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熱処理作業におけるリスクアセスメントのすすめ方

4.リスクアセスメントの実施手順


8.リスク低減措置の検討及び実施

別表3
ガス浸炭作業におけるリスクとその低減対策
  1. 浸炭炉への装入・装出時に爆発・火災となるリスク
    • フレームカーテン用パイロットバーナーの着火状態をウルトラビジョンで連続的に監視し、火が消えた場合は扉が開かない構造にする
    • 浸炭炉の炉内圧を圧力計で監視し、規定圧力以下となった場合は警報を出す
    • 装出時はフレームカーテンを自動で一時的に消火し、加工材に着火させないようにする。フレームカーテンは加工材を装出後、自動で再着火する機構にする
  2. ガス浸炭焼き入れ作業で爆発・火災となるリスク
    • 炉内温度の監視は、温度調節計以外に上下限設定計器を設置し、管理範囲外では警報を出す
    • ガス洩れに対しての修理作業は、送風しながら風上で行う
    • ピット槽内は定期的に清掃を行い、床面に油が残らないようにする
    • 炉内から油槽上への搬送時に停止位置検知装置を設置し、異常搬送時はエレベーターが降下しないようにする
    • 熱交換機は耐圧気密試験を定期的に行い、油槽の水分量も管理値を決めて定期的に測定する
    • 油槽の油量は管理範囲を設定し、定期的に測定して不足分は補充する
    • 加工材のセット作業はアイテムごとに標準を設定し、作業者に標準の実施指導を行う
  3. 機械の点検・修理作業で作業者が被災するリスク
    • 炉内での作業に対しては必ず外部から送風した条件下で行い、酸素計を携帯すると共に作業は複数
      名で行う
    • 炉内での保全作業は、保護帽(ヘルメット)の着用を徹底し頭部を保護する
  4. 洗浄、焼き戻しで爆発・火災となるリスク
    • 洗浄機のレベルセンサーは定期的に交換する
    • 洗浄時に加工材の凹み部は横にし、油が残らないようにする
  5. ショット作業で作業者が被災するリスク
    • 作業中は保護メガネとマスクの着用を徹底し、集じん機のメンテナンスを日常と定期に区分して実施する
    • ショット機から加工材を取り出す際は、機械の回転を止める
    • 床面にこぼれたショット粒は、ショットする毎に床面を掃いて回収する
    • 吊り治具は定期的に非破壊検査を行い、亀裂の有無を確認する

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