| 1.化学品等及び会社情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品の名称 | 1,3,5−トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン | ||
| 化学品の英語名称 | 1,3,5-Tris[3-(dimethylamino)propyl]hexahydro-1,3,5-triazine | ||
| 製品コード | R06-S93-JNIOSH | ||
| 供給者の会社名 | ○○○○株式会社 | ||
| 住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
| 電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| ファクシミリ番号 | 03-1234-5678 | ||
| 電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
| 緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| 推奨用途及び使用上の制限 | ウレタンフォーム用触媒(NITE-CHRIPより引用) | ||
| 2.危険有害性の要約 | |||
|---|---|---|---|
| GHS分類 | |||
| 分類実施日 (物化危険性及び健康有害性) | 令和3年度(2021年度)、ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) | ||
| 物理化学的危険性 | - | ||
| 健康に対する有害性 | 急性毒性 (経皮) | 区分4 | |
| 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | ||
| 特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 区分2(神経系) | ||
| 分類実施日 (環境有害性) | 令和3年度(2021年度)、ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) | ||
| 環境に対する有害性 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 | |
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分3 | ||
| GHSラベル要素 | |||
|---|---|---|---|
| 絵表示 | ![]() ![]() ![]() | ||
| 注意喚起語 | 危険 | ||
| 危険有害性情報 | 皮膚に接触すると有害 重篤な眼の損傷 神経系の障害のおそれ 水生生物に有害 長期継続的影響によって水生生物に有害 | ||
| 注意書き | |||
| 安全対策 | 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 環境への放出を避けること。 | ||
| 応急措置 | 皮膚に付着した場合:多量の水/石けん(鹸)で洗うこと。 気分が悪い時は医師に連絡すること。 特別な処置が必要である(このラベルの・・・を見よ)。 注) ”・・・”は、ラベルに解毒剤等中毒時の情報提供を受けるための連絡先などが記載されている場合のものです。ラベル作成時には、”・・・”を適切に置き換えてください。 汚染された衣類を直ちに全て脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 直ちに医師に連絡すること。 ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 | ||
| 保管 | 施錠して保管すること。 | ||
| 廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | ||
| 他の危険有害性 | 情報なし | ||
| 3.組成及び成分情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質・混合物の区別 | 化学物質 | ||
| 化学名又は一般名 | 1,3,5−トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン | ||
| 慣用名又は別名 | - | ||
| 英語名 | 1,3,5-Tris[3-(dimethylamino)propyl]hexahydro-1,3,5-triazine | ||
| 濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
| 分子式 (分子量) | C18H42N6 (342.6) | ||
| 化学特性 (示性式又は構造式) | ![]() | ||
| CAS番号 | 15875-13-5 | ||
| 官報公示整理番号 (化審法) | 5-1010 | ||
| 官報公示整理番号 (安衛法) | - | ||
| GHS分類に寄与する成分(不純物及び安定化添加物も含む) | - | ||
| 4.応急措置 | |||
|---|---|---|---|
| 吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 症状が続く場合には、医師に連絡すること。 | ||
| 皮膚に付着した場合 | 多量の水/石けん(鹸)で洗うこと。 症状が続く場合には、医師に連絡すること。 | ||
| 眼に入った場合 | 水で15〜20分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。症状が続く場合には、医師に連絡すること。 | ||
| 飲み込んだ場合 | 水で口をすすぎ、直ちに医師の診断を受けること。 | ||
| 急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 情報なし | ||
| 応急措置をする者の保護に必要な注意事項 | 救助者は、状況に応じて適切な眼、皮膚の保護具を着用する。 | ||
| 医師に対する特別な注意事項 | 情報なし | ||
| 5.火災時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 適切な消火剤 | 水噴霧、粉末消火剤、泡消火剤、二酸化炭素を使用する。 | ||
| 使ってはならない消火剤 | 火災が周辺に広がる恐れがあるため、直接の棒状注水を避ける。 | ||
| 特有の危険有害性 | 火災等の場合は、毒性の強い分解生成物が発生する可能性がある。 | ||
| 特有の消火方法 | 火元への燃焼源を断ち、消火剤を使用して消火する。 延焼の恐れのないよう水スプレーで周囲のタンク、建物等の冷却をする。 消火活動は風上から行う。 火災場所の周辺には関係者以外の立ち入りを規制する。 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
| 消火を行う者の特別な保護具及び予防措置 | 消火作業の際は、適切な自給式の呼吸器用保護具、眼や皮膚を保護する防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
| 6.漏出時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 関係者以外の立ち入りを禁止する。 作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 | ||
| 環境に対する注意事項 | 環境への放出を避けること。 周辺環境に影響がある可能性があるため、製品の環境中への流出を避ける。 | ||
| 封じ込め及び浄化の方法及び機材 | 危険でなければ漏れを止める。 少量の場合、ウエス、雑巾等でよく拭き取り適切な廃棄容器に回収する。 大量の場合、盛土等で囲って流出を防止する。 | ||
| 二次災害の防止策 | 情報なし | ||
| 7.取扱い及び保管上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 取扱い | |||
| 技術的対策 | 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の措置を行い、必要に応じて保護具を着用する。 機器類は防爆構造とし、設備は静電気対策を実施する。 周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。 静電気放電に対する予防措置を講ずること。 | ||
| 安全取扱い注意事項 | 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 | ||
| 接触回避 | 「10. 安全性及び反応性」を参照。 | ||
| 衛生対策 | この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 汚染された衣類を直ちに全て脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 | ||
| 保管 | |||
| 安全な保管条件 | 施錠して保管すること。 保管場所には危険・有害物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な照明及び換気の設備を設ける。 | ||
| 安全な容器包装材料 | 消防法で規定されている容器を使用する。 | ||
| 8.ばく露防止及び保護措置 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 許容濃度については日本産衛学会の「許容濃度の勧告」及びACGIHの「TLVs and BEIs」について記載しています。 | ||||
| 管理濃度 | - | |||
| 濃度基準値 | ||||
| 八時間濃度基準値 | - | |||
| 短時間濃度基準値 | - | |||
| 許容濃度 | ||||
| 日本産衛学会 (2024年度版) | - | |||
| ACGIH (2024年版) | - | |||
| 設備対策 | 取り扱い場所の近くに洗眼及び身体洗浄のための設備を設け、その位置を明瞭に表示する。 高温下や、ミストが発生する場合は換気装置を使用する。 | |||
| 保護具 | ||||
| 呼吸用保護具 | 必要に応じて保護マスクや呼吸用保護具を着用する。 | |||
| 手の保護具 | 手に接触する恐れがある場合、不浸透性の保護手袋を着用する。 厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル」参照のこと。 | |||
| 眼の保護具 | 眼に入る恐れがある場合、保護眼鏡やゴーグルを着用する。 | |||
| 皮膚及び身体の保護具 | 必要に応じて不浸透性の保護衣、保護エプロン等を着用する。 | |||
| 9.物理的及び化学的性質 | |||
|---|---|---|---|
| 物理的状態 | |||
| 物理状態 | 液体 | ||
| 色 | 淡黄色 (ECHA CHEM 2024) | ||
| 臭い | アンモニア様 (ECHA CHEM 2024) | ||
| 融点/凝固点 | -90 ℃ (101,325 Pa) (ECHA CHEM 2024) | ||
| 沸点、初留点及び沸騰範囲 | データなし | ||
| 可燃性 | データなし | ||
| 爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界 | データなし | ||
| 引火点 | 100.5 ℃ (Closed cup)(101,325 Pa) (ECHA CHEM (2024)) | ||
| 自然発火点 | 215 ℃ (744 mmHg) (ECHA CHEM 2024) | ||
| 分解温度 | > 177 ℃ (ECHA CHEM 2024) | ||
| pH | データなし | ||
| 動粘性率 | 粘度:43.4 mPa・s (20℃) (ECHA CHEM 2024) | ||
| 溶解度 | 水:500〜590 g/L (ECHA CHEM 2024) | ||
| n-オクタノール/水分配係数 | 0.26 (25±1℃) (ECHA CHEM 2024) | ||
| 蒸気圧 | 533.2 Pa (294.25 K) (ECHA CHEM 2024) | ||
| 密度及び/又は相対密度 | 0.912 g/cm3 (23℃) (ECHA CHEM 2024) | ||
| 相対ガス密度 | データなし | ||
| 粒子特性 | データなし | ||
| 10.安定性及び反応性 | |||
|---|---|---|---|
| 反応性 | 通常の取扱い条件下では安定である。 | ||
| 化学的安定性 | 通常の取扱い条件下では安定である。 | ||
| 危険有害反応可能性 | 通常の取扱い条件下では危険有害反応を起こさない。 | ||
| 避けるべき条件 | 直射日光を避け、冷暗所に保管する。 火気、加熱、高温、静電気、火花、爆発性混合気の形成 | ||
| 混触危険物質 | 酸化剤、還元剤等 | ||
| 危険有害な分解生成物 | 火災等の場合は、毒性の強い分解生成物が発生する可能性がある。 | ||
| 11.有害性情報 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 急性毒性 | ||||
| 経口 | (1)、(2)より、区分に該当しない(国連分類基準の区分5)。 【根拠データ】 (1)ラット(雄)のLD50:2,519 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) (2)ラット(雄)のLD50:4,650 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) | |||
| 経皮 | (1)より、区分4とした。 【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:1,566 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) | |||
| 吸入: ガス | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 | |||
| 吸入: 蒸気 | (1)より、区分を特定できず、分類できない。なお、ばく露濃度は飽和蒸気圧濃度(5,262 ppm:73.6 mg/L)より低く、蒸気状態と判断した。また、飽和蒸気圧濃度の90%(66.3 mg/L)よりばく露濃度が低いため、本物質は気体の基準値(ppmを単位とする基準値)より判断した。 【参考データ】 (1)ラットのLC50(8時間): > 0.51 mg/L (4時間換算値:0.72 mg/L:51.4 ppm)(OECD TG 403)(REACH登録情報 (Accessed June 2021)) | |||
| 吸入: 粉じん及びミスト | データ不足のため分類できない。 | |||
| 皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(閉塞、4時間適用、21日観察)において、有傷皮膚では軽度の紅斑及び浮腫がみられたが、無傷皮膚では皮膚刺激性反応はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 【参考データ等】 (2)ウサギ(n=5)を用いた皮膚刺激性試験(開放、24時間適用、24時間観察)において、24時間後にスコア5(フルスケール:10)の刺激性がみられたが、腐食性影響ではなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (3)ウサギ(n=2)を用いた皮膚刺激性試験(閉塞、8日観察)において、1分、5分、15分間適用したところ、24〜72時間後に皮膚刺激性反応はみられなかった。20時間適用したところ、1例で24時間後に痂皮がみられ、もう1例で72時間後に硬結がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 | |||
| 眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | (1)、(2)より、区分1とした。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=2)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405相当、8日観察)において、全例で適用72時間後に眼が凝固し、非可逆であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)ウサギ(n=8)を用いた眼刺激性試験において、洗眼群5例では22日以内に刺激性影響が回復したが、非洗眼群3例では30日後まで刺激性影響が持続したとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 | |||
| 呼吸器感作性 | データ不足のため分類できない。 | |||
| 皮膚感作性 | (1)の知見では陰性、(2)の知見では閾値(SI値:3)に等しい値が得られたため感作性影響か不明瞭であり、分類できない。 【参考データ】 (1)マウス(n=5/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は1.01(5%)、1.03(10%)、1.38(25%)であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)マウス(n=5/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は1.22(0.5%)、1.29(5%)、3.00(50%)であった。最高濃度(50%)で閾値(SI値:3)に等しい値が得られ、50%濃度群では皮膚の紅斑とともに、耳介重量の増加がみられたが、感作性影響かどうかは不明瞭であった(ambiguous)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 | |||
| 生殖細胞変異原性 | In vivo知見がなく、データ不足のため分類できない。 【参考データ】 (1)細菌復帰突然変異試験において、弱陽性の結果が得られている(REACH登録情報 (Accessed May 2020))。 (2)マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験において、陰性の結果が得られている(REACH登録情報 (Accessed May 2020))。 (3)ヒトリンパ球を用いた小核試験において、陰性の結果が得られている(REACH登録情報 (Accessed May 2020))。 | |||
| 発がん性 | データ不足のため分類できない。 | |||
| 生殖毒性 | データ不足のため分類できない。なお、(1)はスクリーニング試験であるため生殖毒性がないとは判断できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による反復投与/生殖発生毒性スクリーニング併合試験(OECD TG 422、GLP、交配2週間前から計28日間(雄)、交配2週間前から交配・妊娠期間を経て哺育5日までの41〜54日間(雌))において、生殖毒性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG 414、GLP、妊娠6〜19日)において、発生毒性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 | |||
| 特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | (1)より、区分2(神経系)とした。 【根拠データ】 (1)マウスを用いた単回経口投与試験において、1,500 mL/kg(1,380 mg/kg、区分2の範囲)で運動性低下、呼吸困難、下痢が、2,000 mL/kg(1,840 mg/kg、区分2の範囲)で振戦、痙攣、死亡がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 | |||
| 特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | (1)、(2)より、経口経路では区分に該当しない。ただし、他経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口による経口投与試験(OECD TG422、GLP、雄:28日間、雌:41〜54日間)において、240 mg/kg/day(90日換算:74.7 mg/kg/day(雄)、109〜144 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲)で影響がみられなかったが、720 mg/kg/day(90日換算:224 mg/kg/day(雄)、328〜432 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で血液影響(血液凝固時間(APTT)延長、赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット低下)、前胃影響(炎症、糜爛、浮腫)がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)ラットを用いた強制経口による13週間経口投与試験(OECD TG408、GLP)において、150 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で影響がみられなかったが、500 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で前胃影響(上皮の過形成、潰瘍、炎症性細胞性浸潤、炎症)、腺胃影響(潰瘍)がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 | |||
| 誤えん有害性* | データ不足のため分類できない。 | |||
| * JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。 | ||||
| 12.環境影響情報 | |||
|---|---|---|---|
| 生態毒性 | |||
| 水生環境有害性 短期(急性) | 甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 62.6 mg/L(REACH登録情報, 2021)であることから、区分3とした。 | ||
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分3であることから、区分3とした。 | ||
| 残留性・分解性 | 情報なし | ||
| 生態蓄積性 | 情報なし | ||
| 土壌中の移動性 | 情報なし | ||
| オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書A〜C及びEに列記されていない。 | ||
| 13.廃棄上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品(残余廃棄物)、当該化学品が付着している汚染容器及び包装の安全で、かつ、環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報 | 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | ||
| 14.輸送上の注意 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 本物質のGHS分類結果に基づく国際規制の分類等は、以下の通りと推定されるが、該否は製品によって異なる場合がある。輸送危険物の分類は、容器等級を含め、荷送人が責任をもって判断することとされているため、輸送の際には、個々の貨物について、製品の状態、形状等も考慮し、輸送モード (航空、船舶) を規制する法規に沿って事業者が判断する必要がある。 | ||||
| 国際規制 | ||||
| 国連番号 | 該当しない | |||
| 品名(国連輸送名) | 該当しない | |||
| 国連分類 | 該当しない | |||
| 副次危険 | 該当しない | |||
| 容器等級 | 該当しない | |||
| 海洋汚染物質 | 該当しない | |||
| MARPOL73/78附属書U及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
| 国内規制 | ||||
| 海上規制情報 | 該当しない | |||
| 航空規制情報 | 該当しない | |||
| 陸上規制情報 | 消防法の規定に従う。 | |||
| 特別な安全上の対策 | 消防法の規定によるイエローカード携行の対象物 | |||
| その他 (一般的) 注意 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
| 緊急時応急措置指針番号* | - | |||
| * 北米緊急時応急措置指針に基づく。米国運輸省が中心となって発行した「2024 Emengency Response Guidebook」に掲載されている。 | ||||
| 15.適用法令 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
| 労働安全衛生法 | 皮膚等障害化学物質(労働安全衛生規則第594条の2) | |||
| 化学物質排出把握管理促進法 (PRTR法) | 第二種指定化学物質(法第2条第3項、施行令第2条別表第2)【72 1,3,5−トリス[3−(ジメチルアミノ)プロピル]ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン】 | |||
| 毒物及び劇物取締法 | - | |||
| 消防法 | 第4類 引火性液体(法第2条第7項危険物別表第1・第4類) 【第三石油類非水溶性液体】 | |||
| 16.その他の情報 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 参考文献 | ||||
| 9項、11項については各データ毎に記載。その他の各項については以下を参照。 ・NITE化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP) ・International Chemical Safety Cards (ICSC) ・Hazardous Substances Data Bank (HSDB) ・GESTIS Substance database (GESTIS) ・2024 Emengency Response Guidebook ・一般社団法人日本化学工業協会 編「GHS対応ガイドライン ラベル及び表示・安全デ−タシ−ト作成指針」 ・厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル第1版」 | ||||