| 1.化学品等及び会社情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品の名称 | S-メチル-N-[(メチルカルバモイル)オキシ]チオアセトイミデート (別名メソミル) | ||
| 化学品の英語名称 | S-Methyl N-[(methylcarbamoyl)oxy]thioacetimidate | ||
| 製品コード | R06-C-166-JNIOSH | ||
| 供給者の会社名 | ○○○○株式会社 | ||
| 住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
| 電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| ファクシミリ番号 | 03-1234-5678 | ||
| 電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
| 緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| 推奨用途及び使用上の制限 | 農薬(殺虫剤)(NITE-CHRIPより引用) | ||
| 2.危険有害性の要約 | |||
|---|---|---|---|
| GHS分類 | |||
| 分類実施日 (物化危険性及び健康有害性) | 令和6年度(2024年度)、ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) ※一部、平成18年度(2006年度)、マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) | ||
| 物理化学的危険性 | - | ||
| 健康に対する有害性 | 急性毒性 (経口) | 区分2 | |
| 急性毒性 (経皮) | 区分4 | ||
| 急性毒性 (吸入: 粉じん、ミスト) | 区分2 | ||
| 特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 区分1(神経系) | ||
| 特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | 区分2(神経系、血液) | ||
| 分類実施日 (環境有害性) | 平成18年度(2006年度)、マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) | ||
| 環境に対する有害性 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 | |
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 | ||
| GHSラベル要素 | |||
|---|---|---|---|
| 絵表示 | ![]() ![]() ![]() | ||
| 注意喚起語 | 危険 | ||
| 危険有害性情報 | 飲み込むと生命に危険 皮膚に接触すると有害 吸入すると生命に危険 神経系の障害 長期にわたる、又は反復ばく露による神経系、血液の障害のおそれ 水生生物に非常に強い毒性 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性 | ||
| 注意書き | |||
| 安全対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。 【換気が不十分な場合】呼吸用保護具を着用すること。 環境への放出を避けること。 | ||
| 応急措置 | 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 口をすすぐこと。 皮膚に付着した場合:多量の水/石けん(鹸)で洗うこと。 汚染された衣類を直ちに全て脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 特別な処置が緊急に必要である(このラベルの・・・を見よ)。 注) ”・・・”は、ラベルに解毒剤等中毒時の情報提供を受けるための連絡先などが記載されている場合のものです。ラベル作成時には、”・・・”を適切に置き換えてください。 ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 気分が悪いときは、医師の診察/手当てを受けること。 漏出物を回収すること。 | ||
| 保管 | 施錠して保管すること。 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 | ||
| 廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | ||
| 他の危険有害性 | 情報なし | ||
| 3.組成及び成分情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質・混合物の区別 | 化学物質 | ||
| 化学名又は一般名 | S-メチル-N-[(メチルカルバモイル)オキシ]チオアセトイミデート | ||
| 慣用名又は別名 | メソミル | ||
| 英語名 | S-Methyl N-[(methylcarbamoyl)oxy]thioacetimidate | ||
| 濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
| 分子式 (分子量) | C5H10N2O2S (162) | ||
| 化学特性 (示性式又は構造式) | ![]() | ||
| CAS番号 | 16752-77-5 | ||
| 官報公示整理番号 (化審法) | - | ||
| 官報公示整理番号 (安衛法) | 2-(5)-130 | ||
| GHS分類に寄与する成分(不純物及び安定化添加物も含む) | - | ||
| 4.応急措置 | |||
|---|---|---|---|
| 吸入した場合 | 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で安静にさせる。 半座位。医師に連絡すること。 医師の診察/手当てを受けること。 以上、ICSC参照。 | ||
| 皮膚に付着した場合 | 多量の水/石けん(鹸)で洗うこと。 直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。 直ちに皮膚に付着した部分を流水またはシャワーで少なくとも10〜20分間洗浄する。 以上、ICSC参照。 | ||
| 眼に入った場合 | できればコンタクトレンズをはずして数分間多量の水で洗い流す。 以上、ICSC参照。 | ||
| 飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 直ちに医師に連絡すること。 意識がある場合は、活性炭懸濁水(コップ1杯の水に大さじ3杯を懸濁させたもの)を飲ませる。 以上、ICSC参照。 | ||
| 急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 情報なし | ||
| 応急措置をする者の保護に必要な注意事項 | 救助者は、状況に応じて適切な眼、皮膚の保護具を着用する。 | ||
| 医師に対する特別な注意事項 | 情報なし | ||
| 5.火災時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 適切な消火剤 | 水噴霧、乾燥消火剤、泡消火剤、粉末消火薬剤、二酸化炭素 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 使ってはならない消火剤 | 火災が周辺に広がる恐れがあるため、直接の棒状注水を避ける。 | ||
| 特有の危険有害性 | 火災の場合、有害物質(亜硝酸ガス、硫黄酸化物、一酸化炭素と二酸化炭素)が放出される可能性がある。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 特有の消火方法 | 可能であれば、容器を危険区域から移動する。 着火(発火)源を遮断する。 流出水が排水システムに入らないようにする。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 消火を行う者の特別な保護具及び予防措置 | 消火作業の際は、適切な自給式の呼吸器用保護具、眼や皮膚を保護する防護服 (耐熱性) を着用する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 6.漏出時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 影響を受ける周囲に警告する。 個人用保護具を着用すること(「個人用保護具」の章を参照)。 周囲を換気し、こぼれた場所を洗う。 個人用保護具:空気中濃度に応じた粒子用フィルター付マスク 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 環境に対する注意事項 | 環境への放出を避けること。 物質の放出を防ぐことができない場合は、出口で吸引する必要がある。 容器とパイプラインにラベルを貼ること。 水、排水、下水、または地中への浸透を防ぐ。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 漏出物を回収すること。 少量の物質の収集: 廃棄物を流し台やゴミ箱に入れたり置いたりしない。 固体有機残留物の容器に集める。 収集容器にはラベルを貼付すること。容器は換気の良い場所に保管すること。 この物質を環境中に放出してはならない。 こぼれた物質を密閉式容器内に収集する。 湿らせてもよい場合は、粉じんを避けるために湿らせてから掃き入れる。 残留分を、注意深く集める。 地域規則に従って保管・処理する。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 二次災害の防止策 | 情報なし | ||
| 7.取扱い及び保管上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 取扱い | |||
| 技術的対策 | 「8. ばく露防止及び保護措置」に記載の措置を行い、必要に応じて保護具を着用する 粉じんの形成を避ける。避けられない粉じんの発生は、定期的に収集する必要がある。 掃除中に粉じんを起こさないこと。 清掃にブロワーを使用しない。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 安全取扱い注意事項 | 屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 清潔な作業場所の維持に注意する。 この物質は、作業に必要な量を超えて持ち込まない。 補充または移し替えには、排気口付きの漏れ防止機器を使用する。 こぼれないようにする。 ラベルの付いた容器にのみ注入する。 粉じんが舞い上がるのを避ける。 壊れやすい容器で輸送する場合は、適切な外部容器を使用する。 裸火禁止。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 接触回避 | 感染性、放射性、爆発性の物質 ガス 自然発火性物質 水と接触した場合、可燃性ガスを放出する物質 硝酸アンモニウム及び硝酸アンモニウムを含有する製剤 有機過酸化物および自己反応性物質 危険な化学反応が起こりうる物質と一緒に保管しない。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 衛生対策 | 汚染された衣類を直ちに全て脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 作業エリアでの飲食禁止。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 眼、皮膚、衣類への接触を避けること。汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 必要に応じて、休憩前に着替える。 使用後は手を洗うこと。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 保管 | |||
