| 1.化学物質等及び会社情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質等の名称 | (1’S‐トランス)‐7‐クロロ‐2’,4,6‐トリメトキシ‐6’‐メチルスピロ[ベンゾフラン-2(3H),1’‐シクロヘキサ-2’-エン]-3,4’-ジオン、グリセオフルビン、((1'S-trans)-7-Chloro-2',4,6-trimethoxy-6'-methylspiro[benzofuran-2(3H), 1'-cyclohex-2'-ene]-3,4'-diene)、(Griseofulvin) | ||
| 製品コード | 21K2-018 | ||
| 会社名 | ○○○○株式会社 | ||
| 住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
| 電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| 緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
| メールアドレス | |||
| 推奨用途及び使用上の制限 | 医薬品原料(抗真菌性抗生物質) | ||
| 2.危険有害性の要約 | |||
|---|---|---|---|
| GHS分類 | |||
| 分類実施日 | H21.3.31、政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版)を使用 | ||
| 物理化学的危険性 | 火薬類 | 分類対象外 |
|---|---|---|
| 可燃性・引火性ガス | 分類対象外 | |
| 可燃性・引火性エアゾール | 分類対象外 | |
| 支燃性・酸化性ガス類 | 分類対象外 | |
| 高圧ガス | 分類対象外 | |
| 引火性液体 | 分類対象外 | |
| 可燃性固体 | 分類できない | |
| 自己反応性化学品 | 分類対象外 | |
| 自然発火性液体 | 分類対象外 | |
| 自然発火性固体 | 分類できない | |
| 自己発熱性化学品 | 分類できない | |
| 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | |
| 酸化性液体 | 分類対象外 | |
| 酸化性固体 | 分類対象外 | |
| 有機過酸化物 | 分類対象外 | |
| 金属腐食性物質 | 分類できない | |
| 健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
| 急性毒性(経皮) | 分類できない | |
| 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | |
| 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | |
| 急性毒性(吸入:粉じん) | 分類できない | |
| 急性毒性(吸入:ミスト) | 分類対象外 | |
| 皮膚腐食性・刺激性 | 分類できない | |
| 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 | 分類できない | |
| 呼吸器感作性 | 分類できない | |
| 皮膚感作性 | 分類できない | |
| 生殖細胞変異原性 | 区分1B | |
| 発がん性 | 区分2 | |
| 生殖毒性 | 区分1B | |
| 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 区分2(全身毒性) | |
| 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 区分2(肝臓、皮膚) | |
| 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | |
| 環境に対する有害性 | 水生環境急性有害性 | 分類できない |
| 水生環境慢性有害性 | 分類できない |
| ラベル要素 | |||
|---|---|---|---|
| 絵表示又はシンボル | ![]() | ||
| 注意喚起語 | 危険 | ||
| 危険有害性情報 | 遺伝性疾患のおそれ | ||
| 発がんのおそれの疑い | |||
| 生殖能または胎児への悪影響のおそれ | |||
| 全身毒性の障害のおそれ。 | |||
| 長期にわたる、または、反復ばく露により肝臓、皮膚の障害のおそれ | |||
| 注意書き | |||
| 【安全対策】 | |||
| 使用前に取扱説明書を入手すること。 | |||
| すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
| 適切な個人用保護具を使用すること。 | |||
| 粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
| 取扱い後はよく手を洗うこと。 | |||
| この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
| 【応急措置】 | |||
| ばく露またはばく露の懸念がある場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| ばく露した時、または気分が悪い時は、医師に連絡すること。 | |||
| 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 【保管】 | |||
| 施錠して保管すること。 | |||
| 【廃棄】 | |||
| 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 | |||
| 国・地域情報 | |||
| 4.応急措置 | |||
|---|---|---|---|
| 吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
| 皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 | ||
| 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 目に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
| 眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 飲み込んだ場合 | 口をすすぐこと。 | ||
| 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
| 予想される急性症状及び遅発性症状 | データなし | ||
| 最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
| 応急措置をする者の保護 | データなし | ||
| 医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
| 5.火災時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
| 使ってはならない消火剤 | 棒状放水 | ||
| 特有の危険有害性 | 熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。 | ||
| 激しく加熱すると燃焼する。 | |||
| 火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
| 特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
| 安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
| 消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
| 6.漏出時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 全ての着火源を取り除く。 | ||
| 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | |||
| 関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
| 密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
| 環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
| 回収・中和 | 漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 | ||
| 封じ込め及び浄化方法・機材 | 水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 | ||
| 二次災害の防止策 | すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 | ||
| プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 | |||
| 7.取扱い及び保管上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 取扱い | |||
| 技術的対策 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 | ||
| 局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
| 安全取扱い注意事項 | 使用前に取扱説明書を入手すること。 | ||
| すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 | |||
| 粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。 | |||
| 取扱い後はよく手を洗うこと。 | |||
| この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
| 接触回避 | データなし | ||
| 保管 | |||
| 技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
| 混触危険物質 | データなし | ||
| 保管条件 | 施錠して保管すること。 | ||
| 容器包装材料 | データなし | ||
| 8.ばく露防止及び保護措置 | |||
|---|---|---|---|
| 管理濃度 | 未設定 | ||
| 許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
| 日本産衛学会 | 未設定(2008年度版) | ||
| ACGIH | 未設定(2008年度版) | ||
| 設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
| ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。 | |||
| 保護具 | |||
| 呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
| 手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
| 眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
| 皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
| 衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
| 9.物理的及び化学的性質 | |||
|---|---|---|---|
| 物理的状態 | |||
| 形状 | 固体 | ||
| 色 | データなし | ||
| 臭い | データなし | ||
| pH | データなし | ||
| 融点・凝固点 | 218 - 222℃ (Chemical Book HP access on 09/07/13) | ||
| 沸点、初留点及び沸騰範囲 | 570℃(Chemical Book HP access on 09/07/13) | ||
| 引火点 | データなし | ||
| 自然発火温度 | データなし | ||
| 燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
| 爆発範囲 | データなし | ||
| 蒸気圧 | 5E-13 (25 ℃)(Chemical Book HP access on 09/07/13) | ||
| 蒸気密度 | データなし | ||
| 蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
| 比重(密度) | 1.4 g/cm3(Chemical Book HP access on 09/07/13) | ||
| 溶解度 | データなし | ||
| オクタノール・水分配係数 | 2.36(Chemical Book HP access on 09/07/13) | ||
| 分解温度 | データなし | ||
| 粘度 | データなし | ||
| 粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
| 最小発火エネルギー | データなし | ||
| 体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
| 10.安定性及び反応性 | |||
|---|---|---|---|
| 安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
| 危険有害反応可能性 | データなし | ||
| 避けるべき条件 | データなし | ||
| 混触危険物質 | データなし | ||
| 危険有害な分解生成物 | データなし | ||
| 11.有害性情報 | |||
|---|---|---|---|
| 急性毒性 | |||
| 経口 | List3の情報で、ラットを用いた経口投与試験のLD50値>10,000 mg/kg(RTECS(1982))から区分外とした。 | ||
| 経皮 | データがないので分類できない。 | ||
| 吸入 | 吸入(ガス): | GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 | |
| 吸入(蒸気): | データがないので分類できない。 | ||
| 吸入(粉じん): | データがないので分類できない。 | ||
| 皮膚腐食性・刺激性 | データがないので分類できない。 | ||
| 眼に対する重篤な損傷・刺激性 | データがないので分類できない。 | ||
| 呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データがないので分類できない。 | ||
| 皮膚感作性:データがないので分類できない。 | |||
| 生殖細胞変異原性 | 生殖細胞を用いるin vivo 変異原性試験(マウス精母細胞を用いる染色体異常試験)で陽性(IARC 79(2001))との記述から区分1Bとした。 | ||
| 発がん性 | IARCでグループ2B(IARC 79(2001))であることから、区分2とした。 | ||
| 生殖毒性 | 雌ラットを妊娠6-15日に経口投与した試験で、「尾部奇形、無眼球、鎖肛、脳脱出などの奇形がみられた」(IARC 79(2001)との記述がある。これらの奇形は用量依存性がなかったが、この引用文献(Science 175(1972))を確認したところ、母動物に体重減少がみられる用量で胚吸収の増加、胎児体重減少、尾部異常が観察されたと記述されている。以上から区分1Bとした。 なお、「妊婦への投与で胎児毒性の可能性あり」(HSDB(2002))との記述がある。 | ||
| 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | ヒトについて、「高頻度の症状: 頭痛、低頻度の症状: 吐き気、嘔吐、下痢、胸焼け、角口内炎、不眠症 、異常な疲れ」(HSDB(2002))との記述がある。以上から区分2(全身毒性)とした。 | ||
| 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | ヒトについては、IARC 79(2001)に「ポルフィリン代謝の阻害」との記述があり、この引用文献(Crit. Rev. Toxicol. 27 (1997))を調査したところ、「マウスの肝臓において本物質が引き起こしたポルフィリン蓄積に、肝細胞の損傷、壊死、炎症が続いて起こる。同様の変化は、ヒトの肝細胞腫瘍発現リスクの増加に関係したポルフィリン症として知られているが、マウスのモデルと比べて本物質投与におけるヒトのポルフィリン発生(porphyrogenic)影響は中等度であった」との記述があった。実験動物については、IARC 79(2001) に「肝臓の肥大、肝細胞損傷、壊死、炎症を伴うポルフィリン症、マロリー体の形成、甲状腺肥大」と記述されている。この、動物における肝臓での影響は区分2のガイダンス値の範囲外でみられたが、IARC 79(2001)の引用文献の記述も考慮すると、ヒトに対する有害性を否定できないため、区分2(肝臓)とした。また、HSDB(2002)に、ヒトについて、「皮膚に寒冷じんましん、温暖じんましん、光過敏性、扁平苔癬、紅斑、多形性紅斑、発疹様の水疱、麻疹様発疹等の反応」との記述があり、この引用文献(Gilman, A.G., T.W. Rall, A.S. Nies and P. Taylor (eds.). Goodman and Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics. 8th ed.(1990))を調査したところ、本物質は経口医薬品であり皮膚について副作用があると記述されていたことから、区分2(皮膚)とした。以上より、全体として区分2(肝臓、皮膚)とした。 なお(HSDB(2002))には、急性ポルフィリン症患者、肝機能不全患者、薬過敏症患者、妊婦への投与は禁忌と記述されている。 | ||
| 吸引性呼吸器有害性 | データがないので分類できない。 | ||
| 12.環境影響情報 | |||
|---|---|---|---|
| 水生環境急性有害性 | データ不足のため分類できない | ||
| 水生環境慢性有害性 | データなし | ||
| 13.廃棄上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
| 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
| 汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
| 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
| 14.輸送上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 国際規制 | |||
| 海上規制情報 | 該当しない | ||
| 航空規制情報 | 該当しない | ||
| UN No. | 該当しない | ||
| 国内規制 | |||
| 陸上規制情報 | 該当しない | ||
| 海上規制情報 | 該当しない | ||
| 航空規制情報 | 該当しない | ||
| 特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | ||
| 食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | |||
| 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | |||
| 重量物を上積みしない。 | |||
| 緊急時応急措置指針番号 | |||
| 15.適用法令 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) | 新規指定化学物質(第2種)(平成20年11月21日公布、平成21年10月1日施行、PRTR:平成22年4月1日把握開始、平成23年4月1日届出開始) (1’S‐トランス)‐7‐クロロ‐2’,4,6‐トリメトキシ‐6’‐メチルスピロ[ベンゾフラン‐2(3H),1’‐シクロヘキサ‐2’‐エン]‐3,4’‐ジオン(別名グリセオフルビン)(政令番号:2-18) | ||
| 16.その他の情報 | |||
|---|---|---|---|
| 参考文献 | 各データ毎に記載した。 | ||