1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | 6‐メルカプトプリン、(6-Mercaptppurine) | ||
製品コード | 22A4116 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | 主たる用途は抗悪性腫瘍剤である[有機化合物辞典(1985)] | ||
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 | H23.3.15、政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7月版)を使用 | ||
物理化学的危険性 | |||
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分3 | |
生殖細胞変異原性 | 区分1B | ||
生殖毒性 | 区分1B | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 区分1(骨髄、肝臓、小腸) | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 区分1(造血系、肝臓) | ||
環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 区分3 | |
水生環境慢性有害性 | 区分3 | ||
注) 上記で区分の記載がない危険有害性は政府向けガイダンス文書で規定された[分類対象外]、[区分外]または[分類できない]に該当するものであり、後述の該当項目の説明を確認する必要がある。 | |||
ラベル要素 | |||
絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 危険 | ||
危険有害性情報 | 飲み込むと有毒 | ||
遺伝性疾患のおそれ | |||
生殖能または胎児への悪影響のおそれ | |||
骨髄、肝臓、小腸の障害 | |||
長期にわたるまたは反復ばく露による造血系臓器、肝臓の障害 | |||
水生生物に有害 | |||
長期継続的影響により水生生物に有害 | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
取扱後は手をよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
環境への放出を避けること。 | |||
【応急措置】 | |||
飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 | |||
口をすすぐこと。 | |||
ばく露またはばく露の懸念がある場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
ばく露した場合:医師に連絡すること。 | |||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
【保管】 | |||
施錠して保管すること。 | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
国・地域情報 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | 6‐メルカプトプリン | ||
別名 | 3,7‐ジヒドロプリン‐6‐チオン、(3,7-Dihydropurine-6-thione)、6,7‐ジヒドロ‐1H‐プリン‐6‐チオン、メルカプトプリン、(Mercaptopurine)、6H‐プリン‐6‐チオン | ||
分子式 (分子量) | C5H4N4S(152.18) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 50-44-2 | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | (9)-432 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
直ちに医師に連絡すること。 | |||
予想される急性症状及び遅発性症状 | 吸入 : データなし | ||
皮膚 : データなし | |||
眼 : データなし | |||
経口摂取 : データなし | |||
最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
応急措置をする者の保護 | データなし | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | データなし。 | ||
特有の危険有害性 | 加熱されると分解して、腐食性及び/又は毒性の煙霧を発生するおそれがある。 | ||
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | ||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
全ての着火源を取り除く。 | |||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
回収・中和 | 漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | 水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 | ||
二次災害の防止策 | プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 | ||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱後は手をよく洗うこと。 | ||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
接触回避 | データなし。 | ||
保管 | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
保管条件 | 使用したP400シリーズのフレーズを転記 | ||
容器包装材料 | データなし。 | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会 | 未設定 | ||
ACGIH | 未設定 | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には,適切な洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
ばく露を防止するため、作業場には適切な全体換気装置、局所排気装置を設置すること。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 固体結晶 : Sax (11th, 2004) | ||
色 | 黄色 : Sax (11th, 2004) | ||
臭い | 無臭 : HSDB (2002) | ||
pH | データなし | ||
融点・凝固点 | >308 ℃ : HSDB (2002) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 加熱すると分解 (313℃) ℃ : GESTIS (Access on Oct. 2010) | ||
引火点 | データなし | ||
自然発火温度 | データなし | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | データなし | ||
蒸気圧 | 0.00000143 mmHg (25℃(est)) : Howard (1997) | ||
蒸気密度 | データなし | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | データなし | ||
溶解度 | 6848 mg/L (at 29.87℃) : HSDB (2002) | ||
アルカリ水溶液 (分解を伴う) : HSDB (2002) | |||
オクタノール・水分配係数 | 0.01 at pH7.4 : HSDB (2002) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | データなし | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | データなし | ||
避けるべき条件 | データなし | ||
混触危険物質 | データなし | ||
危険有害な分解生成物 | データなし | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットのLD50値 277 mg/kg(RTECS (2010):元文献 Gekkan Yakuji. Pharmaceuticals Monthly. 15, 1037, 1973 )。(GHS分類:区分3) | ||
経皮 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
吸入 | 吸入(ガス): | GHSの定義における固体である。(GHS分類:分類対象外) | |
吸入(蒸気): | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
吸入(粉じん・ミスト): | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
皮膚腐食性・刺激性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
皮膚感作性:データなし。(GHS分類:分類できない) | |||
生殖細胞変異原性 | マウスを用いた優性致死試験(生殖細胞in vivo経世代変異原性試験)で陽性(IARC 26 (1981))。さらに、in vivo試験として、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験、ラット、チャイニーズハムスターおよびマウスを用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)においていずれも陽性(IARC 26 (1981))。また、in vitro試験では、エームス試験、ヒトの末梢リンパ球を用いた染色体異常試験、CHO細胞を用いた染色体異常試験でいずれも陽性(IARC 26 (1981))、NTP DB (Access on Oct 2010))。 (GHS分類:区分1B) | ||
発がん性 | IARCによる発がん性評価でグループ3に分類されている(IARC Supplement 7 (1987))。なお、マウスおよびラットを用い、経皮、皮下、腹腔内または静脈内の各投与経路で試験が行われているが、いずれも限定的な条件下での試験のため、本物質の発がんの可能性については評価できない(IARC Supplement 7 (1987))と述べられている。(GHS分類:分類できない) | ||
生殖毒性 | ラットの妊娠7および8日目に5または10 mg/kgを経口投与により、胎児の吸収と死亡が高率に発生し、また、奇形発生として、ハムスターの妊娠9日目に5〜9 mg/animalを腹腔内投与により、四肢、口蓋、下顎骨などが観察され、ラットの妊娠5〜9日目の投与で無眼球、小眼球が報告されている(IARC 26 (1981))。さらに、ラットの妊娠6〜12日目のばく露により、1 mg/kgの用量で胚の100%致死、0.5〜0.75 mg/kgで生存胎児の12〜14%が中枢神経系や眼の異常を示した(IARC 26 (1981))。以上の生殖に及ぼす影響は、ラット経口LD50値(270 mg/kg)と比較すると極めて低用量の所見であり、一般毒性との関連性は低いと判断される。 (GHS分類:区分1B) | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | ラットおよびマウスにおいて主な毒性は骨髄と腸上皮の傷害、肝臓壊死であり、イヌにおける主な毒性症状は小腸粘膜の顕著な損傷および骨髄枯渇であった(IARC 26 (1981))。また、肝臓障害の生化学的証拠があり、投与動物では黄疸が明瞭に認められた (IARC 26 (1981))。以上の知見に基づき、ラット経口LD50値として270 mg/kg(RTECS (2010):元文献 Gekkan Yakuji. Pharmaceuticals Monthly. 15, 1037, 1973 ))を考慮に入れた。(GHS分類:区分1(骨髄、肝臓、小腸)) | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | ヒトで主要な毒性影響は造血系にあり、主に白血球の低下をもたらし、また、高用量では肝細胞毒性に因る回復性の黄疸が発生し、一連の調査で患者38人中16人に認められた(IARC 26 (1981))。さらに、本物質は白血病の症状緩解のため服用される医薬品であり、添付文書に重大な副作用として、骨髄抑制、汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制が現れることがあると述べられ、その他の副作用として、肝障害、黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等肝機能検査値異常が記載されている(医療用医薬品集 (2010))。 (GHS分類:区分1(造血系、肝臓)) | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性有害性) | 甲殻類 (ミジンコ) の48時間EC50 = 54.5 mg/L (AQUIRE, 2011)。(GHS分類:区分3) | ||
水生環境有害性(長期間有害性) | 急性毒性区分3であり、急速分解性がない (BIOWIN)。(GHS分類:区分3) | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。(GHS分類:分類できない) | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報に基づく修正の必要がある。 | ||||
国連番号 | 3249 | |||
品名 | 医薬品(固体)(他に品名が明示されているものを除く。) | |||
Proper Shipping Name | MEDICINE, SOLID, TOXIC, N.O.S. | |||
クラス | 6.1 | |||
PG | L | |||
海洋汚染物質 | 非該当 | |||
国際規制 | 海上規制情報 | IMOの規定に従う。 | ||
航空規制情報 | ICAO・IATAの規定に従う。 | |||
国内規制 | 陸上規制情報 | 該当法規なし。 | ||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | |||
航空規制情報 | 航空法の規定に従う。 | |||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | |||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | ||||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | ||||
重量物を上積みしない。 | ||||
緊急時応急措置指針番号 | 151 | |||
15.適用法令 | |||
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16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |