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亜硫酸水素ナトリウムを注入したタンクに硫酸が残っていたため亜硫酸ガスが発生

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発生状況 本災害は、亜硫酸水素ナトリウムを輸送のためタンクローリー車に積み込む作業中に発生した。
 被災者の所属する事業場では、亜硫酸水素ナトリウムを輸送する場合には、これが週に1回程度と頻度が低いため、硫酸専用とされているタンクローリー車を用いていた。
 災害の発生したタンクローリー車もこれらの硫酸専用のうちの1台で、当日硫酸を輸送したところであった。その後すぐに被災者が亜硫酸水素ナトリウムを輸送するとの配車を受けた。被災者は、タンク内に硫酸が残っていることを知っていたが、危険性が認識できなかったため、水洗いをすることなくそのまま亜硫酸水素ナトリウムの積み込みを開始した。このため、亜硫酸水素ナトリウムがタンク内に残っていた硫酸と反応して亜硫酸ガスが発生し、これを吸入して被災したものである。
(反応式)
 2NaHSO3+H2SO4→2SO2↑+2H2O+Na2SO4
原因 [1] 同じタンクローリー車を、化学反応により有害物質の発生する硫酸と亜硫酸水素ナトリウムの輸送用としていたこと。
[2] 亜硫酸水素ナトリウムを積み込む前に、硫酸の入ったタンク内を水洗いしなかったこと。
[3] 事業者、作業者ともに、硫酸と亜硫酸水素ナトリウムが化学反応を起こした場合の有害性について認識していなかったこと。
対策 [1] 亜硫酸水素ナトリウムを輸送するタンクローリー車は、専用化するか、または亜硫酸水素ナトリウムと混合しても安全な物質用のタンクローリー車を使用するようにすること。
[2] 亜硫酸水素ナトリウムを積み込む場合の作業手順を確立すること。
[3] 事業者は、輸送する物質の危険性、有害性等を把握するとともに、作業者にこれを十分認識させること。
業種 道路貨物運送業
事業場規模
機械設備・有害物質の種類(起因物) 有害物
災害の種類(事故の型) 有害物等との接触
被害者数
死亡者数:− 休業者数:1人
不休者数:− 行方不明者数:−
発生要因(物)
発生要因(人)
発生要因(管理)
NO.896
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