安全データシート
1,2,4,5,6,7,8,8‐オクタクロロ‐2,3,3a,4,7,7a‐ヘキサヒドロ‐4,7‐メタノ‐1H‐インデン
作成日 2002年12月13日
改訂日 2010年3月31日
1.化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称1,2,4,5,6,7,8,8‐オクタクロロ‐2,3,3a,4,7,7a‐ヘキサヒドロ‐4,7‐メタノ‐1H‐インデン、(別名クロルデン) (1,2,4,5,6,7,8,8-Octachloro-2,3,3a,4,7,7a-hexahydro-4,7-methano-1H-indene)、(Chlordane)
製品コード21B3005
会社名○○○○株式会社
住所東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号03-1234-5678
緊急時の電話番号03-1234-5678
FAX番号03-1234-5678
メールアドレス    
推奨用途及び使用上の制限殺虫、殺ダニ剤。主としてシロアリ、鞘翅目昆虫を対象とした木材害虫駆除剤として用いられる。
 

2.危険有害性の要約
GHS分類
分類実施日H22.2.19、政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版)を使用
物理化学的危険性火薬類分類対象外
 引火性・可燃性ガス分類対象外
 引火性エアゾール分類対象外
 酸化性ガス類分類対象外
 高圧ガス分類対象外
 引火性液体分類対象外
 可燃性固体区分外
 自己反応性化学品分類対象外
 自然発火性液体分類対象外
 自然発火性固体区分外
 自己発熱性化学品区分外
 水反応可燃性物質分類対象外
 酸化性液体分類対象外
 酸化性固体分類対象外
 有機過酸化物分類対象外
 金属腐食性物質分類できない
健康に対する有害性急性毒性(経口)区分4
 急性毒性(経皮)区分3
 急性毒性(吸入:ガス)分類対象外
 急性毒性(吸入:蒸気)分類できない
 急性毒性(吸入:粉じん)分類できない
 急性毒性(吸入:ミスト)分類対象外
 皮膚腐食・刺激性区分2
 眼に対する重篤な損傷性・刺激性区分2
 呼吸器感作性分類できない
 皮膚感作性分類できない
 生殖細胞変異原性区分2
 発がん性区分2
 生殖毒性区分2
 生殖毒性授乳に対する又は授乳を介した影響
 特定標的臓器毒性(単回ばく露)区分1(神経系)
 特定標的臓器毒性(反復ばく露)区分1(神経系、肝臓、血液)
 吸引性呼吸器有害性分類できない
環境に対する有害性
分類実施日急性毒性:H22.2.19、政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版)を使用
 慢性毒性:H18.3.31、GHS分類マニュアル(H18.2.10)を使用
 水生環境急性有害性区分1
 水生環境慢性有害性区分1
ラベル要素
絵表示又はシンボルどくろ健康有害性環境
注意喚起語危険
危険有害性情報飲み込むと有害
 皮膚に接触すると有毒
 皮膚刺激
 強い眼刺激
 遺伝性疾患のおそれの疑い
 発がんのおそれの疑い
 生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い
 授乳中の子に害を及ぼすおそれ
 神経系の障害
 長期にわたる、または、反復ばく露により神経系、肝臓、血液の障害
 水生生物に非常に強い毒性
 長期的影響により水生生物に非常に強い毒性
注意書き
 【安全対策】
 取扱い後はよく手を洗うこと。
 この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
 適切な保護手袋、保護衣を着用すること。
 適切な保護眼鏡、保護面を着用すること。
 使用前に取扱説明書を入手すること。
 すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
 適切な個人用保護具を使用すること。
 粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
 妊娠中、授乳中は接触を避けること。
 環境への放出を避けること。
 【応急措置】
 飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
 飲み込んだ場合、口をすすぐこと。
 皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。
 皮膚に付着した場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
 直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。
 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯すること。
 皮膚に付着した場合、皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。
 眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
 眼に入った場合、眼の刺激が続く場合は、医師の診断、手当てを受けること。
 ばく露またはばく露の懸念がある場合、医師の診断、手当てを受けること。
 ばく露した場合、医師に連絡すること。
 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
 漏出物を回収すること。
 【保管】
 施錠して保管すること。
 【廃棄】
 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。
国・地域情報
 

3.組成及び成分情報
化学物質
化学名又は一般名1,2,4,5,6,7,8,8‐オクタクロロ‐2,3,3a,4,7,7a‐ヘキサヒドロ‐4,7‐メタノ‐1H‐インデン
別名1,2,4,5,6,7,8,8‐オクタクロロ‐2,3,3a,4,7,7a‐ヘキサヒドロ‐4,7‐メタノ‐1H‐インデン、1,2,3,4,5,6,7,8,8‐ノナクロロ‐2,3,3a,4,7,7a‐ヘキサヒドロ‐4,7‐メタノ‐1H‐インデン、4,5,6,7,8,8‐ヘキサクロロ‐3a,4,7,7a‐テトラヒドロ‐4,7‐メタノインデン、1,4,5,6,7,8,8‐ヘプタクロロ‐3a,4,7,7a‐テトラヒドロ‐4,7‐メタノ‐1H‐インデン及びこれらの類縁化合物の混合物
分子式 (分子量)C10H6Cl8(409.78)
化学特性 (示性式又は構造式)構造式
CAS番号57-74-9
官報公示整理番号(化審法・安衛法)化審法:(4)-637
安衛法:7-(1)-408
分類に寄与する不純物及び安定化添加物データなし
濃度又は濃度範囲100%
 

4.応急措置
吸入した場合気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
皮膚に付着した場合多量の水と石鹸で洗うこと。
 気分が悪い時は、医師に連絡すること。
 直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、取り除くこと。
 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯すること。
 皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。
眼に入った場合水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
 眼の刺激が続く場合は、医師の診断、手当てを受けること。
飲み込んだ場合口をすすぐこと。
 気分が悪い時は、医師に連絡すること。
予想される急性症状及び遅発性症状吸入 : 錯乱、痙攣、吐き気、嘔吐。
 皮膚 : 吸収される可能性あり。
 眼 : 発赤、痛み。
 経口摂取 : 錯乱、痙攣、吐き気、嘔吐。
最も重要な兆候及び症状高濃度の場合、見当識障害、振戦、痙攣、呼吸不全を生じることがあり、場合によっては死に至る。
応急措置をする者の保護データなし
医師に対する特別注意事項医学的な経過観察が必要である。
 

5.火災時の措置
消火剤水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類
使ってはならない消火剤棒状放水
特有の危険有害性熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。
 激しく加熱すると燃焼する。
 火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。
特有の消火方法危険でなければ火災区域から容器を移動する。
 安全に対処できるならば着火源を除去すること。
消火を行う者の保護適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。
 

6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具および緊急措置全ての着火源を取り除く。
 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
 関係者以外の立入りを禁止する。
 密閉された場所に立入る前に換気する。
環境に対する注意事項環境中に放出してはならない。
回収・中和漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。
封じ込め及び浄化方法・機材水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。
二次災害の防止策すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
 プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。
 

7.取扱い及び保管上の注意
取扱い
技術的対策『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。
局所排気・全体換気『8.ばく露防止及び保護措置』に記載の局所排気、全体換気を行う。
安全取扱い注意事項取扱い後はよく手を洗うこと。
 この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。
 使用前に取扱説明書を入手すること。
 すべての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
 粉じん、ヒューム、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
 妊娠中、授乳中は接触を避けること。
 飲み込まないこと。
 皮膚との接触を避けること。
 眼に入れないこと。
接触回避『10.安定性及び反応性』を参照。
保管
技術的対策特別に技術的対策は必要としない。
混触危険物質『10.安定性及び反応性』を参照。
保管条件容器を密閉して冷乾所にて保存すること。
 施錠して保管すること。
容器包装材料データなし
 

8.ばく露防止及び保護措置
管理濃度未設定
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標)
日本産衛学会未設定(2009年版)
ACGIHTWA 0.5mg/m3(2009年版)
設備対策この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
 ばく露を防止するため、装置の密閉化又は局所排気装置を設置すること。
保護具
呼吸器の保護具適切な呼吸器保護具を着用すること。
手の保護具適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具適切な保護衣を着用すること。
衛生対策取扱い後はよく手を洗うこと。
 

9.物理的及び化学的性質
物理的状態
形状固体 Solid : ERG (2008) White crystals : HSDB (2005)
白色
臭い塩素のような刺激臭 : HSDB (2005)
pHデータなし
融点・凝固点106℃ : Lide (85th, 2004-2005)
沸点、初留点及び沸騰範囲175℃ (1mmHg) : PM (13th, 2003)
引火点56℃ (c.c.) : Weiss (2nd, 1985)
自然発火温度データなし
燃焼性(固体、ガス)データなし
爆発範囲0.7%〜5% : HSDB (2005)
蒸気圧9.75×10-6 (25℃) : SRC (2005)
蒸気密度14 (空気=1) : HSDB (2005)
蒸発速度(酢酸ブチル=1)データなし
比重(密度)1.60(25℃) : Lide (88th, 2008) 1.61g/cm3 (25℃) : GESTIS (2005)
溶解度水 : 0.1mg/L (25℃) : PM (13th, 2003)
 大部分の脂肪族化合物、芳香族有機化合物溶媒 : 混和 : PM (13th, 2003)
オクタノール・水分配係数logPow = 6.16 : HSDB (2005)
分解温度データなし
粘度6900mPas (25℃) : Merck (13th, 2001)
粉じん爆発下限濃度データなし
最小発火エネルギーデータなし
体積抵抗率(導電率)データなし
 

10.安定性及び反応性
安定性法規制に従った保管及び取扱においては安定と考えられる
危険有害反応可能性燃焼、塩基との接触により分解し、塩素、ホスゲン、塩化水素を含む有毒なヒューム生じる。 鉄、亜鉛、プラスチック、ゴム、被膜剤を侵す。
避けるべき条件燃焼、塩基との接触
混触危険物質塩基
危険有害な分解生成物塩素、ホスゲン、塩化水素を含む有毒なヒューム
 

11.有害性情報
急性毒性
経口ラットのLD50値83 mg/kg〔ATSDR (1994)〕、283 mg/kg〔EHC 34(1984)〕、327mg/kg〔IARC vol.79(2001)〕、335mg/kg〔IARC vol.79(2001)〕、350mg/kg〔EHC 34(1984)〕、371mg/kg〔JMPR 180(1970)〕、392mg/kg〔IARC vol.79(2001)〕, 430mg/kg〔IARC vol.79(2001)〕、500mg/kg〔IARC vol.79(2001)〕、570mg/kg〔IARC vol.79(2001)〕、 590mg/kg〔ACGIH (2001)〕、以上のうち該当数(9件)の多い区分4とした。
経皮ラットのLD50値205 mg/kg〔EHC 34(1984)〕、530 mg/kg〔EHC 34(1984)〕、590-840 mg/kg〔ACGIH (2001)〕、ウサギのLD50値1100-1200 mg/kg〔EHC 34(1984)〕より、該当数の多い区分3とした。
吸入吸入(ガス):GHSの定義における固体である。
 吸入(蒸気):データなし。
 吸入(粉じん):ネコのLC50=100mg/m3データ(RTECS (2005))のみで、げっ歯類の試験でないため、分類できない。
皮膚腐食性・刺激性ウサギの経皮急性毒性試験(通常24時間の閉塞適用)の結果として重度(severe)の刺激性〔EHC 34(1984)〕との報告や、ヒトの皮膚接触事故の症例報告に灼熱感、発疹、掻痒などの皮膚刺激性の症状がしばしば報告された〔ATSDR (1994)〕との記述から区分2と判断した。なお、EU分類ではXn; R21(Harmful in contact with skin)/R22に分類されている。
眼に対する重篤な損傷・刺激性本物質を含む混合物の噴霧が常に結膜炎を起こすとの記述(ATSDR (1994))や産業または農業従事者においてクロルデンの使用が、眼、粘膜、および/または、皮膚の刺激をしばしば引き起こした〔HSDB (2005)〕との記述に基づき、区分2と判断した。
呼吸器感作性又は皮膚感作性呼吸器感作性:データなし。
 皮膚感作性:モルモットを用いた皮膚感作性の試験が行われている(ATSDR(1994))。またHSDB (2005)でも感作性試験が行われているが、試験法と動物種が不明であることから、データ不足のため、分類できない。
生殖細胞変異原性マウスを用いた経口投与による複数の優性致死試験(in vivo経世代変異原性試験)で陰性(EHC 34(1984)、IARC 79(2001))であったが、体細胞in vivo変異原性試験としてマウスの骨髄細胞を用いた小核試験〔ATSDR (1994)〕および染色体異常試験(IARC 79(2001))の2試験で陽性結果が得られているので区分2とした。なお、in vitro変異原性試験においては、Ames試験(IARC 79(2001), (ATSDR(1994))・CHO細胞(ATSDR(1994))やヒト線維芽細胞(IARC 79 (2001))を用いた変異原性試験では陰性結果が複数報告され、ヒトリンパ球を用いたSCE試験(IARC 79(2001))などでは陽性結果が報告されている。
発がん性IARC(2001年)により2B、日本産業衛生学会(2002年)により2B、ACGIH(1996年)によりA3にそれぞれ分類されていることに基づき区分2とした。なお、ラットおよびマウスに80週〜2年間の経口ばく露投与により、ラットでは甲状腺濾胞細胞、悪性線維性組織球腫、肝細胞腺腫の発生増加。マウスの場合は肝細胞癌、肝細胞腺腫の発生増加が報告されている(IARC79(2001))が、ヒトでの多くの疫学報告(IARC79(2001))の中で、肺がんなど癌の発生とばく露との間の有意な関連性を示す結果は示されていない。
生殖毒性ラットの経口ばく露による世代試験において、一般毒性が示された用量で、仔の生存率低下、分娩まで至った交配雌数の減少、高用量では離乳までに生存仔なしとの結果が得られている(EHC 34(1984)、ATSDR (1994))。また、妊娠期間中、特に出生前まで経口ばく露した試験では同腹仔損失率の増加が認められており(IRIS (2002)、ATSDR (1994)))、その理由として、母乳を介し仔に対した試験物質の直接的ばく露、あるいは母動物の授乳または哺育不能が挙げられている。さらに高用量群で授乳期間中に仔の55%が死亡したことについては、その原因として母乳中に高濃度含まれる試験物質または代謝物が想定され(ATSDR (1994))、また、ラットに2.5 mg/kg経口投与で児に神経行動学的影響(回避反応取得の低下、探索行動亢進など)を与えたことについては、胎児脳に影響し、哺育期間中もばく露されていたと結論されている(ATSDR (1994))。しかしながら、仔の生存率の低下、分娩成立した雌動物数の減少については出産前のばく露の影響も否定できないので「区分2」及び「授乳に対する又は授乳を介した影響」とした。
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)ヒトにばく露後、痙攣、嘔吐、運動失調、錯乱など神経症状の報告が数多くあり(IARC 79(2001)、EHC 34(1984)、PIMs (2000))。以上のヒトおよび動物での知見に基づき区分1(神経系)とした。なお、一過性の肝酵素上昇も報告されている(IARC 79(2001))。
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)ラットを用いた15日間反復経口投与試験において、50 mg/kg(90日補正;8.3 mg/kg)で痙攣と死亡が報告され〔IARC 79(2001)〕、ヒトの疫学調査では、米国テネシー州の市営水道のクロルデン汚染事故で、影響を受けた住人105人中71人に汚染水と接触した報告があり、うち13人(18%)が軽度の胃腸症状とともに神経症状を訴えた記述〔IARC 79(2001)〕があり、また別に7年前に建物外面のクロルデン噴霧を受けたマンション居住者216人に実施された神経生理学的、神経心理学的検査で見られた最も著しい変化が反応遅延、平衡障害、認知機能の低下、記憶障害などであった(IRIS (1997))ことから区分1(神経系)とした。マウスを用いた2年間の経口投与試験において、用量5 mg/kg又は12.5 mg/kgで肝臓の変性及び壊死が認められた〔IARC 79(2001〕との報告やラットを用いた同様の試験において、肝臓で10mg/kgから300mg/kgの範囲で用量依存的に細胞質の好酸化、ガラス質化、核崩壊から壊死を伴う変性が認められた〔EHC 34(1984)〕との報告に基づき、区分1(肝臓)とした。疫学調査でクロルデンのばく露に関連する血液疾患として、再生不良性貧血、白血病、低形成貧血、巨赤血球性貧血、血小板減少、悪性貧血などの症例がこれまで多数報告されている(IARC 79(2001))ことから区分1(血液)とした。以上をまとめると、反復ばく露の分類は区分1(神経系、肝臓、血液)となる。
吸引性呼吸器有害性データなし。
 

12.環境影響情報
水生環境急性有害性甲殻類(ピンクシュリンプ)での96時間LC50 = 0.4μg/L(EHC 34, 1984, 他)であることから、区分1とした。
水生環境慢性有害性急性毒性が区分1、急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存化学物質安全性点検データ))、生物蓄積性がある(BCF=27900(既存化学物質安全性点検データ))ことから、区分1とした。
 

13.廃棄上の注意
残余廃棄物廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。
 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。
汚染容器及び包装容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
 

14.輸送上の注意
国際規制
海上規制情報IMOの規定に従う。
 UN No.2761
 Proper Shipping Name.ORGANOCHLORINE PESTICIDE, SOLID, TOXIC
 Class6.1
 Packing GroupV
 Marine PollutantP
航空規制情報ICAO・IATAの規定に従う。
 UN No.2761
 Proper Shipping Name.Organochlorine pesticide, solid, toxic
 Class6.1
 Packing GroupV
国内規制
陸上規制情報毒物及び劇物取締法の規定に従う。
海上規制情報船舶安全法の規定に従う。
 国連番号2761
 品名有機塩素系殺虫殺菌剤類(固体)(毒性のもの)
 クラス6.1
 容器等級V
 海洋汚染物質P
航空規制情報航空法の規定に従う。
 国連番号2761
 品名殺虫殺菌剤(有機塩素系)(固体)(毒性のもの)
 クラス6.1
 等級3
特別安全対策移送時にイエローカードの保持が必要。
 食品や飼料と一緒に輸送してはならない。
 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。
 重量物を上積みしない。
緊急時応急措置指針番号151
 

15.適用法令
化審法第1種特定化学物質(法第2条第2項・施行令第1条)(政令番号:1特-8)
労働安全衛生法名称等を通知すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9)(政令番号:9-113)
毒物及び劇物取締法劇物(指定令第2条)(政令番号:18の3)
船舶安全法毒物類・毒物(危規則第3条危険物告示別表第1)
航空法毒物類・毒物(施行規則第194条危険物告示別表第1)
 

16.その他の情報
参考文献各データ毎に記載した。