1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | 二酸化チオ尿素、(Thiourea dioxide) | ||
製品コード | 21A3659 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | 還元剤であり、紙のリサイクルやプリントされた織物の染料を脱色させるために使用される。 | ||
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 | H22.3.16、政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版)を使用 |
物理化学的危険性 | 火薬類 | 分類対象外 |
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可燃性・引火性ガス | 分類対象外 | |
可燃性・引火性エアゾール | 分類対象外 | |
支燃性・酸化性ガス類 | 分類対象外 | |
高圧ガス | 分類対象外 | |
引火性液体 | 分類対象外 | |
可燃性固体 | 分類できない | |
自己反応性化学品 | 分類対象外 | |
自然発火性液体 | 分類対象外 | |
自然発火性固体 | 分類できない | |
自己発熱性化学品 | 区分1 | |
水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | |
酸化性液体 | 分類対象外 | |
酸化性固体 | 分類できない | |
有機過酸化物 | 分類対象外 | |
金属腐食性物質 | 分類できない | |
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
急性毒性(経皮) | 区分外 | |
急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | |
急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | |
急性毒性(吸入:粉じん) | 区分2 | |
急性毒性(吸入:ミスト) | 分類対象外 | |
皮膚腐食性・刺激性 | 区分2 | |
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 | 区分2 | |
呼吸器感作性 | 分類できない | |
皮膚感作性 | 分類できない | |
生殖細胞変異原性 | 区分外 | |
発がん性 | 分類できない | |
生殖毒性 | 区分2 | |
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 区分1(呼吸器)、区分2(腎臓)、区分3(麻酔作用) | |
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 区分2(肝臓、腎臓) | |
吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | |
環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 未分類 |
水生環境慢性有害性 | 未分類 |
ラベル要素 | |||
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絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 危険 | ||
危険有害性情報 | 自己発熱;火災のおそれ | ||
飲み込むと有害 | |||
吸入すると生命に危険 | |||
皮膚刺激 | |||
強い眼刺激 | |||
生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い | |||
呼吸器の障害 | |||
腎臓の障害のおそれ | |||
眠気やめまいのおそれ | |||
長期にわたるまたは反復ばく露による肝臓、腎臓の障害のおそれ | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
涼しいところに置き、日光を避けること | |||
適切な保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。 | |||
取扱後は手をよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。 | |||
適切な呼吸用保護具を着用すること。 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
【応急措置】 | |||
飲み込んだ場合:気分が悪い時は医師に連絡すること。 | |||
飲み込んだ場合:口をすすぐこと。 | |||
吸入した場合、ただちに医師に連絡すること。 | |||
皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で優しく洗うこと。 | |||
皮膚刺激が生じた場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 | |||
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | |||
眼の刺激が続く場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
ばく露またはばく露の懸念がある場合:医師の診断、手当てを受けること。 | |||
ばく露した場合:医師に連絡すること。 | |||
ばく露したとき、または気分が悪い時:医師に連絡するこ と。 | |||
吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | |||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
【保管】 | |||
積荷/パレット間にすきまをあけること。 | |||
大量品は冷所に保存すること。 | |||
他の物質から離して保管すること。 | |||
換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 | |||
換気の良い場所で保管すること。 | |||
容器を密閉しておくこと。 | |||
施錠して保管すること。 | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
国・地域情報 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | 二酸化チオ尿素 | ||
別名 | チオ尿素S,S-ジオキシド、(Thiourea S,S-dioxide)、アミノイミノメタンスルフィン酸、(Aminoiminomethanesulfinic acid)、ホルムアミジンスルフィン酸、(Formamidinesulfinic acid) | ||
分子式 (分子量) | CH4N2O2S(108.12) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 1758-73-2 | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | (2)-2873 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | ただちに医師に連絡すること。 | ||
空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | |||