| 安全な保管条件 | 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 施錠して保管すること。 食品容器は使用しない。 容器にラベルを貼付すること。 できるだけ元の容器に保管する。 排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。 強塩基および食品や飼料から離しておく。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
| 安全な容器包装材料 | 道路法、毒劇法、国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 | ||
| 8.ばく露防止及び保護措置 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 許容濃度については日本産衛学会の「許容濃度の勧告」及びACGIHの「TLVs and BEIs」について記載しています。 | ||||
| 管理濃度 | - | |||
| 濃度基準値 | ||||
| 八時間濃度基準値 | - | |||
| 短時間濃度基準値 | - | |||
| 許容濃度 | ||||
| 日本産衛学会 (2024年度版) | - | |||
| ACGIH (2024年版) | TLV-TWA: 0.2 mg/m3 (IFV)(Skin) | |||
| 設備対策 | 粉じんが発生する作業所においては、必ず密閉された装置、機器または局所換気装置を使用する。 シャワー付きの洗面所と、可能であれば、私服と作業服用の独立した収納を備えた部屋を用意する。 作業場での洗浄設備が必要。 作業エリアは換気をする。 床に排水口を設置しない。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 保護具 | ||||
| 呼吸用保護具 | 呼吸用保護具を着用すること。 緊急時には、呼吸保護具を着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 手の保護具 | 厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル」参照のこと。 耐性のある保護手袋の使用を推奨する。 必要に応じて適切な不浸透性の保護手袋を使用すること。 ポリクロロプレン、ニトリルゴム、ブチルゴム、FKM、およびポリ塩化ビニルは、未溶解の固形物から保護するための手袋材料として適している。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 眼の保護具 | 必要に応じて安全眼鏡、保護面、安全ゴーグルなどの眼用保護具を着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 皮膚及び身体の保護具 | 身体の保護リスクに応じて、適切な不浸透性の防護服または適切な不浸透性の化学防護服を着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 9.物理的及び化学的性質 | |||
|---|---|---|---|
| 物理的状態 | |||
| 物理状態 | 固体 | ||
| 色 | 白色 | ||
| 臭い | わずかに硫黄様 | ||
| 融点/凝固点 | 78〜79 ℃ (HSDB in PubChem (2024)) | ||
| 沸点、初留点及び沸騰範囲 | データなし | ||
| 可燃性 | 可燃性 (特定条件下) (ICSC (2005)) | ||
| 爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界 | データなし | ||
| 引火点 | データなし | ||
| 自然発火点 | データなし | ||
| 分解温度 | データなし | ||
| pH | 6.84 (25±1℃、1% 水溶液) (ECHA CHEM(2024)) | ||
| 動粘性率 | データなし | ||
| 溶解度 | 水:57.9 g/L (25℃) (GESTIS (2024)) ほとんどの有機溶剤:可溶 (HSDB in PubChem (2024)) | ||
| n-オクタノール/水分配係数 | log Kow:0.6 (HSDB in PubChem(2024)) | ||
| 蒸気圧 | 5.4×10-6 mmHg (25℃) (HSDB in PubChem(2024)) 0.000191 Pa (20℃) (ECHA CHEM(2024)) | ||
| 密度及び/又は相対密度 | 1.2946 g/cm3 (24℃/4℃) (HSDB in PubChem(2024)) | ||
| 相対ガス密度 | データなし | ||
| 粒子特性 | データなし | ||
| 10.安定性及び反応性 | |||
|---|---|---|---|
| 反応性 | 特定の条件下で可燃性。 有機溶剤を含む液体製剤は、引火性のことがある。 火災時に、刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。 以上、ICSC参照。 | ||
| 化学的安定性 | 通常の取扱い条件下では安定である。 | ||
| 危険有害反応可能性 | 加熱により分解する。 | ||
| 避けるべき条件 | 直射日光を避け、冷暗所に保管する。 | ||
