1.化学品等及び会社情報 | |||
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化学品等の名称 | p-ニトロ安息香酸(p-Nitrobenzoic acid) | ||
製品コード | H25-B-052(22A4084) | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
ファックス番号 | 03-1234-5678 | ||
電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
推奨用途及び使用上の制限 | 中間体の製造、アルカロイド及びトリウム用試薬 |
2.危険有害性の要約 | ||||
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GHS分類 | ||||
分類実施日 | 平成25年、政府向けGHS分類ガイダンス(H25.7版)を使用 | |||
GHS改訂4版を使用 | ||||
物理化学的危険性 | ||||
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分4 | ||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | 区分2B | |||
生殖毒性 | 区分1B | |||
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | 区分2 (血液系) | |||
分類実施日 | H23.1.31、政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7月版)を使用 | |||
環境に対する有害性 | 水生環境有害性 (急性) | 区分外 | ||
水生環境有害性 (長期間) | 区分外 | |||
注) 上記のGHS分類で区分の記載がない危険有害性項目については、政府向けガイダンス文書で規定された「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」に該当する。なお、健康有害性については後述の11項に、「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」の記述がある。 | ||||
GHSラベル要素 | ||||
絵表示 | ||||
注意喚起語 | 危険 | |||
危険有害性情報 | 飲み込むと有害 眼刺激 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ 血液系の障害のおそれ | |||
注意書き | ||||
安全対策 | 使用前に取扱説明書を入手すること。 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 取扱後はよく手を洗うこと。 この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 | |||
応急措置 | 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 口をすすぐこと。 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 | |||
保管 | 施錠して保管すること。 | |||
廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | |||
他の危険有害性 | 情報なし |
3.組成及び成分情報 | |||
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単一製品・混合物の区別 | 単一製品 | ||
化学名又は一般名 | p-ニトロ安息香酸 | ||
別名 | 4‐ニトロ安息香酸、(4-Nitrobenzoic acid)、1‐カルボキシ‐4‐ニトロベンゼン、(1-Carboxy-4-nitrobenzene) | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
分子式 (分子量) | C7H5NO4(167.12) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 62-23-7 | ||
官報公示整理番号(化審法) | (3)-1505 | ||
官報公示整理番号(安衛法) | 既存 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | 情報なし |
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 眼の刺激が続く場合:医師の診断、手当てを受けること。 | ||
飲み込んだ場合 | 気分が悪い時は医師に連絡すること。 口をすすぐこと。 | ||
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 吸入 : 咳。 皮膚 : 発赤。 眼 : 発赤 経口摂取 : 吐き気、嘔吐。 | ||
応急措置をする者の保護 | 情報なし | ||
医師に対する特別な注意事項 | 情報なし |
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | 情報なし | ||
特有の危険有害性 | 加熱されると分解して、腐食性及び/又は毒性の煙霧を発生するおそれがある。 火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | ||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | ||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 |
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 関係者以外の立入りを禁止する。 密閉された場所に立入る前に換気する。 全ての着火源を取り除く。 | ||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 回収・中和:漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 封じ込め及び浄化方法・機材:水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 二次災害の防止策:プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 |
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 局所排気・全体換気:『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱い後は手をよく洗うこと。 この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 使用前に取扱説明書を入手すること。 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 適切な個人用保護具を使用すること。 粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | ||
接触回避 | 10項に示す混触危険物質との接触を回避する。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
保管 | |||
安全な保管条件 | 技術的対策:特別に技術的対策は必要としない。 保管条件:施錠して保管すること。 | ||
安全な容器包装材料 | 情報なし |
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 | |||
日本産衛学会(2013年度版) | 未設定 | ||
ACGIH(2013年版) | 未設定 | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には,適切な洗眼器と安全シャワーを設置すること。 ばく露を防止するため、作業場には適切な全体換気装置、局所排気装置を設置すること。 | ||
保護具 | |||
呼吸用保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 |
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 結晶または小葉形 | ||
色 | 白色から黄色 | ||
臭い | 情報なし | ||
臭いのしきい(閾)値 | 情報なし | ||
pH | pH=2.8:HSDB (2013) | ||
融点・凝固点 | 242 ℃:ICSC(2008) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 350 ℃:ICSC (2008) | ||
引火点 | 201 ℃ (密閉式): ICSC (2008) | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | 情報なし | ||
燃焼性(固体、気体) | 情報なし | ||
燃焼又は爆発範囲 | 1.8 % -:ICSC (2008) | ||
蒸気圧 | 1Pa (50 ℃):ICSC(2008) | ||
蒸気密度 | 情報なし | ||
比重(相対密度) | 1.5997:HSDB(2013) | ||
溶解度 | 200mg/L(25℃):ICSC(2008) アルコールに溶ける:HSDB(2013) | ||
n-オクタノール/水分配係数 | Log Kow=1.89:HSDB(2013) | ||
自然発火温度 | 300 ℃:ICSC (2008) | ||
分解温度 | 情報なし | ||
粘度(粘性率) | 情報なし |
10.安定性及び反応性 | |||
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反応性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる。 | ||
化学的安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる。 | ||
危険有害反応可能性 | 粉末や顆粒状で空気と混合すると、粉じん爆発の可能性がある。乾燥状態では、撹拌、空気輸送、注入などにより、静電気を帯びることがある。 塩基、還元剤、強力な酸化剤と反応する。加熱や燃焼すると分解し、窒素酸化物を含む有毒なヒュームを生じる。 | ||
避けるべき条件 | 加熱、燃焼 | ||
混触危険物質 | 塩基、還元剤、強力な酸化剤 | ||
危険有害な分解生成物 | 窒素酸化物を含む有毒なヒューム |
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットのLD50値として、1,960 mg/kg (NTP TR442 (1994)) の報告に基づき、区分4とした。 | ||
経皮 | データ不足のため分類できない | ||
吸入:ガス | GHSの定義における固体である。 | ||
吸入:蒸気 | GHSの定義における固体である。 | ||
吸入:粉じん及びミスト | データ不足のため分類できない | ||
皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | ウサギを用いた試験 (OECD TG 404) で、刺激性なしと報告されている (IUCLID (2000)) ことから、区分外とした。 | ||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | ウサギを用いた試験 (OECD TG 405) で、軽度の刺激性と報告されている (IUCLID (2000)) ことから、区分2Bとした。 | ||
呼吸器感作性 | 呼吸器感作性:データ不足のため分類できない。 | ||
皮膚感作性 | 皮膚感作性:データ不足のため分類できない。 | ||
生殖細胞変異原性 | データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoでは、マウス末梢血赤血球の小核試験、チャイニーズハムスター骨髄細胞の染色体異常試験で陰性 (NTP TR442 (1994)、IUCLID (2000)、NTP DB (Access on September 2013)、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陽性 (NTP TR442 (1994)、IUCLID (2000)、NTP DB (Access on September 2013))、hgprt遺伝子突然変異試験で陰性である (IUCLID (2000))。 | ||
発がん性 | データ不足のため分類できない。なお、ラット及びマウスに2年間混餌投与した試験において、ラットでは雄で発がん性の証拠はなく、雌で陰核腺腺腫、陰核腺の腺腫と癌腫を合わせた発生頻度の増加が認められたが、マウスでは雌雄とも発がん性の証拠はみられなかったとの報告がある (NTP TR442 (1994))。 | ||
生殖毒性 | マウスを用い交尾前7日間及び98日間の同居期間中に混餌投与した連続交配試験で、受胎能及び生殖能とも用量依存的な障害を生じ、ほとんど全ての生殖指標に悪影響を及ぼした。交差交配の結果、雌の生殖系に対する影響が示された (NTP TR442 (1994)、NTIS PB90-253766 (1990))。以上の影響は、一般毒性として体重増加抑制が起きていない用量群でも認められたことから、区分1Bとした | ||
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | ラットの急性経口毒性試験において、1,960 mg/kgを投与した群で、肝臓の髄外造血及び脾臓赤脾髄の骨髄様化生が報告されている (NTP TR442 (1994))。さらにマウスの経口投与においても類似の所見 (IUCLID (2000)) が得られている。また、芳香族ニトロ化合物投与後にメトヘモグロビン形成と造血毒性が認められ、毒性はしばしばマウスよりラットの方が強い (NTP TR442 (1994)) との報告がある。以上の知見に基づき、区分2 (血液系) とした。 | ||
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | ラット及びマウスの13週間混餌投与試験において、区分2のガイダンス値範囲内の用量までばく露しても毒性影響はみられなかった。ただし、ラットでは区分外の高用量2,500 ppm (170 mg/kg/day) から脾臓 (うっ血、色素 (ヘモジデリン) 沈着、重量増加)、腎臓 (色素 (ヘモジデリン) 沈着、重量増加) への影響、10,000 ppm (660-680 mg/kg/day) では、加えて血液系 (メトヘモグロビン、ハインツ小体及び網状赤血球数の増加並びに赤血球数、ヘモグロビン及びヘマトクリット値の減少)、精巣 (精細管萎縮) がみられている。また、2年間の混餌投与試験では、ラットで2,500 ppm (100-125 mg/kg/day) まで、マウスで5,000 ppm (675-905 mg/kg/day) まで非腫瘍性の病変は認められなかった (NTP TR442 (1994))。したがって、経口経路では区分外相当であるが、他の経路での毒性情報がなく、データ不足のため分類できない。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | データ不足のため分類できない。 |
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性) | 魚類 (ゼブラフィッシュ) による96時間 LC50 > 500 mg/L (IUCLID, 2000) である。(GHS分類:区分外) | ||
水生環境有害性(長期間) | 急性毒性区分外であり、難水溶性でない (水溶解度 = 200 mg/L (PHYSPROP Database, 2011)) 。(GHS分類:区分外) | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。 |
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | ||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 |
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報と、分類実施中の12項の環境影響情報とに、基づく修正の必要がある。 | ||||
国際規制 | ||||
国連番号 | 該当しない | |||
国連品名 | ||||
国連危険有害性クラス | ||||
副次危険 | ||||
容器等級 | ||||
海洋汚染物質 | 該当しない | |||
MARPOL73/78附属書K及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
国内規制 | ||||
海上規制情報 | 該当しない | |||
航空規制情報 | 該当しない | |||
陸上規制情報 | 該当しない | |||
特別安全対策 | 食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
緊急時応急措置指針番号 | 該当しない |
15.適用法令 | ||||
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法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
該当法規制なし |
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本安全モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本安全データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |