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安全データシート
(JIS Z7253:2019準拠)
重クロム酸ナトリウム
作成日 2003年5月6日
改訂日 2012年3月30日
改訂日 2019年3月15日
改訂日 2025年3月14日
1.化学品等及び会社情報
化学品の名称重クロム酸ナトリウム
化学品の英語名称Sodium bichromate
製品コードR06-C-163-JNIOSH
供給者の会社名○○○○株式会社
住所東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号03-1234-5678
ファクシミリ番号03-1234-5678
電子メールアドレス連絡先@検セ.or.jp
緊急連絡電話番号03-1234-5678
推奨用途及び使用上の制限クロムなめし,クロム酸系顔料・染料原料,酸化剤,分析用試薬(NITE-CHRIPより引用)

2.危険有害性の要約
GHS分類
分類実施日
(物化危険性及び健康有害性)
令和6年度(2024年度)、ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) ※一部、平成22年度(2010年度)、ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
物理化学的危険性-
健康に対する有害性急性毒性 (経口)区分3
急性毒性 (経皮)区分3
急性毒性 (吸入: 粉じん、ミスト)区分2
皮膚腐食性/刺激性区分1
眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性区分1
呼吸器感作性区分1
皮膚感作性区分1
生殖細胞変異原性区分1B
発がん性区分1A
生殖毒性区分1B
特定標的臓器毒性 (単回ばく露)区分1(呼吸器系、腎臓、肝臓)
特定標的臓器毒性 (反復ばく露)区分1(呼吸器系、血液系)
分類実施日
(環境有害性)
平成22年度(2010年度)、ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
環境に対する有害性水生環境有害性 短期(急性)区分1
水生環境有害性 長期(慢性)区分1

GHSラベル要素
絵表示どくろ腐食性健康有害性環境
注意喚起語危険
危険有害性情報飲み込むと有毒
皮膚に接触すると有毒
吸入すると生命に危険
重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷
吸入するとアレルギー、ぜん(喘)息又は呼吸困難を起こすおそれ
アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ
遺伝性疾患のおそれ
発がんのおそれ
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
呼吸器系、腎臓、肝臓の障害
長期にわたる、又は反復ばく露による呼吸器系、血液系の障害
水生生物に非常に強い毒性
長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性
注意書き
 安全対策取扱い後はよく手を洗うこと。
この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。
保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。
粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。
屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。
【換気が不十分な場合】呼吸用保護具を着用すること。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
使用前に取扱説明書を入手すること。
全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
環境への放出を避けること。
 応急措置飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。
皮膚に付着した場合:多量の水/石けん(鹸)で洗うこと。
気分が悪い時は医師に連絡すること。
汚染された衣類を直ちに全て脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。
吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
特別な処置が緊急に必要である(このラベルの・・・を見よ)。
注) ”・・・”は、ラベルに解毒剤等中毒時の情報提供を受けるための連絡先などが記載されている場合のものです。ラベル作成時には、”・・・”を適切に置き換えてください。
飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
呼吸に関する症状が出た場合:医師に連絡すること。
皮膚刺激又は発しん(疹)が生じた場合:医師の診察/手当てを受けること。
ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師の診察/手当てを受けること。
気分が悪いときは、医師の診察/手当てを受けること。
漏出物を回収すること。
 保管施錠して保管すること。
換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。
 廃棄内容物/容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に依頼して廃棄すること。
他の危険有害性情報なし

3.組成及び成分情報
化学物質・混合物の区別化学物質
化学名又は一般名重クロム酸ナトリウム
慣用名又は別名ヘプタオキシド二クロム酸二ナトリウム
英語名Disodium heptaoxidodichromate
濃度又は濃度範囲情報なし
分子式 (分子量)Cr2O7.2Na (262)
化学特性 (示性式又は構造式)構造式
CAS番号10588-01-9
官報公示整理番号
(化審法)
1-283
官報公示整理番号
(安衛法)
-
GHS分類に寄与する成分(不純物及び安定化添加物も含む)-

