1.化学品及び会社情報 | |||
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化学品の名称 | ホウ酸トリメチル | ||
化学品の英語名称 | Trimethyl borate | ||
製品コード | R04-C-008-JNIOSH | ||
供給者の会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
ファクシミリ番号 | 03-1234-5678 | ||
電子メールアドレス | 連絡先@検セ.or.jp | ||
緊急連絡電話番号 | 03-1234-5678 | ||
推奨用途及び使用上の制限 | 熔接用フラックス原料,医薬・農薬中間体 (NITE-CHRIPより引用) |
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 (物化危険性及び健康有害性) | R5.3.31、政府向けGHS分類ガイダンス(令和3年度改訂版(Ver2.1))を使用 ※一部、ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) | ||
物理化学的危険性 | 引火性液体 | 区分2 | |
健康に対する有害性 | 急性毒性(経皮) | 区分4 | |
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 | ||
生殖毒性 | 区分1B | ||
特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 区分3(気道刺激性) | ||
分類実施日 (環境有害性) | ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009) | ||
環境に対する有害性 | - | ||
GHSラベル要素 | |||
絵表示 | |||
注意喚起語 | 危険 | ||
危険有害性情報 | 引火性の高い液体及び蒸気 皮膚に接触すると有害 強い眼刺激 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ 呼吸器への刺激のおそれ | ||
注意書き | |||
安全対策 | 熱、高温のもの、火花、裸火及び他の着火源から遠ざけること。禁煙。 容器を密閉しておくこと。 容器を接地しアースをとること。 防爆型の電気機器/換気装置/照明機器を使用すること。 火花を発生させない工具を使用すること。 静電気放電に対する措置を講ずること。 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 取扱い後は手をよく洗うこと。 使用前に取扱説明書を入手すること。 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。 | ||
応急措置 | 皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。皮膚を水【又はシャワー】で洗うこと。 火災の場合:消火するために適切な消火剤を使用すること。 皮膚に付着した場合:多量の水/石けん(鹸)で洗うこと。 気分が悪いときは医師に連絡すること。 特別な処置が必要である(このラベルの・・・を見よ)。 注) ”…”は、ラベルに解毒剤等中毒時の情報提供を受けるための連絡先などが記載されている場合のものです。ラベル作成時には、”…”を適切に置き換えてください。 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 眼の刺激が続く場合:医師の診察/手当てを受けること。 ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師の診察/手当てを受けること。 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 | ||
保管 | 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 施錠して保管すること。 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 | ||
廃棄 | 内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。 | ||
他の危険有害性 | 情報なし |
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質・混合物の区別 | 化学物質 | ||
化学名又は一般名 | ホウ酸トリメチル | ||
慣用名又は別名 | 情報なし | ||
英語名 | Trimethyl borate | ||
濃度又は濃度範囲 | 情報なし | ||
分子式 (分子量) | C3H9BO3 (103.91) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 121-43-7 | ||
官報公示整理番号(化審法) | 2-2114 | ||
官報公示整理番号(安衛法) | 情報なし | ||
GHS分類に寄与する成分(不純物及び安定化添加物も含む) | 情報なし |
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させる。呼吸困難な場合は酸素吸入をさせる。医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS参照。 | ||
皮膚に付着した場合 | 汚染された衣服を脱がせる。皮膚に付着した部分を石鹸と多量の水で十分に洗浄する。医師の診察を受けること。 以上、GESTIS参照。 | ||
眼に入った場合 | 流水で10分間洗浄する。コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外し、洗浄を続けること。医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS、GHS分類結果参照。 | ||
飲み込んだ場合 | 口をすすぐ。負傷者に意識がある場合は、コップ1杯の水(約200ml)を飲ませる。無理に吐かせない。医師の診察/手当てを受けること。 以上、GESTIS参照。 | ||
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状 | 吸入:咳、咽頭痛。粘膜への中程度の刺激から強い刺激、全身への影響。 皮膚:軽度の刺激または刺激なし。 眼:結膜および角膜に中程度の刺激。痛み。 経口摂取:接触した粘膜への刺激、胃腸の不調、全身への影響。 吸収:吐き気、食欲不振、頭痛、腎臓機能障害。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
応急措置をする者の保護に必要な注意事項 | 情報なし | ||
医師に対する特別な注意事項 | 情報なし |
5.火災時の措置 | |||
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適切な消火剤 | 粉末消火薬剤、二酸化炭素。大規模火災には耐アルコール泡消火薬剤。 | ||
使ってはならない消火剤 | 棒状注水、水噴霧 | ||
火災時の特有の危険有害性 | 火災の場合、有害物質(一酸化炭素、二酸化炭素、ボラン、酸化ホウ素)が放出される可能性がある。 以上、GESTIS参照。 | ||
特有の消火方法 | 水を噴霧して容器類を冷却する。 直接水をかけない。(ICSC) | ||
消火を行う者の特別な保護具及び予防措置 | 消火作業の際は、適切な自給式の呼吸器用保護具、眼や皮膚を保護する防護服 (耐熱性) を着用する。 |
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置 | 全ての着火源を断つ。周囲に注意喚起し、避難させる。漏出区域に入るときは保護具を着用すること。 以上、GESTIS参照。 | ||
環境に対する注意事項 | 水域に対する危険性は低い。非常に多量に水、排水、下水、または地中に入った場合は、自治体に連絡する。 以上、GESTIS参照。 | ||
封じ込め及び浄化の方法及び機材 | こぼれた液体を吸収剤(例:珪藻土、バーミキュライト、砂)で吸収し、規則に従って廃棄する。火花の出ない器具を使用する。その後、換気し、漏出した場所を洗浄する。 以上、GESTIS参照。 | ||
二次災害の防止策 | 付近の着火源となるものを速やかに除くとともに消火剤を準備する。 火花を発生しない安全な用具を使用する。 |
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 「8. ばく露防止及び保護措置」に記載の措置を行い、必要に応じて保護具を着用する。 | ||
安全取扱注意事項 | 着火源(例:電気機器、裸火、熱源、火花)から遠ざける。禁煙。容器を開けたままにしない。圧縮空気で輸送してはならない。使用前に取扱説明書を入手する。すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わない。使用時は十分な換気をすること。 機器類は防爆構造とし、設備は静電気対策を実施する。 周辺での高温物、スパーク、火気の使用を禁止する。 容器にアースを取り、静電気放電に対する予防措置を講ずること。 爆発性混合気の形成を防止する。 その他の着火源(断熱圧縮,迷走電流,電磁波,イオン放射,衝撃波,超音波等)を排除する。 火花を発生しない工具を使用する。 | ||
接触回避 | 「10. 安全性及び反応性」を参照。 | ||
衛生対策 | 皮膚や衣類への接触を避ける。蒸気やミストの吸入を避ける。休憩前や作業終了時には石鹸と水で皮膚を洗う。使用するときには飲食、喫煙をしないこと。 以上、GESTIS参照。 | ||
保管 | |||
安全な保管条件 | 施錠して保管するか、権限のある者のみが管理する。容器を密閉して15℃以下の乾燥した換気の良い場所に保管すること。熱を避けること。強酸化剤および強酸から離しておく。 以上、GESTIS、ICSC参照。 | ||
安全な容器包装材料 | 消防法及び国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 |
8.ばく露防止及び保護措置 | ||||
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許容濃度等については日本産衛学会の「許容濃度の勧告」及びACGHIの「TLVs and BEIs」について記載しています。 | ||||
管理濃度 | 未設定 | |||
許容濃度等 | ||||
日本産衛学会(2022年版) | 未設定 | |||
ACGIH(2022年版) | 未設定 | |||
設備対策 | 作業場所には適切な局所排気装置等を設置する。取り扱い場所の近くに洗浄のための設備を設ける。多量の物質を取り扱う場合は、緊急用シャワーが必要である。 以上、GESTIS参照。 | |||
保護具 | ||||
呼吸用保護具 | 緊急時(例:意図しない物質の放出)には、呼吸保護具を着用する。 状況に応じた適切な呼吸用保護具を使用する。 防毒マスクの選択については、以下の点に留意する。 -防毒マスクは、日本工業規格(JIS T8152)に適合した、作業に適した性能及び構造のものを選ぶ。その際、取扱説明書等に記載されているデータを参考にする。 -濃度に対応した・・・用吸収缶を使用する 注) ”…”は、物質に対応した吸収缶を記載します。SDS作成時には、”…”を適切に置き換えてください。 -作業者が粉じんにばく露される環境で防毒マスクを使用する場合には、防じん機能付き吸収缶を使用する -酸素濃度が18%未満の場所では使用しない。 以上、GESTIS参照。 | |||
手の保護具 | 保護手袋を着用する。フッ素ゴムが適している。4時間未満ではニトリルゴムも可。天然ゴム、クロロプレン、ブチルゴム、PVCは適さない。 以上、GESTIS参照。 | |||
眼の保護具 | サイドガード付きの保護眼鏡を着用する。 以上、GESTIS参照。 | |||
皮膚及び身体の保護具 | 必要に応じて、耐火性/帯電防止性のある保護衣または化学防護服を着用する。 以上、GESTIS参照。 |
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
物理状態 | 液体 (20℃、1気圧) (GHS判定) | ||
色 | 無色 | ||
臭い | 特徴的な臭気 | ||
融点/凝固点 | -34〜-29 ℃(GESTIS(2022)) -29 ℃(ICSC(2018)) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 67〜69 ℃(GESTIS(2022)) 68 ℃(ICSC(2018)) | ||
可燃性 | 高い引火性(ICSC(2021)) | ||
爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界 | データなし | ||
引火点 | -11 ℃(GESTIS(2022)) -7 ℃ (ICSC(2018)) | ||
自然発火点 | 305 ℃(GESTIS(2022)) | ||
分解温度 | データなし | ||
pH | データなし | ||
動粘性率 | データなし | ||
溶解度 | 水: (20℃)(分解)(GESTIS(2022)) | ||
n-オクタノール/水分配係数 | log Pow: -1.9 (ICSC(2018)) | ||
蒸気圧 | 182 hPa(25℃)(GESTIS(2022)) 18 kPa(25℃)(ICSC(2018)) | ||
密度及び/又は相対密度 | 0.923 g/cm3(20℃)(GESTIS(2022)) 0.915 (ICSC(2018)) | ||
相対ガス密度 | 3.59 (GESTIS(2022)) | ||
粒子特性 | 該当しない |
10.安定性及び反応性 | |||
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反応性 | 「危険有害反応可能性」を参照。 | ||
化学的安定性 | 加水分解を起こす。(GESTIS) | ||
危険有害反応可能性 | 燃焼すると分解する。 ホウ素酸化物などの有毒なフュームを生じる。 酸化剤と反応する。 火災や爆発の危険を生じる。 水、湿った空気および強酸と反応する。 高引火性のメタノールおよびホウ酸を生じる。蒸気は空気中で爆発性混合気を形成する。 | ||
避けるべき条件 | 加熱、高温、火花、静電気などの着火源、水。 | ||
混触危険物質 | 酸化剤、 水、強酸、塩素(GESTIS) | ||
危険有害な分解生成物 | 空中の湿気で加水分解を起こし、メタノール、ホウ酸を生成する。 燃焼により、一酸化炭素、二酸化炭素、ボラン、酸化ホウ素を生成する。 |
11.有害性情報 | ||||
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急性毒性 | ||||
経口 | ラットLD50値は6140 mg/kg(HSDB(2006))に基づき、区分外とした。 | |||
経皮 | ウサギLD50値は1980 mg/kg(HSDB(2006))に基づき、区分4とした。 | |||
吸入: ガス | GHS定義における液体である。 | |||
吸入: 蒸気 | データなし。 | |||
吸入: 粉じん及びミスト | データなし。 | |||
皮膚腐食性及び皮膚刺激性 | 本物質は皮膚を刺激するとの記述(HSDB(2006))があるが、ウサギに開放適用により明瞭な皮膚反応を呈しなかったと報告(GESTIS(access on Aug. 2009))もあり、整合しない情報のため「分類できない」とした。 | |||
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性 | ヒトで眼のばく露が発赤と痛みもたらし眼を刺激する(HSDB(2006))との記述、また、リスト3の情報として、刺激性の程度はグレード3(最大10に対し)であった(GESTIS(access on Aug. 2009))、ウサギを用いた標準ドレイズテストの結果は中等度(Moderate)の刺激(RTECS(2004))の記述に基づき区分2とした。 | |||
呼吸器感作性 | データなし。 | |||
皮膚感作性 | データなし。 | |||
生殖細胞変異原性 | データなし。 | |||
発がん性 | データなし。 | |||
生殖毒性 | 【分類根拠】 本物質自体のデータはないが、(1)より加水分解物のホウ酸とメタノールのデータが適用できることから、両物質についての生殖毒性情報(2)〜(5)より、区分1Bとした。旧分類からEUで区分1Bが提案されたため、生殖毒性を検討して見直した(2022年度)。 【根拠データ】 (1)本物質はホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)とメタノール(CAS登録番号:67-56-1)に急速に加水分解される。本物質は経口又は吸入ばく露後に体内で完全に加水分解されると考えられるため、本物質(ホウ酸トリメチル)経口ばく露後の吸収と毒性はホウ酸とメタノールの単体による吸収及び毒性と大差がないものと考えられる。したがって、両加水分解物の生殖毒性に関する情報が適用可能と考えられるとの報告がある(CLH Report (2021))。 (2)ホウ酸を被験物質としたマウス、ラット及びイヌを用いた反復投与毒性及び交配試験において、複数の動物試験結果からホウ素(ホウ酸)による生殖毒性が明らかに証明されてきた。特に繁殖能を障害する精巣の異常が全ての試験と動物種でみられた。性周期の短縮、精子運動能及び精子濃度の低下もホウ酸ばく露による繁殖障害の指標として報告された(CLH Report (2021))。 (3)ホウ酸を被験物質とした動物試験で発生影響の総説が多くあり、ホウ酸による発生異常として、母動物毒性のない用量で脳の側室拡張、第13肋骨の無発生・短縮など奇形の発生増加が報告されている(CLH Report (2021))。 (4)ホウ酸の本項分類結果は区分1Bである(2013年度GHS分類結果)。 (5)メタノールの本項分類結果は区分1Bである(2009年度GHS分類結果)。 【参考データ等】 (6)EU CLPではRepr. 1Bに分類される予定である(CLH Report (2021))。 | |||
特定標的臓器毒性 (単回ばく露) | 本物質の吸入により咳および咽喉の痛みを生じ、気道を刺激すると記載されている(HSDB(2006))。吸入に関して物質を特定したデータはなく、粘膜の刺激は高濃度のホウ酸ダストの吸入後に認められたに過ぎないが、少なくともばく露により予期されることである(GESTIS(access on Aug. 2009))と記述されている。以上の記述により、区分3(気道刺激性)とした。 | |||
特定標的臓器毒性 (反復ばく露) | データなし。 | |||
誤えん有害性* | データなし。 | |||
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。 |
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性 短期(急性) | データなし。 | ||
水生環境有害性 長期(慢性) | データなし。 | ||
残留性・分解性 | 情報なし | ||
生態蓄積性 | 情報なし | ||
土壌中の移動性 | 情報なし | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。 |
13.廃棄上の注意 | |||
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化学品(残余廃棄物)、当該化学品が付着している汚染容器及び包装の安全で、かつ、環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報 | 廃棄においては、関連法規ならびに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 | ||
容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 |
14.輸送上の注意 | ||||
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本物質のGHS分類結果に基づく国際規制の分類等は、以下の通りと推定されるが、該否は製品によって異なる場合がある。輸送危険物の分類は、容器等級を含め、荷送人が責任をもって判断することとされているため、輸送の際には、個々の貨物について、製品の状態、形状等も考慮し、輸送モード (航空、船舶) を規制する法規に沿って事業者が判断する必要がある。 | ||||
国際規制 | ||||
国連番号 | 2416 | |||
品名(国連輸送名) | ホウ酸トリメチル | |||
国連分類 | 3 | |||
副次危険 | - | |||
容器等級 | U | |||
海洋汚染物質 | 該当しない | |||
MARPOL73/78附属書U及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質 | 該当しない | |||
国内規制 | ||||
海上規制情報 | 船舶安全法の規定に従う。 | |||
航空規制情報 | 航空法の規定に従う。 | |||
陸上規制情報 | 道路法、消防法の規定に従う。 | |||
特別な安全上の対策 | 道路法、消防法の規定によるイエローカード携行の対象物 | |||
その他 (一般的) 注意 | 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 重量物を上積みしない。 | |||
緊急時応急措置指針番号* | 129 | |||
* 北米緊急時応急措置指針に基づく。米国運輸省が中心となって発行した「2020 Emengency Response Guidebook (ERG 2020)」(一般社団法人日本化学工業協会によって和訳されている(発行元:日本規格協会)に掲載されている。 |
15.適用法令 | ||||
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法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。 | ||||
労働安全衛生法 | 労働安全衛生法に基づくラベル表示・SDS交付の義務化候補物質リスト(令和5年) 危険物・引火性の物(施行令別表第1第4号) | |||
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) | 第一種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1条別表第1) | |||
毒物及び劇物取締法 | 該当しない | |||
消防法 | 第4類 引火性液体 第一石油類 非水溶性(法第2条第7項危険物別表第1・第4類) | |||
水道法 | 有害物質(法第4条第2項)【ほう素及びその化合物】 水質基準(平15省令101号)【ほう素及びその化合物】 | |||
大気汚染防止法 | 有害大気汚染物質に該当する可能性がある物質(中央環境審議会第9次答申) | |||
水質汚濁防止法 | 有害物質(法第2条、施行令第2条) | |||
土壌汚染対策法 | 第2種特定有害物質(法第2条第1項、施行令第1条) | |||
下水道法 | 水質基準物質(法第12条の2第2項、施行令第9条の4)【ほう素及びその化合物】 | |||
船舶安全法 | 引火性液体類(危規則第3条危険物告示別表第1) | |||
航空法 | 引火性液体(施行規則第194条危険物告示別表第1) | |||
港則法 | その他の危険物・引火性液体類(法第20条第2項、規則第12条、危険物の種類を定める告示別表) | |||
道路法 | 車両の通行の制限(施行令第19条の13、(独)日本高速道路保有・債務返済機構公示第12号・別表第2) |
16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | ||||
9項、11項については各データ毎に記載。その他の各項については以下を参照。 ・NITE化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP) ・International Chemical Safety Cards (ICSC) ・Hazardous Substances Data Bank (HSDB) ・GESTIS Substance database (GESTIS) ・ERG 2020版 緊急時応急措置指針−容器イエローカードへの適用 ・一般社団法人日本化学工業協会 編「GHS対応ガイドライン ラベル及び表示・安全デ−タシ−ト作成指針」 R5.3.31: 生殖毒性項目を見直した。 |