| 1.化学品等及び会社情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品の名称 | rel−(1R,2R,4R)−ボルナン−2−イル=アセタート | ||
| 化学品の英語名称 | rel-(1R,2R,4R)-Bornan-2-yl acetate | ||
| 製品コード | R06-S58-JNIOSH | ||
| 供給者の会社名 | ○○○○株式会社 | ||
| 住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
| 電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| ファクシミリ番号 | 03-1234-5678 | ||
| 電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
| 緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
| 推奨用途及び使用上の制限 | 香料(NITE-CHRIPより引用) | ||
| 2.危険有害性の要約 | |||
|---|---|---|---|
| GHS分類 | |||
| 分類実施日 (物化危険性及び健康有害性) | 令和2年度(2020年度)、ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) | ||
| 物理化学的危険性 | 引火性液体 | 区分4 | |
| 健康に対する有害性 | 特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | 区分2(腎臓) | |
| 分類実施日 (環境有害性) | 令和2年度(2020年度)、ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) | ||
| 環境に対する有害性 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 | |
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分3 | ||
| GHSラベル要素 | |||
|---|---|---|---|
| 絵表示 | ![]() | ||
| 注意喚起語 | 警告 | ||
| 危険有害性情報 | 可燃性液体 長期にわたる、又は反復ばく露による腎臓の障害のおそれ 水生生物に有害 長期継続的影響によって水生生物に有害 | ||
| 注意書き | |||
| 安全対策 | 熱、高温のもの、火花、裸火及び他の着火源から遠ざけること。禁煙。 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 環境への放出を避けること。 | ||
| 応急措置 | 火災の場合:消火するために適切な消火剤を使用すること。 気分が悪いときは,医師の診察/手当てを受けること。 | ||
| 保管 | 換気の良い場所で保管すること。 | ||
| 廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | ||
| 他の危険有害性 | 情報なし | ||
| 3.組成及び成分情報 | |||
|---|---|---|---|
| 化学物質・混合物の区別 | 化学物質 | ||
| 化学名又は一般名 | rel−(1R,2R,4R)−ボルナン−2−イル=アセタート | ||
| 慣用名又は別名 | イソボルニル=アセテート 酪酸イソボニル | ||
| 英語名 | rel-(1R,2R,4R)-Bornan-2-yl acetate | ||
| 濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
| 分子式 (分子量) | C12H20O2 (196.29) | ||
| 化学特性 (示性式又は構造式) | ![]() | ||
| CAS番号 | 125-12-2 | ||
| 官報公示整理番号 (化審法) | 4-626,4-1216 | ||
| 官報公示整理番号 (安衛法) | - | ||
| GHS分類に寄与する成分(不純物及び安定化添加物も含む) | - | ||
| 4.応急措置 | |||
|---|---|---|---|
| 吸入した場合 | 被害者を静かな場所に寝かせ、保温して安静にする。 新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で安静にさせる。 呼吸困難の場合は、被害者に酸素を吸入させる。 医師に連絡をする。 できるだけ早く、被害者にグルココルチコイド吸入スプレーを繰り返し深く吸入させる。 意識がないが呼吸がある場合は、横向きにし、保温して安静にする。 呼吸が止まっている場合は、呼吸補助具等を用いて人工呼吸を行う。口対口の人工呼吸は緊急の場合のみ行う。 心停止 (反応がなく、正常な呼吸がない) の場合は、直ちに胸骨圧迫と人工呼吸を行う。使用可能な場合は、自動体外式除細動器 (AED) を使用する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 皮膚に付着した場合 | 自分自身を保護しながら、被害者を危険源から遠ざける。 自分自身を保護しながら、汚染された衣服を脱ぐ。 付着した部分を流水で少なくとも 10 〜 20 分間すすぐ。 ポリエチレングリコール 400 ですぐにすすぎ、数分間水と交互にすすぐ。最後に大量の水ですすぐ。 いかなる場合でも、アルコール、ガソリン、その他の溶剤は使用しないこと。 医師に連絡をする。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 眼に入った場合 | まぶたを大きく広げて、眼を流水で 10 分間すすぐ。 医師に連絡をする。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 飲み込んだ場合 | 被害者に意識がある場合は、コップ1杯の水(約200ml)を飲ませる。 口をすすぎ、液体を吐き出す。 嘔吐させない。 意識がないが呼吸がある場合は、横向きにし、保温して安静にする。 医師に連絡をする。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 情報なし | ||
| 応急措置をする者の保護に必要な注意事項 | 救助者は、状況に応じて適切な眼、皮膚の保護具を着用する。 | ||
| 医師に対する特別な注意事項 | 情報なし | ||