| 混触危険物質 | 火災の場合、有害物質(亜硝酸ガス、硫黄酸化物、一酸化炭素と二酸化炭素)が放出される可能性がある。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 危険有害な分解生成物 | 窒素酸化物、イオウ酸化物、シアン化水素およびメチルイソシアナートを含む、有毒で腐食性のフュームを生じる。 強塩基と反応する。 以上、ICSC参照。 | ||
| 11.有害性情報 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 急性毒性 | ||||
| 経口 | 【分類根拠】 (1)〜(5)より区分2とした。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した(2024年度)。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:雄:17〜48 mg/kg、雌:23〜30 mg/kg(ACGIH (2014)) (2)ラットのLD50:雄:34 mg/kg、雌:30 mg/kg(EPA Pesticides RED (1998)) (3)ラットのLD50:雄、雌:20 mg/kg(US AEGL (2009)) (4)ラットのLD50:17 mg/kg(EHC 178 (1996)) (5)ラットのLD50:約20 mg/kg(JMPR (2001)) 【参考データ等】 (6)EUではAcute Tox. 2 に分類されている(CLP分類 (Accessed Nov. 2024))。 | |||
| 経皮 | ラット(雌)LD50値:1050mg/kg(農薬抄録)に基づき、区分4とした。 | |||
| 吸入: ガス | GHSの定義による固体である。 | |||
| 吸入: 蒸気 | データなし。 | |||
| 吸入: 粉じん及びミスト | 25%水和剤のラット(雄)LC50(1時間)値:1.99mg/L(4時間換算値0.498mg/L)、35.56%液剤のラット(雌)LC50(1時間)値:0.61mg/L(4時間換算値0.15mg/L)(いずれも農薬抄録)に基づき、小さい方の値を採用し、区分2とした。 | |||
| 皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | ウサギを用いた皮膚刺激性試験で刺激性なしと判断された(農薬抄録)ため、区分に該当しないとした。 | |||
| 眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | ウサギを用いた眼刺激性試験において刺激性判定基準に適応する眼の変化が認められなかった(農薬抄録)ことから、区分に該当しないとした。 | |||
| 呼吸器感作性 | データなし。 | |||
| 皮膚感作性 | モルモットを用いたBuehler法試験における陽性率が0%であった(農薬抄録)ことから、区分に該当しないとした。 | |||
| 生殖細胞変異原性 | 体細胞を用いるin vivo変異原性試験であるマウス骨髄細胞を用いた小核試験およびラット骨髄細胞を用いた染色体異常試験で陰性の結果がある(農薬抄録)ことから、区分に該当しないとした。 | |||
| 発がん性 | ACGIHでA4(ACGIH 7th, 2001)に分類されていることから、区分に該当しないとした。 | |||
| 生殖毒性 | ラットを用いた繁殖試験、ラットおよびウサギを用いた催奇形性試験において、親動物に一般毒性が認められる用量でも生殖毒性は認められなかった(農薬抄録)ことから、区分に該当しないとした。 | |||
| 特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | ラットを用いた経口投与試験および吸入暴露試験において、間代性痙攣、振戦、流涎などの神経系への影響を示唆する症状が区分1のガイダンス値範囲の投与量でみられた(農薬抄録)ことから、区分1(神経系)とした。 | |||
| 特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | ラットを用いた反復経口投与試験において脳コリンエステラーゼ活性低下および振戦、攻撃的行動、反応性亢進などの神経系への影響を示す症状、ならびにヘモグロビンの減少、赤血球数の減少、網赤血球数の増加および骨髄での赤血球過形成などの血液系への影響が区分2のガイダンス値範囲の投与量で認められた(いずれも農薬抄録)ことから、区分2(神経系、血液)とした。 | |||
| 誤えん有害性* | データなし。 | |||
| * JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。 | ||||
| 12.環境影響情報 | |||
|---|---|---|---|
| 生態毒性 | |||
| 水生環境有害性 短期(急性) | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.009mg/L(EHC64、1996)から、区分1とした。 | ||
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=0.6(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性がないと推定される(BIOWIN)ことから、区分1とした。 | ||
| 残留性・分解性 | - | ||
| 生態蓄積性 | - | ||
| 土壌中の移動性 | - | ||
| オゾン層への有害性 | - | ||
| 13.廃棄上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品(残余廃棄物)、当該化学品が付着している汚染容器及び包装の安全で、かつ、環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報 | 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | ||