皮膚に付着した場合 | 多量の水と石鹸で優しく洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 | |||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 | ||
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
予想される急性症状及び遅発性症状 | 吸入 : データなし | ||
皮膚 : データなし | |||
眼 : データなし | |||
経口摂取 : データなし | |||
最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
応急措置をする者の保護 | データなし | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状放水 | ||
特有の危険有害性 | 熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。 | ||
激しく加熱すると燃焼する。 | |||
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 全ての着火源を取り除く。 | ||
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | |||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
回収・中和 | 漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | 水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 | ||
二次災害の防止策 | すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 | ||
プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 | |||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
涼しいところに置き、日光を避けること | |||
適切な保護手袋、保護面を着用すること。 | |||
粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。 | |||
適切な呼吸用保護具を着用すること。 | |||
適切な保護眼鏡、保護面を着用すること。 | |||
使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
接触回避 | 『10.安定性及び反応性』を参照。 | ||
保管 | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
混触危険物質 | 『10.安定性及び反応性』を参照。 | ||
保管条件 | 積荷/パレット間にすきまをあけること。 | ||
大量品は冷所に保存すること。 | |||
他の物質から離して保管すること。 | |||
換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 | |||
容器を密閉しておくこと。 | |||
施錠して保管すること。 | |||
容器包装材料 | データなし | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定(2009年度) | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会 | 未設定(2009年度) | ||
ACGIH | 未設定(2009年度) | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 固体 | ||
色 | 白色 | ||
臭い | 無臭 | ||
pH | 4.0 (10 g/L、20 ℃) : SIDS (2009) | ||
融点・凝固点 | 144 ℃ (分解する) : Ullmanns (E) (2003) /データなし | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | データなし | ||
引火点 | データなし | ||
自然発火温度 | データなし | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | データなし | ||
蒸気圧 | 0.0000327 mmHg (25 ℃ EST) : SRC (2009) | ||
蒸気密度 | データなし | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | データなし、(データなし) | ||
溶解度 | 27 g/L (20 ℃) : Ullmanns (E) (2003) | ||
ジエチルエーテル、ベンゼンに不溶 : Lide (88th, 2008) | |||
オクタノール・水分配係数 | log Pow = -3.23 (20 ℃) : SIDS (2009) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | データなし | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | データなし | ||
避けるべき条件 | データなし | ||
混触危険物質 | データなし | ||
危険有害な分解生成物 | データなし | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットLD50値は1565 mg/kg(雄)、1496 mg/kg(雌)(OECD TG 401、GLP)(厚労省報告 (Access on Oct. 2009))、1120 mg/kg (SIDS (Access on Oct. 2009))であるとの報告に基づき、区分4とした。 | ||
経皮 | ラットLD50値は>2000 mg/kg(OECD TG 402、GLP)(SIDS (Access on Oct. 2009))であるとの報告に基づき、区分外とした。なお、国連分類基準の区分5に該当するかどうかは不明である。 | ||
吸入 | 吸入(ガス): | 常温で固体である。 | |
吸入(蒸気): | データなし。 | ||
吸入(粉じん、ミスト): | ラットLC50値(4時間)は 0.164 mg/L(OECD TG 403、GLP)(SIDS (Access on Oct. 2009))であるとの報告に基づき、区分2とした。なお、「aerosol」(SIDS (Access on Oct. 2009))との記載があり、粉じんと判断した。 | ||
皮膚腐食性・刺激性 | 4時間適用試験のデータはないが、ウサギを用いた24時間適用パッチテストにおいて、無傷皮膚に中等度の刺激性(moderately irritating)がみられ、ドレイズスコア値3.3であることから(SIDS (Access on Oct. 2009))、区分2とした。 | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | ウサギを用いた試験において、適用24時間後に軽度の角膜混濁および虹彩炎、中等度の結膜発赤、軽度から重度の結膜浮腫がみられ、7日目にこれらの影響のいくつかは部分的または完全に回復したが、軽度から重度の角膜混濁および角膜の血管新生が4/6匹に、角膜の潰瘍が2/6匹に、軽度の虹彩炎が3/6匹に、軽度の結膜損傷が全ての動物にみられ、本物質は重度(severe)の眼刺激性を示したと記載されている(SIDS (Access on Oct. 2009))ことから、区分2とした。 | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし。 | ||