| 5.火災時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 適切な消火剤 | 水噴霧、耐アルコール泡消火剤、乾燥消火粉末、二酸化炭素 以上、GESTIS参照。 | ||
| 使ってはならない消火剤 | 火災が周辺に広がる恐れがあるため、直接の棒状注水を避ける。 | ||
| 特有の危険有害性 | 火災等の場合は、毒性の強い分解生成物が発生する可能性がある。 | ||
| 特有の消火方法 | 周囲の容器を水スプレーで冷却する。 可能であれば、容器を危険区域から移動する。 加熱により圧力が上昇し、破裂や爆発の危険がある。 発火源を遮断する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 消火を行う者の特別な保護具及び予防措置 | 火災が発生した場合、危険物質(一酸化炭素および二酸化炭素)が放出される可能性がある。 自給式呼吸装置を着用する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 6.漏出時の措置 | |||
|---|---|---|---|
| 人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 関係者以外の立ち入りを禁止する。 作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 | ||
| 環境に対する注意事項 | 環境への放出を避けること。 周辺環境に影響がある可能性があるため、製品の環境中への流出を避ける。 | ||
| 封じ込め及び浄化の方法及び機材 | こぼれた液体は吸収剤(珪藻土、バーミキュライト、砂など)で吸収し、規則に従って処分すること。 その後、周囲を換気し、漏出場所を洗浄する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 二次災害の防止策 | 情報なし | ||
| 7.取扱い及び保管上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 取扱い | |||
| 技術的対策 | 作業エリアに換気設備を設けること。 床排水がある場合はトラップを使用する。 作業場に洗浄設備を設置する。 可能であれば密閉式装置を使用する。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 安全取扱い注意事項 | 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 熱、高温のもの、火花、裸火及び他の着火源から遠ざけること。禁煙。 機器類は防爆構造とし、設備は静電気対策を実施する。 裸火から遠ざけること。 溶接は監督下でのみ行うこと。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 接触回避 | 「10. 安全性及び反応性」を参照。 | ||
| 衛生対策 | 化学物質を取り扱うときは、通常の職業衛生対策に注意すること。 休憩前と作業終了時には皮膚を石鹸と水で洗う。 濡れた衣服は着替え、完全に乾くまで再使用しないこと。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 保管 | |||
| 安全な保管条件 | 換気の良い場所で保管すること。 食品容器は使用しない。 容器にラベルを貼ること。 容器を開いたままにしないこと。 補充、移動、または開放使用の場合は、十分な換気を確保する必要がある。 明確に表示されている容器にのみ充填する。 容器は密閉し、乾燥した換気の良い場所に保管する。 室温で保管する。 本物質は光に敏感なので、光にさらさない。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 安全な容器包装材料 | 消防法で規定されている容器を使用する。 | ||
| 8.ばく露防止及び保護措置 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 許容濃度については日本産衛学会の「許容濃度の勧告」及びACGIHの「TLVs and BEIs」について記載しています。 | ||||
| 管理濃度 | - | |||
| 濃度基準値 | ||||
| 八時間濃度基準値 | - | |||
| 短時間濃度基準値 | - | |||
| 許容濃度 | ||||
| 日本産衛学会 (2024年度版) | - | |||
| ACGIH (2024年版) | - | |||
| 設備対策 | 取り扱いの場所の近くに、洗眼および身体洗浄のための設備を設ける。 高温下や、ミストが発生する場合は換気装置を使用する。 | |||
| 保護具 | ||||
| 呼吸用保護具 | フィルター装置の使用限度を超える濃度、酸素濃度が 18% 未満、または状況が不明な場合は、使用しない。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 手の保護具 | 手に接触する恐れがある場合、保護手袋を着用する。 | |||
| 眼の保護具 | 側面保護付きのメガネを着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 皮膚及び身体の保護具 | エプロンまたは白衣を着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
| 9.物理的及び化学的性質 | |||
|---|---|---|---|
| 物理的状態 | |||
| 物理状態 | 液体 | ||
| 色 | 無色〜淡い麦わら色 | ||
| 臭い | 樟脳、松葉様 | ||
| 融点/凝固点 | データなし | ||
| 沸点、初留点及び沸騰範囲 | 220〜224 ℃ (NFPA (14th, 2010)) | ||
| 可燃性 | データなし | ||
| 爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界 | データなし | ||
| 引火点 | 88 ℃ (NFPA (14th, 2010)) | ||
| 自然発火点 | 430 ℃ (GESTIS (2024)) | ||
| 分解温度 | データなし | ||
| pH | データなし | ||
| 動粘性率 | 8.5 mPa・s (20℃、動粘度) (GESTIS (2024)) 4.525 mm2/s (動粘性率、40℃) (GESTIS (2024)) | ||
| 溶解度 | データなし | ||
| n-オクタノール/水分配係数 | log Kow:4.3 (GESTIS (2024)) | ||
| 蒸気圧 | 0.13 hPa (20℃) (GESTIS (2024)) | ||
| 密度及び/又は相対密度 | 0.98 g/cm3 (20℃) (GESTIS (2024)) | ||
| 相対ガス密度 | データなし | ||
| 粒子特性 | データなし | ||
| 10.安定性及び反応性 | |||
|---|---|---|---|
| 反応性 | 本物質は光に敏感なので、光にさらさない。 | ||
| 化学的安定性 | 通常の取扱い条件下では安定である。 | ||
| 危険有害反応可能性 | 物質が引火点以上に加熱されると、蒸気が空気と爆発性混合物を形成する場合がある。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 避けるべき条件 | 直射日光を避け、冷暗所に保管する。 火気、加熱、高温、静電気、火花、爆発性混合気の形成 | ||
| 混触危険物質 | 感染性、放射性、爆発性の物質。 強酸化性物質。 この物質は、危険な化学反応を起こす可能性のある物質と一緒に保管しないこと。 以上、GESTIS参照。 | ||
| 危険有害な分解生成物 | 火災等の場合は、毒性の強い分解生成物が発生する可能性がある。 | ||
| 11.有害性情報 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 急性毒性 | ||||
| 経口 | (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 10,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020)、HSDB (Accessed Oct. 2020)) (2)ラットのLD50:約 9,050 mg/kg(GESTIS (Accessed Oct. 2020)、HSDB (Accessed Oct. 2020)) | |||
| 経皮 | (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:約 20,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020)、HSDB (Accessed Oct. 2020)) | |||
| 吸入: ガス | GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 | |||
| 吸入: 蒸気 | データ不足のため分類できない。 | |||
| 吸入: 粉じん及びミスト | データ不足のため分類できない。 | |||
| 皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | (1)より、区分に該当しない(国連分類基準の区分3)とした。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=3)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、7日観察)において、2例で紅斑がみられたが、7日以内に完全に回復した(紅斑・痂皮スコア:0/2/2、浮腫スコア:0/0/0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020))。 | |||
| 眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、GLP、72時間観察)において、みられた眼刺激性影響はすべて72時間以内に完全に回復した(角膜混濁スコア:0/0/0、虹彩炎スコア:0/0/0、結膜発赤スコア:0.3/0/0、結膜浮腫スコア:0/0.3/0.3)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 | |||
| 呼吸器感作性 | データ不足のため分類できない。 | |||
| 皮膚感作性 | (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)25名に対するMaximisation試験において、本物質の10%ワセリン混合物を適用したところ、感作性反応はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020)、HSDB (Accessed Oct. 2020)、GESTIS (Accessed Oct. 2020))。 | |||
| 生殖細胞変異原性 | (1)〜(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)マウスの骨髄を用いた小核試験(OECD TG 474、GLP、単回強制経口投与、2,000 mg/kg)において、陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 (2)細菌復帰突然変異試験(OECD TG 471、GLP)において、陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 (3)チャイニーズハムスター肺線維芽細胞(V79)を用いた遺伝子突然変異試験(OECD TG 476、GLP)において、陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2020))。 | |||
| 発がん性 | データ不足のため分類できない。 | |||
| 生殖毒性 | (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による一世代生殖毒性試験において、生殖毒性はみられなかったとの報告がある(HSDB (Accessed Sep. 2020))。 (2)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG 414、GLP、妊娠7〜16日)において、発生毒性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020))。 | |||
| 特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質高用量を経口摂取後に、胃腸障害、中枢神経系障害(興奮/麻酔作用)、腎機能障害を生じる可能性を否定できないとの報告がある(GESTIS (Accessed Oct. 2020))。 | |||
| 特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | (1)より、区分2(腎臓)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口による13週間経口投与試験(OECD TG408)において、90 mg/kg/day(区分2の範囲)で飲水量増加、腎臓影響(重量増加、尿濃縮能の低下、尿細管上皮細胞の剥離脱落・空胞化)が、270 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で肝臓影響(肝内胆管上皮の空胞化、肝重量増加)、盲腸肥大がみられたとの報告がある(EFSA (2016)、REACH登録情報 (Accessed Sep. 2020))。 【参考データ等】 (2)ラットを用いた4週間又は8週間吸入ばく露試験において、1.5 mg/L(90日換算:0.467 mg/L又は0.933 mg/L、区分に該当しない範囲)で嗅球の僧房細胞の変性、嗅上皮の変性がみられたとの報告がある(GESTIS (Accessed Sep. 2020))。 | |||
| 誤えん有害性* | データ不足のため分類できない。 | |||
| * JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。 | ||||
| 12.環境影響情報 | |||
|---|---|---|---|
| 生態毒性 | |||
| 水生環境有害性 短期(急性) | 魚類(ゼブラフィッシュ)96時間LC50 >10 mg/L、<18 mg/L(REACH登録情報, 2021)であることから、区分3とした。 | ||
| 水生環境有害性 長期(慢性) | 慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(デスモデスムス属)の72時間NOErC = 8.54 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類(ゼブラフィッシュ)の96時間LC50 >10 mg/L、<18 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分3となる。 以上の結果を比較し、区分3とした。 | ||
| 残留性・分解性 | 情報なし | ||
| 生態蓄積性 | 情報なし | ||
| 土壌中の移動性 | 情報なし | ||
| オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書A〜C及びEに列記されていない。 | ||
| 13.廃棄上の注意 | |||
|---|---|---|---|
| 化学品(残余廃棄物)、当該化学品が付着している汚染容器及び包装の安全で、かつ、環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報 | 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | ||
| 14.輸送上の注意 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 本物質のGHS分類結果に基づく国際規制の分類等は、以下の通りと推定されるが、該否は製品によって異なる場合がある。輸送危険物の分類は、容器等級を含め、荷送人が責任をもって判断することとされているため、輸送の際には、個々の貨物について、製品の状態、形状等も考慮し、輸送モード (航空、船舶) を規制する法規に沿って事業者が判断する必要がある。 | ||||
| 国際規制 | ||||
| 国連番号 | 該当しない | |||
| 品名(国連輸送名) | 該当しない | |||
| 国連分類 | 該当しない | |||
| 副次危険 | 該当しない | |||
| 容器等級 | 該当しない | |||
| 海洋汚染物質 | 該当しない | |||
| MARPOL73/78附属書U及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当する | |||
| 国内規制 | ||||
| 海上規制情報 | 該当しない | |||
| 航空規制情報 | 該当しない | |||
| 陸上規制情報 | 消防法の規定に従う。 | |||
| 特別な安全上の対策 | 消防法の規定によるイエローカード携行の対象物 | |||
| その他 (一般的) 注意 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
| 緊急時応急措置指針番号* | - | |||
| * 北米緊急時応急措置指針に基づく。米国運輸省が中心となって発行した「2024 Emengency Response Guidebook」に掲載されている。 | ||||
| 15.適用法令 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
| 労働安全衛生法 | - | |||
| 化学物質排出把握管理促進法 (PRTR法) | 第二種指定化学物質(法第2条第3項、施行令第2条別表第2)【75 (1R,2R,4R)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル=アセタート及び(1S,2S,4S)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル=アセタートの混合物(別名イソボルニル=アセテート)】 | |||
| 毒物及び劇物取締法 | - | |||
| 消防法 | 第4類 引火性液体(法第2条第7項危険物別表第1・第4類) 【5 第三石油類非水溶性液体】 | |||
| 海洋汚染防止法 | 有害液体物質(Z類物質)(施行令別表第1) 【(60) 酸素含有脂肪族炭化水素】 | |||
| 16.その他の情報 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 参考文献 | ||||
| 9項、11項については各データ毎に記載。その他の各項については以下を参照。 ・NITE化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP) ・International Chemical Safety Cards (ICSC) ・Hazardous Substances Data Bank (HSDB) ・GESTIS Substance database (GESTIS) ・2024 Emengency Response Guidebook ・一般社団法人日本化学工業協会 編「GHS対応ガイドライン ラベル及び表示・安全デ−タシ−ト作成指針」 ・厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル第1版」 | ||||