4.応急措置
吸入した場合新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で安静にさせる。 半座位。呼吸が止まっている場合は、呼吸補助具(蘇生バッグなど)や口鼻蘇生法で人工呼吸を行う。口対口蘇生法は緊急事態の場合にのみ行う。医師に連絡すること。
意識がないが呼吸がある場合は、横向きに安定した姿勢で寝かせ、低体温症から保護する。
気道/呼吸器疾患の刺激が発生した場合: できるだけ早く、グルココルチコイド吸入スプレーを吸入する。
呼吸困難な場合は酸素吸入をさせる。
医師の診察/手当てを受けること。
以上、GESTIS、ICSC参照。
皮膚に付着した場合皮膚刺激又は発しん(疹)が生じた場合:医師の診察/手当てを受けること。
直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。
直ちに皮膚に付着した部分を流水またはシャワーで少なくとも10〜20分間洗浄する。
傷口が汚染されたら直ちに徹底的に洗浄する。
医師に連絡をすること。
以上、GESTIS参照。
眼に入った場合水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
障害のない眼を保護しながら、流水で10分間、患部の眼を広げすすぐ。
眼の刺激が続く場合は医師の診察/手当てを受けること。
以上、GESTIS参照。
飲み込んだ場合口をすすぐこと。
直ちに医師に連絡すること。
意識がある場合は、コップ1〜2杯の水を飲ませる。
医師に連絡すること。
自然嘔吐の場合は、嘔吐物が呼吸器に侵入するのを防ぐため、頭を胸より低くし、うつぶせの姿勢にする。
以上、GESTIS参照。
急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状急性影響: 粘膜や皮膚の刺激/損傷、感作効果(皮膚/気道)、腎臓、血液、肝臓の損傷
慢性的な影響: 主に鼻や喉の領域にある皮膚や粘膜の刺激/損傷、アレルギー性皮膚疾患および呼吸器疾患。。 腎臓に影響を与えることがある。 腎臓障害を生じることがある。 ヒトで発がん性を示す。 ヒトで生殖・発生毒性を引き起こす可能性があることが示されている。
以上、GESTIS、ICSC参照。
応急措置をする者の保護に必要な注意事項救助者は、状況に応じて適切な眼、皮膚の保護具を着用する。
医師に対する特別な注意事項情報なし

5.火災時の措置
適切な消火剤周辺の火災時には、適切な消火剤を使用する。
以上、ICSC参照。
使ってはならない消火剤火災が周辺に広がる恐れがあるため、直接の棒状注水を避ける。
特有の危険有害性周囲の火災に含まれると、有害物質(酸化クロム)が放出される可能性がある。
以上、GESTIS参照。
特有の消火方法不燃性であるが、酸化作用がある。
周囲の容器を水スプレーで冷却する。
可能であれば、容器を危険区域から移動する。
流出水が排水システムに入らないようにする。
以上、GESTIS参照。
消火を行う者の特別な保護具及び予防措置消火作業の際は、適切な自給式の呼吸器用保護具、眼や皮膚を保護する防護服 (耐熱性) を着用する。
以上、GESTIS参照。

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急措置保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。
影響を受ける周囲に警告する。
個人用保護具を着用すること(「個人用保護具」の章を参照)。
周囲を換気し、こぼれた場所を洗う。
個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣
以上、GESTIS、ICSC参照。
環境に対する注意事項環境への放出を避けること。
発がん性物質および生殖細胞変異原性物質は、密閉装置でのみ使用する必要がある。
物質の放出を防ぐことができない場合は、出口で吸引する必要がある。
容器とパイプラインにラベルを貼ること。
水、排水、下水、または地中への浸透を防ぐ。
以上、GESTIS参照。
封じ込め及び浄化の方法及び機材漏出物を回収すること。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
少量の物質の収集:
廃棄物を流し台やゴミ箱に入れたり置いたりしない。
必要に応じて酸性化下でチオ硫酸ナトリウム溶液に導入することにより、害の少ない還元剤に変換する。
塩溶液の収集容器に入れるか、pH値を6?8に調整するか、有毒な無機残留物や重金属塩とその溶液の収集容器に入れる。
収集容器にはラベルを貼付すること。容器は換気の良い場所に保管すること。
この物質を環境中に放出してはならない。
こぼれた物質を密閉式容器内に収集する。
湿らせてもよい場合は、粉じんを避けるために湿らせてから掃き入れる。
残留分を、注意深く集める。
地域規則に従って保管・処理する。
おがくずや、可燃性吸収剤に吸収させてはならない。
以上、GESTIS、ICSC参照。
二次災害の防止策情報なし

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策毎日掃除する。
「8. ばく露防止及び保護措置」に記載の措置を行い、必要に応じて保護具を着用する
粉じんの形成を避ける。避けられない粉じんの発生は、定期的に収集する必要がある。
掃除中に粉じんを起こさないこと。
清掃にブロワーを使用しない。
以上、GESTIS参照。
安全取扱い注意事項全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
使用前に取扱説明書を入手すること。
粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。
屋外又は換気の良い場所でだけ使用すること。
粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。
作業場を清潔で乾燥した状態に保つように注意する。
作業に必要な量を超えて持ち込まない。
容器を開いたままにしない。
補充または移し替えには、排気口付きの漏れ防止機器を使用する。
こぼれないようにする。
ラベルの付いた容器にのみ注入する。
粉じんが舞い上がるのを避ける。
壊れやすい容器で輸送する場合は、適切な外部容器を使用する。
電気器具は、腐食のリスクが高いため、定期的に点検する。
禁煙を守る。
可燃物に近づけない。
以上、GESTIS参照。
接触回避感染性、放射性、爆発性の物質
ガス
エアゾール(スプレーボトル)。
自然発火性物質
水と接触した場合、可燃性ガスを放出する物質
有機過酸化物および自己反応性物質
硝酸アンモニウム及び硝酸アンモニウムを含有する製剤
危険な化学反応が起こりうる物質と一緒に保管しない。
可燃性物質との接触禁止。
以上、GESTIS、ICSC参照。
衛生対策汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。
この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
眼、皮膚、衣類への接触を避けること。接触した場合は患部を洗浄する。
目に入った場合は、影響を受けた目を洗い流す。
粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。
必要に応じて、休憩前に着替える。
使用後は手を洗うこと。
以上、GESTIS参照。
保管
安全な保管条件換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。
施錠して保管すること。
食品容器は使用しない。
容器にラベルを貼付すること。
できるだけ元の容器に保管する。
物質は吸湿性のため、湿気から保護する。
可燃性物質、還元剤および食品や飼料から離しておく。
排水管や下水管へのアクセスのない場で貯蔵する。
以上、GESTIS、ICSC参照。
安全な容器包装材料道路法、毒劇法、国連輸送法規で規定されている容器を使用する。

8.ばく露防止及び保護措置
許容濃度については日本産衛学会の「許容濃度の勧告」及びACGIHの「TLVs and BEIs」について記載しています。
管理濃度Crとして 0.05 mg/m3
濃度基準値
八時間濃度基準値-
短時間濃度基準値-
許容濃度
日本産衛学会 (2024年度版)許容濃度:Crとして 0.05 mg/m3(6価クロム)
          0.01 mg/m3(ある種の6価クロム)
ACGIH (2024年版)TLV-TWA: 0.0002 mg/m3 (I) (Chromium and inorganic compounds, Hexavalent chromium compounds,as Cr(VI))
TLV-STEL:0.0005 mg/m3 (I) (Chromium and inorganic compounds, Hexavalent chromium compounds,as Cr(VI))
(Skin (water-Soluble compounds); DSEN, RSEN)
設備対策取り扱いの場所の近くに、洗眼および身体洗浄のための設備を設ける。
十分に換気する。
床に排水口を設置しない。
作業場での洗浄設備が必要。
物質を大量に取り扱う場合は、緊急用シャワーが必要。
以上、GESTIS参照。
保護具
呼吸用保護具呼吸用保護具を着用すること。
緊急時には、呼吸保護具を着用する。
以上、GESTIS参照。
手の保護具必要に応じて適切な不浸透性の保護手袋を使用すること。着用する前に締まり具合を確認する。手袋は取り外す前に十分に清掃し、換気の良い場所に保管する必要がある。
次の材料は保護手袋に適している(透過時間>= 8時間): 天然ゴム/天然ラテックス-NR(0.5 mm)(非粉末およびアレルゲンフリー製品を使用)、ポリクロロプレン-CR(0.5 mm)、ニトリルゴム/ニトリルラテックス-NBR(0.35 mm)、ブチルゴム-ブチル(0.5 mm)、フッ素炭素ゴム-FKM(0.4 mm)、ポリ塩化ビニル-PVC(0.5 mm)
以上、GESTIS参照。
眼の保護具必要に応じて安全眼鏡、保護面、安全ゴーグルなどの眼用保護具を着用する。
以上、GESTIS参照。
皮膚及び身体の保護具身体の保護リスクに応じて、適切な不浸透性の防護服または適切な不浸透性の化学防護服を着用する。
以上、GESTIS参照。

9.物理的及び化学的性質
物理的状態
物理状態固体
薄茶色〜赤橙色
臭い無臭
融点/凝固点356.7 ℃ (HSDB in PubChem (2024))
沸点、初留点及び沸騰範囲400 ℃ (分解) (MOE初期評価第10巻 (2012))
可燃性不燃性 (他の物質の燃焼を助長) (ICSC (2013))
爆発下限界及び爆発上限界/可燃限界データなし
引火点データなし
自然発火点データなし
分解温度400 ℃ (HSDB in PubChem (2024))
pHデータなし
動粘性率データなし
溶解度水:236 g/100 mL (20℃) 非常によく溶ける (ICSC (2013))
メタノール:513.2 g/L (19.4℃) (HSDB in PubChem(2024))
n-オクタノール/水分配係数データなし
蒸気圧0 Pa (20℃) (ECHA CHEM(2024))
密度及び/又は相対密度2.52 g/cm3 (13℃) (HSDB in PubChem(2024))
相対ガス密度データなし
粒子特性データなし

10.安定性及び反応性
反応性酸化性固体。
物質自体は燃焼しないが、可燃性物質と接触すると火災のリスクが高まり、既存の火災を大幅に悪化させる可能性がある。
可燃性物質と接触すると、火災および爆発の危険性がある。
可燃性物質や還元性物質と反応する。水溶液は、弱酸である。
以上、GESTIS、ICSC参照。
化学的安定性通常の取扱い条件下では安定である。
危険有害反応可能性物質は危険な反応する: アルカリ/アルカリ土類金属、可燃性物質、還元剤、グリセリン、有機溶剤塩、酸、硫酸
以上、GESTIS参照。
避けるべき条件発火源(火気、加熱、高温、静電気、火花など)に近づけないこと。
衝撃、摩擦を与えないこと。
混触危険物質接触すると爆発の危険性: ホウ素、可燃性物質、無水酢酸、エタノール、硫酸、ヒドラジン、ヒドロキシルアミン、有機物質、2-プロパノール、硫酸+有機物質
引火性の高い物質で爆発する可能性がある。酸化しやすい物質をこすると、火災や爆発の危険がある。
以上、GESTIS参照。
危険有害な分解生成物分解生成物:酸素
周囲の火災に含まれると、有害物質(酸化クロム)が放出される可能性がある。
以上、GESTIS参照。

11.有害性情報
急性毒性
経口List 1のデータとして、4件のラットLD50値(59 mg/kg [雄]、46 mg/kg [雌](以上EU-RAR 53(2005))、221.9 mg/kg [雄:二水和物からの換算値]、159.1 mg/kg [雌:二水和物からの換算値](以上厚労省報告(access on Jun. 2009)))があり、3件が区分3、1件が区分2に該当するので、該当数の多い区分3とした。
経皮ウサギLD50値 960 mg/kg(EU-RAR 53(2005))に基づき、区分3とした。
吸入: ガスGHSの定義による固体である。
吸入: 蒸気データなし。
吸入: 粉じん及びミストラットLC50値 0.2 mg/L/4h(EU-RAR 53(2005))に基づき、区分2とした。なお、試験方法にaerosolと記載されているため「粉塵・ミスト」の基準値を適用した。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性試験物質を溶液または湿らせた状態でウサギに4時間適用による紅斑と浮腫の程度はグレード3以下であったが、6日後も皮膚反応が残り(EU-RAR 53(2005))、また、ウサギに500 mgを24時間適用した試験では非常に強い刺激性と一部に腐食性が認められている(IUCLID(2000))。一方、ヒトでは皮膚接触により小水疱、丘疹、うっ血などを起こすが、特にクロム潰瘍と呼ばれる潰瘍形成が大きな問題であるとの記述(EHC 61(1988))があり、また、ヒトにおける経験では水溶性の高いクロム化合物との直接的接触が重度の熱傷を起こしている(EU-RAR 53(2005))。以上より、動物試験で腐食性、ヒトでは潰瘍形成や重度の熱傷の記載により、EU分類がC:R34である(EU-Annex I(2005))ことも踏まえ、区分1とした。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性ウサギに本物質50 mgを適用により、強い刺激性と角膜の腐食性が認められた(IUCLID(2000))こと、ヒトでは高い水溶解性を有するクロム酸化合物を誤って眼にはねかけて傷害を起こし、角膜と結膜の炎症、さらに重度の場合には角膜の糜爛と潰瘍が詳述されている症例報告が数多くある(EU-RAR 53(2005))ことから区分1とした。
呼吸器感作性六価クロムの吸入が喘息を起こす証拠として多くの症例報告があり、適切に実施されたいくつかの気管支誘発試験では陽性所見が得られている(EU-RAR 53(2005))。さらに、クロムとニッケルにばく露された喘息患者を用いた二重盲検試験において喘息の主な原因がクロムである(EHC 61(1988))ことが示され、クロムは喘息につながる感作を起こし得る(EHC 61(1988))と記述されているので、日本産業衛生学会でクロムおよびクロム化合物として気道感作性物質の第2群に分類されている(産衛学会勧告(2008))ことおよびEU分類がR42/43であること(EU-Annex I(2005))も考慮に入れ、区分1とした。
皮膚感作性クロム酸塩にばく露の結果として皮膚感作性が多くの職業で観察され、特にセメントを扱う建築業では多い(DFGMAK-Doc. 7(1996))と述べられている。また、クロムは重大な皮膚感作性物質であり、感作には6〜9ヵ月を要するとの記述、クロムまたはクロム酸塩が皮膚感作性を有することを示す報告が他にも数多くある(EHC 61(1988)。さらに、重クロム酸カリウムについてモルモットのマキシマイゼーション試験では陽性率53%(8/15)と陽性を示した(KemI-Riskline(2000))こと、日本産業衛生学会でクロムおよびクロム化合物が皮膚感作性物質として第1群に分類されている(産衛学会勧告(2008))こと、EU分類がR42/43である(EU-Annex I(2005))ことも考慮に入れ、区分1とした。
生殖細胞変異原性【分類根拠】
(1)、(2)より区分1Bとした。なお、新たな知見に基づき、分類結果を変更した(2024年度)。

【根拠データ】
(1)in vivoでは、六価クロム化合物の粉塵にばく露された作業者のリンパ球において、DNA鎖切断、染色分体交換、及び小核形成の発生頻度の増加がみられたとの報告がある(IARC 100C (2012))。実験動物では本物質のマウスを用いた優性致死試験(腹腔内投与)で陽性、本物質(水和物含む)又は重クロム酸カリウム(Cr(VI)、CAS登録番号 7778-50-9)を被験物質としたマウスの骨髄細胞、末梢血赤血球、又は胎児肝細胞等を用いた数多くの小核試験(経口又は腹腔内投与)、遺伝子突然変異試験(マウス肝細胞・骨髄細胞、腹腔内投与)、DNA切断試験(マウス肝臓・腎臓細胞、腹腔内投与)で陽性(一部陰性)の報告がある(ATSDR (2012))。
(2)in vitroでは、六価クロム化合物はほ乳類と細菌の試験系で変異原性を示す(IARC 100C (2012))。

【参考データ等】
(3)本物質を含む水溶性六価クロム化合物では吸入ばく露(ヒトの主なばく露経路)後にクロムが生殖細胞に到達することがトキシコキネティクスのデータから示されている(EU RAR (2005))。
(4)EUではMuta. 1Bに分類されている(CLP分類 (Accessed Nov. 2024))。
発がん性六価クロム化合物として、IARCの評価でグループ1(IARC 49(1990))、ACGIHの評価でA1(ACGIH(2001))、日本産業衛生学会勧告で第1群(産衛学会勧告(2008))にそれぞれ分類されていることに基づき区分1Aとした。なお、クロム化合物生産工場の労働者を対象とした疫学調査が日本、米国、英国を始め世界各国で実施され、クロム化合物ばく露による肺がん発生率の有意な増加が報告されている(IARC 49(1990))。動物試験ではラットに18ヵ月吸入ばく露後に12ヵ月経過後の観察で、対照群で見られなかった肺腫瘍(0/37)が高用量群で観察(3/19)されている(IARC 49(1990))。
生殖毒性【分類根拠】
本物質(別名:二クロム酸ナトリウム)の生殖影響に関する情報は、ヒトはなく、実験動物も限られる。ただし、本物質は水溶性の無機六価クロム化合物であり、生体内では六価クロムとして機能すると考えられるため、重(二)クロム酸カリウム(CAS:7778-50-9)の動物試験データが利用可能と判断した。
実験動物では、水溶性六価クロム化合物 (重クロム酸カリウム) の交配試験成績として、(1)より雌に経口投与した後に無処置の雄と交配した結果、又は妊娠期に経口投与した結果、ラット、マウスともに着床前又は着床後の胚/胎児死亡・吸収が顕著に認められたが、生存胎児には低体重に加え、皮下出血、尾の奇形が認められた。また、(2)より雄の性機能(交尾・射精)への有害影響、(3)より雌の卵巣に機能的・器質的に有害影響を生じることで様々な生殖毒性影響の可能性が示された。また、(4)のように本物質を雄ラットに対して、あるいは重クロム酸カリウムを雄のマウス又はサルに対して反復経口(混餌・飲水)投与した場合に、雄性生殖器及び精子形成の障害が認められた。
以上、主にカリウム塩の経口投与試験に伴う生殖能への影響、発生影響が本物質にも当てはまると考えられるが、一方で、ヒトへの影響として、六価クロムの職業ばく露による知見は(5)に限られることから区分1Bとした。なお、本物質自体のデータに加え、カリウム塩等の情報も利用し、分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1)雌ラット、又は雌マウスに重クロム酸カリウムを20日間飲水投与した後に無処置の雄と交配させた結果、着床前後の胚/胎児死亡による吸収が顕著であったが、生存胎児には低体重、骨格形成遅延に加えて、皮下出血斑、尾曲り、短尾等の外表異常が認められた。また、妊娠マウスに重クロム酸カリウムを飲水投与した試験でも、母動物毒性用量で胎児に皮下出血、尾の異常がみられている(CICAD(2013)、ATSDR(2012)、EU-RAR(2005))。
(2)雄ラットに重クロム酸カリウムを12週間飲水投与後に無処置の雌と交配させた結果、交尾行動の変化として、マウント回数の減少、射精した雄の割合の減少、射精に至るまでの時間の延長、射精の頻度の減少が認められた(CICAD(2013))。
(3)雌ラットに重クロム酸カリウムを20日間又は90日間飲水投与した後に無処置の雄と交配させた結果、交尾率、受胎率の低下、着床前又は着床後の胚損失の増加、さらに高用量では黄体数の減少や性周期の延長や乱れが認められた。また、雌マウスに二クロム酸カリウムを20日間飲水投与した結果、成熟ステージの異なる卵胞数の減少、1匹当たりの卵子数の減少、卵巣に組織変化(血管の増殖・拡張、卵胞細胞の核濃縮、閉鎖卵胞)が認められた(CICAD(2013)、ATSDR(2012))。
(4)雄ラットに本物質を90日間経口投与した結果、精巣毒性(組織学的・生化学的変化)、精子形成能の低下が、また雄マウスに重クロム酸カリウムを7週間混餌投与した結果、精細管の変性、精子数の減少、精子の形態異常がみられた(CICAD(2013))。さらに、雄サルに重クロム酸カリウムを最長6ヵ月間飲水投与した試験で、2ヵ月後に精子数及び精子の運動能の減少がみられ、6ヵ月後には精子形成障害、精巣・精巣上体に組織変化(管腔の閉塞、生殖細胞の著減、ライディッヒ細胞の過形成、セルトリ細胞の線維化)が認められた(ATSDR(2012))。

【参考データ等】
(5)六価クロムへの職業ばく露による精子の質に関する疫学調査では、形態的に異常な精子の割合の増加、精子数の減少及び精子の運動性低下がみられたとの報告がある(CICAD (2013)、ATSDR(2012))。また、重クロム酸製造施設の女性作業者の間で、中毒症や妊娠及び出産中の合併症の頻度が増加したと報告されたが、合併症及び中毒症の本質は明らかにされなかった(CICAD(2013))。
(6)雄ラットに本物質を90日間、又は6ヵ月間吸入ばく露させた試験では、精巣に異常は認められなかった。また、ラットを用いた本物質吸入ばく露による3世代試験では、生殖発生影響を検出できなかった。いずれの試験も1濃度(0.1又は0.2 mg Cr/m3)のみの試験であった(CICAD(2013))。
(7)本物質の二水和物 (CAS:7789-12-0)について、ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性試験(OECD TG 422)では、雌親動物に摂餌量減少、血液・胃・腎臓への影響など一般毒性影響のみられる用量で妊娠期間の延長がみられたが、受胎能に影響はなく、分娩や児動物への影響もみられなかった (厚労省既存化学物質毒性データベース(Accessed Jan. 2019))。
(8)EU CLPではRepr. 1Bに分類されている。日本産業衛生学会はクロム及びクロム化合物を生殖毒性第3群に分類している(産衛学会生殖毒性分類の提案理由書(2014))。
特定標的臓器毒性 (単回ばく露)当該物質の経口ばく露による死亡の症例報告は多数あり、生存例における顕著な影響として、肝臓の壊死、腎尿細管の壊死の記載(EU-RAR 53(2005)、EHC 61(1988))があり、また、六価クロム化合物の経皮吸収によっても腎臓障害が起きる(EU-RAR 53(2005))と述べられている。これらの知見により区分1(肝臓、腎臓)とした。また、ヒトの症例報告において、水溶液のミストの吸入ばく露が鼻腔と胸部の疼痛を伴う気道の刺激と炎症、咳、呼吸困難、チアノーゼの症状(EU-RAR 53(2005))を起こすと述べられ、本物質摂取18.5時間後に死亡した22ヵ月男子の剖検所見として、肺水腫、重度の気管支炎、急性気管支肺炎が報告されている(HSDB(2000))。以上より区分1(呼吸器系)とした。したがって、本項における分類は区分1(呼吸器系、腎臓、肝臓)となる。なお、ヒトにおける経口ばく露の所見として、消化管の出血およびそれに伴った造血器官の毒性が記載されている(EHC 61(1988))が、腐食性物質を経口投与した場合の局所影響とみなされ、本項では分類対象としなかった。
特定標的臓器毒性 (反復ばく露)クロムの生産やメッキ工場の労働者を対象とした疫学調査において、クロム化合物の継続的接触が鼻中隔の潰瘍と穿孔をもたらしたとする数多くの報告(EHC 61(1998)、EU-RAR 53(2005)、IRIS(1998))に加え、職業ばく露により気管支炎、気管支肺炎、気腫、肺線維症、肺機能の低下などの報告もある(EHC 61(1998)、EU-RAR 53(2005))ことから、区分1(呼吸器系)とした。一方、クロム化合物のばく露を受けた94人の被験者に軽度の正色素性貧血が見られたとの報告(EHC 61(1998))、また、クロム合金工場の近隣で井戸水汚染による影響として、白血球増加症や未熟な好中球の存在が報告され(IRIS(1998))ていること、さらに、動物試験ではラットに30 mg/kg/dayを約45日間経口投与(区分2相当)により、平均血色素量および平均血色素濃度の低値、ヘモグロビン濃度の低値(厚労省報告(access on Jun. 2009))、ラットに0.05〜0.4 mg Cr(VI)/m3を30日間吸入ばく露(区分1相当)により、用量依存的な白血球増加症(IRIS(1998))の発生が報告されていることから、区分1(血液系)とした。なお、かつて六価クロム化合物のばく露により腎臓障害を起こすと言われてきた(ACGIH(2001))との記載があるが、報告年は古く、厚労省報告(access on Jun. 2009)の試験では腎臓障害は1例のみであり、IRIS(1998)では疫学調査等の報告から不確実な情報であるとしていることから、腎臓は分類に採用しなかった。
誤えん有害性*データなし。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項目名が変更となった。

12.環境影響情報
生態毒性
水生環境有害性 短期(急性)甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.112mg/L(EU-RAR、2005)から、区分1とした。
水生環境有害性 長期(慢性)急性毒性区分1であり、金属化合物であり水中での挙動が不明であるため、区分1とした。
残留性・分解性化審法分解度試験:難分解性(化学物質安全性点検結果等(分解性・蓄積性))
生態蓄積性化審法濃縮度試験:低濃縮性(化学物質安全性点検結果等(分解性・蓄積性))
土壌中の移動性-
オゾン層への有害性当該物質はモントリオール議定書の附属書A〜C及びEに列記されていない。

13.廃棄上の注意
化学品(残余廃棄物)、当該化学品が付着している汚染容器及び包装の安全で、かつ、環境上望ましい廃棄、又はリサイクルに関する情報特別管理産業廃棄物に該当する。
特別管理産業廃棄物処理基準に従って処理を行うか、特別管理産業廃棄物の許可業者に運搬又は処分を委託する。
容器は洗浄してリサイクルするか、関連法規制並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。


14.輸送上の注意
本物質のGHS分類結果に基づく国際規制の分類等は、以下の通りと推定されるが、該否は製品によって異なる場合がある。輸送危険物の分類は、容器等級を含め、荷送人が責任をもって判断することとされているため、輸送の際には、個々の貨物について、製品の状態、形状等も考慮し、輸送モード (航空、船舶) を規制する法規に沿って事業者が判断する必要がある。
国際規制
国連番号3288
品名(国連輸送名)その他の毒物、固体、無機物、他に品名が明示されていないもの
国連分類6.1
副次危険-
容器等級II
海洋汚染物質該当する
MARPOL73/78附属書U及びIBCコードによるばら積み輸送される液体物質該当しない
国内規制
海上規制情報船舶安全法に従う
航空規制情報航空法に従う
陸上規制情報道路法、毒物及び劇物取締法の規定に従う
特別な安全上の対策道路法、毒物及び劇物取締法の規定によるイエローカード携行の対象物
その他 (一般的) 注意輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。
重量物を上積みしない。
緊急時応急措置指針番号*151
* 北米緊急時応急措置指針に基づく。米国運輸省が中心となって発行した「2024 Emengency Response Guidebook」に掲載されている。

15.適用法令
法規制情報は作成年月日時点に基づいて記載されております。事業場において記載するに当たっては、最新情報を確認してください。
労働安全衛生法特定化学物質第2類物質(施行令別表第3第2号・特定化学物質障害予防規則第2条第1項第2号) 【21 重クロム酸及びその塩】
特定化学物質第2類物質、管理第2類物質(特定化学物質障害予防規則第2条第1項第2、5号) 【21 重クロム酸及びその塩】
特定化学物質特別管理物質(特定化学物質障害予防規則第38条の4) 【重クロム酸及びその塩】
名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条第1項、施行令第18条、施行令別表第9)(令和7年3月31日まで)【142 クロム及びその化合物】
名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条第1項、施行令第18条、施行令別表第9)(令和7年4月1日以降) 【11 クロム及びその化合物】
名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2、施行令別表第9)(令和7年3月31日まで)【142 クロム及びその化合物】
名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2、施行令別表第9)(令和7年4月1日以降)【11 クロム及びその化合物】
危険性又は有害性等を調査すべき物(法第57条の3)
特殊健康診断対象物質・現行取扱労働者(法第66条第2項、施行令第22条第1項) 【3 重クロム酸及びその塩】
特殊健康診断対象物質・過去取扱労働者(法第66条第2項、施行令第22条第2項) 【16 重クロム酸及びその塩】
作業環境評価基準(法第65条の2第2項) 【19 重クロム酸及びその塩】
労働基準法がん原性化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条別表第1の2第7号) 【19 クロム酸塩又は重クロム酸塩】
疾病化学物質(法第75条第2項、施行規則第35条別表第1の2第4号1) 【クロム及びその化合物】
化学物質排出把握管理促進法 (PRTR法)特定第一種指定化学物質(法第2条第2項、施行令第1条別表第1、施行令第4条) 【112 六価クロム化合物】
毒物及び劇物取締法劇物(指定令第2条) 【60 重クロム酸塩類及びこれを含有する製剤】
水道法水質基準(平15省令101号) 【36 ナトリウム及びその化合物】 【8 六価クロム化合物】
大気汚染防止法有害大気汚染物質に該当する可能性がある物質(中央環境審議会第9次答申) 【49 クロム及びその化合物】
水質汚濁防止法有害物質(法第2条、施行令第2条) 【5 六価クロム化合物】
土壌汚染対策法第2種特定有害物質(法第2条第1項、施行令第1条) 【2 六価クロム化合物】
海洋汚染防止法有害液体物質(Y類物質)(施行令別表第1) 【(254) 重クロム酸ナトリウム溶液(濃度が七十重量パーセント以下のものに限る。)】
廃棄物処理法特別管理産業廃棄物(法第2条第5項、施行令第2条の4)
船舶安全法毒物類(危規則第3条危険物告示別表第1)
航空法毒物類(施行規則第194条危険物告示別表第1)
港則法その他の危険物・毒物類(毒物)(法第20条第2項、規則第12条、危険物の種類を定める告示別表)
道路法車両の通行の制限(施行令第19条の13、(独)日本高速道路保有・債務返済機構公示第12号・別表第2)
下水道法水質基準物質(法第12条の2第2項、施行令第9条の4)【5 六価クロム化合物】【33 クロム及びその化合物】

16.その他の情報
参考文献
9項、11項については各データ毎に記載。その他の各項については以下を参照。
・NITE化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP)
・International Chemical Safety Cards (ICSC)
・Hazardous Substances Data Bank (HSDB)
・GESTIS Substance database (GESTIS)
・2024 Emengency Response Guidebook
・一般社団法人日本化学工業協会 編「GHS対応ガイドライン ラベル及び表示・安全デ−タシ−ト作成指針」
・厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル第1版」