皮膚感作性:モルモットを用いたドレイズテストにおいて、感作性はみられない(SIDS (Access on Oct. 2009))が、OECDで承認された試験法ではないことから、分類できないとした。 | |||
生殖細胞変異原性 | in vivo試験では、マウスの骨髄を用いた小核試験は1試験(OECD TG 474、GLP)で陽性であるが、「外部の専門家による再試験を行うことが望ましい」との記載があり、その他3試験(2試験がOECD TG 474、GLP)では陰性である(いずれもSIDS (Access on Oct. 2009))ことより区分外とした。なお、in vitro試験ては、2つのエームス試験(OECD TG 471)(SIDS (Access on Oct. 2009)、厚労省報告 (2009))及びCHL/IU細胞を用いた染色体異常試験(OECD TG 473、GLP)(厚労省報告 (Access on Oct. 2009))で陽性、CHO細胞を用いたHGPRT試験(OECD TG 476、GLP)で陰性(SIDS (Access on Oct. 2009))である。 | ||
発がん性 | データなし。 | ||
生殖毒性 | ラットを用いた反復経口投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422、GLP)において、親動物に体重増加抑制などのみられる用量で、発情回数の減少および発情周期の延長、黄体数および着床痕数の減少、妊娠期間の延長、全胚吸収(3例)、出産仔数、新生仔数および出生率の減少または減少傾向が認められた(厚労省報告 (Access on Oct. 2009))ことから、区分2とした。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 呼吸器への影響としては、ラットを用いた4時間吸入ばく露試験(エアロゾル)(OECD TG 403、GLP)において、用量0.117 mg/L以上で呼吸困難、貧血、チアノーゼ、運動性低下がみられ、剖検では用量0.059 mg/L以上で肺の出血、病理組織学検査でも同用量で肺への腐食作用(多発性線維症、炎症、浮腫、うっ血、繊毛の欠失など)がみられ、また、気管および鼻腔への影響(詳細不明)もみられている(SIDS (Access on Oct. 2009))。腎臓への影響としては、ラットを用いた経口投与試験(OECD TG 401、GLP)において、用量1280 mg/kg以上の病理組織学検査で腎臓の皮髄境界部の灰白色化、尿細管の好塩基性化および間質の線維化などがみられている(厚労省報告 (Access on Oct. 2009))。また、麻酔作用として、ラットを用いた経口投与試験において、用量1120 mg/kgで鎮静状態、運動失調、反射低下などがみられている(SIDS (Access on Oct. 2009))。以上より区分1(呼吸器)、区分2(腎臓)、区分3(麻酔作用)とした。 | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 85人の労働者において、本物質に関連した症状の発生増加はみられなかった(SIDS (Access on Oct. 2009))が、ラットを用いた反復経口投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422、GLP)において、用量100 mg/kg(90日換算値:54.4 mg/kg)で、肝臓への影響として小葉中心性の肝細胞肥大、胆管内の好塩基性物および肝細胞の空胞変性、血液生化学検査での変化(アルブミン、A/G比、トリグリセライドおよびリン脂質の増加、グルコースの減少)がみられ、腎臓への影響としては尿細管壊死および尿細管上皮の好塩基性化、血液生化学検査での変化(尿素窒素、クレアチニンおよび無機リンの増加、カリウムの減少)がみられている(厚労省報告 (Access on Oct. 2009))。以上の結果より、区分2(肝臓、腎臓)とした。 なお、ラットの9ヶ月間吸入ばく露試験においては、肺浮腫、肺炎、肺気腫、無気肺、脾臓の過形成および化生、甲状腺の濾胞上皮の落屑などがみられているが(IUCLID (2000))、一日当りのばく露時間が不明であるため、分類には考慮しなかった。 | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。 | ||
12.環境影響情報 | |||
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水生環境急性有害性 | 未分類 | ||
水生環境慢性有害性 | 未分類 | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | |||
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国際規制 | |||
海上規制情報 | IMOの規定に従う。 | ||
UN No. | 3341 | ||
Proper Shipping Name. | THIOUREA DIOXIDE | ||
Class | 4.2 | ||
Packing Group | K又はL | ||
Marine Pollutant | Not Applicable | ||
航空規制情報 | ICAO・IATAの規定に従う。 | ||
UN No. | 3341 | ||
Proper Shipping Name. | Thiourea dioxide | ||
Class | 4.2 | ||
Packing Group | K又はL | ||
国内規制 | |||
陸上規制情報 | 消防法の規制に従う。 | ||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | ||
国連番号 | 3341 | ||
品名 | 二酸化チオ尿素 | ||
クラス | 4.2 | ||
容器等級 | K又はL | ||
海洋汚染物質 | 非該当 | ||
航空規制情報 | 航空法の規定に従う。 | ||
国連番号 | 3341 | ||
品名 | 二酸化チオ尿素 | ||
クラス | 4.2 | ||
等級 | 2 | ||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | ||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | |||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | |||
重量物を上積みしない。 | |||
緊急時応急措置指針番号 | 135 | ||
15.適用法令 | |||
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消防法 | 形状、条件によって発火性を示すことがあるので、適応の可否については検討が必要 | ||
船舶安全法 | 可燃性物質類・自然発火性物質(危規則第3条危険物告示別表第1) | ||
航空法 | 可燃性物質類・自然発火性物質(施行規則第194条危険物告示別表第1) | ||
16.その他の情報 | |||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 |