| 14.輸送上の注意 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 本物質のGHS分類結果に基づく国際規制の分類等は、以下の通りと推定されるが、該否は製品によって異なる場合がある。輸送危険物の分類は、容器等級を含め、荷送人が責任をもって判断することとされているため、輸送の際には、個々の貨物について、製品の状態、形状等も考慮し、輸送モード (航空、船舶) を規制する法規に沿って事業者が判断する必要がある。 | ||||
| 国際規制 | ||||
| 国連番号 | 2757 | |||
| 品名(国連輸送名) | カーバメート系殺虫剤、固体、毒性のもの | |||
| 国連分類 | 6.1 | |||
| 副次危険 | - | |||
| 容器等級 | I〜III | |||
| 海洋汚染物質 | 該当する | |||
| MARPOL73/78附属書U及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
| 国内規制 | ||||
| 海上規制情報 | 船舶安全法に従う | |||
| 航空規制情報 | 航空法に従う | |||
| 陸上規制情報 | 道路法、毒物及び劇物取締法の規定に従う | |||
| 特別な安全上の対策 | 道路法、毒物及び劇物取締法の規定によるイエローカード携行の対象物 | |||
| その他 (一般的) 注意 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
| 緊急時応急措置指針番号* | 151 | |||
| * 北米緊急時応急措置指針に基づく。米国運輸省が中心となって発行した「2024 Emengency Response Guidebook」に掲載されている。 | ||||
| 15.適用法令 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
| 労働安全衛生法 | 名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条第1項、施行令第18条、施行令別表第9)(令和7年3月31日まで)【595 S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセチミデート(別名メソミル)】 名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条第1項、施行令第18条、労働安全衛生規則別表第2)(令和7年4月1日以降) 【2151 S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセチミデート(別名メソミル)】 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2、施行令別表第9)(令和7年3月31日まで)【595 S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセチミデート(別名メソミル)】 名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2、労働安全衛生規則別表第2)(令和7年4月1日以降) 【2151 S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセチミデート(別名メソミル)】 危険性又は有害性等を調査すべき物(法第57条の3) 皮膚等障害化学物質(労働安全衛生規則第594条の2) | |||
| 労働基準法 | 疾病化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条別表第1の2第4号1) 【カーバメート系化合物】 | |||
| 化学物質排出把握管理促進法 (PRTR法) | 第一種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1条別表第1) 【494 S−メチル−N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセトイミダート(別名メソミル)】 | |||
| 毒物及び劇物取締法 | 毒物(指定令第1条) 【26の9 S−メチル−N−[(メチルカルバモイル)−オキシ]−チオアセトイミデート(別名メトミル)及びこれを含有する製剤】 | |||
| 船舶安全法 | 毒物類(危規則第3条危険物告示別表第1) | |||
| 航空法 | 毒物類(施行規則第194条危険物告示別表第1) | |||
| 港則法 | その他の危険物・毒物類(毒物)(法第20条第2項、規則第12条、危険物の種類を定める告示別表) | |||
| 道路法 | 車両の通行の制限(施行令第19条の13、(独)日本高速道路保有・債務返済機構公示第12号・別表第2) | |||
| 16.その他の情報 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 参考文献 | ||||
| 9項、11項については各データ毎に記載。その他の各項については以下を参照。 ・NITE化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP) ・International Chemical Safety Cards (ICSC) ・Hazardous Substances Data Bank (HSDB) ・GESTIS Substance database (GESTIS) ・2024 Emengency Response Guidebook ・一般社団法人日本化学工業協会 編「GHS対応ガイドライン ラベル及び表示・安全デ−タシ−ト作成指針」 ・厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル第1版」 | ||||