1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | 1‐メチル‐1‐ニトロソ‐3‐[(2S,3R,4R,5S,6R)‐2,4,5‐トリヒドロキシ‐6‐(ヒドロキシメエチル)オキサン‐3‐イル]尿素、(別名ストレプトゾシン)、(1-Methyl-1-nitroso-3-[(2S,3R,4R,5S,6R)-2,4,5-trihydroxy-6-(hydroxymethyl)oxan-3-yl]urea)、(alias Streptozocin) | ||
製品コード | 21A3750 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | 転移性の膵内分泌腫瘍の治療に使用される | ||
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 | H22.3.16、政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版)を使用 |
物理化学的危険性 | 火薬類 | 分類できない |
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引火性・可燃性ガス | 分類対象外 | |
引火性エアゾール | 分類対象外 | |
酸化性ガス類 | 分類対象外 | |
高圧ガス | 分類対象外 | |
引火性液体 | 分類対象外 | |
可燃性固体 | 分類できない | |
自己反応性化学品 | 分類できない | |
自然発火性液体 | 分類対象外 | |
自然発火性固体 | 分類できない | |
自己発熱性化学品 | 分類できない | |
水反応可燃性物質 | 分類対象外 | |
酸化性液体 | 分類対象外 | |
酸化性固体 | 分類できない | |
有機過酸化物 | 分類対象外 | |
金属腐食性物質 | 分類できない | |
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
急性毒性(経皮) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | |
急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:粉じん) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:ミスト) | 分類対象外 | |
皮膚腐食性・刺激性 | 分類できない | |
眼に対する重篤な損傷性・刺激性 | 分類できない | |
呼吸器感作性 | 分類できない | |
皮膚感作性 | 分類できない | |
生殖細胞変異原性 | 区分2 | |
発がん性 | 区分2 | |
生殖毒性 | 区分2 | |
特定標的臓器毒性(単回ばく露) | 区分1(膵臓) | |
特定標的臓器毒性(反復ばく露) | 区分1(膵臓、腎臓、肝臓) | |
吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | |
環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 分類できない |
水生環境慢性有害性 | 分類できない |
ラベル要素 | |||
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絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 危険 | ||
危険有害性情報 | 飲み込むと有毒 | ||
遺伝疾患のおそれの疑い | |||
発がんのおそれの疑い | |||
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い | |||
膵臓の障害 | |||
長期にわたるまたは反復ばく露による膵臓、腎臓、肝臓の障害 | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
取扱後は手をよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
【応急措置】 | |||
飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 | |||
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。 | |||
ばく露またはばく露の懸念がある場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
ばく露した場合:医師に連絡すること。 | |||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
【保管】 | |||
施錠して保管すること。 | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
国・地域情報 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | 1‐メチル‐1‐ニトロソ‐3‐[(2S,3R,4R,5S,6R)‐2,4,5‐トリヒドロキシ‐6‐(ヒドロキシメエチル)オキサン‐3‐イル]尿素 | ||
別名 | 2‐デオキシ‐2‐[(メチルニトロソアミノ)カルボニル]アミノ‐D‐グルコピラノース、(2-Deoxy-2-[(methylnitrosoamino)carbonyl]amino}-D-glucopyranose)、ストレプトゾシン、(Streptozocin) | ||
分子式 (分子量) | C8H15N3O7(265.22) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 18883-66-4 | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | 化審法:− 安衛法:− | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
目に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 直ちに医師に連絡すること。 | ||
口をすすぐこと。 | |||
予想される急性症状及び遅発性症状 | 吸入 : データなし | ||
皮膚 : データなし | |||
眼 : データなし | |||
経口摂取 : データなし | |||
最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
応急措置をする者の保護 | データなし | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状放水 | ||
特有の危険有害性 | 熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。 | ||
激しく加熱すると燃焼する。 | |||
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 全ての着火源を取り除く。 | ||
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | |||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
回収・中和 | 漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | 水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 | ||
二次災害の防止策 | すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 | ||
プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 | |||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱後は手をよく洗うこと。 | ||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
接触回避 | 『10.安定性及び反応性』を参照。 | ||
保管 | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
混触危険物質 | 『10.安定性及び反応性』を参照。 | ||
保管条件 | 施錠して保管すること。 | ||
容器包装材料 | データなし | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定(2009年度) | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会 | 未設定(2009年度) | ||
ACGIH | 未設定(2009年度) | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 固体 | ||
色 | 象牙色 | ||
臭い | データなし | ||
pH | pH 4 : Verschueren (4th, 2001) | ||
融点・凝固点 | 115 ℃ : Merck (14th, 2006) /データなし | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | データなし | ||
引火点 | データなし | ||
自然発火温度 | データなし | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | データなし | ||
蒸気圧 | 0.00000000000174 mmHg (25 ℃ EST) : Howard (1997) | ||
蒸気密度 | データなし | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | データなし、(データなし) | ||
溶解度 | 5.07E3 mg/L (25 ℃ EST) : Howard (1997) | ||
低級アルコール水溶液とケトンに可溶 : Merck (14th, 2006) | |||
オクタノール・水分配係数 | log P = -1.45 (EXP) : Howard (1997) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | データなし | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | データなし | ||
避けるべき条件 | データなし | ||
混触危険物質 | データなし | ||
危険有害な分解生成物 | データなし | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | マウスLD50値は 260 mg/kg bw (IARC (1978)) であるとの報告に基づき、区分3とした。 | ||
経皮 | データなし。 | ||
吸入 | 吸入(ガス): | GHSの定義における固体である。 | |
吸入(蒸気): | データなし。 | ||
吸入(粉じん、ミスト): | データなし。 | ||
皮膚腐食性・刺激性 | データなし。 | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データなし。 | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし。 | ||
皮膚感作性:データなし。 | |||
生殖細胞変異原性 | マウスに腹腔内投与による骨髄細胞を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)において、陽性の結果(Mutagenesis Vol. 7 No. 6, 1992)に基づき区分2とした。なお、in vitro試験ではAmes試験での陽性結果(IARC 17 (1978))が報告されている。 | ||
発がん性 | IARCによりグループ2B に分類されている(IARC Suppl.7 (1987))ことより、区分2とした。なお、マウスおよびラットに6ヵ月間の腹腔内投与後12ヵ月間観察した試験においては、マウスで雌雄の肺および腎臓の腫瘍、雌の子宮腫瘍の発生頻度の有意な増加、ラットで雌雄の腎臓および膵臓の腫瘍、雌の肝臓腫瘍、雄の腹膜肉腫の発生頻度の有意な増加がそれぞれ報告されている(IARC 17 (1978))。 | ||
生殖毒性 | ラットに腹腔内投与した試験において本物質は胎仔の成長遅滞と奇形をもたらしたとの報告(Birth Defects (2000))、ラットでは受胎能への悪影響と催奇形性を示し、ウサギでは流産をまねいたとの報告(HSDB (2003))に基づき、親動物への影響が不明のため区分2とした。なお、本物質がヒトの乳汁中に排出されるかどうかは明らかではない(Package Insert ZONOSAR (2007))。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 本物質は膵臓β-細胞への特異的毒性作用を持ち、高血糖症を誘発する(IARC (1978))との知見に基づき、動物試験において腹腔内投与であるがハムスターに100 mg/kgの単回ばく露により一過性の糖尿病状態を生じたとの結果(IARC 17 (1978))も考え合わせ、区分1(膵臓)とした。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 本物質は転移性膵島細胞癌の治療剤である(Package Insert ZONOSAR (2007))一方、膵臓β-細胞に対し特異的毒性作用を持ち、高血糖症を誘発する(IARC (1978))との知見に基づき、区分1(膵臓)とした。本剤の治療を受けた多くの患者が副作用として高窒素血、無尿、糖尿、尿細管性アシドーシスなどの腎毒性を示し、腎性尿崩症も2例報告されている(Package Insert ZONOSAR (2007))こと、さらに本剤の治療を受けた大半の患者で時には治療の中止を必要とするような重度の嘔気、嘔吐を認め、多くの患者が肝酵素の上昇および低アルブミン血症として肝毒性を示したこと(Package Insert ZONOSAR (2007))から、それぞれ区分1(腎臓、肝臓)とした。以上より、分類は区分1(膵臓、腎臓、肝臓)となる。なお、貧血、白血球減少、血小板減少等も報告されている(IARC 17 (1978))が、血液毒性は稀であり、大抵はヘマトクリット値の軽度の減少に関するものであるとの記述(Package Insert ZONOSAR (2007))により、分類の根拠としなかった。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。 | ||
12.環境影響情報 | |||
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水生環境急性有害性 | データなし | ||
水生環境慢性有害性 | データなし | ||
13.廃棄上の注意 | |||
---|---|---|---|
残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | |||
---|---|---|---|
国際規制 | |||
海上規制情報 | IMOの規定に従う。 | ||
UN No. | 3249 | ||
Proper Shipping Name. | MEDICINE, SOLID, TOXIC, N.O.S. | ||
Class | 6.1 | ||
Packing Group | L | ||
Marine Pollutant | Not Applicable | ||
航空規制情報 | ICAO・IATAの規定に従う。 | ||
UN No. | 3249 | ||
Proper Shipping Name. | Medicine, solid, toxic, n.o.s. | ||
Class | 6.1 | ||
Packing Group | L | ||
国内規制 | |||
陸上規制情報 | 該当しない | ||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | ||
国連番号 | 3249 | ||
品名 | 医薬品(固体) | ||
クラス | 6.1 | ||
容器等級 | L | ||
海洋汚染物質 | 非該当 | ||
航空規制情報 | 航空法の規定に従う。 | ||
国連番号 | 3249 | ||
品名 | 医薬品(固体)(毒性のもの) | ||
クラス | 6.1 | ||
等級 | 3 | ||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | ||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | |||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | |||
重量物を上積みしない。 | |||
緊急時応急措置指針番号 | 151 | ||
15.適用法令 | |||
---|---|---|---|
船舶安全法 | 毒物類・毒物 | ||
航空法 | 毒物類・毒物 | ||
16.その他の情報 | |||
---|---|---|---|
参考文献 | 各データ毎に記載した。 |