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労働災害事例

焼肉店で客待ちの間に炭火による一酸化炭素が発生、中毒

焼肉店で客待ちの間に炭火による一酸化炭素が発生、中毒
業種 一般飲食店
事業場規模 1〜4人
機械設備・有害物質の種類(起因物) 有害物
災害の種類(事故の型) 有害物等との接触
被害者数
死亡者数:0人 休業者数:2人
不休者数:0人 行方不明者数:0人
発生要因(物)
発生要因(人)
発生要因(管理)

No.101318

発生状況

 本災害は、焼肉店において客席で使用する炭を事前に火を起こした状態で、店舗内の専用の壷に入れて保管し、客待ちの状態の間に発生したものである。
 店長の被災者Aは、午後4時半頃出勤し、いつも通りに火起こし壷に満杯の炭を入れ、火を起こして蓋をした。店員の被災者Bは出勤したが一人の客もなく手待ち状態であった。午後9時頃Bが、頭がクラクラするとの体調不良をAに訴えたが、Aは自覚する不調がなかったため何も措置をとらなかった。9時半頃Bが店内カウンターでうつ伏せになり意識を失い、Aもカウンター脇の床に倒れ込むように意識を失った。10時ごろ、西隣の飲食店の客が共用トイレに行った際に出入口付近から店内を覗いたところ、2名が倒れているのを発見し、119番通報した。店内には出入口や窓、換気扇等があったが、エアコンを運転していたため、全て締め切って換気扇も運転していなかった。テーブル席に排煙装置があるが、客がいなかったため運転していなかった。

原因

1 木炭を燃焼している室内で換気を行わなかったこと。
2 一酸化炭素に対する危険性および中毒災害発生防止のための教育が行われていなかったこと。

対策

1 室内での木炭・練炭の燃焼作業を含め、一酸化炭素が発生する可能性のある石油・ガスの燃焼装置及びガソリンエンジンなどを使用する際は、換気を十分に行うこと。
2 炭をおこす作業自体を室内で行わない等の一酸化炭素中毒防止の抜本的改善対策を検討すること。
3 炭の取り扱いについて、一酸化炭素中毒防止のみならず、火傷防止及び火災防止等の観点から安全作業手順を作成し、労働者に安全教育を実施すること。