| 1.化学品等及び会社情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品の名称 | 硝酸銀 (I) | ||
| 化学品の英語名称 | Silver(I) nitrate | ||
| 製品コード | R06-C-148-JNIOSH | ||
| 供給者の会社名 | ○○○○株式会社 | ||
| 住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
| 電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| ファクシミリ番号 | 03-1234-5678 | ||
| 電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
| 緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| 推奨用途及び使用上の制限 | 銀塩原料,写真感光材料・写真製版原料,電気通信機等接点用,試薬,医薬,触媒(NITE-CHRIPより引用) | ||
| 2.危険有害性の要約 | |||
|---|---|---|---|
| GHS分類 | |||
| 分類実施日 (物化危険性及び健康有害性) | 令和6年度(2024年度)、ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) ※一部、平成26年度(2014年度)、ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) | ||
| 物理化学的危険性 | 酸化性固体 | 区分2 | |
| 健康に対する有害性 | 急性毒性 (経口) | 区分2 | |
| 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 | ||
| 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | ||
| 生殖毒性 | 区分1B | ||
| 特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 区分3 (気道刺激性) | ||
| 特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | 区分1 (呼吸器) | ||
| 分類実施日 (環境有害性) | 平成26年度(2014年度)、ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) | ||
| 環境に対する有害性 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 | |
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 | ||
| GHSラベル要素 | |||
|---|---|---|---|
| 絵表示 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ||
| 注意喚起語 | 危険 | ||
|---|---|---|---|
| 危険有害性情報 | 火災助長のおそれ:酸化性物質 飲み込むと生命に危険 重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ 呼吸器への刺激のおそれ 長期にわたる、又は反復ばく露による呼吸器の障害 水生生物に非常に強い毒性 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性 | ||
| 注意書き | |||
| 安全対策 | 熱、高温のもの、火花、裸火及び他の着火源から遠ざけること。禁煙。 衣類及び他の可燃物から遠ざけること。 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 取扱い後はよく手を洗うこと。 この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 使用前に取扱説明書を入手すること。 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。 環境への放出を避けること。 | ||
| 応急措置 | 火災の場合:消火するために適切な消火剤を使用すること。 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 特別な処置が必要である(このラベルの・・・を見よ)。 注) ”・・・”は、ラベルに解毒剤等中毒時の情報提供を受けるための連絡先などが記載されている場合のものです。ラベル作成時には、”・・・”を適切に置き換えてください。 飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。皮膚を水【又はシャワー】で洗うこと。 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師の診察/手当てを受けること。 気分が悪いときは、医師の診察/手当てを受けること。 漏出物を回収すること。 | ||
| 保管 | 施錠して保管すること。 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 | ||
| 廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | ||
| 他の危険有害性 | 情報なし | ||
