1.化学物質等及び会社情報 | |||
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化学物質等の名称 | トリアリルシアヌレート、(Triallyl cyanurate) | ||
製品コード | 22A4191 | ||
会社名 | ○○○○株式会社 | ||
住所 | 東京都△△区△△町△丁目△△番地 | ||
電話番号 | 03-1234-5678 | ||
緊急時の電話番号 | 03-1234-5678 | ||
FAX番号 | 03-1234-5678 | ||
メールアドレス | |||
推奨用途及び使用上の制限 | 架橋用コモノマーとして各種ビニルポリマーの強度,耐熱性の改質に用いる。たとえばタイヤコード用接着剤,後架橋硬化型の塩化ビニル樹脂,ポリエチレン,エチレン系共重合体,フッ素ゴム,ケイ素ゴム等に用いられる。 | ||
2.危険有害性の要約 | |||
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GHS分類 | |||
分類実施日 | H23.1.31、政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7月版)を使用 | ||
物理化学的危険性 | |||
健康に対する有害性 | 急性毒性(経口) | 区分4 | |
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | 区分2(中枢神経系) | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | 区分2(中枢神経系、肝臓) | ||
<環境分類実施日に関する情報> | |||
注) 上記で区分の記載がない危険有害性は政府向けガイダンス文書で規定された[分類対象外]、[区分外]または[分類できない]に該当するものであり、後述の該当項目の説明を確認する必要がある。 | |||
ラベル要素 | |||
絵表示又はシンボル | |||
注意喚起語 | 警告 | ||
危険有害性情報 | 飲み込むと有害 | ||
中枢神経系臓器の障害のおそれ | |||
長期にわたるまたは反復ばく露による中枢神経系臓器、肝臓の障害のおそれ | |||
注意書き | |||
【安全対策】 | |||
取扱い後は手をよく洗うこと。 | |||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
粉じん、ヒューム、スプレーを吸入しないこと。 | |||
【応急措置 】 | |||
飲み込んだ場合:気分が悪い時は医師に連絡すること。 | |||
口をすすぐこと。 | |||
ばく露したとき、または気分が悪い時:医師に連絡すること。 | |||
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
【保管】 | |||
施錠して保管すること。 | |||
【廃棄】 | |||
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託すること。 | |||
国・地域情報 | |||
3.組成及び成分情報 | |||
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化学物質 | |||
化学名又は一般名 | トリアリルシアヌレート | ||
別名 | シアヌル酸トリアリル、(Cyanuric acid triallyl)、2,4,6‐トリ(プロパ‐2‐エンオキシ)‐1,3,5‐トリアジン、2,4,6‐トリス(アリルオキシ)‐1,3,5‐トリアジン、(2,4,6-Tris(allyloxy)-1,3,5-triazine)、1,3,5‐トリアジン‐2,4,6‐トリイルトリス(アリルエーテル)、(1,3,5-Triazine-2,4,6-triyltris(allyl ether)) | ||
分子式 (分子量) | C12H15N3O3(249.27) | ||
化学特性 (示性式又は構造式) | |||
CAS番号 | 101-37-1 | ||
官報公示整理番号(化審法・安衛法) | (5)-1059 | ||
分類に寄与する不純物及び安定化添加物 | データなし | ||
濃度又は濃度範囲 | 100% | ||
4.応急措置 | |||
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吸入した場合 | 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 | ||
皮膚に付着した場合 | 水と石鹸で洗うこと。 | ||
皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
眼に入った場合 | 水で数分間注意深く洗うこと。 | ||
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。 | |||
飲み込んだ場合 | 気分が悪い時は医師に連絡すること。 | ||
口をすすぐこと。 | |||
予想される急性症状及び遅発性症状 | 吸入 : データなし | ||
皮膚 : データなし | |||
眼 : データなし | |||
経口摂取 : データなし | |||
最も重要な兆候及び症状 | データなし | ||
応急措置をする者の保護 | データなし | ||
医師に対する特別注意事項 | データなし | ||
5.火災時の措置 | |||
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消火剤 | 水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類 | ||
使ってはならない消火剤 | データなし。 | ||
特有の危険有害性 | 加熱されると分解して、腐食性及び/又は毒性の煙霧を発生するおそれがある。 | ||
火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。 | |||
特有の消火方法 | 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 | ||
安全に対処できるならば着火源を除去すること。 | |||
消火を行う者の保護 | 適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。 | ||
6.漏出時の措置 | |||
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人体に対する注意事項、保護具および緊急措置 | 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 | ||
関係者以外の立入りを禁止する。 | |||
密閉された場所に立入る前に換気する。 | |||
全ての着火源を取り除く。 | |||
環境に対する注意事項 | 環境中に放出してはならない。 | ||
回収・中和 | 漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。 | ||
封じ込め及び浄化方法・機材 | 水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。 | ||
二次災害の防止策 | プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。 | ||
7.取扱い及び保管上の注意 | |||
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取扱い | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
局所排気・全体換気 | 『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。 | ||
安全取扱い注意事項 | 取扱い後は手をよく洗うこと。 | ||
この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 | |||
粉じん、ヒューム、スプレーを吸入しないこと。 | |||
接触回避 | データなし。 | ||
保管 | |||
技術的対策 | 特別に技術的対策は必要としない。 | ||
保管条件 | 施錠して保管すること。 | ||
容器包装材料 | データなし。 | ||
8.ばく露防止及び保護措置 | |||
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管理濃度 | 未設定 | ||
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標) | |||
日本産衛学会 | 未設定 | ||
ACGIH | 未設定 | ||
設備対策 | この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には,適切な洗眼器と安全シャワーを設置すること。 | ||
ばく露を防止するため、作業場には適切な全体換気装置、局所排気装置を設置すること。 | |||
保護具 | |||
呼吸器の保護具 | 適切な呼吸器保護具を着用すること。 | ||
手の保護具 | 適切な保護手袋を着用すること。 | ||
眼の保護具 | 適切な眼の保護具を着用すること。 | ||
皮膚及び身体の保護具 | 適切な保護衣を着用すること。 | ||
衛生対策 | 取扱い後はよく手を洗うこと。 | ||
9.物理的及び化学的性質 | |||
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物理的状態 | |||
形状 | 固体 | ||
色 | 黄色 | ||
臭い | わずかな刺激臭 | ||
pH | データなし | ||
融点・凝固点 | 27 ℃ : SRC (Access on Oct. 2010) | ||
沸点、初留点及び沸騰範囲 | 149-150 ℃[ 1.3 mbar ] : GESTIS (Access on Oct. 2010) | ||
引火点 | 165-170 ℃ (試験法不明) : GESTIS (Access on Oct. 2010)、80 ℃ (試験法不明) : WebKis-Plus (Access on Oct. 2010) | ||
自然発火温度 | データなし | ||
燃焼性(固体、ガス) | データなし | ||
爆発範囲 | データなし | ||
蒸気圧 | 0.0000226 mmHg (25 ℃) : SRC (Access on Oct. 2010) | ||
蒸気密度 | データなし | ||
蒸発速度(酢酸ブチル=1) | データなし | ||
比重(密度) | 1.155 (30 ℃/4 ℃) : 有機化合物辞典 (1985) (1.11 g/cm3 : GESTIS (Access on Oct. 2010)) | ||
溶解度 | 0.76 mg/L : SRC (Access on Oct. 2010) | ||
可溶 : 有機化合物辞典 (1985) | |||
オクタノール・水分配係数 | 5.27 : SRC (Access on Oct. 2010) | ||
分解温度 | データなし | ||
粘度 | 12.6 mPa・s (30 ℃) : 有機化合物辞典 (1985) | ||
粉じん爆発下限濃度 | データなし | ||
最小発火エネルギー | データなし | ||
体積抵抗率(導電率) | データなし | ||
10.安定性及び反応性 | |||
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安定性 | 法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる | ||
危険有害反応可能性 | データなし | ||
避けるべき条件 | データなし | ||
混触危険物質 | データなし | ||
危険有害な分解生成物 | データなし | ||
11.有害性情報 | |||
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急性毒性 | |||
経口 | ラットLD50値: 753 mg/kg、 590 mg/kg(BUA 248 (2003))。(GHS分類:区分4) | ||
経皮 | ラットLD50値:>2000 mg/kg [OECD TG 402; GLP](BUA 248 (2003))。ラットに2000 mg/kg投与で死亡例はない。GHS分類:区分外) | ||
吸入 | 吸入(ガス): | GHSの定義における固体である。(GHS分類:分類対象外) | |
吸入(蒸気): | ラットLC50値: >0.333 mg/L/1h = 0.17 mg/L/4h(BUA 248 (2003))があるが、区分を特定できない。なお、原文に"saturated vapor"と記載されているので、蒸気の区分基準値(mg/L)を適用した。(GHS分類:分類できない) | ||
吸入(粉じん): | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
皮膚腐食性・刺激性 | ウサギを用いた試験(OECD TG 404)において、皮膚一次刺激指数は0であり、刺激性なし(not irritating)(BUA 248 (2003))。(GHS分類:区分外) | ||
眼に対する重篤な損傷・刺激性 | ウサギを用いた試験(OECD TG 405)において、一次刺激指数は1/110であり、刺激性なし(not irritating)(BUA 248 (2003))。(GHS分類:区分外) | ||
呼吸器感作性又は皮膚感作性 | 呼吸器感作性:データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
皮膚感作性:モルモットを用いた皮膚感作性試験(Guinea pig maximization test; OECD TG406: GLP)において、10匹中1匹が皮膚に軽度の紅斑を示したのみで、陽性率10%で感作性なし(not sensitizing)(BUA 248 (2003))。(GHS分類:分類できない) | |||
生殖細胞変異原性 | マウスに経口投与による骨髄を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)において陰性(BUA 248 (2003))。なお、in vitro試験では、エームス試験、V79細胞を用いたHGPRT遺伝子突然変異試験、およびヒト末梢リンパ球を用いた染色体異常試験でいずれも陰性(BUA 248 (2003))。(GHS分類:区分外) | ||
発がん性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
生殖毒性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) | ラットに353〜1116 mg/kgを経口投与した急性毒性試験(LD50値: 353 mg/kg)において、投与後の症状として協調運動障害、筋緊張低下、側臥位、振戦、間代痙攣などが報告されている(BUA 248 (2003))。また、単回投与後に非特異的中毒症状は別として主に中枢神経系への影響が観察された(BUA 248 (2003))。(GHS分類:区分2(中枢神経系)) | ||
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) | ラットを用いた28日間反復経口投与試験(OECD TG407:GLP)において、56.2 mg/kg/dayで神経障害、協調障害、筋緊張低下、正向反射の消失が見られ、一部の動物では間代痙攣が生じた。さらに、178/215 mg/kg/dayの用量ではALTの有意な増加、アルブミンの減少、肝臓重量の増加、病理組織学的検査では肝臓における単核細胞の炎症反応を伴った単細胞壊死が観察された(BUA 248 (2003))。以上の結果から、中枢神経系と肝臓が標的臓器と考えられる(BUA 248 (2003))と記述され、中枢神経系に対しては56.2 mg/kg/day(90日換算値:17.5 mg/kg/day)、肝臓に対しては178/215 mg/kg/day(90日換算値:55.4/66.9 mg/kg/day)の用量で影響が現れている。(GHS分類:区分2(中枢神経系、肝臓)) | ||
吸引性呼吸器有害性 | データなし。(GHS分類:分類できない) | ||
12.環境影響情報 | |||
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生態毒性 | |||
水生環境有害性(急性有害性) | データ不足。(GHS分類:分類できない) | ||
水生環境有害性(長期間有害性) | データ不足。(GHS分類:分類できない) | ||
オゾン層への有害性 | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていない。(GHS分類:分類できない) | ||
13.廃棄上の注意 | |||
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残余廃棄物 | 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 | ||
廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 | |||
汚染容器及び包装 | 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 | ||
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 | |||
14.輸送上の注意 | ||||
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該当の有無は製品によっても異なる場合がある。法規に則った試験の情報に基づく修正の必要がある。 | ||||
国連番号 | 特定できず | |||
国際規制 | 海上規制情報 | 特定できず | ||
航空規制情報 | 特定できず | |||
国内規制 | 陸上規制情報 | 特定できず | ||
海上規制情報 | 特定できず | |||
航空規制情報 | 特定できず | |||
特別安全対策 | 移送時にイエローカードの保持が必要。 | |||
食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 | ||||
輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 | ||||
重量物を上積みしない。 | ||||
緊急時応急措置指針番号 | − | |||
15.適用法令 | |||
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16.その他の情報 | ||||
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参考文献 | 各データ毎に記載した。 | |||
<モデルSDSを利用するときの注意事項> 本モデルデータシートは作成年月日時点における情報に基づいて記載されておりますので、事業場においてSDSを作成するに当たっては、新たな危険有害性情報について確認することが必要です。さらに、本データシートはモデルですので、実際の製品等の性状に基づき追加修正する必要があります。また、特殊な条件下で使用するときは、その使用状況に応じた情報に基づく安全対策が必要となります。 |