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労働災害事例

食器洗浄中、シンク内の割れた食器が、手指に突き刺さった

食器洗浄中、シンク内の割れた食器が、手指に突き刺さった
業種 飲食店
事業場規模 16〜29人
機械設備・有害物質の種類(起因物) その他の材料
災害の種類(事故の型) はさまれ、巻き込まれ
被害者数
死亡者数:0人 休業者数:1人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物) 物自体の欠陥
発生要因(人) 職場的原因
発生要因(管理) 不安全な放置

No.101456

発生状況

 店舗内の洗い場にて、食器洗浄中、シンク内に割れた食器があり、手指に突き刺さり、負傷した。

原因

 この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
1 シンクに食器入れた際、食器同士がぶつかり合い、シンク内で破損したこと。
2 種類ごとに食器を分類することなく、シンク内に食器が混在していたこと。
3 洗浄剤等で濁ったシンクに手を入れる際、日常業務の「慣れ」もあり、注意が散漫になっていたこと。

対策

 類似災害の防止のためには、次のような対策の徹底が必要である。
1 食器を洗浄する際、食器の形状や種類ごとに分類し、シンク内で食器が混在、散乱しないよう、労働者に徹底すること。
2 濁ったシンクに手を入れる際は、勢いをつけすぎず、慎重にシンク内の食器を手に取ること。
3 シンクに食器入れる際は、食器同士がぶつかり合うことがないように、慎重かつ丁寧に行うこと。
4 日頃から食器の状態を確認するとともに、厨房における業務の作業手順書を作成し、労働者に対する安全衛生教育を十分に行うこと。