| 3.組成及び成分情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質・混合物の区別 | 化学物質 | ||
| 化学名又は一般名 | 硝酸銀 (I) | ||
| 慣用名又は別名 | 一硝酸銀 | ||
| 英語名 | Silver(I) nitrate | ||
| 濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
| 分子式 (分子量) | Ag.HNO3 (170) | ||
| 化学特性 (示性式又は構造式) | ![]() | ||
| CAS番号 | 7761-88-8 | ||
| 官報公示整理番号 (化審法) | 1-8 | ||
| 官報公示整理番号 (安衛法) | - | ||
| GHS分類に寄与する成分(不純物及び安定化添加物も含む) | - | ||
| 4.応急措置 | |||
|---|---|---|---|
| 吸入した場合 | 新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で安静にさせる。呼吸が止まっている場合は、呼吸補助具(蘇生バッグなど)や口鼻蘇生法で人工呼吸を行う。口対口蘇生法は緊急事態の場合にのみ行う。医師に連絡すること。 気道/呼吸器疾患の刺激が発生した場合:できるだけ早く、グルココルチコイド吸入スプレーを吸入する。 呼吸困難な場合は酸素吸入をさせる。 意識がないが呼吸がある場合は、横向きに安定した姿勢で寝かせ、低体温症から保護する。 気分が悪い時や呼吸に関する症状が現れた場合は、医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 皮膚に付着した場合 | 直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。 肌に見える粉じんをドライブラシで払う。 皮膚に付着した部分を流水またはシャワーで少なくとも10〜20分間洗浄する。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 できればコンタクトレンズをはずして数分間多量の水で洗い流す。 眼の刺激が続く場合は医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 直ちに医師に連絡すること。 意識がある場合は、コップ1〜2杯の水を飲ませる。 自然嘔吐の場合は、嘔吐物が呼吸器に侵入するのを防ぐため、頭を胸より低くし、うつぶせの姿勢にする。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 急性の影響: 粘膜や皮膚への腐食性の影響を刺激する。高用量の経口摂取後:胃腸の不調、心血管系の障害および中枢神経系の機能障害。メトヘモグロビン生成を生じることがある。 これらの影響は、遅れて現われることがある。 医学的な経過観察が必要である。 慢性的な影響: 組織中の銀の沈着物(アルギリア/アルギローシス)。血液に影響を与えることがある。 メトヘモグロビンの形成を生じることがある。 眼および皮膚の 灰色の変色を起こすことがある。 爪の茶色変色を起こすことがある。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 応急措置をする者の保護に必要な注意事項 | 救助者は、状況に応じて適切な眼、皮膚の保護具を着用する。 | ||
| 医師に対する特別な注意事項 | 情報なし | ||
| 5.火災時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 適切な消火剤 | 火災の場合:消火するために適切な消火剤を使用すること。 大量の水を使用する。 周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。 火災時:水を噴霧して容器類を冷却する。 以上、ICSC参照。 | ||
| 使ってはならない消火剤 | 火災が周辺に広がる恐れがあるため、直接の棒状注水を避ける。 | ||
| 特有の危険有害性 | 周囲の火災に含まれると、有害物質(亜硝酸ガス)が放出される可能性がある。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 特有の消火方法 | 不燃性であるが、酸化作用がある。 周囲の容器を水スプレーで冷却する。 可能であれば、容器を危険区域から移動する。 圧力が上昇し、加熱時に破裂するリスクがある。 着火(発火)源を遮断する。 水スプレーで蒸気を封じ込める。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 消火を行う者の特別な保護具及び予防措置 | 消火作業の際は、適切な自給式の呼吸器用保護具、眼や皮膚を保護する防護服 (耐熱性) を着用する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 6.漏出時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 影響を受ける周囲に警告する。 個人用保護具を着用すること(「個人用保護具」の章を参照)。 周囲を換気し、こぼれた場所を洗う。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 環境に対する注意事項 | 環境への放出を避けること。 可能であれば、閉じた装置を使用する。 物質の放出を防ぐことができない場合は、出口で吸引する必要がある。 容器とパイプラインにラベルを貼ること。 水、排水、下水、または地中への浸透を防ぐ。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 漏出物を回収すること。 収集容器にはラベルを貼付すること。容器は換気の良い場所に保管すること。 個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣 この物質を環境中に放出してはならない こぼれた物質を密閉式容器内に収集する。 湿らせてもよい場合は、粉じんを避けるために湿らせてから掃き入れる。 残留分を多量の水で洗い流すこと。 おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 二次災害の防止策 | 情報なし | ||
| 7.取扱い及び保管上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 取扱い | |||
| 技術的対策 | 「8. ばく露防止及び保護措置」に記載の措置を行い、必要に応じて保護具を着用する 粉じんの形成を避ける。避けられない粉じんの発生は、定期的に収集する必要がある。 掃除中に粉じんを起こさないこと。 清掃にブロワーを使用しない。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 安全取扱い注意事項 | 屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。 使用前に取扱説明書を入手すること。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 衣類及び他の可燃物から遠ざけること。 熱、高温のもの、火花、裸火及び他の着火源から遠ざけること。禁煙。 清潔な作業場所の維持に注意する。 作業に必要な量を超えて持ち込まない。 容器を開いたままにしない。 補充、移し替え、または開放系での使用時は、十分な換気を確保する必要がある。 こぼれないようにする。 ラベルの付いた容器にのみ注入する。 粉じんが舞い上がるのを避ける。 壊れやすい容器で輸送する場合は、適切な外部容器を使用する。 電気器具は、腐食のリスクが高いため、定期的に点検する。 作業エリアでの溶接はしないこと。 溶液は、グラスウール、ガラスチップ、またはセラミックフィルターのみでろ過する。乾燥後に発火の危険性のある紙製のろ過材は使用しない。掃除用の雑巾を野外に置いたままにしない。 引火性物質との接触禁止。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 接触回避 | 感染性、放射性、爆発性の物質 ガス エアゾール(スプレーボトル)。 自然発火性物質 水と接触した場合、可燃性ガスを放出する物質 有機過酸化物および自己反応性物質 危険な化学反応が起こりうる物質と一緒に保管しない。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 衛生対策 | この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 作業エリアでの飲食禁止。 眼、皮膚、衣類への接触を避けること。接触した場合は患部を洗浄する。 眼に入った場合は、影響を受けた眼を洗い流す。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 シャワー付きの洗面所と、可能であれば私服と作業服を別々に収納する部屋を用意する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 保管 | |||
| 安全な保管条件 | 容器を密閉しておくこと。 施錠して保管すること。 可燃性物質および還元剤から離しておく。 暗所に保管。 涼しくて乾燥した換気の良い場所で保管すること。 排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。 食品容器は使用しない。 容器にラベルを貼付すること。 できるだけ元の容器に保管する。 壊れにくい容器を使用する。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 安全な容器包装材料 | 消防法、道路法、毒劇法、火薬類取締法、国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 | ||
| 8.ばく露防止及び保護措置 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 許容濃度については日本産衛学会の「許容濃度の勧告」及びACGIHの「TLVs and BEIs」について記載しています。 | ||||
| 管理濃度 | - | |||
| 濃度基準値 | ||||
| 八時間濃度基準値 | - | |||
| 短時間濃度基準値 | - | |||
| 許容濃度 | ||||
| 日本産衛学会 (2024年度版) | 許容濃度:0.01 mg/m3 (銀および銀化合物(Ag として)) | |||
| ACGIH (2024年版) | TLV-TWA:0.01 mg/m3 (Silver, and compounds. Soluble compounds, as Ag) | |||
| 設備対策 | 粉じんが発生する作業所においては、必ず密閉された装置、機器または局所換気装置を使用する。 作業エリアの換気を良好に保つ。 床に排水口を設置しない。 作業場での洗浄設備が必要。 洗眼設備を設置し、標識を付ける。 物質を大量に取り扱う場合は、緊急用シャワーが必要。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 保護具 | ||||
