1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | トリプロピレングリコールメチルエーテル、(Tripropylene glycol methyl ether) | ||
製品コード | 22A4062 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | ボールペン、フェルトペン、インクパッドの乾燥を防止するインク | ||
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 | H23.1.31、政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7月版)を使用 | ||
物理化学的危険性 | |||
健康に対する有害性 | 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 | 区分2A | |
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 区分3(麻酔作用) | ||
<環境分類実施日に関する情報> | |||
注) 上記で区分の記載がない危険有害性は政府向けガイダンス文書で規定された[分類対象外]、[区分外]または[分類できない]に該当するものであり、後述の該当項目の説明を確認する必要がある。 | |||
ラベル要素 | |||
絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 警告 | ||
危険有害性情報 | 強い眼刺激 | ||
眠気やめまいのおそれ | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
取扱後は眼をよく洗うこと。 | |||
適切な保護眼鏡、保護面を着用すること。 | |||
ミスト、蒸気、スプレーの吸入を避けること。 | |||
屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。 | |||
【応急措置 】 | |||
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | |||
眼の刺激が続く場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | |||
気分が悪い時は医師に連絡すること。 | |||
【保管】 | |||
換気の良いところで保管すること。容器を密閉しておくこと。 | |||
施錠して保管すること。 | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
国・地域情報 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | トリプロピレングリコールメチルエーテル | ||
別名 | 1‐[2‐(2‐メトキシ‐1‐メチルエトキシ)‐1‐メチルエトキシ]‐2‐プロパノール、 (1-[2-(2-methoxy-1-methylethoxy)-1-methylethoxy]-2-propanol)、1,4,7‐トリメチル‐3,6,9‐トリオキサデカン‐1‐オール、 (1,4,7-Trimethyl-3,6,9-trioxadecane-1-ol)、5,8‐ジメチル‐4,7,10‐トリオキサウンデカン‐2‐オール、 (5,8-Dimethyl-4,7,10-trioxaundecane-2-ol) | ||
分子式 (分子量) | C10H22O4(206.28) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 25498-49-1(異性体混合物)、20324-33-8(α‐異性体) | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | 化審法:(2)-438、 (7)-97 安衛法: | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | ||
気分が悪い時は医師に連絡すること。 | |||
皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | ||
眼の刺激が続く場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
予想される急性症状及び遅発性症状 | 吸入 : データなし | ||
皮膚 : データなし | |||
眼 : 発赤。 | |||
経口摂取 : データなし | |||
最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
応急措置をする者の保護 | データなし | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | データなし。 | ||
特有の危険有害性 | 引火性の高い液体および蒸気。 | ||
消火後再び発火するおそれがある。 | |||
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
容器が熱に晒されているときは、移動しない。 | |||
安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | ||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
全ての着火源を取り除く。 | |||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
回収・中和 | 不活性材料(例えば、乾燥砂又は土等)で流出物を吸収して、化学品廃棄容器に入れる。 | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | 危険でなければ漏れを止める。 | ||
二次災害の防止策 | 排水溝、下水溝、地下室、あるいは閉鎖場所への流入を防ぐこと。 | ||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 消防法の規定に従う。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱い後は手をよく洗うこと。 | ||
適切な保護眼鏡、保護面を着用すること。 | |||
ミスト、蒸気、スプレーの吸入を避けること。 | |||
屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。 | |||
接触回避 | データなし。 | ||
保管 | |||
技術的対策 | 消防法の規定に従う。 | ||
保管条件 | 換気の良いところで保管すること。容器を密閉しておくこと。 | ||
施錠して保管すること。 | |||
容器包装材料 | データなし。 | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会 | 未設定 | ||
ACGIH | 未設定 | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には,適切な洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
ばく露を防止するため、作業場には適切な全体換気装置、局所排気装置を設置すること。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 液体 | ||
色 | 無色 | ||
臭い | データなし | ||
pH | データなし | ||
融点・凝固点 | -77.8 ℃ : SIDS (Access on Jul. 2010) (-60 ℃ : PATTY (5th, 2001)) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 241.3 ℃ : Lide (90th, 2009) | ||
引火点 | 113 ℃ (CC) : GESTIS (Access on Jul. 2010) | ||
自然発火温度 | 277 ℃ : SIDS (Access on Jul. 2010) | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | 1.1-7.0 % (v/v) : SIDS (Access on Jul. 2010) | ||
