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安全データシート
シュウ酸ナトリウム
作成日 2008年09月03日
改訂日
1.化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称しゅう酸ナトリウム(Sodium oxalate)
製品コード20B1261
会社名○○○○株式会社
住所東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号03-1234-5678
緊急時の電話番号03-1234-5678
FAX番号03-1234-5678
メールアドレス    
推奨用途及び使用上の制限試薬
 

2.危険有害性の要約
GHS分類
分類実施日H18.10.23 (環境に対する有害性についてはH18.3.31)、GHS分類マニュアル(H18.2.10 版)を使用
物理化学的危険性火薬類 分類対象外
 可燃性・引火性ガス 分類対象外
 可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
 支燃性・酸化性ガス類 分類対象外
 高圧ガス 分類対象外
 引火性液体 分類対象外
 可燃性固体 区分外
 自己反応性化学品 分類対象外
 自然発火性液体 分類対象外
 自然発火性固体 区分外
 自己発熱性化学品 区分外
 水反応可燃性化学品 区分外
 酸化性液体 分類対象外
 酸化性固体 分類できない
 有機過酸化物 分類対象外
 金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性急性毒性(経口) 区分外
 急性毒性(経皮) 分類できない
 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
 急性毒性(吸入:粉じん) 分類できない
 急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
 皮膚腐食性・刺激性 分類できない
 眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分2A
 呼吸器感作性 分類できない
 皮膚感作性 分類できない
 生殖細胞変異原性 分類できない
 発がん性 分類できない
 生殖毒性 分類できない
 特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露) 分類できない
 特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露) 分類できない
 吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性水生環境急性有害性 分類できない
 水生環境慢性有害性 分類できない
ラベル要素
絵表示又はシンボル感嘆符
注意喚起語警告
危険有害性情報強い眼刺激
注意書き
 【安全対策】
 適切な保護眼鏡、保護面を着用すること。
 取扱い後はよく手を洗うこと。
 【応急措置】
 眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
 眼に入った場合、眼の刺激が持続する場合は医師の診断、手当てを受けること。
 

3.組成及び成分情報
化学物質
化学名又は一般名シュウ酸ナトリウム
別名
分子式(分子量)C2Na2O4   (134.00)
化学特性(示性式又は構造式)示性式又は構造式:20B1261
CAS番号:62-76-0
官報公示整理番号(化審法・安衛法)(2)-922
分類に寄与する不純物及び安定化添加物情報なし
濃度又は濃度範囲100%
 

4.応急措置
吸入した場合被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
 医師の手当、診断を受けること。
皮膚に付着した場合化学物質が除去されるまで、多量の水と石鹸で洗うこと。
 医師の手当、診断を受けること。
 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。
 汚染された衣類を脱ぐこと。
 汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
目に入った場合水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
 眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
飲み込んだ場合口をすすぐこと。
 医師の手当、診断を受けること。
 

5.火災時の措置
消火剤水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類
使ってはならない消火剤棒状放水
特有の危険有害性火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。
 消火水は汚染を引き起こすおそれがある。
特有の消火方法移動不可能な場合、容器及び周囲に散水して冷却する。
 危険でなければ火災区域から容器を移動する。
 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
消火を行う者の保護消火作業の際は、空気呼吸器を含め適切な防護服(耐熱性)を着用する。
 

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具および緊急措置作業者は適切な保護具(『8.ばく露防止措置及び保護措置』の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。
 漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
 関係者以外の立入りを禁止する。
 風上に留まる。
 密閉された場所に立入る前に換気する。
環境に対する注意事項河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
回収・中和漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。
封じ込め及び浄化方法・機材
二次災害の防止策
 

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。
安全取扱い注意事項この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
 眼に入れないこと。
 飲み込みを避けること。
 皮膚との接触を避けること。
 粉じん、蒸気、スプレーの吸入を避けること。
 取扱い後はよく手を洗うこと。
保管
混触危険物質データなし
保管条件容器を密閉して冷乾所にて保存すること。
容器包装材料情報なし
 

8.ばく露防止及び保護措置
管理濃度未設定
許容濃度(ばく露限界値、生物学的ばく露指標)
日本産衛学会(2007年版)未設定
ACGIH(2007年版)未設定
設備対策この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
 作業場には全体換気装置、局所排気装置を設置すること。
保護具
呼吸器の保護具適切な呼吸器保護具を着用すること。
手の保護具適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具適切な保護衣を着用すること。
衛生対策取扱い後はよく手を洗うこと。
 

9.物理的及び化学的性質
物理的状態
形状結晶状粉末
白色
臭い無臭
pHデータなし
融点・凝固点260℃ : PHYSPROP (Access on Sep. 2008)
沸点、初留点及び沸騰範囲データなし
引火点引火せず
自然発火温度データなし
燃焼性(固体、ガス)不燃性 : BGIA,GESTIS-database on hazadous subsatances (Accessd in Jul. 2006)
爆発範囲データなし
蒸気圧19.1E-008mmHg (25℃) (推定値) : PHYSPROP (Access on Sep. 2008)
蒸気密度データなし
蒸発速度(酢酸ブチル=1)データなし
比重(密度)データなし
溶解度水 1E+006mg/L (25℃) (推定値) : PHYSPROP (Access on Sep. 2008)
オクタノール・水分配係数logPow=-7.00 (推定値) : PHYSPROP (Access on Sep. 2008)
分解温度データなし
粘度データなし
粉じん爆発下限濃度データなし
最小発火エネルギーデータなし
体積抵抗率(導電率)データなし
 

10.安定性及び反応性
安定性法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる
危険有害反応可能性データなし
避けるべき条件データなし
危険有害な分解生成物データなし
 

11.有害性情報
急性毒性 
経口ラットのLD50=11160mg/kg(RTECS, 2000)に従って、区分外とした。
経皮データなし
吸入吸入(ガス):GHSの定義における固体。
 吸入(蒸気):データなし
 吸入(粉じん):データなし
 吸入(ミスト):データなし
皮膚腐食性・刺激性データなし。なお、しゅう酸(ID No.0595、CAS No.144-62-7)に準じて皮膚刺激性を示す可能性がある。
眼に対する重篤な損傷・刺激性ECETOC TR48(2)(1998)のウサギの試験では、最終観察日である処置後14日目において3匹中2匹はほぼ回復したものの、残る1匹にはあまり回復がみられなかった。処置後21日目における回復具合のデータはないが、処置後24、48、72時間目のドレイズスコアの平均値、並びに処置後7日目において3匹とも完全な回復はみられなかったことから、区分2Aとした。
呼吸器感作性又は皮膚感作性呼吸器感作性:データなし
皮膚感作性:データなし
生殖細胞変異原性データなし
発がん性データなし
生殖毒性データなし
吸引性呼吸器有害性データなし
 

12.環境影響情報
水生環境急性有害性データ不足のため分類できない。
水生環境慢性有害性データ不足のため分類できない。
 

13.廃棄上の注意
残余廃棄物廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。
汚染容器及び包装容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
 

14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報該当しない
航空規制情報該当しない
国内規制
陸上規制情報毒劇法の規制に従う。
海上規制情報該当しない
航空規制情報該当しない
 
 

15.適用法令
毒物及び劇物取締法劇物(指定令第2条)(政令番号:62)
 

16.その他の情報
参考文献各データ毎に記載した。