対する重篤な損傷/眼刺激性 | 区分1 | |||
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | 区分2(中枢神経系) | |||
環境に対する有害性 | 水生環境有害性 (急性) | 分類実施中 | ||
水生環境有害性 (長期間) | 分類実施中 | |||
オゾン層への有害性 | 分類実施中 | |||
注) 上記のGHS分類で区分の記載がない危険有害性項目については、政府向けガイダンス文書で規定された「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」に該当する。なお、健康有害性については後述の11項に、「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」の記述がある。 | ||||
GHSラベル要素 | ||||
絵表示 | ||||
注意喚起語 | 危険 | |||
危険有害性情報 | 可燃性液体 | |||
飲み込むと有害 | ||||
皮膚に接触すると有毒 | ||||
吸入すると有害 | ||||
重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷 | ||||
臓器の障害のおそれ(中枢神経系) | ||||
注意書き | ||||
安全対策 | 炎や高温のものから遠ざけること。-禁煙。 | |||
粉じん、煙、ガス、ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | ||||
取扱後は手などをよく洗うこと。 | ||||
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 | ||||
屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 | ||||
保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | ||||
応急措置 | 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | |||
皮膚に付着した場合:多量の水/…で洗うこと。 | ||||
皮膚(又は髪)に付着した場合:汚染された衣類を直ちに全て脱ぐこと。皮膚を流水、シャワーで洗うこと。 | ||||
汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 | ||||
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | ||||
飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 | ||||
直ちに医師に連絡すること。 | ||||
特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 | ||||
ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 | ||||
火災の場合には、火元への燃焼源を断ち、適切な消火剤を使用して消火すること。 | ||||
保管 | 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 | |||
施錠して保管すること。 | ||||
廃棄 | 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
他の危険有害性 | ||||
3.組成及び成分情報 | |||
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単一製品・混合物の区別 | 単一製品 | ||
化学名又は一般名 | 2-tert-ブチルフェノール | ||
別名 | 2-(1,1-ジメチルエチル)フェノール、o-tert-ブチルフェノール 、2-(tert-ブチル)フェノール、2-(1,1-Dimethylethyl)phenol 、o-tert-Butylphenol、2-(tert-Butyl)phenol | ||
濃度又は濃度範囲 | 純度99.97% | ||
分子式 (分子量) | C10H14O(150.22) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 88-18-6 | ||
官報公示整理番号(化審法) | (3)-503 | ||
官報公示整理番号(安衛法) | (3)-503 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | フェノール0.03% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。安静。半座位。 | ||
直ちに医師に連絡すること。 | |||
特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 | |||
ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 | |||
皮膚に付着した場合 | 多量の水と石けんで洗うこと。 | ||
直ちに医師に連絡すること。 | |||
特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 | |||
ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 | |||
汚染された衣服を直ちに全て脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 | |||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | ||
直ちに医師に連絡すること。 | |||
特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 | |||
ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 | |||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 | ||
多量の水を飲ませる。 | |||
直ちに医師に連絡すること。 | |||
特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 | |||
ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 | |||
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 吸入 :咳、咽頭痛、息切れ。蒸気は気道を刺激する。 | ||
皮膚 : 発赤、痛み、灼熱感、皮膚熱傷。皮膚に対して腐食性を示す。 | |||
眼 : 発赤、痛み、重度の熱傷。眼に対して腐食性を示す。 | |||
経口摂取 : のどと胸部の灼熱感、腹痛、ショック/虚脱。経口摂取すると、腐食性を示す。 | |||
応急措置をする者の保護 | データなし。 | ||
医師に対する特別な注意事項 | データなし。 | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素、砂 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状水 | ||
特有の危険有害性 | 燃焼ガスには、一酸化炭素などの有毒ガスが含まれるので、消火作業の際には、煙の吸入を避ける。 | ||
可燃性である。 | |||
80℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。 | |||
特有の消火方法 | 消火作業は、風上から行う。 | ||
周辺火災の場合に移動可能な容器は、速やかに安全な場所に移す。 | |||
