1.化学品及び会社情報 | |||
---|---|---|---|
化学品の名称 | 二硝酸プロピレン | ||
化学品の英語名称 | Propane-1,2-diyl dinitrate | ||
製品コード | R04-B-010-JNIOSH | ||
供給者の会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
ファクシミリ番号 | 03-1234-5678 | ||
電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
推奨用途及び使用上の制限 |
2.危険有害性の要約 | |||
---|---|---|---|
GHS分類 | |||
分類実施日 (物化危険性及び健康有害性) | R5.3.31、政府向けGHS分類ガイダンス(令和3年度改訂版(Ver2.1))を使用 | ||
物理化学的危険性 | - | ||
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分3 | |
特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 区分1(循環器系、神経系)、区分2(血液系) | ||
特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | 区分1(神経系)、区分2(血液系、肝臓、腎臓) | ||
分類実施日 (環境有害性) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) | ||
環境に対する有害性 | - | ||
GHSラベル要素 | |||
絵表示 | |||
注意喚起語 | 危険 | ||
危険有害性情報 | 飲み込むと有毒 循環器系、神経系の障害 血液系の障害のおそれ 長期にわたる、又は反復ばく露による神経系の障害 長期にわたる、又は反復ばく露による血液系、肝臓、腎臓の障害のおそれ | ||
注意書き | |||
安全対策 | 取扱い後は手をよく洗うこと。 この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 | ||
応急措置 | 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 特別な処置が必要である(このラベルの・・・を見よ)。 注) ”…”は、ラベルに解毒剤等中毒時の情報提供を受けるための連絡先などが記載されている場合のものです。ラベル作成時には、”…”を適切に置き換えてください。 口をすすぐこと。 ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 気分が悪いときは、医師の診察/手当てを受けること。 | ||
保管 | 施錠して保管すること。 | ||
廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | ||
他の危険有害性 | 情報なし |
3.組成及び成分情報 | |||
---|---|---|---|
化学物質・混合物の区別 | 化学物質 | ||
化学名又は一般名 | 二硝酸プロピレン | ||
慣用名又は別名 | 情報なし | ||
英語名 | Propane-1,2-diyl dinitrate | ||
濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
分子式 (分子量) | C3H6N2O6 (166.09) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 6423-43-4 | ||
官報公示整理番号(化審法) | 2-1570 | ||
官報公示整理番号(安衛法) | 情報なし | ||
GHS分類に寄与する成分(不純物及び安定化添加物も含む) | 情報なし |
4.応急措置 | |||
---|---|---|---|
吸入した場合 | 新鮮な空気のある場所に移動させる。呼吸困難な場合は酸素吸入をさせる。呼吸が止まっている場合は人工呼吸を行う。すぐに医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS参照。 | ||
皮膚に付着した場合 | 汚染された衣服を脱がせる。皮膚に付着した部分を流水で10〜20分洗浄する。その後、ポリエチレングリコール400と交互に水で数分間すすぐ。最後に石鹸と水で洗う。アルコール、ガソリン、その他の溶剤は絶対に使用しない。医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS参照。 | ||
眼に入った場合 | 流水で10分間洗浄する。医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS参照。 | ||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐ。大さじ3杯の炭をコップ1杯の水に混ぜて飲ませる。無理に吐かせない。医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS参照。 | ||
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 吸入:臭気閾値約 0.2 ppm。紫色(チアノーゼ)の唇、爪および皮膚。 錯乱、 痙攣、めまい、頭痛、吐き気、意識喪失。 皮膚:低〜無刺激性。 眼:低〜無刺激性。充血、痛み。 経口摂取:接触粘膜の炎症の可能性に関するデータは得られてない。おそらく急速な吸収による全身的影響の可能性。 吸収:頭痛、心血管系作用、低血圧、めまい、酩酊感。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
応急措置をする者の保護に必要な注意事項 | 情報なし | ||
医師に対する特別な注意事項 | 情報なし |
5.火災時の措置 | |||
---|---|---|---|
適切な消火剤 | 水噴霧、粉末消火薬剤、泡消火薬剤、二酸化炭素 以上、ICSC参照。 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状注水 | ||
火災時の特有の危険有害性 | 火災の場合、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 以上、ICSC参照。 | ||
特有の消火方法 | 周囲の容器を水スプレーで冷却する。 以上、ICSC参照。 | ||
消火を行う者の特別な保護具及び予防措置 | 消火作業の際は、適切な自給式の呼吸器用保護具、眼や皮膚を保護する防護服 (耐熱性) を着用する。 |
6.漏出時の措置 | |||
---|---|---|---|
人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 周囲に注意喚起し、避難させる。漏出区域に入るときは保護具を着用すること。 以上、ICSC参照。 | ||
環境に対する注意事項 | 化学品を扱う場合の一般的な注意として、周辺環境に影響がある可能性があるため、製品の環境中への流出を避ける。 | ||
封じ込め及び浄化の方法及び機材 | こぼれた液体を砂または不活性吸収剤で吸収し、規則に従って廃棄する。。 すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 以上、ICSC参照。 | ||
二次災害の防止策 | 情報なし |
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
---|---|---|---|
取扱い | |||
技術的対策 | 「8. ばく露防止及び保護措置」に記載の措置を行い、必要に応じて保護具を着用する。 | ||
安全取扱注意事項 | 使用時は十分な換気をすること。 衝撃、摩擦などを与えないように注意する。 | ||
接触回避 | 「10. 安全性及び反応性」を参照。 | ||
衛生対策 | ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避ける。取扱い後は手をよく洗浄すること。使用するときには飲食、喫煙をしないこと。 以上、GHS分類結果参照。 | ||
保管 | |||
安全な保管条件 | 施錠して保管すること。 以上、GHS分類結果参照。 | ||
安全な容器包装材料 | 国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 |
8.ばく露防止及び保護措置 | ||||
---|---|---|---|---|
許容濃度等については日本産衛学会の「許容濃度の勧告」及びACGHIの「TLVs and BEIs」について記載しています。 | ||||
管理濃度 | 未設定 | |||
許容濃度等 | ||||
日本産衛学会(2022年版) | 未設定 | |||
ACGIH(2022年版) | TLV-TWA: 0.05 ppm、0.34 mg/m3(Skin) | |||
設備対策 | 情報なし | |||
保護具 | ||||
呼吸用保護具 | 呼吸用保護具を使用する。 防毒マスクの選択については、以下の点に留意する。 -防毒マスクは、日本工業規格(JIS T8152)に適合した、作業に適した性能及び構造のものを選ぶ。その際、取扱説明書等に記載されているデータを参考にする。 -濃度に対応した・・・用吸収缶を使用する 注) ”…”は、物質に対応した吸収缶を記載します。SDS作成時には、”…”を適切に置き換えてください。 -作業者が粉じんにばく露される環境で防毒マスクを使用する場合には、防じん機能付き吸収缶を使用する -酸素濃度が18%未満の場所では使用しない。 以上、ICSC参照。 | |||
手の保護具 | 保護手袋を着用する。 以上、ICSC参照。 | |||
眼の保護具 | 保護眼鏡、または顔面保護シールドを着用する。 以上、ICSC参照。 | |||
皮膚及び身体の保護具 | 保護衣を着用する。 以上、ICSC参照。 |
9.物理的及び化学的性質 | |||
---|---|---|---|
物理的状態 | |||
物理状態 | 液体 (20℃、1気圧) (GHS判定) | ||
色 | 無色〜赤橙色 | ||
臭い | 特徴的な異臭 | ||
融点/凝固点 | -30 ℃(HSDB (2022)) -7.8 ℃(GESTIS (2022)) -27.7 ℃(Lewis (2001)) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | ab. 121 ℃(decomposes)(Lewis (2001)) 121 ℃(HSDB (2022)) 92 ℃(10 hPa)(GESTIS (2022)) | ||
可燃性 | データなし | ||
爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界 | データなし | ||
引火点 | データなし | ||
自然発火点 | データなし | ||
分解温度 | 121 ℃(GESTIS (2022)) | ||
pH | データなし | ||
動粘性率 | データなし | ||
溶解度 | 水: 7.97 g/L(24.85℃)(HSDB (2022)) 0.1 g/100mL(ICSC (2001)) | ||
n-オクタノール/水分配係数 | log Kow: 1.59(Estimated)(HSDB (2022)) | ||
蒸気圧 | 9.3 Pa(22.5℃)(ICSC (2001)) 0.38 mmHg(HSDB (2022)) 0.084 / 1.3 hPa(20℃ / 55℃)(GESTIS (2022)) | ||
密度及び/又は相対密度 | 1.232 g/mL(25℃)(Lewis (2001)) 1.37 g/cm3(20℃)(HSDB (2022)) 1.368 g/cm3(20℃)(GESTIS (2022)) | ||
相対ガス密度 | 5.73 -(空気=1)(ICSC (2001)) 5.73 -(空気=1)(HSDB (2022)) 5.74 -(GESTIS (2022)) | ||
粒子特性 | データなし |
10.安定性及び反応性 | |||
---|---|---|---|
反応性 | 「危険有害反応可能性」を参照。 | ||
化学的安定性 | 情報なし | ||
危険有害反応可能性 | 衝撃、摩擦、振動によって爆発的に分解することがある。(ICSC, GESTIS) | ||
避けるべき条件 | 熱、衝撃、摩擦、振動 | ||
混触危険物質 | 情報なし | ||
危険有害な分解生成物 | 腐食性ガス、窒素酸化物フューム |
11.有害性情報 | ||||
---|---|---|---|---|
急性毒性 | ||||
経口 | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分3とした。なお、有害性の高い区分を採用し、分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:250 mg/kg(ACGIH (7th, 2001)、Patty (6th, 2012)、HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022)) (2)ラットのLD50:480 mg/kg(ACGIH (7th, 2001)) | |||
経皮 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
吸入: ガス | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 | |||
吸入: 蒸気 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
吸入: 粉じん及びミスト | 【分類根拠】 (1)より、区分を特定できないため分類できない。なお、ばく露濃度は飽和蒸気圧濃度(0.6 mg/L)より高いため、ミストと判断した。 【参考データ等】 (1)ラットのLC50(4時間、ミスト):> 1.35 mg/L(Patty (6th, 2012)) | |||
皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験において、刺激性はみられなかったとの報告がある(ACGIH (7th, 2001))。 | |||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギを用いた眼刺激性試験において、点眼直後に反応はなかったが、5分後に結膜の発赤がみられた。結膜発赤は次第に弱まり24時間以内に消失したとの報告がある(ACGIH (7th, 2001)、Patty (6th, 2012))。 | |||
呼吸器感作性 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
皮膚感作性 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
生殖細胞変異原性 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
発がん性 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
生殖毒性 | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 【分類根拠】 (1)より、ヒト知見において循環器系への影響がみられ、動物知見において区分1〜2の範囲で神経系、区分2の範囲で血液系への影響がみられたことから、区分1(循環器系、神経系)、区分2(血液系)とした。なお、新たな知見に基づき分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1)ボランティアを用いた8時間の吸入ばく露実験において、重要な影響として、0.1 ppmで頭痛の発症により示される血管拡張が報告されている。0.2 ppmのばく露の4時間後には大部分のボランティアが頭痛と視覚誘発電位の変化がみられたとの報告がある(DFG MAK (2018)、US AEGL (2002))。 (2)サルを用いた単回吸入ばく露試験(6時間、蒸気〜ミスト)において、0.5〜0.7 mg/L(4時間換算:0.75〜1.1 mg/L、区分1〜2の範囲)で嘔吐、蒼白化、四肢の冷感、半意識喪失、間代性痙攣がみられたとの報告がある(US AEGL (2011))。 (3)ラットを用いた単回吸入ばく露試験(4時間、ミスト)において、1.35 mg/L(区分2の範囲)でばく露直後のメトヘモグロビンレベルが23.5%であったとの報告がある(US AEGL (2011))。 | |||
特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | 【分類根拠】 (1)より、ヒト知見において神経系への影響が、(2)〜(4)より、動物知見において区分2の範囲で血液系、肝臓、腎臓への影響がみられたことから、区分1(神経系)、区分2(血液系、肝臓、腎臓)とした。なお、新たな知見に基づき分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1)本物質の0.2 ppm以上を反復吸入ばく露したボランティアでは、被験者の大多数に視覚誘発反応の変化(alteration in the visual-evoked response)と頭痛を生じた。毎日0.2 ppmの8時間反復ばく露をボランティアに継続するうちに頭痛への耐性がみられた。一方、視覚誘発反応の変化は累積的に生じるようにみられた。 0.5 ppmのばく露では平衡感覚の著しい障害が6.5時間で明らかになり、1.5 ppmの40分間ばく露で眼の刺激が誘発された。これらの症状は、同一被験者の血中アルコール濃度が100〜150 mg /10 mlに達した時にみられる運動失調に類似していた。また、0.5 ppmで8時間ばく露した正常血圧の被験者では、拡張期血圧が一貫して上昇していた。肺活量測定では、肺刺激の証拠はみられなかった。試験された濃度範囲(0.03〜1.5 ppm)及び時間にわたって、これら男性ボランティアに有意な生化学的又は血液影響の証拠は示されなかった。との報告がある(ACGIH (7th, 2001)、Patty (6th, 2012))。 (2)サルを用いた90日間吸入ばく露試験(蒸気、24時間/日)において、0.236 mg/L(ガイダンス換算:0.944 mg/L、区分2の範囲)で肝臓、脾臓及び腎臓における鉄陽性沈着物を有する単核細胞浸潤・巣状壊死、メトヘモグロビンの一過性増加がみられたとの報告がある(US AEGL (2002))。 (3)イヌを用いた90日間吸入ばく露試験(蒸気、24時間/日)において、0.236 mg/L(ガイダンス換算:0.944 mg/L、区分2の範囲)でヘモグロビン及びヘマトクリットの減少(37、63%低下)、肝臓の巣状壊死を伴う重度ヘモジデリン沈着、脾臓と腎臓の鉄強陽性沈着物がみられたとの報告がある(US AEGL (2002)、ACGIH (7th, 2001))。 (4)ラットを用いた90日間吸入ばく露試験(蒸気、24時間/日)において、0.236 mg/L(ガイダンス換算:0.944 mg/L、区分2の範囲)で肝臓の巣状壊死(雌)、腎臓の急性尿細管壊死(雌)がみられたとの報告がある(US AEGL (2011)、ACGIH (7th, 2001))。。 | |||
誤えん有害性* | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 | |||
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。 |
12.環境影響情報 | |||
---|---|---|---|
生態毒性 | |||
水生環境有害性 短期(急性) | データがなく分類できない。 | ||
水生環境有害性 長期(慢性) | データがなく分類できない。 | ||
残留性・分解性 | 情報なし | ||
生態蓄積性 | 情報なし | ||
土壌中の移動性 | 情報なし | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。 |
13.廃棄上の注意 | |||
---|---|---|---|
化学品(残余廃棄物)、当該化学品が付着している汚染容器及び包装の安全で、かつ、環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報 | 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 | ||
容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 |
14.輸送上の注意 | ||||
---|---|---|---|---|
本物質のGHS分類結果に基づく国際規制の分類等は、以下の通りと推定されるが、該否は製品によって異なる場合がある。輸送危険物の分類は、容器等級を含め、荷送人が責任をもって判断することとされているため、輸送の際には、個々の貨物について、製品の状態、形状等も考慮し、輸送モード (航空、船舶) を規制する法規に沿って事業者が判断する必要がある。 | ||||
国際規制 | ||||
国連番号 | 2810 | |||
品名(国連輸送名) | その他の毒物(液体)(有機物)、n.o.s | |||
国連分類 | 6.1 | |||
副次危険 | - | |||
容器等級 | V | |||
海洋汚染物質 | 該当しない | |||
MARPOL73/78附属書U及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
国内規制 | ||||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | |||
航空規制情報 | 航空法の規定に従う。 | |||
陸上規制情報 | 該当しない | |||
特別な安全上の対策 | 該当しない | |||
その他 (一般的) 注意 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
緊急時応急措置指針番号* | 153 | |||
* 北米緊急時応急措置指針に基づく。米国運輸省が中心となって発行した「2020 Emengency Response Guidebook (ERG 2020)」(一般社団法人日本化学工業協会によって和訳されている(発行元:日本規格協会)に掲載されている。 |
15.適用法令 | ||||
---|---|---|---|---|
法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
労働安全衛生法 | 名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条第1項、施行令第18条第1号、第2号別表第9) 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2第1号、第2号別表第9)、リスクアセスメント対象物(法第57の3) 作業場内表示義務(法第101条の4) | |||
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) | 該当しない | |||
毒物及び劇物取締法 | 該当しない | |||
船舶安全法 | 毒物類(危規則第3条危険物告示別表第1) | |||
航空法 | 毒物類(施行規則第194条危険物告示別表第1) | |||
港則法 | その他の危険物・毒物類(毒物)(法第20条第2項、規則第12条、危険物の種類を定める告示別表) |
16.その他の情報 | ||||
---|---|---|---|---|
参考文献 | ||||
9項、11項については各データ毎に記載。その他の各項については以下を参照。 ・NITE化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP) ・International Chemical Safety Cards (ICSC) ・Hazardous Substances Data Bank (HSDB) ・GESTIS Substance database (GESTIS) ・ERG 2020版 緊急時応急措置指針−容器イエローカードへの適用 ・一般社団法人日本化学工業協会 編「GHS対応ガイドライン ラベル及び表示・安全デ−タシ−ト作成指針」 R5.3.31: 物理化学的危険性、健康に対する有害性を見直した。 |