1.化学品等及び会社情報 | |||
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化学品等の名称 | 3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシベンゼンプロパン酸メチル (3,5-bis(1,1-dimethylethyl)-4-hydroxybenzene propanoate) | ||
製品コード | H25-A-038 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
ファックス番号 | 03-1234-5678 | ||
電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
推奨用途及び使用上の制限 | 抗酸化剤中間体、潤滑油・自動車オイル・油圧液抗酸化剤、芳香剤 |
2.危険有害性の要約 | ||||
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GHS分類 | ||||
分類実施日 | H25.9.19、政府向けGHS分類ガイダンス(H25.7版)を使用 | |||
GHS改訂4版を使用 | ||||
物理化学的危険性 | ||||
健康に対する有害性 | 生殖毒性 | 区分2 | ||
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | 区分2(肝臓、甲状腺) | |||
環境に対する有害性 | 水生環境有害性 (急性) | 分類実施中 | ||
水生環境有害性 (長期間) | 分類実施中 | |||
注) 上記のGHS分類で区分の記載がない危険有害性項目については、政府向けガイダンス文書で規定された「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」に該当する。なお、健康有害性については後述の11項に、「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」の記述がある。 | ||||
GHSラベル要素 | ||||
絵表示 | ||||
注意喚起語 | 警告 | |||
危険有害性情報 | 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い 長期にわたる、又は反復ばく露による肝臓、甲状腺の障害のおそれ | |||
注意書き | ||||
安全対策 | 使用前に取扱説明書を入手すること。 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 | |||
応急措置 | ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 | |||
保管 | 施錠して保管すること。 | |||
廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | |||
他の危険有害性 | 情報なし |
3.組成及び成分情報 | |||
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単一製品・混合物の区別 | 単一製品 | ||
化学名又は一般名 | 3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシベンゼンプロパン酸メチル | ||
別名 | 3-(4-ヒドロキシ-3,5-ジ-tert-ブチルフェニル)プロピオン酸メチル(3-(4-Hydroxy-3,5-di-tert-butylphenyl)propionic acid methyl ester) | ||
濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
分子式 (分子量) | C18H28O3(292.419) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 6386-38-5 | ||
官報公示整理番号(化審法) | (3)-1736、(3)-1761 | ||
官報公示整理番号(安衛法) | 既存 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | 情報なし |
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 多量の水と石鹸で洗うこと。 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯すること。 | ||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 眼の刺激が続く場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
飲み込んだ場合 | 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 口をすすぐこと。 | ||
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 情報なし | ||
応急措置をする者の保護 | 情報なし | ||
医師に対する特別な注意事項 | 情報なし |
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状放水 | ||
特有の危険有害性 | 熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。 激しく加熱すると燃焼する。 火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | ||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | ||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 |
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 全ての着火源を取り除く。 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 関係者以外の立入りを禁止する。 密閉された場所に立入る前に換気する。 | ||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 回収・中和:漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 封じ込め及び浄化方法・機材:水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 二次災害の防止策:すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 |
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 技術的対策:『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 局所排気・全体換気:『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 飲み込まないこと。 皮膚との接触を避けること。 眼に入れないこと。 | ||
接触回避 | 情報なし | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
保管 | |||
安全な保管条件 | 技術的対策:消防の規制に従う。 保管条件:施錠して保管すること。 | ||
安全な容器包装材料 | 情報なし |
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 | |||
日本産衛学会(2013年度版) | 未設定 | ||
ACGIH(2013年版) | 未設定 | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 作業場には全体換気装置、局所排気装置を設置すること。 | ||
保護具 | |||
呼吸用保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 |
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 固体 | ||
色 | 情報なし | ||
臭い | 情報なし | ||
臭いのしきい(閾)値 | 情報なし | ||
pH | pH=5.8:SIDS(2004) | ||
融点・凝固点 | 66.1 ℃:SIDS(2004) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 335.8 ℃:SIDS(2004) | ||
引火点 | 情報なし | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | 情報なし | ||
燃焼性(固体、気体) | 情報なし | ||
燃焼又は爆発範囲 | 情報なし | ||
蒸気圧 | 0.00002hPa(25℃):SIDS(2004) | ||
蒸気密度 | 情報なし | ||
比重(相対密度) | 0.925g/cm3(25℃):SIDS(2004) | ||
溶解度 | 2.2 mg/L:SIDS(2004) | ||
n-オクタノール/水分配係数 | 情報なし | ||
自然発火温度 | 370 ℃:SIDS(2004) | ||
分解温度 | 情報なし | ||
粘度(粘性率) | 情報なし |
10.安定性及び反応性 | |||
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反応性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる。 | ||
化学的安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる。 | ||
危険有害反応可能性 | 情報なし | ||
避けるべき条件 | 情報なし | ||
混触危険物質 | 情報なし | ||
危険有害な分解生成物 | 情報なし |
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットのLD50値として、> 5,000 mg/kg の報告 (SIDS (2004)) に基づき、区分外とした。 | ||
経皮 | ウサギのLD50値として、> 3,000 mg/kg の報告 (SIDS (2004)) に基づき、区分外とした。 | ||
吸入:ガス | GHSの定義における固体である。 | ||
吸入:蒸気 | GHSの定義における固体である。 | ||
吸入:粉じん及びミスト | ラットのLC50値 (4時間) として、> 0.0555 mg/L の報告があるが、99.5%以上の粒子の径が10ミクロンを超えているため実質的に体内に吸収されないと記載されている (SIDS (2004)) 。したがって、分類できない。 | ||
皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | ウサギを用いた試験において刺激性が見られなかったとする報告が複数ある (SIDS (2004)、IUCLID (2000)) ことから、区分外 (国連分類基準の区分3) とした。 | ||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | SIDS (2004) には、2件の試験結果が報告されており、いずれの試験でもわずかな刺激性か刺激なしとの結果から区分外とした。 | ||
呼吸器感作性 | 呼吸器感作性:データ不足のため分類できない。 | ||
皮膚感作性 | 皮膚感作性:データ不足のため分類できない。なお、SIDS (2004) にはヒトのボランティアによる実験で0.5%溶液に感作性を示した人はいなかったとの記載があるが詳細は不明である。 | ||
生殖細胞変異原性 | データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoのデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性である (SIDS (2004))。 | ||
発がん性 | データ不足のため分類できない。 | ||
生殖毒性 | ラットを用いた経口経路での生殖毒性スクリーニング試験 (OECD TG421) において、親動物毒性 (体重及び摂餌量の減少、肝臓の重量増加、肝細胞の肥大、胆管線維症) がみられる用量で生殖毒性 (同腹児数の減少、児動物の体重の減少、生後4日の生存率の減少) がみられている (SIDS (2004))。奇形を含む発生毒性に関する十分な情報は得られていない。したがって、区分2に分類した。 | ||
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | データ不足のため分類できない。なお、ラットの経口投与においてガイダンスの範囲外の用量 (5,000 mg/kg) で軽度-中等度の呼吸困難、粗毛、軽度の眼球突出がみられているが10日以内に回復していることや (SIDS (2004))、経皮経路においては、ガイダンスの範囲外の用量 (3,000 mg/kg) において明確な有害影響はみられていない こと (SIDS (2004)) から経口及び経皮経路においては区分外相当と考えられる。一方、ラットの吸入経路においてはガイダンスの区分1の用量で毒性情報はみられていないとの報告がある (SIDS (2004)) が、ガイダンスの区分2以上の用量における有害影響について情報がないことから、データ不足により分類できないとした。 | ||
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | ラットに28日間混餌投与した試験において、区分2のガイダンス値範囲内の用量 (68.4 mg/kg/day (90日換算)) で、肝臓に肥大及び組織学的変化 (好酸性滴を含む細胞質の均質化と核の異常 (大小不同、二核細胞)) がみられた (SIDS (2004))。また、ラットに90日間混餌投与した試験では、区分2のガイダンス値範囲内の用量 (70 mg/kg/day) から甲状腺に活性化像 (TSH (甲状腺刺激ホルモン) を投与したラットの甲状腺に類似した組織像) が見られ、区分外相当の高用量群 (140 mg/kg/day) では28日間投与時と同様に肝臓の所見が認められている (SIDS (2004))。以上より、区分2 (肝臓、甲状腺) とした。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | データ不足のため分類できない。 |
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性) | 分類実施中 | ||
水生環境有害性(長期間) | 分類実施中 | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。 |
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | ||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 |
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報と、分類実施中の12項の環境影響情報とに、基づく修正の必要がある。 | ||||
国際規制 | ||||
国連番号 | 該当しない | |||
国連品名 | ||||
国連危険有害性クラス | ||||
副次危険 | ||||
容器等級 | ||||
海洋汚染物質 | 該当しない | |||
MARPOL73/78附属書K及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
国内規制 | ||||
海上規制情報 | 該当しない | |||
航空規制情報 | 該当しない | |||
陸上規制情報 | 該当しない | |||
特別安全対策 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | |||
緊急時応急措置指針番号 | 該当しない |
15.適用法令 | ||||
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法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
該当法規制なし |
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本安全モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本安全データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |