安全データシート
キノリン
作成日 2008年09月16日
改訂日
1.化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称キノリン (Quinoline)
製品コード20B1158
会社名○○○○株式会社
住所東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号03-1234-5678
緊急時の電話番号03-1234-5678
FAX番号03-1234-5678
メールアドレス    
推奨用途及び使用上の制限ニコチン酸(ビタミンB)・農薬・界面活性剤原料
 

2.危険有害性の要約
GHS分類
分類実施日H18.7.24 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)、GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)を使用
物理化学的危険性火薬類 分類対象外
 可燃性・引火性ガス 分類対象外
 可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
 支燃性・酸化性ガス類 分類対象外
 高圧ガス 分類対象外
 引火性液体 区分外
 可燃性固体 分類対象外
 自己反応性化学品 分類対象外
 自然発火性液体 区分外
 自然発火性固体 分類対象外
 自己発熱性化学品 分類できない
 水反応可燃性化学品 分類対象外
 酸化性液体 分類対象外
 酸化性固体 分類対象外
 有機過酸化物 分類対象外
 金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性急性毒性(経口) 区分4
 急性毒性(経皮) 区分3
 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
 急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
 皮膚腐食性・刺激性 区分2
 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分2A
 呼吸器感作性 分類できない
 皮膚感作性 分類できない
 生殖細胞変異原性 区分2
 発がん性 区分2
 生殖毒性 分類できない
 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) 区分2(呼吸器系 )
 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) 区分2(肝臓 眼網膜 眼 )
 吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性水生環境急性有害性 区分3
 水生環境慢性有害性 区分3
ラベル要素
絵表示又はシンボル健康有害性どくろ
注意喚起語危険
危険有害性情報飲み込むと有害
 皮膚に接触すると有毒
 皮膚刺激
 強い眼刺激
 遺伝性疾患のおそれの疑い
 発がんのおそれの疑い
 呼吸器系の障害のおそれ
 長期又は反復ばく露による肝臓、眼、眼網膜の障害のおそれ
 水生生物に有害
 長期的影響により水生生物に有害
注意書き
 【安全対策】
 使用前に取扱説明書を入手すること。
 すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
 この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
 適切な保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。
 必要な個人用保護具を使用すること。
 ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
 取扱い後はよく手を洗うこと。
 環境への放出を避けること。
 【応急措置】
 飲み込んだ場合、口をすすぐこと。
 飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
 皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。
 皮膚に付着した場合、皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを求めること。
 皮膚についた場合、気分が悪いときは医師に連絡すること。
 直ちに、すべての汚染された衣類を脱ぐこと、又は取り除くこと。
 汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
 眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
 眼に入った場合、眼の刺激が持続する場合は医師の診断、手当てを受けること。
 ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。
 気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
 【保管】
 施錠して保管すること。
 【廃棄】
 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。
 

3.組成及び成分情報
化学物質
化学名又は一般名キノリン
別名
分子式(分子量)C9H7N (129.16)
化学特性(示性式又は構造式)示性式又は構造式:20B1158
CAS番号:91-22-5
官報公示整理番号(化審法・安衛法)(5)-794
分類に寄与する不純物及び安定化添加物情報なし
濃度又は濃度範囲100%
 

4.応急措置
吸入した場合気分が悪い時は、医師に連絡すること。
皮膚に付着した場合多量の水と石鹸で洗うこと。
 皮膚を速やかに洗浄すること。
 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。
 気分が悪い時は、医師に連絡すること。
 直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去ること。
 汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
目に入った場合水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
 眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
飲み込んだ場合口をすすぐこと。
 気分が悪い時は、医師に連絡すること。
 

5.火災時の措置
消火剤泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類
使ってはならない消火剤棒状放水、水噴霧
特有の危険有害性火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。
 消火水は汚染を引き起こすおそれがある。
特有の消火方法移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。
 危険でなければ火災区域から容器を移動する。
 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
消火を行う者の保護消火作業の際は、空気呼吸器を含め適切な防護服(耐熱性)を着用する。
 

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具および緊急措置作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。
 全ての着火源を取り除く。
 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
 関係者以外の立入りを禁止する。
 風上に留まる。
 密閉された場所に立入る前に換気する。
 低地から離れる。
環境に対する注意事項環境中に放出してはならない。
回収・中和漏洩物を掃き集めて密閉できる空容器に回収し、後で廃棄処理する。
封じ込め及び浄化方法・機材危険でなければ漏れを止める。
二次災害の防止策排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。
 

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。
安全取扱い注意事項使用前に使用説明書を入手すること。
 すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
 この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
 飲み込まないこと。
 皮膚との接触を避けること。
 眼に入れないこと。
 ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
 取扱い後はよく手を洗うこと。
 環境への放出を避けること。
接触回避『10.安定性及び反応性』を参照。
保管
技術的対策情報なし
混触危険物質『10.安定性及び反応性』を参照。
保管条件容器を密閉して冷乾所にて保存すること。
 強酸化剤から離しておくこと。
 日光から遮断すること。
 施錠して保管すること。
容器包装材料国連輸送法規で規定されている容器を使用する。
 

8.ばく露防止及び保護措置
管理濃度未設定
許容濃度(ばく露限界値、生物学的ばく露指標)
日本産衛学会(2007年版)未設定
ACGIH(2007年版)未設定
設備対策この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
 ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。
保護具
呼吸器の保護具適切な呼吸器保護具を着用すること。
手の保護具適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具適切な保護衣、顔面用の保護具を着用すること。
衛生対策この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
 取扱い後はよく手を洗うこと。
 

9.物理的及び化学的性質
物理的状態
形状液体
無色
臭い特異臭
pHデータなし
融点・凝固点-15℃ : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
沸点、初留点及び沸騰範囲237.7℃ : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
引火点59℃ : NFPA (13th, 2002)99℃ (密閉式) : HSDB (2003)105℃ : ICSC(J) (1993)
自然発火温度896°F : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
燃焼性(固体、ガス)データなし
爆発範囲1.2 - 7.0vol% : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
蒸気圧0.06034mmHg (25℃) : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
蒸気密度相対蒸気密度 (空気=1) : 4.5 : ICSC (Access on Sep. 2008)
 20℃での蒸気/空気混合気体の相対密度 (空気=1) : 1.00 : ICSC (Access on Sep. 2008)
蒸発速度(酢酸ブチル=1)データなし
比重(密度)1.09 (25/4℃) : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
溶解度水 0.633% (20℃) : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
   冷水には溶けないが、温水には完全に溶ける : ICSC (Access on Sep. 2008)
オクタノール・水分配係数logPow=2.03 : NITE総合検索 (Access on Sep. 2008)
分解温度データなし
粘度データなし
粉じん爆発下限濃度データなし
最小発火エネルギーデータなし
体積抵抗率(導電率)データなし
 

10.安定性及び反応性
安定性法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる
危険有害反応可能性105℃以上では、蒸気、空気の爆発性混合気体を生じることがある。
 加熱や燃焼により分解し、有毒なヒュームを生じる。
 強酸化剤および無水マレイン酸と反応する。
避けるべき条件裸火
混触危険物質強酸化剤および無水マレイン酸
危険有害な分解生成物窒素酸化物(加熱、燃焼時)
 

11.有害性情報
急性毒性 
経口ラットにおけるLD50 = 331, 460 mg/kg (PATTY(5th, 2001), RTECS(2004), HSDB(2003), IUCLID(2000))のうち数値の小さい方を採用し、区分4とした。
経皮ウサギにおけるLD50 = 590 mg/kg (0.54 ml/kgより換算)(PATTY(5th, 2001), RTECS(2004), IUCLID(2000))から、区分3とした。
吸入吸入(ガス):GHSの定義における液体。
 吸入(蒸気):データなし
 吸入(ミスト):データなし
皮膚腐食性・刺激性ウサギの皮膚に対して中程度(Moderate)の刺激性があるとの記載(PATTY(5th, 2001), RTECS(2004))および、ヒトの皮膚を刺激するとの記述(ICSC(J)(1993), HSDB(2003))から、区分2とした。
眼に対する重篤な損傷・刺激性ウサギの眼に対して中程度〜重度(moderate-to-severe)に刺激するとの記述がある(PATTY(5th, 2001), IUCLID(2000))こと、およびヒトの眼に対しても刺激性を示す(HSDB(2003), ICSC(J)(1993), SITTIG(4th, 2002))ことから区分2Aとした。
呼吸器感作性又は皮膚感作性呼吸器感作性:データなし。 
皮膚感作性:データ不足で分類できない。
生殖細胞変異原性マウス骨髄細胞を用いたin vivo小核試験、マウス肝臓を用いた遺伝子突然変異試験およびラット肝細胞を用いた染色体異常試験において陽性結果が見られる(いずれもIRIS(2001))ため、分類の指針のフローに従い区分2と分類した。
発がん性EPAにおいて1986年のガイドラインに従いB2に分類されている(IRIS(2001))ことから、分類の指針に従い区分2と分類した。
生殖毒性データなし
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)Priority 2において、ヒトへの本物質のばく露により、咳、息苦しさ、息切れを生じ、また高濃度のばく露では、肺水腫や、呼吸筋の麻痺による呼吸困難を引き起こすとの記述がある(HSDB(2003), ICSC(J)(1993), SITTIG(4th, 2002))ことから、区分2(呼吸器系)とした。
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)Priority 1および2の文書中、ガイダンス値で区分2に分類される投与量で、ラットの肝臓に影響(肝臓の血管腫瘍、肝重量増加、胆管増生)を与えることが報告されている(PATTY(5th, 2001), IUCLID(2000))こと、また、Priority 2においてヒトの肝臓および眼(網膜)に影響を与えるとの記述がある(ICSC(J)(1993), HSDB(2003), SITTIG(4th, 2002))ことから区分2(肝臓、眼(網膜))とした。
吸引性呼吸器有害性データなし
 

12.環境影響情報
水生環境急性有害性甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=25mg/L(環境省生態影響試験、1995)から、区分3とした。
水生環境慢性有害性急性毒性が区分3、生物蓄積性が低いものの(BCF=3.8(既存化学物質安全性点検データ))、急速分解性がない(BODによる分解度:0.2%(既存化学物質安全性点検データ))ことから、区分3とした。
 

13.廃棄上の注意
残余廃棄物廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。
 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。
 廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を充分告知の上処理を委託する。
 本製品を含む廃液及び洗浄排水を直接河川等に排出したり、そのまま埋め立てたり投棄することは避ける。
汚染容器及び包装容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
 

14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報IMOの規定に従う。
航空規制情報ICAO/IATAの規定に従う。
UNNo.2656
ProperShippingName.Quinoline
Class6.1
 航空法の規制に従う。
国内規制
陸上規制情報毒劇法の規制に従う。
海上規制情報船舶安全法の規定に従う。
航空規制情報航空法の規定に従う。
 
特別安全対策移送時にイエローカードの保持が必要。
 食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
緊急時応急措置指針番号154
 

15.適用法令
労働安全衛生法変異原性が認められた既存化学物質(法第57条の5、労働基準局長通達)
 健康障害防止指針公表物質(法第28条第3項・厚労省指針公示)
毒物及び劇物取締法劇物(指定令第2条)(政令番号:22-4)
大気汚染防止法有害大気汚染物質 法第2条第13項(中央環境審議会答申、1996.10.18)(中環審答申の44 )
消防法危険物第4類第3石油類
船舶安全法毒物類・毒物
航空法毒物類・毒物
港則法毒物類・毒物
 

16.その他の情報
参考文献各データ毎に記載した。