1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | 4‐メトキシフロ[3,2‐g]クロメン−7‐オン、(別名ベルガプテン)、(4-Methoxyfuro[3,2-g]chromen-7-one)、(alias Bergapten) | ||
製品コード | 21A3742 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | 乾癬治療のため、UVA療法(紫外線療法)との併用で光化学療法剤、ベルガモット油の構成成分として、いくつかの香料、香水、日焼け止め及び食品に含まれる。 | ||
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 | H22.3.16、政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版)を使用 |
物理化学的危険性 | 火薬類 | 分類対象外 |
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引火性・可燃性ガス | 分類対象外 | |
引火性エアゾール | 分類対象外 | |
酸化性ガス類 | 分類対象外 | |
高圧ガス | 分類対象外 | |
引火性液体 | 分類対象外 | |
可燃性固体 | 分類できない | |
自己反応性化学品 | 分類対象外 | |
自然発火性液体 | 分類対象外 | |
自然発火性固体 | 分類できない | |
自己発熱性化学品 | 分類できない | |
水反応可燃性物質 | 分類対象外 | |
酸化性液体 | 分類対象外 | |
酸化性固体 | 分類対象外 | |
有機過酸化物 | 分類対象外 | |
金属腐食性物質 | 分類できない | |
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
急性毒性(経皮) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | |
急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:粉じん) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:ミスト) | 分類対象外 | |
皮膚腐食性・刺激性 | 分類できない | |
眼に対する重篤な損傷性・刺激性 | 分類できない | |
呼吸器感作性 | 分類できない | |
皮膚感作性 | 分類できない | |
生殖細胞変異原性 | 区分2 | |
発がん性 | 区分1B | |
生殖毒性 | 区分2 | |
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | 区分1(皮膚) | |
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | 区分2(肝臓) | |
吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | |
環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 分類できない |
水生環境慢性有害性 | 分類できない |
ラベル要素 | |||
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絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 危険 | ||
危険有害性情報 | 遺伝疾患のおそれの疑い | ||
発がんのおそれ | |||
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い | |||
皮膚の障害 | |||
長期にわたるまたは反復ばく露による肝臓の障害のおそれ | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
取扱後は手をよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
【応急措置】 | |||
ばく露またはばく露の懸念がある場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
ばく露した場合:医師に連絡すること。 | |||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
【保管】 | |||
施錠して保管すること。 | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
国・地域情報 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | 4‐メトキシフロ[3,2‐g]クロメン−7‐オン | ||
別名 | 5-メトキシプソラレン、(5-Methoxypsoralen)、4‐メトキシ‐7H‐フロ[3,2‐g][1]ベンゾピラン‐7‐オン、(4-Methoxy-7H-furo[3,2-g][1]benzopyran-7-one) | ||
分子式 (分子量) | C12H8O4(216.192) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 484-20-8 | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | 化審法:− 安衛法:− | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
目に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
予想される急性症状及び遅発性症状 | 吸入 : データなし | ||
皮膚 : データなし | |||
眼 : データなし | |||
経口摂取 : データなし | |||
最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
応急措置をする者の保護 | データなし | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状放水 | ||
特有の危険有害性 | 熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。 | ||
激しく加熱すると燃焼する。 | |||
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 全ての着火源を取り除く。 | ||
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | |||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
回収・中和 | 漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | 水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 | ||
二次災害の防止策 | すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 | ||
プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 | |||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 使用前に取扱説明書を入手すること。 | ||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
取扱後は手をよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
接触回避 | 『10.安定性及び反応性』を参照。 | ||
保管 | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
混触危険物質 | 『10.安定性及び反応性』を参照。 | ||
保管条件 | 施錠して保管すること。 | ||
容器包装材料 | データなし | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定(2009年度) | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会 | 未設定(2009年度) | ||
ACGIH | 未設定(2009年度) | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 固体 | ||
色 | 黄色〜金色 | ||
臭い | データなし | ||
pH | データなし | ||
融点・凝固点 | 188 ℃ : Chapman (2009)、(データなし) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | データなし | ||
引火点 | データなし | ||
自然発火温度 | データなし | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | データなし | ||
蒸気圧 | 0.000000754 mmHg (25 ℃ est) : SRC (2009) | ||
蒸気密度 | データなし | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | データなし、(データなし) | ||
溶解度 | 99.2 mg/L (25 ℃ est) : SRC (2009) | ||
メタノール、ジエチルエーテルに可溶 : Chapman (2009) | |||
オクタノール・水分配係数 | log Kow = 2.14 (est) : SRC (2009) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | データなし | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | データなし | ||
避けるべき条件 | データなし | ||
混触危険物質 | データなし | ||
危険有害な分解生成物 | データなし | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットLD50値は>30,000 mg/kg (IARC vol.40 (1986))であるとの報告に基づき、区分外とした。 | ||
経皮 | データなし。 | ||
吸入 | 吸入(ガス): | GHS定義における固体である。 | |
吸入(蒸気): | データなし。 | ||
吸入(粉じん・ミスト): | データなし。 | ||
皮膚腐食性・刺激性 | データなし。 | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データなし。 | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし。 | ||
皮膚感作性:データなし。なお、Froschアレルゲンリスト(FROSCH, TEXTBOOK OF CONTACT DERMATITIS)に光感作性物質として収録されている。 | |||
生殖細胞変異原性 | マウスの腹腔内投与による骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陽性 (NTP DB (Access on Oct., 2009)) であり、in vitroにおいてエームス試験、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いたSCE試験及び染色体異常試験(NTP DB (Access on Oct., 2009))、ヒトの細胞を用いた染色体異常試験 、DNA結合試験(IARC vol.40 (1986))の多数の報告 において全て陽性の結果があることから区分2とした。なおマウスの腹腔内投与による骨髄細胞及び末梢血を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)では何れも陰性の結果が得られている(NTP DB (Access on Oct., 2009))。 | ||
発がん性 | IARCでGroup 2Aに分類されている (IARC suppl.7 (1987)) ことから、区分1Bに分類した。 なお、動物試験では、マウスを用いた37週間皮膚適用及び太陽光シミュレーション照射試験 (IARC vol.40(1986)) において、皮膚に複数の腫瘍 (乳頭腫が主) が確認され、また、マウスを用いた23週間皮膚適用及び紫外線(340nm以下) 照射試験 (IARC vol.40 (1986)) において、真皮と軟骨を浸潤している扁平上皮癌が確認されている。一方疫学的にはベルガモット油 (当該物質を成分として含む) 製造において当該物質のばく露を受けた労働者に「角化腫」又は「上皮腫」発症の報告はあるが、明確な因果関係までは確認されていないとの記述がある (IARC vol.40 (1986))。 | ||
生殖毒性 | ウサギの器官形成期に経口投与した試験で母動物に体重増加抑制、出生仔数の減少が見られた用量で、胎児の奇形が用量依存的に認められた(IARC vol.40 (1986))ことから区分2とした。なお、ラットの器官形成期に経口投与した試験では、母動物に体重増加抑制や出生仔数の減少が見られた用量で、生存胎児には奇形は見られなかったとの報告もある(IARC vol.40 (1986))。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | ヒトの影響として皮膚に 本物質を 4〜200μgを 2.5 cm2に適用し、紫外線照射した後、22分から36時間後に皮膚に紅斑が認められ、続いて7〜15日後に顕著な色素形成及び色素沈着が見られた (IARC vol.40 (1986))。またモルモットの経口投与により区分1のガイダンス値の範囲である 8.6 mg/kgの用量で、投与後のUVA照射により顕著な皮膚の紅斑 (IARC vol.40 (1986)) を引き起こしたとの報告があることから区分1(皮膚)とした。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | イヌを用いた経口投与試験において投与量 19 mg/kg (28日間投与) (90日補正)で肝腫大、壊死、肝炎の記述 (IARC vol.40(1986)) があり、これはガイダンス値の区分2に該当する。従って標的臓器は肝臓と考えられ、分類は、区分2(肝臓)とした。なお、ラットを用いた経口試験(1年間投与)で用量依存的 (70、280、560 mg/kg) に雌の副腎髄質部の結合組織増殖の記述 (NTP TR No.359 (1989)) がある。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。 | ||
12.環境影響情報 | |||
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水生環境急性有害性 | データなし | ||
水生環境慢性有害性 | データなし | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | |||
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国際規制 | |||
海上規制情報 | 該当しない | ||
航空規制情報 | 該当しない | ||
国内規制 | |||
陸上規制情報 | 該当しない | ||
海上規制情報 | 該当しない | ||
航空規制情報 | 該当しない | ||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | ||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | |||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | |||
重量物を上積みしない。 | |||
緊急時応急措置指針番号 | |||
15.適用法令 | |||
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16.その他の情報 | |||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 |