蒸気圧 | 2.0*10^(-2) mmHg (25 ℃) : Howard (1997) | ||
蒸気密度 | 7.1 : Sax (11th, 2004) | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | 0.967 (20 ℃/25 ℃) : Sax (11th, 2004) | ||
溶解度 | 1.96*10^(5) mg/l : Howard (1997) | ||
アセトン、エタノール、ベンゼン、エーテル、メタノールに混和 : Sax (11th, 2004) | |||
オクタノール・水分配係数 | log Kow = 0.309 : SIDS (Access on Jul. 2010) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | 5.96 (25 ℃) mN s m-2 : Lange (16th, 2005) | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | 爆発性過酸化物を生成することがあると推測される。強酸、強塩基、強酸化剤と反応する。燃焼すると分解する。ある種のゴムを侵す。 | ||
避けるべき条件 | 燃焼 | ||
混触危険物質 | 強酸、強塩基、強酸化剤 | ||
危険有害な分解生成物 | 爆発性過酸化物 | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットLD50値: 5460 mg/kg bw(SIDS (Access on Jul. 2010))、 3200 mg/kg bw (ECETOC TR 95 (2005))。(GHS分類:区分外(JIS分類基準)) | ||
経皮 | ウサギLD50値: 15440mg/kg 、 >19300mg/kg (SIDS (Access on Jul. 2010))。(GHS分類:区分外) | ||
吸入 | 吸入(ガス): | GHSの定義における液体である。(GHS分類:分類対象外) | |
吸入(蒸気): | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
吸入(ミスト): | ラットに設定濃度200 mg/Lを1時間ばく露した試験で死亡例はなく、LC50値は200 mg/L(4時間換算値:50 mg/L)以上と推定されている(SIDS (Access on Jul. 2010))。ばく露濃度の実測値はなく、実際の濃度が設定濃度よりかなり低かった可能性がある(SIDS (Access on Jul. 2010))とも記述されているが、設定濃度自体が非常に高く、区分4の上限値(5 mg/L)を大きく超えている。なお、試験濃度(200 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(0.222 mg/L)より高いのでミストによる試験とみなした。 (GHS分類:区分外) | ||
皮膚腐食性・刺激性 | ウサギに試験物質原液0.01 mLを24時間適用した試験で、刺激の程度はグレード1(最大値はグレード10)で刺激性なし(not irritating)(SIDS (Access on Jul. 2010))、また、ウサギを用いた別の試験では軽度の刺激性(mildly irritating)(ECETOC TR64 (1995))。(GHS分類:区分外(JIS分類基準)) | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | ウサギに試験物質原液0.1 mLを適用した試験で、1匹は虹彩炎を伴い5匹全例に中等度の角膜傷害を起こし、刺激性の程度はグレード4(最大値はグレード10)で中等度の刺激性(moderately irritating)(SIDS (Access on Jul. 2010))。(GHS分類:区分2A) | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
皮膚感作性:データなし。(GHS分類:分類できない) | |||
生殖細胞変異原性 | エームス試験の陰性(SIDS (Access on Jul. 2010))。(GHS分類:in vivo の試験データがなく分類できない。) | ||
発がん性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
生殖毒性 | ラットの器官形成期に吸入ばく露した試験において、母動物の一般毒性としては高用量群で鼻鏡部赤色化の発生率が明らかに増加したが、妊娠率、生存仔数、早期および後期吸収、胎児の異常など、妊娠または発生の指標について試験物質ばく露の影響は見られず、各投与群とも対照群と同様であった(SIDS (Access on Jul. 2010))。(GHS分類:データ不足で分類できない。) | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | ラットに2300〜5000 mg/kgを経口投与した試験で、生存例ではうずくまり、し眠、不活発、不安定歩行が見られ、高用量では昏睡、虚脱の症状が観察された(SIDS (Access on Jul. 2010))。また、ウサギに7720〜19300 mg/kgを経皮投与後の症状として、不安定歩行、虚脱、麻酔が報告されている(SIDS (Access on Jul. 2010)、ECETOC TR 95 (2005))。(GHS分類:区分3(麻酔作用)) | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | ラットおよびマウスの2週間吸入ばく露試験(ミスト;0.15〜1.01 mg/L/6h [90日換算:0.023〜0.155 mg/L/6h])において重大な毒性は見られず、最も目立った影響は両動物種とも適応性変化と病理組織学的変化を伴わない肝臓重量の増加であった(SIDS (Access on Jul. 2010))。ウサギを用いた90日間経皮投与試験(965〜9650 mg/kg)において、局所影響としての皮膚症状と最高用量9650 mg/kgでの麻酔作用と死亡の発生以外には用量 965 mg/kgにおいても重大な影響が認められなかった(SIDS (Access on Jul. 2010))。(GHS分類:経皮投与では区分外となるが、データ不足で分類できない。) | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性有害性) | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
水生環境有害性(長期間有害性) | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。(GHS分類:分類できない) | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報に基づく修正の必要がある。 | ||||
国連番号 | 特定できず | |||
国際規制 | 海上規制情報 | 特定できず | ||
航空規制情報 | 特定できず | |||
国内規制 | 陸上規制情報 | 消防法の規定に従う。 | ||
海上規制情報 | 特定できず | |||
航空規制情報 | 特定できず | |||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | |||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | ||||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | ||||
重量物を上積みしない。 | ||||
緊急時応急措置指針番号 | − | |||
15.適用法令 | |||
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消防法 | 第4類引火性液体、第三石油類水溶性液体(法第2条第7項危険物別表第1・第4類) | ||
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |