1.化学品等及び会社情報 | |||
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化学品等の名称 | ステアリン酸亜鉛(Zinc stearate) | ||
製品コード | H26-B-061(製品コードなし) | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
ファックス番号 | 03-1234-5678 | ||
電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
推奨用途及び使用上の制限 | 無毒性フィルム・シート、耐加硫用フィルム・シート・レザーの滑剤、グリース、塗料、化粧品、プラスチック離型剤、皮膚用散布剤、ゴム用加工助剤、繊維・コンクリート用防水剤、塩ビ安定剤 化粧品原料(清浄用化粧品、頭髪用化粧品、基礎化粧品、メークアップ化粧品、芳香化粧品、日焼け・日焼け止め化粧品、爪化粧品、アイライナー化粧品、口唇化粧品、口腔化粧品、入浴用化粧品) |
2.危険有害性の要約 | ||||
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GHS分類 | ||||
分類実施日 | H25.8.22、政府向けGHS分類ガイダンス(H25.7版)を使用 | |||
GHS改訂4版を使用 | ||||
物理化学的危険性 | 分類できない | |||
健康に対する有害性 | 分類できない | |||
分類実施日 | 環境に対する有害性はH18.3.31、GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)を使用 | |||
環境に対する有害性 | 分類できない | |||
注) 上記のGHS分類で区分の記載がない危険有害性項目については、政府向けガイダンス文書で規定された「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」に該当する。なお、健康有害性については後述の11項に、「分類対象外」、「区分外」または「分類できない」の記述がある。 | ||||
GHSラベル要素 | ||||
絵表示 | 該当しない | |||
注意喚起語 | − | |||
危険有害性情報 | − | |||
注意書き | ||||
安全対策 | − | |||
応急措置 | − | |||
保管 | − | |||
廃棄 | − | |||
他の危険有害性 | 情報なし |
3.組成及び成分情報 | |||
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単一製品・混合物の区別 | 単一製品 | ||
化学名又は一般名 | ステアリン酸亜鉛(Zinc stearate) | ||
別名 | ジステアリン酸亜鉛(Zinc distearate) ステアリン酸亜鉛塩(Stearic acid, zinc salt) オクタデカン酸亜鉛塩(Octadecanoic acid, zinc salt) | ||
濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
分子式 (分子量) | C36H70O4Zn ( 632.34 ) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 557-05-1 | ||
官報公示整理番号(化審法) | (2)-615 | ||
官報公示整理番号(安衛法) | (2)-615 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | 情報なし |
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 皮膚を速やかに洗浄すること。 水と石鹸で洗うこと。 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | ||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | ||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | ||
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 吸入した場合 発熱、咳、呼吸困難、チアノ−ゼ、化学性肺炎 飲み込んだ場合 腹部不快感、下痢 | ||
応急措置をする者の保護 | 情報なし | ||
医師に対する特別な注意事項 | 情報なし |
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 火災の種類に応じて適切な消火剤を用いる。 | ||
使ってはならない消火剤 | 情報なし | ||
特有の危険有害性 | 加熱・燃焼時、刺激的な煙や有毒な酸化亜鉛のヒュームを生じる。 | ||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 保護具を着用し、風上から消火に当たる。 | ||
消火を行う者の保護 | 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。 |
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 関係者以外の立入りを禁止する。 密閉された場所は換気する。 | ||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。 | ||
封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 危険でなければ漏れを止める。 回収、中和:少量の乾燥した漏れの場合、漏洩物は清潔なシャベルを用いて、清潔な乾燥した容器に入れ、ゆるく覆いをして漏洩場所から移す。 大量の場合、水で湿らせ、防護囲いをし、後で廃棄処理する。 二次災害の防止策: すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 |
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 未設定 | ||
安全取扱い注意事項 | 火気注意 周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。 接触、吸入又は飲み込まないこと。 空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気用の換気を行うこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 技術的対策: 保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。 | ||
接触回避 | 『10.安定性及び反応性』を参照。 | ||
保管 | |||
安全な保管条件 | 熱、火花、裸火のような着火源から離して保管すること。−禁煙。 酸化剤から離して保管する。 冷所、換気の良い場所で保管すること。 容器を密閉して保管すること。 施錠して保管すること。 技術的対策: 保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。 | ||
安全な容器包装材料 | 包装、容器の規制はないが密閉式の破損しないものに入れる。 |
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 | |||
日本産衛学会(2014年度版) | 未設定 | ||
ACGIH(2014年版) | TLV-TWA (- ppm) TLV-STEL (- ppm) | ||
設備対策 | 本製品を貯蔵又は使用する設備は、眼洗浄施設及び安全シャワーを設置したほうがよい。 空気中の濃度を制御するには、一般適正換気で十分である。 | ||
保護具 | |||
呼吸用保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 保護眼鏡(普通眼鏡型、側板付き普通眼鏡型、ゴーグル型) | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な顔面用の保護具を着用すること。 適切な保護衣及び長靴を着用すること。 |
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 柔らかい微粉末: Sax (11th, 2004) | ||
色 | 白色: Sax (11th, 2004) | ||
臭い | 情報なし | ||
臭いのしきい(閾)値 | 情報なし | ||
pH | 湿式リトマス試験紙では中性 : Sax (11th, 2004) | ||
融点・凝固点 | 130℃(融点):HSDB(2014)、GESTIS(2014) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 情報なし | ||
引火点 | 277℃ (o.c.):GESTIS(2014) | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | 非該当 | ||
燃焼性(固体、気体) | 情報なし | ||
燃焼又は爆発範囲 | 下限 20 g/m3、 上限 情報なし:ICSC (2000) | ||
蒸気圧 | 情報なし | ||
蒸気密度 | 情報なし | ||
比重(相対密度) | 1.1(水=1):NFPA (13th, 2002) | ||
溶解度 | 水:不溶 :GESTIS(2014) ベンジン:溶解、アルコール・エーテル:不溶:Merck (13th, 2001) | ||
n-オクタノール/水分配係数 | logP = 14.44 (推定値): SRC (2006) | ||
自然発火温度 | 420℃:HSDB(2014) | ||
分解温度 | 情報なし | ||
粘度(粘性率) | 情報なし |
10.安定性及び反応性 | |||
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反応性 | 情報なし | ||
化学的安定性 | この物質は通常条件下では安定である。 | ||
危険有害反応可能性 | 強酸や強アルカリで加水分解される。 強酸化剤と反応する。 | ||
避けるべき条件 | 高温に加熱しない。 | ||
混触危険物質 | 情報なし | ||
危険有害な分解生成物 | 酸化亜鉛、一酸化炭素 |
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットのLD50値として、> 5,000 mg/kg との報告 (EU-RAR (2009)) に基づき、区分外とした。 | ||
経皮 | ウサギのLD50値として、> 2,000 mg/kg との報告 (EU-RAR (2009)) に基づき、区分外とした。新たな情報源 (EU-RAR (2009)) を追加して、区分を見直した。 | ||
吸入:ガス | GHSの定義における液体である。 | ||
吸入:蒸気 | データ不足のため分類できない。 | ||
吸入:粉じん及びミスト | ラットのLC50値 (1時間) として、> 200,000 mg/m3 (4時間換算値:> 50 mg/L) との報告 (EU-RAR (2009)、ACGIH (7th, 2001)) に基づき、区分外とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (9.2×10-14 mg/L) より高いため、ミストの基準値を適用した。 | ||
皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | ウサギを用いた皮膚刺激性試験2件において、刺激性はみられなかったとの報告 (EU-RAR (2009)、IUCLID (2000))や、ラットを用いた試験 (4時間適用) において、刺激性がみられなかったとの報告がある (EU-RAR (2009))。ヒトにおいては、パッチテストにおいて刺激性みられなかったとの報告がある (EU-RAR (2009))。ヒトと動物で刺激性はないとの報告があることから、区分外とした。旧分類にある情報は具体的なデータではないため削除し区分を見直した。 | ||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | 本物質の原液をウサギに適用した結果、刺激性はみられなかったとの報告が2件ある (EU-RAR (2009)、IUCLID (2000)) ことから区分外とした。情報源を追加し、旧分類にある情報は具体的なデータではないため削除し区分を見直した。 | ||
呼吸器感作性 | データ不足のため分類できない。 | ||
皮膚感作性 | データ不足のため分類できない。なお、ボランティア202人に対して本物質を10%含む物質を適用した結果、感作性がみられなかったとの記載 (EU-RAR (2009)) や、ヒトに皮膚感作性がないとの記載 (IUCLID (2000)) がある。 | ||
生殖細胞変異原性 | データ不足のため分類できない。 | ||
発がん性 | ACGIHでA4に分類されている (ACGIH (7th, 2001)) ため、分類できないとした。 | ||
生殖毒性 | データ不足のため分類できない。 | ||
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | データ不足のため分類できない。なお、旧分類の「ヒトで気道刺激性の可能性が記載されている (ACGIH (7th, 2001)、EU-RAR (2004))」については、確認の結果、ACGIH (7th, 2001) で、Stearates (ステアリン酸塩) 全体として、ヒトで気道刺激性の可能性が記載されているが、本物質についてはEU-RAR (2009) で、「腐食性、刺激性がない」と記載されており、旧分類の知見は不採用とした。 | ||
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | 本物質反復ばく露による有害性に関する知見は、ヒト、実験動物のいずれもない。したがって、データ不足のため分類できない。 なお、亜鉛を硫酸亜鉛又はグルコン酸亜鉛として摂取したヒトで、頭痛、吐き気、胃の不快感などの消化器症状及び銅欠乏を示す臨床検査異常 (血清セルロプラズミン及び赤血球のSOD活性の減少) を生じたが、貧血など赤血球の機能に影響を及ぼすことはなかったとの記述がある (EU-RAR (2009))。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | データ不足のため分類できない。 |
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性) | データ不足のため分類できない | ||
水生環境有害性(長期間) | データ不足のため分類できない | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。 |
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 | ||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 スプレー缶を廃棄する場合は、自治体により廃棄方法が異なるので該当する自治体の規定に従うこと。 |
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報と、分類実施中の12項の環境影響情報とに、基づく修正の必要がある。 | ||||
国際規制 | ||||
国連番号 | 該当しない | |||
国連品名 | 該当しない | |||
国連危険有害性クラス | 該当しない | |||
副次危険 | 該当しない | |||
容器等級 | 該当しない | |||
海洋汚染物質 | 該当しない | |||
MARPOL73/78附属書K及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
国内規制 | ||||
海上規制情報 | 該当しない | |||
航空規制情報 | 該当しない | |||
陸上規制情報 | 該当しない | |||
特別安全対策 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
緊急時応急措置指針番号 | 該当しない |
15.適用法令 | ||||
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法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
労働安全衛生法 | 名称等を表示すべき危険有害物(法第57条、施行令第18条別表第9) 名称等を通知すべき危険有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9) リスクアセスメントを実施すべき危険有害物(法第57条の3) |
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本安全モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本安全データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |