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有害性・GHS関係用語解説

化学物質情報で使用している有害性・GHS分類等に関する用語の定義及び解説です。

さ
  • 【催奇形性】
  • さいきけいせい
  • Teratogenicity
  • 化学物質が妊娠中の器官形成期の胎児に及ぼす影響、特に奇形の発生について確認する。
  • 【最小影響量】
  • さいしょうえいきょうりょう
  • Lowest Observed Effect Level(LOEL)
  • 毒性試験において何らかの影響が認められた最低のばく露量
  • 【最小毒性量】
  • さいしょうどくせいりょう
  • Lowest Observed Adverse Effect Level(LOAEL)
  • 毒性試験において有害な影響が認められた最低のばく露量
  • 【酸化性液体】
  • さんかせいえきたい
  • Oxidizing Liquid
  • それ自体は必ずしも燃焼性はないが、一般に酸素を供給することによって他の物質の燃焼を引き起こし、またはその一因となる液体をいう。
  • →GHSの区分
  • 【酸化性固体】
  • さんかせいこたい
  • Oxidizing solid
  • それ自体は必ずしも燃焼性はないが、一般に酸素を供給することによって他の物質の燃焼を引き起こし、またはその一因となる固体を意味する。
  • →GHSの区分
  • 【時間加重平均(TWA)】
  • じかんかじゅうへいきん(ティーダブリューエー)
  • Time Weighted Average
  • 許容濃度の項を参照。
  • 【自己加速分解温度】
  • じこかそくぶんかいおんど
  • SADT;Self-Accelerating Decompositon Temperature
  • 密閉状態において物質に自己加速分解が起こる最低温度をいう。
  • 【自然発火性液体】
  • しぜんはっかせいえきたい
  • Pyrophoric liquid
  • 少量であっても、空気との接触後5分以内に発火する液体をいう。
  • →GHSの区分
  • 【自然発火性固体】
  • しぜんはっかせいこたい
  • Pyrophoric solid
  • 少量であっても、空気との接触後5分以内に発火する固体をいう。
  • →GHSの区分
  • 【自己発熱性化学品】
  • じこはつねつせいかがくひん
  • Self-heating substance
  • 自然発火性物質以外で、空気との反応によってエネルギーの供給なしに自己発熱する固体または液体をいう。この物質は、大量(キログラム単位)に存在し、かつ長時間(数時間から数日間)経過した後にのみ発火する点で自然発火物質とは異なる。
  • 【自己反応性化学品】
  • じこはんのうせいかがくひん
  • Self-reactive substance
  • 酸素(空気)なしでも非常に強力な発熱性分解をする熱的に不安定な液体または固体をいう。この定義には、GHSにおいて爆発性物質、有機過酸化物または酸化剤として分類される物質または混合物は含まれない。
  • 【支燃性・酸化性ガス】
  • しねんせい・さんかせいがす
  • Oxidizing gas
  • 一般に酸素を供給することによって、空気以上に他の物質の燃焼を引き起こし、またはその一因となるガスをいう。
  • →GHSの区分
  • 【蒸気】
  • じょうき
  • Vapor
  • 液体または固体の状態から放出されたガス上の物質または混合物をいう。
  • 【所管省庁】
  • しょかんしょうちょう
  • Competent authority
  • 化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)に関連して、所管機関として指定または認定された国家機関、またはその他の機関をいう。
  • 【初留点】
  • しょりゅうてん
  • Initial boiling point
  • ある液体の蒸気圧が標準気圧(101.3kPa)に等しくなる、すなわち最初にガスの泡が発生する時点での液体の温度をいう。
  • 【シンボル】
  • しんぼる
  • Symbol
  • 情報を簡潔に伝達するように意図された画像要素をいう。
  • 【深冷液化ガス】
  • しんれいえきかがす
  • Refrigerated liquefied gas
  • 低温によって充填時に一部液状となるガスをいう。
  • 【水生環境有害性】
  • すいせいかんきょうゆうがいせい
  • Hazardous top the Aquatic Environmental
  • 水生生物に対する有害影響が対象となり、急性水生毒性3区分と慢性水生毒性4区分が設けられている。急性水生毒性は、魚類を用いた急性水生毒性試験結果(LC50値)、甲殻類(ミジンコやアミ類)を用いた急性水生毒性試験結果(EC50値)、藻類等の水生植物を用いた急性水生毒性試験結果(ErC50値)により区分を行う。区分毎に基準濃度が定められており、試験結果を基準値と比較して3種の試験のいずれかで基準を満たせば当該区分に分類する。慢性水生毒性は、急性水生毒性の強さ(区分)と急速分解性・生物蓄積性(生物濃縮係数実測値で判定するが、測定値がない場合はオクタノール/水分配係数で判定)から判定し4区分に分類する。ただし、慢性水生毒性試験の結果があり無影響濃度(NOEC)が1mg/kgを超える場合は除外する。
  • →GHSの区分
  • 【成形品】
  • せいけいひん
  • article
  • 各種の定義があるが、一般的には、成形されてそのまま消費者の用途に提供されるようなものを指す。その化学物質を提供する側では最終製品として位置付けていても、提供された側でさらに加工されるような場合(例えば、樹脂のフィルム)、成形品にはあたらないとされることが多い。特に、SDS作成の観点からは、提供先でその化学製品に含まれる化学物質に労働者がばく露される可能性があるかといった点もポイントとなる。
  • 【生態毒性】
  • せいたいどくせい
  • ecotoxicity
  • 環境影響とほぼ同意語に使用される。一般的には、魚、ミジンコ、藻類の試験を持って代表させることが多いが、実際の生態系への影響は極めて複雑であり、OECDでもその他の多くの生物種に対する試験方法が提唱されている。
  • 【生殖細胞変異原性】
  • せいしょくさいぼうへんいげんせい
  • germ cell mutagenicity
  • ヒトの生殖細胞の遺伝子に遺伝性の突然変異を生じさせる作用。
  • →GHSの区分
  • 【生殖毒性】
  • せいしょくどくせい
  • reproductive toxicity
  • 性的機能と妊孕性(妊娠能力)(sexual function and fertility)及び児の発生・発達(development of offspring)への有害影響。
  • →GHSの区分
  • 【生殖発生毒性】
  • せいしょくはっせいどくせい
  • reproductive developmental toxicity
  • 化学物質等が雌雄両性の生殖細胞の形成から、受精、妊娠、分娩、哺乳を通して、次世代の成熟に至る生殖発生の過程の何れかの時期に作用して生殖発生に対して有害な反応を引き起こす場合、その能力を生殖発生毒性と総称する。具体的には、生殖細胞形成障害、交接行動異常、発情周期異常、受胎・着床障害等の生殖の障害、胚・胎児死亡、発育遅滞、奇形発生等の胎生期に発生する障害、妊娠維持や分娩、授乳・哺育の障害、さらに出生後の成長と機能発達の障害等が挙げられる。
  • 【製品特定名】
  • せいひんとくていめい
  • Product identifier
  • ラベルまたはSDSにおいて危険有害性のある製品に使用される名称または番号をいう。これは、製品使用者が特定の使用状況、例えば輸送、消費者、あるいは作業場の中で物質または混合物を確認することができる一義的な手段となる。
  • 【生物濃縮係数】
  • せいぶつのうしゅくけいすう
  • BCF : bio-concentration factor
  • 披験物質を溶解した水中で魚を飼育し、披験物質の魚体中の濃度と試験水中の濃度より濃縮倍率を求める。
  • 【生物濃縮性(生体蓄積性・蓄積性)】
  • せいぶつのうしゅくせい(せいたいちくせきせい・ちくせきせい)
  • biological concentration
  • 生物体における物質の濃縮を生物濃縮性という。ただし、付着、吸着は除く。 生物蓄積[bio-accumulation]と同義語であるが、食物からの摂取を考慮せずに環境(水)中の汚染物質濃度と生物体内の濃度を比較する点が異なる。濃縮の度合いは、平衡状態に達した時点での生物濃縮係数(BCF : bio-concentration factor)で表される。
  • 【生分解性】
  • せいぶんかいせい
  • biodegradation
  • 生物学的な化学物質の分解性を指す。自然界での化学物質の分解の主役は微生物であり、生分解性が低いと環境中に蓄積されるおそれがある。化審法での生分解性の試験は、100ppmの化学物質の水溶液に活性汚泥30ppmを接種し、28日間培養した後の分解度で生分解性を判定する。
    なお、分解度は生物化学的酸素要求量(BOD)の測定により算出する方法、化学物質そのものの分析により算出する方法がある。
  • 【接触感作性物質】
  • せっしょくかんさせいぶっしつ
  • Contact sensitizer
  • 皮膚との接触によってアレルギー反応を誘発する物質をいう。「接触感作性」の定義は「皮膚感作性」と同義である。
  • 【専門名】
  • せんもんめい
  • Technical name
  • IUPACまたはCAS名以外の名称であって、物質または混合物を特定するために商業、法規制、規格等で一般に使用され科学者・専門家に認められらた名称をいう。専門名の例には、複雑な混合物(例:石油留分や天然産物)、農薬(例:ISOやANSIシステム)、染料(カラーインデックスシステム)、鉱物などに使用されるものがある。
た
  • 【短時間暴露限界(STEL)】
  • たんじかんばくろげんかい(ステル)
  • short-term exposure limit
  • 許容濃度の項を参照。
  • 【注意書き】
  • ちゅういがき
  • Precautionary statement
  • 危険有害性のある製品へのばく露あるいは危険有害性のある製品の不適切な貯蔵または取扱いから生じる有害影響を最小にするため、または予防するために取るべき推奨措置を記述した文言(または絵表示)をいう。
  • 【注意換起語(シグナルワード)】
  • ちゅういかんきご(しぐなるわーど)
  • Signal Word
  • ラベル上で危険有害性の重大さの相対レベルを示し、利用者に潜在的な危険有害性を警告するために用いられる言葉をいう。GHSでは、「危険(Danger)」や「警告(Warning)」を注意喚起語として用いている。
  • 【天井値】
  • てんじょうち
  • ceiling limit 
  • 許容濃度の項を参照。
  • 【特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)】
  • とくていひょうてきぞうき・ぜんしんどくせい(たんかいばくろ)
  • specific target organ systemic toxicity - single exposure
  • 単回ばく露によって起こる一つまたは複数の臓器(肝臓、腎臓等の臓器あるいは神経系、免疫系、循環器系等)で生じる有害影響あるいは特定臓器に限定されない全身的な有害影響を対象とし、ばく露後比較的短期間内に生じるもののみでなく遅発性の影響も含む。
  • →GHSの区分
  • 【特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)】
  • とくていひょうてきぞうき・ぜんしんどくせい(はんぷくばくろ)
  • specific target organ systemic toxicity - repeated exposure
  • 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)の区分1及び区分2が対象とする健康影響と同様のものであるが、反復ばく露によって初めて生じる特異的な非致死性の特定標的臓器・全身毒性を対象としている。
  • →GHSの区分
  • 【毒物及び劇物取締法(毒劇法)】
  • どくぶつおよびげきぶつとりしまりほう(どくげきほう)
  •  
  • 労働安全衛生法、化学物質排出把握管理促進法と同時期にSDS提供について義務化。混合物の考え方が、他の法律とは異なり、既に毒劇法の対象となっている毒物及び劇物の指定令で定められている濃度が提供義務の裾切り値となる。
  • 【突然変異】
  • とつぜんへんい
  • Mutation
  • 細胞内の遺伝物質の量または構造における恒久的な変化をいう。
  • どくろ
  • どくろ
  •  
  • 危険有害性を表す絵表示のひとつ
な
  • 日本産業衛生学会外部リンクが開きます
  • にほんさんぎょうえいせいがっかい
  • Japan Association on Industrial Health
  • 産業医学に関する学会。特に、職場における許容濃度について勧告値を設定している。勧告値の改訂、追加などは、総会で提案され産業衛生学雑誌で公表される。勧告値の設定にあたっては、設定理由書を同時に公開しており、その内容は、化学物質の有害性の概要を確認するためには極めて有効。
  • 日化辞WEB外部リンクが開きます
  • にっかじウェブ
  • Japan Chemcal Substance Dictionaly Web Servise
  • 化学技術振興機構が提供し、収録件数は約280万件(2010.01現在)、その10%にCAS番号が付与されている。名称、分子式、分子量、化学構造で検索できる。化審法および安衛法の官報公示番号、国連番号(UN番号)も収録されている。英名が収載されているので、海外のデータベースも含めて、英名を使用して、CAS番号を調査することもできる。