火災発生場所の周辺に関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
関係者以外は安全な場所に退去させる。 | |||
消火するために粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素、砂を使用すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 消火作業では、適切な保護具(手袋、眼鏡、マスク等)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 作業には、必ず保護具(手袋・眼鏡・マスクなど)を着用する。 | ||
多量の場合、人を安全な場所に退避させる。 | |||
必要に応じた換気を確保する。 | |||
環境に対する注意事項 | 漏出物を河川や下水に直接流してはいけない。 | ||
封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 少量の場合、吸着剤(土・砂・ウエスなど)で吸着させ取り除いた後、残りをウエス、雑巾などでよく拭き取る。大量の水で洗い流す。 | ||
多量の場合、盛り土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いてから密閉式のプラスチックに回収する。 | |||
残留分を注意深く集め、安全な場所に移す。 | |||
この物質を環境中に放出してはならない。 | |||
付近の着火源となるものを速やかに除くとともに消火剤を準備する。 | |||
床に漏れた状態で放置すると、滑り易くスリップ事故の原因となるため注意する。 | |||
漏出物の上をむやみに歩かない。 | |||
火花を発生しない安全な用具を使用する。 | |||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 取扱い場所の近くに、洗眼及び身体洗浄のための設備を設置する。 | ||
安全取扱い注意事項 | 炎や高温のものから遠ざけること。-禁煙。 | ||
粉じん、煙、ガス、ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
取扱後は手などをよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 | |||
屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 | |||
保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | |||
火気厳禁 | |||
80℃以上では、蒸気/空気の爆発性混合気体を生じることがある。 | |||
80℃以上では、密閉系および換気。 | |||
ミストの発生を防ぐ! | |||
換気、局所排気、または呼吸用保護具。 | |||
顔面シールド、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。 | |||
蒸気は空気より重い。 | |||
強力な酸化剤、強塩基、酸無水物、酸塩化物と激しく反応する。銅とその合金を侵す。 | |||
20℃ではほとんど気化しないが、拡散すると浮遊粒子が急速に有害濃度に達することがある。 | |||
水生生物に対して毒性が強い。 | |||
接触回避 | 強力な酸化剤、強塩基、酸無水物、酸塩化物。 | ||
衛生対策 | 取扱い後は手などをよく洗うこと。 | ||
保管 | |||
安全な保管条件 | 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 | ||
施錠して保管すること。 | |||
火気厳禁 | |||
強力な酸化剤、強塩基、酸無水物、酸塩化物、金属類、食品や飼料から離しておく。 | |||
安全な容器包装材料 | 質は鋼, 青銅,黄銅,銅および銅化合物に腐食作用を及ぼすので,それら金属は容器として適さない。ゴムまたは耐久性のある合成物質で被覆された鋼製またはステンレス鋼製の容器,ガラス,セラミックおよび多くの合成物質は耐久性がある。 | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 | |||
日本産衛学会(2012年度版) | 未設定 | ||
ACGIH(2012年版) | 未設定 | ||
設備対策 | 蒸気またはヒュームやミストが発生する場合は、局所排気装置を設置する。 | ||
取扱い場所の近くに、洗眼及び身体洗浄のための設備を設置する。 | |||
機器類は防爆構造とし、設備は静電気対策を実施する。 | |||
保護具 | |||
呼吸用保護具 | 必要に応じて、適切な呼吸用保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 保護手袋、保護衣(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。)を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 保護眼鏡、保護面を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 保護手袋、保護衣(個人用保護具:自給式呼吸器付化学保護衣。)、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 液体(HSDB (2002)) | ||
色 | 淡黄色(HSDB (2002)) | ||
臭い | 特徴的な臭気(ICSC(J) (2004)) | ||
臭いのしきい(閾)値 | データなし。 | ||
pH | データなし。 | ||
融点・凝固点 | -6.8℃(CRC (91st, 2010)) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 223℃(CRC (91st, 2010)) | ||
引火点 | 80℃(CC)(ICSC(J) (2004)) | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし。 | ||
燃焼性(固体、気体) | データなし。 | ||
燃焼又は爆発範囲 | データなし。 | ||
蒸気圧 | 0.00015 mmHg(25℃)(HSDB (2002)) | ||
蒸気密度 | 5.2 (空気=1)(ICSC(J) (2004)) | ||
比重(相対密度) | 0.98(20℃/4℃)(ICSC(J) (2004)) | ||
溶解度 | 水:0.2 g/100 ml(20℃)溶けにくい(ICSC(J) (2004)) | ||
エタノール、四塩化炭素、アルカリに可溶。ジエチルエーテルに易溶。(CRC (91st, 2010)) | |||
n-オクタノール/水分配係数 | 3.31(measured)(HPVIS (2009)) | ||
自然発火温度 | 335℃(ICSC(J) (2004)) | ||
分解温度 | データなし。 | ||
粘度(粘性率) | 14.9mPa・s(20℃)(GESTIS (Access on Oct. 2012)) | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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反応性 | 強力な酸化剤、強塩基、酸無水物、酸塩化物と激しく反応する。銅とその合金を侵す。 | ||
化学的安定性 | 酸素,アルカリの存在下では酸化され着色する。 | ||
危険有害反応可能性 | この物質は塩基類,酸塩化物,酸無水物および酸素に富む物質(強酸化剤)と接触または混合する場合,激しく反応する。 | ||
避けるべき条件 | 情報なし。 | ||
混触危険物質 | 強力な酸化剤、強塩基、酸無水物、酸塩化物 | ||
危険有害な分解生成物 | 情報なし。 | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットのLD50値は、雄で1231 mg/kgおよび雌で1414 mg/kg(厚労省報告 (2000))と報告され、また、雌雄併合のデータとして789 mg/kg(USEPA/HPV (2001))との報告があるが、いずれも区分4に該当する。GHS分類:区分4 | ||
経皮 | ラットのLD50値は、雄 1373 mg/kgおよび雌 705 mg/kg(USEPA/HPV(2001))と報告され、雄では区分4、雌では区分3に該当することから、危険性の高い雌の区分を採用し区分3とした。 GHS分類:区分3 | ||
吸入:ガス | GHSの定義における液体である。GHS分類:分類対象外 | ||
吸入:蒸気 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
吸入:粉じん及びミスト | ラットのLC50値は1.07 mg/L/4h(RTECS (2009):元文献 National Technical Information Service.: OTS0558707)に基づき、区分4とした。なお、LC50値(1.07 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(0.0012 mg/L)より高いので粉塵・ミストの基準値を適用した。GHS分類:区分4 | ||
皮膚腐食性及び刺激性 | ウサギ6匹を用い未希釈の試験物質0.5 mLを4時間の半閉塞適用した皮膚刺激性試験(OECD TG404; GLP準拠)で、適用後1〜7日に全例で壊死が観察され、皮膚一次刺激指数は5.67であった(ECETOC TR66 (1995))ことに基づき、区分1とした。なお、本物質は皮膚や眼に対し、強い刺激性あるいは腐食性がある(BUA 231 (2001))との記載もみられる。 GHS分類:区分1 | ||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | ウサギの眼に本物質100 μLを適用した試験で刺激性は重度(severe)と報告され、かつ、本物質は皮膚腐食性物質であることから区分1とした。なお、本物質は皮膚や眼に対し、強い刺激性あるいは腐食性がある(BUA 231 (2001))との記載もみられる。GHS分類:区分1 | ||
呼吸器感作性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
皮膚感作性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
生殖細胞変異原性 | マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性の結果(BUA 231 (2001) Summary)により区分外とした。なお、in vitro試験としてエームス試験において陰性(厚労省報告 (2012)、USEPA/HPV(2001))、チャイニーズ、ハムスター肺由来の維芽細胞株CCHL/IUを用いた染色体異常試験において陽性(厚労省報告 (2012))の報告がある。GHS分類:区分外 | ||
発がん性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
生殖毒性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | ラットを用いた経口投与による単回投与毒性試験(用量:500, 1000, 2000 mg/kg)において、死亡動物および生存動物とも、投与日に自発運動の低下,歩行失調,腹臥位,側臥位および体温低下がみられ、2日目には歩行異常を示したが、死亡動物ではさらに振戦、流涙がみられた(厚労省報告 (2000))。歩行異常や流涙は本物質のラットの28日間反復経口投与試験でも高用量で観察され、中枢神経障害に起因する可能性も否定できないとの記載(厚労省報告 (2000))もあることから、本試験で観察された上記症状に基づき、区分2(中枢神経系)とした。なお、剖検および組織学的検査により胃の病変が報告されているが、腐食性/刺激性物質の経口投与による局所影響とみなし分類の根拠としなかった。 GHS分類:区分2(中枢神経系) | ||
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | ラットを用いた経口投与による28日間の反復投与毒性試験(用量:0、4、20、100、500 mg/kg/day)において、ガイダンス値範囲を超える500 mg/kg/day(90日換算値:156 mg/kg/day)で歩行失調、また、100 mg/kg/day(90日換算値:31 mg/kg/day)以上で一過性の流涎が観察され、500 mg/kg/dayで投与期間終了時に肝臓相対重量が高値を示したが、その他には、体重、摂餌量、血液学的検査、血液化学的検査、尿検査、剖検、病理組織学的検査の結果には被験物質投与に起因すると考えられる変化は認められなかった(厚労省報告 (2000))ことから、経口経路では区分外に相当するが、他経路についてはデータがなく影響も不明なため、本項の分類としては「分類できない」とした。 GHS分類:分類できない | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。GHS分類:分類できない | ||
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性) | 分類実施中 | ||
水生環境有害性(長期間) | 分類実施中 | ||
オゾン層への有害性 | 分類実施中 | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報と、分類実施中の12項の環境影響情報とに、基づく修正の必要がある。 | ||||
国際規制 | 海上輸送はIMOの規則に、航空輸送はICAO/IATAの規則に従う。 | |||
国連番号 | 3145 | |||
国連品名 | アルキルフェノール類(液体)、n.o.s.(C2〜C12) | |||
国連危険有害性クラス | 8 | |||
副次危険 | - | |||
容器等級 | J、K、L | |||
国内規制 | ||||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | |||
航空規制情報 | 航空法の規定に従う。 | |||
陸上規制情報 | 消防法の規定に従う。 | |||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | |||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | ||||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | ||||
重量物を上積みしない。 | ||||
緊急時応急措置指針番号 | 153 | |||
15.適用法令 | ||||
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法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
消防法 | 第4類引火性液体、第三石油類非水溶性液体 | |||
船舶安全法 | 腐食性物質 | |||
航空法 | 腐食性物質 | |||
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本安全モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、 新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本安全データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。 また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |