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屋外で吹付塗装作業中、有機溶剤で中毒

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発生状況 当該事業は、建設用木製型枠の製造を主に行うほか、建設業者の下請として現場での型枠組立、解体作業を行っており、型枠支保工として使用するパイプサポート、単管などを所有している。
 災害は、これら単管の両端に自社の所有物であることの目印として青色塗料を吹き付ける作業中に発生した。
 被災者は青色塗料(第3種有機溶剤含有)とシンナー(ミネラルスピリット100%:第3種有機溶剤)を調合した後、朝8時から屋外土場10数カ所に積み重ねられている単管の束(φ50mmの単管100本を一束として束ね、あて木をはさみ3〜5段に積み重ねたもの、高さ2m〜2.5m)の端と別の単管の束の端との間(40〜50cm)に立ち、単管の両端約30cmに調合した塗料で吹付塗装作業を開始した。当初、防じんマスクを着用し作業を行っていたが、数分後にはずし、その後タオルをマスク代りに着用し作業を行った。
 作業開始後、1時間程して頭痛を感じたものの、休みをとりながら作業を続け、午後5時、作業を終了し帰宅したが午後9時頃、目まい、頭痛がひどくなり、翌日、病院に行き診察を受けたところ、有機溶剤中毒と診断され、通院加療するも完治せず、2ヵ月経った現在も入院加療中となっている。
原因 [1] 作業場所が狭く、通風が悪い所であったこと。
[2] 有効な呼吸用保護具を使用しなかったこと。
[3] 有機ガスの吸入により頭痛を感じたにもかかわらず、長時間の作業を続けたこと。
対策 [1] 作業者に対する安全衛生教育を実施し、有機溶剤の毒性、取り扱い上の注意事項、中毒時の措置などを十分理解させること。
[2] 塗装作業は屋外作業であっても通風の良い所で作業を行うこと。
[3] 長時間にわたり塗装作業を行う場合には、ホースマスク等の呼吸用保護具を使用すること(防毒マスクを使用する場合には、破過時間を過ぎることのないように管理しなければならない)。
[4] 呼吸用保護具の着用や作業方法などを含めた作業規程を作成し、関係作業者に周知すること。
[5] 有機溶剤について十分な知識を持った人を作業指揮者とするなど、安全衛生管理体制の整備を行うこと。
業種 その他の木材・木製品製造業
事業場規模
機械設備・有害物質の種類(起因物) 有害物
災害の種類(事故の型) 有害物等との接触
被害者数
死亡者数:− 休業者数:1人
不休者数:− 行方不明者数:−
発生要因(物)
発生要因(人)
発生要因(管理)
NO.880
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