| 呼吸用保護具 | 緊急時には、呼吸保護具を着用する。 フィルター装置の使用限界を超える濃度、体積18%未満の酸素濃度、または不明な状況では、絶縁装置を使用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 手の保護具 | 厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル」参照のこと。 必要に応じて適切な不浸透性の保護手袋を使用すること。着用する前に締まり具合を確認する。手袋は取り外す前に十分に清掃し、換気の良い場所に保管する必要がある。 布製または革製の手袋は不適切である。 以下の情報は、物質の飽和水溶液に有効である。 次の材料は保護手袋に適している(透過時間>= 8時間): 天然ゴム/天然ラテックス-NR(0.5 mm)(非粉末およびアレルゲンフリー製品を使用)、ポリクロロプレン-CR(0.5 mm)、ニトリルゴム/ニトリルラテックス-NBR(0.35 mm)、ブチルゴム-ブチル(0.5 mm)、フッ素炭素ゴム-FKM(0.4 mm)、ポリ塩化ビニル-PVC(0.5 mm) 以上、GESTIS参照。 | |||
| 眼の保護具 | 必要に応じて安全眼鏡、保護面、安全ゴーグルなどの眼用保護具を着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 皮膚及び身体の保護具 | 身体の保護リスクに応じて、不浸透性の適切な防護服または適切な化学防護服を着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 9.物理的及び化学的性質 | |||
|---|---|---|---|
| 物理的状態 | |||
| 物理状態 | 固体 | ||
| 色 | 無色 | ||
| 臭い | 無臭 | ||
| 融点/凝固点 | 212 ℃ (HSDB in PubChem(2024)) | ||
| 沸点、初留点及び沸騰範囲 | 440 ℃ 分解 (HSDB in PubChem(2024)) | ||
| 可燃性 | 不燃性 (他の物質の燃焼を助長) (ICSC (1998)) | ||
| 爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界 | データなし | ||
| 引火点 | データなし | ||
| 自然発火点 | データなし | ||
| 分解温度 | 440 ℃ (HSDB in PubChem(2024)) | ||
| pH | データなし | ||
| 動粘性率 | データなし | ||
| 溶解度 | 水:2340 g/L (25℃) (EU CLP CLH (2023)) エーテル、グリセロール、アルコール、アセトン:可溶 (HSDB in PubChem(2024)) | ||
| n-オクタノール/水分配係数 | データなし | ||
| 蒸気圧 | データなし | ||
| 密度及び/又は相対密度 | 4.35 g/cm3 (20℃) (EU CLP CLH (2023)) | ||
| 相対ガス密度 | データなし | ||
| 粒子特性 | データなし | ||
| 10.安定性及び反応性 | |||
|---|---|---|---|
| 反応性 | 酸化性固体。 物質自体は燃焼しないが、可燃性物質と接触すると火災のリスクが高まり、既存の火災を大幅に悪化させる可能性がある。 酸化作用がある。 窒素酸化物などの有毒なフュームを生じる。 本物質は、強酸化剤。可燃性物質や還元性物質と激しく反応する。アセチレン、アルカリ、ハロゲン化物などの混触危険物および他の多くの化合物と反応する。火災や爆発の危険を生じる。ある種のプラスチック、ゴムおよび被覆剤を侵す。不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 化学的安定性 | 通常の取扱い条件下では安定である。 | ||
| 危険有害反応可能性 | 危険な反応をする可能性がある物質: 酸化剤、強力な還元剤、硝酸、水素過酸化、ヒ素粉末、クロロスルホン酸、三フッ化塩素、熱炭、金属粉末、ヨウ化ホスホニウム、水銀、アセチリド 加熱により分解する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 避けるべき条件 | 発火源(火気、加熱、高温、静電気、火花など)に近づけないこと。 衝撃や摩擦を与えないこと。 | ||
| 混触危険物質 | 接触すると爆発の危険性: アンモニア、可燃性物質、水酸化ナトリウム、有機物質、酢酸アルデヒド、アセチレン、アクリロニトリル、水酸化アンモニウム、アジド、1,3-ブタジイン、炭化カルシウム、エタノール/タッチ、フルオロアセチレン、ヒドラジン、炭化銅、マグネシウム粉末+水、金属アセチリドニトロメタンリン/インパクトホスファン硫黄/インパクトチタン/硝酸亜鉛/アンモニア/水酸化カリウム 以上、GESTIS参照。 | ||
| 危険有害な分解生成物 | 分解生成物:銀を微細に分散させた亜硝酸ガス 周囲の火災に含まれると、有害物質(亜硝酸ガス)が放出される可能性がある。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 11.有害性情報 | |||
|---|---|---|---|
| 急性毒性 | |||
| 経口 | 【分類根拠】 (1)〜(6)より、総合判定により区分2とした。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した(2024年度)。 【根拠データ】 (1)マウスのLD50:50 mg/kg (原典:SDS) (EU CLP CLH (2023)) (2)マウスのLD50:129 mg/kg(EU CLP CLH (2023)) (3)ラットのLD50:1,173 mg/kg (GESTISでは1,170 mg/kg)(RTECS (MOE初期評価 (2018)、EU CLP (2023)、GESTIS (Accessed Nov. 2024)より引用) ) (4)ヒトの致死量(LD100):140 mg/kg(EU CLP CLH (2023))[WHOが提唱したヒトの致死量10 g/man、体重 70 kgより算出値] (5)ヒトの致死量2 g (原典:SDS) (EU CLP CLH (2023))[LD100=28.6 mg/kg、体重 70 kgより算出値] (6)EUでは、動物のATE換算値を5〜500 mg/kg、ヒトの致死量2 g(原典:SDS)、体重 70 kgとして、LD100=28.6 mg/kgと算出し、Acute Tox. 2 を提案中である(EU CLP CLH (2023))。 | ||
| 経皮 | データ不足のため分類できない。 | ||
| 吸入: ガス | GHSの定義における固体である。 | ||
| 吸入: 蒸気 | GHSの定義における固体である。 | ||
| 吸入: 粉じん及びミスト | データ不足のため分類できない。 | ||
| 皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | 本物質は皮膚に対して腐食性を引き起こすと記載がある (CICAD 44 (2003))。また、職業ばく露において本物質との接触による化学火傷が報告されている (ATSDR (1990))。以上の結果から区分1とした。また、本物質はEU DSD分類で区分「C; R34」、EU CLP分類で区分「Skin Corr. 1B H314」に分類されている。 | ||
| 眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | 本物質は眼に対して重度の腐食性を引き起こすと記載がある (CICAD 44 (2003))。また、職業ばく露において眼との接触による化学火傷が報告されている (ATSDR (1990))。さらに、本物質は皮膚腐食性/刺激性について区分1に分類されている。以上の結果から区分1とした。また、本物質はEU DSD分類で区分「C; R34」、EU CLP分類で区分「Skin Corr. 1B H314」に分類されている。 | ||
| 呼吸器感作性 | データ不足のため分類できない。 | ||
| 皮膚感作性 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)(硝酸)銀のアレルギーを記載したいくつかの症例報告を収載したテキスト”Silver in healthcare (2010) ”の著者によれば、多くのヒトは固体状態の金属には耐えるが、溶液中のイオンにばく露された場合にはアレルギー性の皮膚炎を発症する可能性があるとされる。このテキストには硝酸銀に対するアレルギーと皮膚反応は銀イオン濃度に直接的に比例すると記述した研究が引用されている。これは新しく調製した硝酸銀溶液(イオン化銀が少ない)は調製後時間が経った硝酸銀溶液と比べてアレルギー性が低いことが明らかにされたという実験結果に基づいている。研究対象の症例は硝酸銀、シアン化銀、雷酸銀及び塩化銀に経皮ばく露、又は職業ばく露後に感作反応を生じた患者であった(EU CLP CLH (2023))。 (2)Axenohl (C6H7AgO7、クエン酸水溶液中Ag+: 2,438 ppm)について、モルモット(n= 20)を用いたビューラー試験(EPAガイドライン、GLP:局所感作:75%、惹起:50%)では、惹起終了24時間の陽性率は16/20 (80%)で対照群(6/10、60%)よりやや高かった(同上)。 (3)銀ゼオライトについて、モルモット(n= 20)を用いたビューラー試験(EPAガイドライン、GLP:局所感作:55%、惹起:41%)では、惹起終了24時間の陽性率は7/20 (35%)で対照群(2/10、20%)よりやや高かった(同上)。 (4)銀ナノ粒子(平均粒子径:10 nm)について、モルモット(n= 20)を用いたマキシマイゼーション試験(OECD TG406、GLP)では、惹起終了48及び72時間後の陽性率は1/20(5%)で陰性であった(EU CLP CLH (2023))。 (5)EUではSkin Sens. 1への分類を提案中(同上)。 | ||
| 生殖細胞変異原性 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質(硝酸銀)、AgNP(銀ナノ粒子)、AgMP(銀ミクロンサイズ粒子)について、ラットを用いた反復経口投与後の最高血中濃度(Cmax)及び血中濃度曲線下面積(AUC)から、銀の経口吸収性の順位は本物質> AgNP > AgMPの順であった(EU CLP CLH (2023))。 (2)in vivoでは、本物質自体のデータはない。銀ナノ粒子を被験物質とした28日間経口投与(最大1,000 mg/kg/day)及び90日間吸入ばく露(最大515μg/m3)による骨髄細胞を標的とした小核試験(OECD TG474、GLP)において、経口投与試験では弱陽性(雄のみ)の結果であったが、吸入ばく露試験では陰性であった。また、銀亜鉛ゼオライト又は銀銅ゼオライトを被験物質とした染色体異常試験で陰性であった。一方、特殊なミュータントマウスと対照動物(野生型:C57BL/6Jマウス)を比較した銀ナノ粒子の妊娠期経口投与(500 mg/kg、妊娠9.5〜13.5日(胎児発育中))による小核試験(母マウスの骨髄細胞)において陽性、胎児のDNA損傷試験において陽性の結果が得られている(同上)。 (3)in vitroでは、本物質自体のデータはない。銀亜鉛ゼオライトを被験物質とした2つの細菌を用いた復帰突然変異試験で陰性、本物質(1試験)及び銀亜鉛ゼオライト(2試験)を被験物質としたほ乳類培養細胞(CHO細胞、マウスリンパ腫細胞L5178Y )を用いた遺伝子突然変異試験で陽性、銀亜鉛ゼオライトのチャイニーズハムスターV79細胞を用いた染色体異常試験で陽性の結果等の報告がある(同上)。 【参考データ等】 (4)EUではMuta. 2への分類を提案中(EU CLP CLH (2023))。 | ||
| 発がん性 | データ不足のため分類できない。 | ||
| 生殖毒性 | 【分類根拠】 本物質自体のデータはないが、可溶性銀塩で銀イオン(Ag+)を遊離する酢酸銀等を用いた試験結果(1)〜(4)より、母動物に一般毒性が強くない用量で受胎能への影響、F1世代の精子、生殖器官及び脳神経系発達への有害影響、妊娠期投与による胎児毒性等が認められた。EU CLPの評価では、酢酸銀等の影響は銀イオンに起因するものであり、これらの試験結果は非腐食性濃度での硝酸銀の影響を評価するのに適切であるとされていることを考慮し、分類結果を変更した(2024年度)。 【根拠データ】 (1)酢酸銀(CAS登録番号 563-63-3)について、ラットを用いた飲水投与(4〜40 mg/kg/day、雄:交配前10週間、交配期間含めて90日間、雌:交配10週間前からF1離乳まで)による一世代生殖毒性試験において、雌親動物に僅かな全身影響(摂餌量減少(哺育18日まで)、肝臓重量減少)がみられた40 mg/kg/dayで、受胎率の軽度低下、着床率及び同腹児数の減少がみられ、F1出生児に出生時生存児数の減少、雄児生存率の低下がみられた(EU CLP CLH (2023))。 (2)酢酸銀について、ラットを用いた混餌投与(F0、F1:40〜120 mg/kg/day、F0雌雄:交配10週間前からF1哺育後の剖検まで、F1:離乳から各コホートの剖検スケジュールまで)による拡張一世代生殖毒性試験(OECD TG443、GLP)では、F0では雌雄とも80 mg/kg/day以上で体重増加抑制、血液影響、腺胃粘膜上皮の変性、脾臓の髄外造血亢進などが、120 mg/kg/dayでは死亡例が雄2/25匹、雌1/25匹に認められた。F1出生児には40 mg/kg/dayでは軽微な影響に限られたが、80 mg/kg/dayで胸腺の絶対/相対重量並びに脳の絶対重量の減少、120 mg/kg/dayで生存率低下(生後1日)、皮膚の暗色化がみられた。F1親動物ではF0親動物と同様の一般毒性影響がF0より強く認められ、コホート1Aの120 mg/kg/dayでは雄3/10匹、雌2/10匹の死亡が認められ、血液影響は40 mg/kg/dayからみられた。F0、F1の生殖影響に関しては、雄ではF0の120 mg/kg/day及びF1のコホート1A及び1Bの80 mg/kg/day以上の各群で精巣・精巣上体重・前立腺重量減少、コホート1Aで精子数減少、精子運動能の低下等、雌ではコホート1A及び1Bの120 mg/kg/dayで子宮頸部、卵管の絶対/相対重量の減少がみられた。コホート2A(神経毒性評価)では80 mg/kg/day以上で脳の髄鞘内浮腫(雄)、海馬のニューロン壊死(雌雄)、視床のニューロン/グリア細胞の壊死(雌雄)、脳(延髄)内の細胞外色素沈着などがみられ、120 mg/kg/dayではそれらがより高頻度かつ強くみられた他、聴覚性驚愕反応の低下、自発運動量(立ち上がり、水平行動)の減少が認められた(EU CLP CLH (2023))。 (3)酢酸銀について、妊娠ラットを用いた強制経口投与(10〜100 mg/kg/day、妊娠6〜19日)による発生毒性試験では、母動物には100 mg/kg/dayまで明瞭な影響はなく、胎児にも後期死亡胎児を持つ腹の僅かな増加(10%)がみられた以外は軽微な所見のみであった。一方、塩化銀を被験物質とした妊娠ラットを用いた強制経口投与(250 mg/kg/day、妊娠1〜20日)による発生毒性試験では母動物には血中セルロプラスミン低下以外に投与による影響はみられなかったが、胎児には着床後死亡率増加、生後死亡(全例)、精巣下降不全発生頻度が認められた(同上)。 【参考データ等】 (4)銀亜鉛ゼオライトについて、ラットを用いた混餌投与(1,000〜12,500 ppm(雄/雌:72/87〜984/1,109 mg/kg/day))を用いた二世代生殖毒性試験(OECD TG416、GLP)において、F0親動物では6,250 ppm以上で死亡(雄1/30匹)、血液影響(赤血球数増加、MCV低下等)、腎臓影響(水腎症等)、12,500 ppmで死亡(雄3/30匹)、体重低下(雌雄)が、F1親動物では1,000 ppm以上で死亡(雄1/30匹)、腎臓影響(水腎症等)、6,250 ppm以上で死亡(雄7/30匹、雌1/30匹)、体重低下(雌雄)、胸腺萎縮などが、12,500 ppmで高頻度死亡(雄28/30匹、雌23/30匹)が認められた。生殖影響では、F0の1,000 ppm以上で妊娠期間の軽度延長、F1(12,500 ppmは死亡例多発のため中止)の1,000 ppm以上で異常精子比率の増加、6,250 ppmで雌雄生殖器官重量の減少、膣開口日齢及び包皮分離日齢の遅延が認められた(同上)。 (5)EUではRepr. 1Bへの分類を提案中(EU CLP CLH (2023))。 | ||
| 特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 本物質は腐食性、気道刺激性がある (ATSDR (1990)、PATTY (6th, 2012))。ヒトにおいては、粉塵吸入ばく露により気道粘膜の刺激、経口的な急性中毒症状として、口内の灼熱感や痛み、流涎、嘔吐、腹痛、下痢、重度の胃腸炎、血圧低下、呼吸数減少、眩暈、痙攣、横隔膜筋麻痺、昏睡、中枢神経系障害、死亡が報告されている (HSDB (Access on September 2014))。実験動物のデータはない。 以上より、中枢神経系への影響を示す記述はあるが、それは情報源List 2であるHSDBのみでありその原著確認ができなかったことから中枢神経系は採用しなかった。また旧分類では、List 3の情報源を用いて、実験動物でのメトヘモグロビン血症やチアノーゼから血液系への影響 (区分1 (血液系)) を採用していたが、ヒト及び実験動物において、List 1及びList 2に血液系への影響を示す記述は認められなかったこと、旧分類の示すList 3の情報源から原著確認ができなかったことから、血液系を採用しなかった。 したがって、本物質は気道刺激性があると考えられ、区分3 (気道刺激性) とした。 | |||
|---|---|---|---|---|
| 特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | 硝酸銀と酸化銀の製造工場で、銀の粉じんに1年未満から10年以上ばく露された作業者30名中25名が上気道の刺激症状 (くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咽頭刺激痛) を、同10名が腹痛 (激痛で制酸剤により軽減) を訴えたとの記述がある (ATSDR (1990)、ACGIH (7th, 2001))。このうち、腹痛は粉じんの一部を経口摂取した粘膜刺激の影響による可能性も考えられ、少数例の症状 (全体の1/3) で、下痢、嘔吐など、他の消化器症状の記載もなく、標的臓器の対象とすべきでないと考えられた。 一方、実験動物ではラットに本物質222 mg Ag/kg/day (349.6 mg/kg/day相当) を37週間飲水投与した試験で、23週以降に死亡率の増加がみられたが、眼の銀症以外に臓器毒性の記述はなく (ACGIH (7th, 2001))、また、ラットに89 mg Ag/kg/day (140 mg/kg/day相当) を9ヶ月間飲水投与した試験で、左心室の肥大がみられた (ATSDR (1990)、ACGIH (7th, 2001)) との記述があるが、心血管系への影響はヒト及び他の動物試験で報告がなく、この結果は信頼性がないとされている (ATSDR (1990))。この他、実験動物で分類に利用可能なデータはない。 以上より、区分1 (呼吸器) とした。なお、旧分類はList 3の情報源からのデータにより、「腎臓」、「心血管系」を標的臓器としたが、「心血管系」を削除した理由は上記の通り。腎臓については、腎臓への銀沈着により、腎機能に悪影響を及ぼす懸念が想定されるが、動物実験ではその証拠はなく、職業ばく露の知見でもヒトで銀へのばく露量と腎機能障害を関連づけるデータがなく、「腎臓」を標的臓器とする証拠は不十分であるとの記述 (ATSDR (1990)) も考慮し、標的臓器から「腎臓」を削除した。 | |||
| 誤えん有害性* | データ不足のため分類できない。 | |||
| * JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。 | ||||
| 12.環境影響情報 | |||
|---|---|---|---|
| 生態毒性 | |||
| 水生環境有害性 短期(急性) | 甲殻類(オオミジンコ)による48時間EC50=0.0014 mg/L (0.0009 mg Ag/L) (CICADs 44, 2002)であることから、区分1とした。 | ||
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 慢性毒性データを用いた場合、無機化合物につき環境中の動態は不明であり、魚類(ニジマス)の60日間LOEC = 0.00016 mg/L(CICADs 44, 2002)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、無機化合物につき環境中の動態は不明であり、甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.0014 mg/L (0.0009 mg Ag/L) (CICADs 44, 2002)であることから、区分1となる。 以上の結果から、区分1とした。 | ||
| 残留性・分解性 | 化審法分解度試験:難分解性(化学物質安全性点検結果等(分解性・蓄積性)) | ||
| 生態蓄積性 | 化審法濃縮度試験:低濃縮性(化学物質安全性点検結果等(分解性・蓄積性)) | ||
| 土壌中の移動性 | - | ||
| オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書A〜C及びEに列記されていない。 | ||
| 13.廃棄上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品(残余廃棄物)、当該化学品が付着している汚染容器及び包装の安全で、かつ、環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報 | 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | ||
| 14.輸送上の注意 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 本物質のGHS分類結果に基づく国際規制の分類等は、以下の通りと推定されるが、該否は製品によって異なる場合がある。輸送危険物の分類は、容器等級を含め、荷送人が責任をもって判断することとされているため、輸送の際には、個々の貨物について、製品の状態、形状等も考慮し、輸送モード (航空、船舶) を規制する法規に沿って事業者が判断する必要がある。 | ||||
| 国際規制 | ||||
| 国連番号 | 1493 | |||
| 品名(国連輸送名) | 硝酸銀 | |||
| 国連分類 | 5.1 | |||
| 副次危険 | - | |||
| 容器等級 | II | |||
| 海洋汚染物質 | 該当する | |||
| MARPOL73/78附属書U及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
| 国内規制 | ||||
| 海上規制情報 | 船舶安全法に従う | |||
| 航空規制情報 | 航空法に従う | |||
| 陸上規制情報 | 消防法、道路法、毒物及び劇物取締法、火薬類取締法の規定に従う | |||
| 特別な安全上の対策 | 消防法、道路法、毒物及び劇物取締法、火薬類取締法の規定によるイエローカード携行の対象物 | |||
| その他 (一般的) 注意 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
| 緊急時応急措置指針番号* | 140 | |||
| * 北米緊急時応急措置指針に基づく。米国運輸省が中心となって発行した「2024 Emengency Response Guidebook」に掲載されている。 | ||||
| 15.適用法令 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
| 労働安全衛生法 | 名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条第1項、施行令第18条、施行令別表第9)(令和7年3月31日まで) 【137 銀及びその水溶性化合物】 名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条第1項、施行令第18条、施行令別表第9)(令和7年4月1日以降) 【10 銀及びその水溶性化合物】 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2、施行令別表第9)(令和7年3月31日まで) 【137 銀及びその水溶性化合物】 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2、施行令別表第9)(令和7年4月1日以降) 【10 銀及びその水溶性化合物】 危険性又は有害性等を調査すべき物(法第57条の3) 皮膚等障害化学物質(労働安全衛生規則第594条の2) 【硝酸銀(T)】 危険物・酸化性の物(施行令別表第1第3号) 【4 硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウムその他の硝酸塩類】 | |||
| 化学物質排出把握管理促進法 (PRTR法) | 第一種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1条別表第1) 【105 銀及びその水溶性化合物】 | |||
| 毒物及び劇物取締法 | 劇物(指定令第2条) 【24 無機銀塩類】 | |||
| 消防法 | 第1類 酸化性固体(法第2条第7項危険物別表第1・第1類) 【6 硝酸塩類】 | |||
| 水道法 | 水質基準(平15省令101号) 【11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素】 | |||
| 大気汚染防止法 | 有害大気汚染物質に該当する可能性がある物質(中央環境審議会第9次答申) 【45 銀及びその化合物】 | |||
| 水質汚濁防止法 | 有害物質(法第2条、施行令第2条) 【26 アンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物及び硝酸化合物】 | |||
| 船舶安全法 | 酸化性物質類・酸化性物質(危規則第3条危険物告示別表第1) | |||
| 航空法 | 酸化性物質類・酸化性物質(施行規則第194条危険物告示別表第1) | |||
| 港則法 | その他の危険物・酸化性物質類(酸化性物質)(法第20条第2項、規則第12条、危険物の種類を定める告示別表) | |||
| 道路法 | 車両の通行の制限(施行令第19条の13、(独)日本高速道路保有・債務返済機構公示第12号・別表第2) | |||
| 火薬類取締法 | 火薬類(法第2条) | |||
| 16.その他の情報 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 参考文献 | ||||
| 9項、11項については各データ毎に記載。その他の各項については以下を参照。 ・NITE化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP) ・International Chemical Safety Cards (ICSC) ・Hazardous Substances Data Bank (HSDB) ・GESTIS Substance database (GESTIS) ・2024 Emengency Response Guidebook ・一般社団法人日本化学工業協会 編「GHS対応ガイドライン ラベル及び表示・安全デ−タシ−ト作成指針」 ・厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル第1版」 | ||||